猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

観桜会・新芽を食する会

日 時:2024年4月6日(土)
天 気:晴れ
観桜会参加者:13名
新芽を食する会:20名


 今日は第一土曜日の炭焼きの日でもあったが、やまじの森の山桜が見ごろを迎えるのではということで、並行して「観桜会・新芽を食する会」を実施した。観桜会はヤマモモ広場から東海自然歩道を歩きトイレ脇から山桜コース、北歩道を新芽を探しながら歩いた。林道脇の猿投山登山口近くにあるヤマザクラは、ほぼ満開を迎えていたが曇り空で今一の感じであった。歩を進め、山桜コースに分け入ると、桜の巨木がこれから満開だよと言うが如く咲き始めていた。

 尾根筋の向こうにはタムシバの白い花も見られ、北歩道へと歩を進めた。北歩道からは先ほど歩いてきたところのヤマザクラが望まれ、また、近くにはムシカリ(オオカメノキ)が白い花を輝かせていた。ヤマモモ広場へと帰り、広場脇のヤマザクラ、オオカメノキが一層の春の陽光をあび輝いていた。
 観桜会の後、採取した新芽で天ぷらを賞味する予定であったが、例年より低温が続いたせいか新芽の芽吹きが遅く、木の芽は全く採取できなかった。ただ、これは予測されていたので山菜中心の天ぷらに変更。

賞味した山菜は
 セリ、土筆、ヨモギ、ワラビ、新タマネギ(夢ファーム)、シイタケ、椿の花、大根の花、ネギなど、加えてY氏提供の筍、こごみ、ユキノシタ、蜂、猪肉(焼肉)、予備に準備したサツマイモ、カボチャ、ナス、シシトウなど

春の味覚を、JAC東海支部や瀬戸環境塾の生徒さんも加えて楽しんだ。



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20240406観桜会 和田追加
20240406観桜会 和田追加2

定例作業報告(炭焼きグループ)

日 時:2024年4月6日(土)
天 気:晴れ
参加者:炭焼きグループ5名、体験者1名(せと環境塾)


 ここ数日の暖かな日差しで、林内のヤマザクラも一斉に開花した。この日は当会が登録している「せと環境塾」からも、体験者1名参加していただいた。

 先月焼いた左の1号機の窯の炭を取り出すと、たたいた時の音や割った断面、まずまずの出来栄えであった。取り出した後には次回焼く時のために材を詰め込み、窯の前面の周りを粘土系の土で土まんじゅうを作って詰める作業など手際よく行うことができた。
 体験者の若者の方も、それぞれの作業の意義を興味深そうに聞きながら、進んで手伝ってくれた。
 一方、Hさんが早出して8時に火入れした右側の2号機は、煙の状態を観察したり温度を時々測定してチェックした。約7時間経過した15時に完全に密閉して作業を終えた。
 炭焼き作業の途中、アクセス道路として使用している第2管理道上流側の道を塞いで、周回通行を妨げていた倒木の処理を2名で行った。


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定例作業報告(東大演習林)

場 所:東大演習林
日 時:2024年3月19日(火)
天 候:晴れたり曇ったり
参加者:8名

 本日の作業は来年度間伐予定区域の林分現況調査を4名ずつ2班に分かれて行った。
 まず、中心木(黄テープを巻く)を決め、その木を中心に4mの竿を回してその円内(50㎡)にある樹木から形質良好な木を、立木配置(木と木の間隔2,3m)などを考慮しながら8本残すこととし、劣勢木や不良木、他の木には赤テープを巻いて伐る木とした。この作業を繰り返して予定全区域の選木をした。現場は尾根筋から沢筋にかけての足場の悪い斜面だが、参加者の頑張りで思いのほか早く調査を終えた。これで今年度の東大演習林活動は天候にも恵まれ無事終了。

 来年度は10月から活動開始で、樹高と胸高直径を計測する毎木調査を実施し、その後間伐作業に入る予定になっている。林内の作業環境は立木過密や急斜面など厳しく、安全対策をしっかりする必要があると思われる。少し寒い活動日だったが、前回、見学・作業体験されたAさんは正式に入会され、今日の調査活動も元気に活躍されていた。

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第156回 やまじの森自然観察会

日 時:2024年3月16日(土)
天 候:晴れ
テーマ:春をさがそう
参加者:23名

コース:ヤマモモ広場  林道  展望台  キツツキコース  アジサイコース  第1管理道  サルナシ湿地  シャラノキコース  ヤマモモ広場

 やっと春めいて暖かくなりました。ケーブルテレビの取材者と共に23名で春さがしにヤマモモ広場を出発してすぐ、林道脇ではショウジョウバカマが咲き、左手奥のトサミズキが満開で黄色い花をたくさん下げていました。コゴメウツギもハンショウヅルも緑の葉芽が出始めています。久しぶりの展望台コースでは昨年よりクロモジ、ヒサカキ等の開花が遅いと感じました。展望台から見える猿投山の山腹がヤマザクラのピンク、タムシバの白に彩られるのもあと少しです。

 シュンランの蕾が数か所で見られ咲いているのも見つけました。サルナシ湿地奥のマンサクは終わり、その代わりにクロモジ、シロモジが花盛りです。今年は各所でオオカメノキの花芽が多く付き、シャラノキコースでも咲き始めています。トサミズキの枝を手に取り花を間近で観察しました。黄色い花弁のなかの雄しべの葯が赤く鮮やかです。ヒサカキの雄花、雌花の違いも覗きこんで確認し、特有の香りを嗅いでみました。数種類の虫にも出会え、春の訪れを体感できたひとときでした。

[観察したもの]
草の花:ショウジョウバカマ、シュンラン、マキノスミレ、ヒメカンスゲ、スズカカンアオイ

木の花:クロモジ、シロモジ、トサミズキ、オオカメノキ、ヒサカキ、ヤマウグイスカグラ、アセビ、ヤブツバキ、オオバヤシャブシ

冬芽、蕾:コゴメウツギ、ハンショウヅル、コウヤボウキ、ミツバツツジ、ザイフリボク、ヒメシャラ、シキミ等

昆虫、その他:テングチョウ、キタテハ、キタキチョウ、スギタニキリガ、ツヤアオカメムシ、ワカバグモ、カナヘビ

鳥(の声): シジュウカラ、ヒヨドリ、ヤマガラ、ウグイス、メジロ、トビ、ノスリ

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観察会風景

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ショウジョウバカマ

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トサミズキ

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クロモジ

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ヒサカキ 雄花

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シュンラン

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ヤブツバキ

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オオカメノキ

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ヒメカンスゲ

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ヤマウグイスカグラ

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マキノスミレ

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キタキチョウ

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テングチョウ

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スギタニキリガ

定例作業報告(炭焼きグループ)

日 時:2024年3月2日(土)
天 候:晴れ
参加者:炭焼きグループ6名


 3月に入り、段々と春の陽気も感じられるようになってきたが、この日の朝、炭焼きグループの活動場所である猿投山の山桜フィールドでは、水面に氷が張る気温であった。

 そんな寒さの中、活動開始。あらかじめ炭の元となる間伐材を詰め込んであった左の窯に点火。この左の窯でできた炭は、来月の活動時に取り出す予定である。
 次に、右の窯から先月の活動時に作成していた炭を取り出す。燃焼時間が長過ぎたのか、やや柔らかい炭が出来上がった。このため左の窯は、燃焼時間を少し短く調整することとした。右の窯から取り出した炭は、30Kgの米用の袋、2袋分となった。
 左右の2つの窯が稼働し始めたことで、毎月交互に炭づくりができるようになった。

 このため周囲の間伐を進め、間伐材を確保することとなった。伐採した木は窯の長さに合わせて78cmの長さに揃え、テントに並べて乾燥させることとした。
 以前、間伐して明るくなった場所では、日陰に弱い松の幼木が生え始めていた。あらためて間伐の必要性を感じた次第であった。


01_左の窯詰め込み
炭窯に詰め込まれた間伐材

02_左の窯に点火
左右2つの炭窯

02_左の窯点火
左の窯の入口付近に着火

07_燃える窯の中
燃焼具合を確認

03_右の窯の中
右の窯から出来た炭を取り出す

04_炭取り出し
取り出した炭

05_2袋収穫
出来た炭を30Kgの米袋に詰める

06_炭の素材
次回以降の炭焼きに使用する間伐材

定例活動報告(雑木林グループ)

日 時:2024年2月24日(土)
天 気:晴れ
参加者:雑木林グループ16名

 前日までの雨は嘘のように晴れ渡り、絶好の作業日和となった。
 急遽シャラノキコースの作業を変更して、作業小屋近くのアラカシの大木を切ることになった。山路地区の方々には日々お世話になっており、畑や田んぼに陽が当たらなくしている木の伐倒依頼を受けての作業であった。
 最初は土曜日で作業参加者も多く、一ケ所の作業では作業者が多すぎないかと心配したが、杞憂に終わった。
 アラカシは大木(幹回り2m40cm)であり、その周りは暗く、枯れた孟宗竹、直径が10センチメートル以上もあるフジ蔓が大木にからんでいた。
 まず、アラカシ周りの除伐作業から作業を開始し、アラカシへの梯子掛け、梯子上部への固定で本来のアラカシ伐倒作業を開始した。倒す方向を考慮し、大きな枝を切り落とし、下ではみんなで枝を細かく切って整理し、切り落しては、下での整理作業にみんなで汗を流した。
 今日は午後の勉強会「わいがわ講座」のため、午前中の作業で終えた。当該アラカシを望むと、青空が少し見える状況となった。

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20240224雑木林作業

定例作業報告(人工林グループ)

日 時:2024年2月24日(土)
天 候:晴れ
参加者:7名

 7名のうちYさんは雑木林Gの大木伐採の応援に行き、6名で2グループに分かれて作業を進めた。
 午後からはわいがや講座が予定されていたので、午前中だけの作業となった。斜面での作業と大木のため、各グループで1本ずつ計2本の伐採と玉切り及び集積となった。

 午後は昼食のあと、やまじ小舎やわいがや講座の会場へと出発した。




【わいがや講座】再開第8回 講演「森の仕組み・森づくり・人工林の手入れについて」

日 時:2024年2月24日(土)13時30分~15時15分
天 候:晴れ
場 所:山口公民館
参加者:27名

 再開第8回「わいがや講座」は、森林・林業の専門家として、また自然観察会や自然保護活動などでご活躍の北岡明彦先生をお迎えし「森の仕組み・森づくり・人工林の手入れについて」と題して講演して頂いた。
 当日は定例作業日で、午後3時までの作業予定だったが、皆さんのご協力で作業は午前で切り上げ午後からの開催とし、一般の方にも開放したので多くの出席者があった。

 講義内容は、裸地から極相林になるまでの植生遷移や、雑木林や人工林についての話、また森林の持つ機能や役割をわかりやすく解説して頂き興味深く聞くことが出来た。質疑応答では、日頃我々が猿投の森で行う森林整備活動について活発なやり取りがあり、中には我々の考えと真逆の話もあったが自然を知り尽くした先生の話には説得力があった。
 もう少し講義を聞きたかったが、時間的制約で予定を15分余りオーバーして閉会した。20年後、50年後の猿投の森をどの様な森にするかを考える上で有意義な講座だった。

 北岡先生には、お忙しい中ありがとうございました。


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定例作業報告(東大演習林)

日 時:2024年2月20日(火)
天 候:晴れたり曇ったり
場 所:東大演習林
参加者:7名(うち1名見学者)

 前日からの雨も上がり、季節外れの暖かい陽気となる。
 今日は、入会希望のAさんが東大演習林作業を見学したいとのことで参加された。W代表が作業の解説や施設の案内などをし、枝葉の片付けなど軽作業も体験してもらった。

 間伐は2班に分かれての作業で、昼過ぎに22、23年度分全ての間伐を完了した。きれいに整理整頓された林内には陽が届くようになり明るい森になった。

 リーダーGさんから、今回の間伐完了につき
・形状比は目標値70よりまだかなり大きいですが強間伐による不具合を避けた結果です。
・Srは超過密から過密に近づいていますが適正にはまだなっていません。
・適正密度に近づけるためには10年後くらいに再間伐する必要があるでしょう。
との見解が寄せられた。

 間伐作業完了後、全員で来年度間伐区域の境界確認と下見を行ったが、殆どの作業現場が斜面となるため、安全への十分な配慮が必要だと感じた。
 次回はこの区域の毎木調査をすることにして本日の活動を終えた。


第155回 やまじの森自然観察会

日 時:2024年2月17日(土)
天 候:晴れ
テーマ:冬芽
参加者:15名

観察コース:中電変電所前→ゲート→第一管理道→サルナシ湿地→シャラノキコース→ヤマモモ広場→ゲート→変電所前

 風の無い、いいお天気になりました。今日のテーマは「冬芽」です。冬芽とは冬を越し春に芽を出す花芽や葉芽のことをいいます。樹種ごとにそれぞれ特徴があり、冬芽や葉痕などからその樹木の名前を知ることができます。

 出発してすぐの広場ではオオバヤシャブシとヒメヤシャブシの違い、ノイバラやヌルデの特徴など観察しました。ゲートの前のジャケツイバラの冬芽は茶色の毛で覆われトゲの間に3~4個縦に並び一番上の芽が成長します。
 第一管理道では、コブシの高木の先についた白毛が青空をバックにきれいに輝いています。また花芽をつけたオオカメノキが多数あり、春が楽しみです。管理道奥のミツバツツジの花芽は赤くて大きいです。
 森はアセビの白いつぼ型の花が咲き始め、サルナシ湿地脇のマンサクにも黄色い花が咲いていました。「まんず咲く花」マンサクやアセビの花は春が近いことを知らせています。年々株が小さくなってしまう湿地脇のシュンランは、どうやらイノシシに株を掘られてしまうようです。
 今日はサルナシ湿地にかかる木道に腰掛けてお昼にしました。

 シャラノキコースの途中にはカマツカの木に乾燥したまだ緑色の残るカマキリが引っかかっていました。モズのはやにえでもなさそうで、どうしてここに?と不思議でした。ザイフリボクの冬芽は赤くツヤがあり芽鱗の間から白い毛が出ています。ナツツバキやヒメシャラの冬芽も白毛に覆われています。
 ヤマモモ広場奥のマンサクも咲いていました。ヤマモモ広場で休憩の後変電所前まで戻り、春の気配が感じられた観察会は終了しました。

◎冬芽 アカメガシワ ウグイスカグラ ウワミズザクラ エゴノキ オオウラジロノキ オオカメノキ オオバヤシャブシ クロモジ コアジサイ コウヤボウキ コゴメウツギ コツクバネウツギ コバノガマズミ コバノミツバツツジ コブシ ゴンズイ ザイフリボク サルトリイバラ シロモジ ジャケツイバラ タカノツメ タラノキ ダンコウバイ ツクバネウツギ トサミズキ ナツツバキ ヌルデ ネジキ ノイバラ ノリウツギ ハリエンジュ バイカツツジ ヒメシャラ ヒメヤシャブシ マルバアオダモ ミズキ ミツバツツジ ミヤマガマズミ ムラサキシキブ ヤブムラサキ リョウブ など

◎花 アセビ スズカカンアオイ マンサク ヤブツバキ など

◎鳥の声 ヒヨドリ メジロ ホオジロ カケス シジュウカラ ウソ キジバト コゲラ



定例作業報告(人工林グループ)

日 時:2024年2月13日
天 候:晴れ
参加者:人工林グループ5名

 本日の伐倒本数は4本、残り本数は25本となった。
 前回時間切れで2本の後処理が残っていたが、斜面での作業は効率が悪くその処理に時間を費やしたとともに、他の要件も重なり予定本数を下回った。伐採した木は一見立派なように見えるが、葉がほとんどなく直に枯れるかもしれなかったり、湾曲したものであった。
 伐採に際してはタイサンボクやナツツバキ、ヤマボウシを傷つけないように伐倒方向を定め、無事伐倒できた。
 あと2日と半日(24日は午前中のみの作業)で25本は厳しいが、最後は伐倒だけにし玉切りは来年度にすることにより予定本数を完了できないかと思っている。

 伐倒後の樹高を測定したが、23.5m, 23.1m, 21.5m で平均で22.7m=約23mであった。

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玉切り作業

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この木は葉枝がほとんどなかった。

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切り口はツルも平行でGood

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ギャップができ明るくなった。

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登山道脇のリョウブが倒れていた。浅根性が観察できる。

定例作業報告(雑木林グループ)

日 時:2024年2月13日(火) 
天 気:晴れ
参加者:雑木林グループ7名

 今日は風もほとんどなくポカポカ陽気の中、シャラノキコース脇の除伐作業を実施した。除伐対象木は、アラカシ、ソヨゴ、リョウブがメインで、マツの枯死木などの伐倒処理も危険除去作業として実施した。

 倒した常緑樹の枝はかさばり、その処理に汗を流した。作業エリアはヒメシャラ、ナツツバキの群生地であり、花開く頃の花見を想像しながら除伐、整理作業を行った。また、保護したいゴンズイなどの小さな木にも配慮しながら作業を進めた。小川対岸の作業者からは山野草が見られるよとの報告を聞き、これからの楽しみを感じつつ本日の作業を無事に終了した。
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20240213雑木林作業

定例作業報告(炭焼き)

日 時:2024年2月3日(土)
天 候:晴れ
場 所:山桜フィールド
参加者:一般参加者(急遽お休み)、会員6名

 
本日は北西の風が冷たく、8時頃からHさんが先行して現場へ行き、火入れを行った。火入れした窯は、昨年から薪を詰め込んでいた窯にした。

 勢いよく燃える窯口の薪、勢いよく出る煙突からの煙、煙りにむせながら関連の作業を実施した。わずかに漏れ出す煙を防ぐために、近くで取出した赤土の土団子を窯に押し当て窯を補強した。また、次回以降の薪の準備としてフィールド近くの倒木を切り出し薪づくりを行った。
 そのような作業をしている中、5時間ほど経っても白い煙が続き、窯の中の木が生木に近い状態になっていたのではないかと考えられた。窯を閉じて取り込む空気の量を減らし、6時間ほど経って窯を完全に閉じた状態にして作業を終了した。

 陽射しの中に流れる煙、窯口の赤い炎、晴れ渡った青空、気分転換には最高の贈り物に感じられた。


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炭焼き風景20240103

定例作業報告(人工林グループ)

⽇ 時:2024年1⽉27⽇(⼟)
天 候:晴れ
参加者:⼈⼯林グループ5名

新たに⼊会された新⼈を含め5名で1チームを組み間伐を⾏った。
ここの場所は急斜⾯もあり作業には困難な⾯もあるが、それぞれ胸⾼直径が30cm近くのヒノキを午前中2本、午後2本の合計4本を伐採した。伐採予定本数は残り30本となったが、伐倒予定の中でも直通で残しても良いと思われるものが1本あり、残り⽇数を考慮し暫定的に残り29本としたい。
新⼈の今後の活躍を期待します。


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ロープ掛けをし伐倒準備

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伐倒中

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プラロックで牽引中

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切り株

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傾斜⾯での作業

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伐倒⽅向の確認

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林道脇の混んでいる林

定例作業報告(雑木林グループ)

日 時:2024年1月27日(土)
参加者:雑木林グループ11名

 気温は低いが風もなく絶好の作業日和。幹線林道から100mほど入ったシャラノ木コース尾根側のシャラ、ヒメシャラの木が群生する斜面を中心に採光除伐を行う。
 森を暗くする照葉樹のソヨゴなど15本ほどを除伐。枯死木やかかり木も除伐した。女性陣は下層木を剪定したり枝払いで大活躍。明るい森に変わってきました。
 昼にはS氏の用意した猪鍋をたっぷりごちそうになり温まった。

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第154回 やまじの森の自然観察会

日 時:2024年1月20日(土)
天 気:小雨
テーマ:冬の野鳥観察
参加者:7名

コース:第一管理道➝山道➝東海環状自動車道側道➝巡間町ため池2か所までの往復

 雨の中の開催となったので、当初予定していた中部電力瀬戸変電所前からの歩き出しをやめ、第一管理道奥まで車に分散して乗車し、そこから観察会を開始した。変電所前では参加者を待つ間にコジュケイの鳴き声を聞くことができた。早く到着した方はコジュケイが高く飛ぶ姿を見ることができたとのことであった。

 側道に入るとシロモジの葉が落ちることなく冬芽が雨に濡れて輝いていた。近くの橋からは下見の時はセグロセキレイが見られたが、今日はキセキレイが1羽、餌探しに勤しんでいた。高速道脇のキミノシロダモの実が残っていないかと調べたが、もう見ることはできなかった。歩きを進めるとベニマシコが右へ行ったり左へと飛びまわっていた。アオジも一瞬横切る姿を見ることができた。

 最初の池では、ヨシガモが藪の向こうで泳いでいた。道を横切るジョウビタキの雄も確認でき、せと赤津インター脇では冬芽を見ている時にGさんが掴んだ枝にモズの早贄がありメザシようになった姿を見ることができた。シジュウカラを木々の間に望みながら2番目の池へ向かったが、到着と同時にヨシガモ5羽程が飛び去ってしまい、キンクロハジロと残されたヨシガモが池の遠くで泳いでいた。

 帰りは「せと赤津ビオトープ」の巨木を見ながら下見時に確認したイソヒヨドリがいたエリアをのぞき見しながら帰路に着いた。三日前に実施した下見ではほとんど鳥の声を聞くことはなかったが、今日は鳥の鳴き声を耳にすることが多かった。特にベニマシコに集中している時に鳴いたアオゲラには驚かされたが姿を確認することはできなかった。高木となるオオウラジロノキの冬芽を手元でながめ、アセビの花が咲きだしているのに目を奪われ、足元のスズカカンアオイの花、ヒメユズリハの葉をみて観察会は無事に終了した。

【 観察できた鳥 】
コジュケイ、ヒヨドリ、キセキレイ、マガモ、ダイサギ、ツグミ、アオジ、ハシボソガラス、メジロ、ベニマシコ、アオゲラ、シロハラ、ジョウビタキ、ソウシチョウ、シジュウカラ、ホオジロ、ヨシガモ、キンクロハジロ

【 花 】
スズカカンアオイ、アセビ

【 木 】
キミノシロダモ、オオウラジロノキ、カラスザンショウ、ヒメユズリハ、シロモジ、トウコマツナギ、ハリエンジュ、ジャヤナギ or マルバヤナギ、アセビ

【 実 】
ガガイモ、アオツヅラフジ、タカサゴユリ、トウコマツナギ、ヌルデ

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冬の野鳥観察20240120-01

冬の野鳥観察20240120-02

定例作業報告(東大演習林)

日 時:2024年1月16日(火)
天 候:晴れ時々曇り
場 所:東大演習林
参加者:5名

今日の作業でこの区域の間伐が終わるかどうかの状況で活動開始。沢をはさんだ両岸で間伐作業を進めていくが、右岸は傾斜がきつく足場が悪い。対岸に向けてたおした木が橋のように中間が浮き、枝払い、玉切りなどの後処理が大変だったり、ロープが沢の水に浸かったりと悪条件ではあったものの作業は順調にはかどった。対岸の作業班も徐々に近づき、残り本数が少なくなったことを実感する。

午後からは、寒いため昼の休憩を短くし、その分活動を早めに終えることにして早々に体を動かした。作業は順調に進み、結局8本残して作業終了。本日の伐倒本数は20本。
次回は、残り8本伐倒後、次の間伐予定区域を境界の確認をしながら下見の予定。
本日は朝の冷え込みも厳しく風もあり寒い活動日でした。

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定例作業報告(人工林グループ)

日 時:2024年1月9日(火)
天 候:晴れ

参加者:5+2(東海支部員2名の体験参加)=7名

前回の作業が雨天によりできなかったため、その分の作業を行った。少々寒かったが体を動かすことで体も温まった。
まず1時間ほどかけて、体験参加者の方も一緒にC-2区域の間伐後の後処理と現場整理を行った。玉切りの材を集積し切り落とした枝葉をまとめるとともに、そこに群生しているツクバネの中で、枯れている枝や、地面に伏して枯れている幹を除去した。

次にC-3区域の間伐作業を実施した。午前中は、体験参加者の方にも手伝いをしていただきながら、ロープ掛け、ターンの滑車取り付け、牽引のプラロックの取り付け等の伐倒準備を行った後、2本のヒノキの伐採作業を体験していただいた。人工林Gでの体験参加は午前中で終わり、午後からの雑木林Gでの体験参加のためヤマモモ広場の方へ移動していただいた。

午後からはさらに3本を伐採し、合計5本を伐採した。
C-3区域は昨年の毎木調査の結果、ヒノキが現況本数189本、そのうち間伐対象を39本と選定している。本数間伐率が20.6%、材積間伐率が14.0%となっている。残り間伐対象は34本である。3月まであと作業日は5回あるので平均約7本ずつ伐採すればよい。ただ急斜面の箇所もあるのでそこでは少なくなるだろう。

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伐倒準備の様子

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体験参加者とともにかかり木をプラロックで牽引して伐倒中

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体験参加者を交えて記念写真

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受け口作成後の方向確認

定例作業報告(東大演習林)

日 時:2023年12月19日
天 候:晴れ
場 所:東大演習林
参加者:7人

今日は参加者7名を3人と4人の2組に分け作業開始。3人組は尾根の現場へ、すでに間伐はかなり進んでいるので、残りあと何本かをカウントダウンしながらの作業となり順調にはかどる。比較的細い木が多くロープ掛けをするかしないか迷う木もある。昼までに尾根上は終了、午後からは尾根斜面から沢沿いにかけての木を伐倒した。

4人組は小屋の近くの現場を担当。ここは少し太めの樹が密になっている区域で、伐倒木が小屋に当たらないよう慎重な伐倒技術が求められる。ベテラン4人が声を掛け合いながら作業が進んでいった。昼休みに東大演習林のSさんがお越しになり、玉切り材を道路脇に出しておいて欲しいとの要請があり2.1m材にして積んでおいた。

この区域の間伐は次回で終了予定です。本日の伐倒本数は21本。

晴れのよい天気に恵まれ山仕事をするには快適な活動日でした。

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第153回 やまじの森自然観察会報告

日 時:2023年12月16日(土)
天 気:曇り一時小雨
テーマ:照葉樹
参加者:10名
コース:ヤマモモ広場 → シャラノキコース → サルナシ湿地 → ホオノキ平 → 第一管理道 → 林道 → ヤマモモ広場(昼食)→ 堰堤往復 → ヤマモモ広場

 今回のテーマ「照葉樹」とは、シイ類やカシ類のような厚くて照りのある葉をもつ常緑広葉樹です。やまじの森で見られる照葉樹48種を記したチェックリストを参加者に手渡して出発、まずヤマモモ広場の先の林道沿いでシロダモの赤い実を観察しました。

 シャラノキコースに入るとツルグミとナワシログミの雑種のウラギンツルグミを皮切りにアラカシ、アオキ、ヒサカキ、ムベ、ヒイラギ、シキミとチェックが増えていきました。遊歩道はコナラやアベマキ等の落葉樹の葉が散り敷いてしっとり金茶色、そしてタカノツメの落ち葉は焼き芋のような甘い香りがしています。ヤブツバキ、アセビが咲き始め、シュンランの花芽も見つけました。フユイチゴの甘酸っぱい実も味わいました。

 ヤマモモ広場に戻ってリストをチェックしたあと、雨が降る前にとまずは昼食をとり、そのあと堰堤に行き、久しぶりに見たカゴノキとその背後のリンボクの成長ぶりに驚きました。心配した雨にもほとんど会わずに31種の照葉樹を確認でき、初冬の森歩きを楽しみました。

[ 観察したもの ]
☆照葉樹:アオキ、アセビ、アラカシ、イヌツゲ、カゴノキ、サカキ、サネカズラ、シキミ、シャシャンボ、シラカシ、シロダモ、ソヨゴ、タブノキ、ツクバネガシ、ツブラジイ、ウラギンツルグミ、テイカカズラ、ナワシログミ、ナンテン、ネズミモチ、ヒイラギ、ヒサカキ、フユイチゴ、ミヤマシキミ、ムベ、モッコク、ヤブコウジ、ヤブツバキ、ヤブニッケイ、ヤマモモ、リンボク
☆花:アセビ、ヤブツバキ、オオカメノキ(花芽)、クロモジ(花芽)、シュンラン(花芽)
☆実:シロダモ、アオキ、ソヨゴ、アズキナシ、フユイチゴ、ミヤマガマズミ、ミヤマシキミ、サルトリイバラ、ナンテン、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、アオツヅラフジ、マルバノホロシ
☆鳥の声:ツグミ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ルリビタキ、イカル、ソウシチョウ、ウグイス


1観察会風景
観察会風景

2シロダモ
シロダモ

3ムベ
ムベ

4ヤブツバキ
ヤブツバキ

5アセビ
アセビ

6フユイチゴ
フユイチゴ

7ツチグリ
ツチグリ

8ヤブムラサキ
ヤブムラサキ

9オオカメノキ 花芽
オオカメノキ 花芽

10クロモジ
クロモジ

11タブノキ
タブノキ

12カゴノキ
カゴノキ

わいがや講座(段戸国有林生産現場の見学)

日 時:2023年12月11日(月)
天 候:晴れ
場 所:段戸国有林
参加者:6名

 今回の「わいがや講座」は段戸国有林生産現場の見学。天候にも恵まれ車2台で現地林道入口の駒ヶ原橋ゲートへ集合。ここからは愛知森林管理事務所Mさんの先導で現場に向かう。途中架線集材の現場で説明を受けた後、尾根上の広場へ到着。ここで双方のメンバー紹介と今日のスケジュールを確認。

 まず斜面中腹からの見学では、プロセッサが木を掴み、枝払い玉切り工程を瞬く間に片付けたのに驚かされる。次に作業道整備では、若い女性が重機を操縦し元気よく活躍する姿が目を引いた。また、沢から尾根上への集材では重機にワイヤーを張り伐採木を軽々と引き上げていた。この様な生産現場を請負業者社長の説明を受けながら見て回った。

 最後に林齢100年超の材に付けられる「段戸SAN」ブランドの生産現場で、切り出された材の品質や名前の由来などの説明を受け見学会を終えた。
 途中、質疑応答などで盛り上がり予定時間をかなりオーバーしたが、有意義な見学会だった。

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森の探検隊

日 時:2023年11月11日(土)

 幼稚園児に森を体験してもらう目的で「森の探検隊」を今年も開催した。少し寒さを感じる秋晴れの中、春日井「ひなご幼稚園」の園児15名、親御さん15名、先生7名がマイクロバス2台で到着。当会のスタッフ16名が案内した。

 三つ又周辺をフィールドとし事前に探検内容を準備しておいた。4mほどの丸太を川に渡した丸太橋渡り・20個ほどの高さの異なる輪切り丸太の飛び歩き・8mの一本丸太渡り・道のない土の急斜面にロープを張って登る崖登り・スラックラインなど園児が次々と探検項目にチャレンジした。また色々な木の葉を観察し台紙に張り付けるなど教育的な要素も組み入れてある。

 園児たちの一番人気は急斜面にロープを張った崖登り。意外にもスギ、ヒノキ、マツ、ツバキなどの葉っぱを集め観察する項目や、落ち葉やドングリ拾いも気に入ったようだった。親御さん方は自分の子供が自然の中で普段できない冒険的な要素を果敢にチャレンジする姿を見て喜んでおられた。

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丸太渡り

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輪切り丸太飛び

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崖登り

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スラックライン

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森の仮設トイレ

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「森の探検隊」参加者

やまじ小舎整理作業

日 付:2023年12月12日(火)
天 気:小雨
参加者:人工林・雑木林グループ10名


 今日は、やまじ小舎周辺も小雨が降り続いており、林内の作業は中止とした。そこで、第4土曜日の定例作業日は餅つきを予定しており、できるだけ餅つきに専念できるよう、当初に実施を予定していたやまじ小舎周りの整理、および小舎内の工具類の確認作業を実施した。

小舎周りは草刈り、一輪車のタイヤ入替え、不用品の洗い出しなどを行い、室内では道具や工具の員数確認、ヘルメット、道具等の良否の判定等を行って整理作業に努め午前中の作業を終了した。

午後は最寄りの場所で、和気あいあいと昼食とコーヒーを頂き解散した。

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20231212やまじ小舎整理作業2

定例作業報告(炭焼き)

日 時:2023年12月2日(土)
天 候:晴れ
場 所:山桜フィールド
参加者:一般参加者(瀬戸環境塾)2名、会員5名

本日は、せと環境塾より若いご夫婦2名の参加があった。
今日は火入れをしないので、午前中は伐採体験としてソヨゴ、リョウブなどの木を、目標を決め受け口、追い口を入れて伐倒、枝払い、玉切り(75cm)までの作業を指導を受けながら体験した。若いだけに呑み込みは早いが、いきなりのノコギリ作業はきついとのことでした。

午後は新しく設置した窯に乾燥させてあった材を詰め込む作業をHさんの指導で体験してもらった。まず窯の周囲に細い木を並べ中心に向かって順次太い木を詰め込んでいった。曲がった木などもあり苦労したが、うまく詰めることが出来たので、窯にフタをして火を入れるばかりになった。これで新旧2つの窯に材料の詰め込みが終了。次回から順次火入れをする段取りになっている。

参加されたお二人からはいろいろ勉強になったとの感想がありました。

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2023年法人会員デー

日 付:2023年11 月25 日(土)
天 候:快晴
参加者:3 6 名(2 法人)、スタッフ20 名

雲一つない秋晴れの下、森の紅葉・黄葉もちょうど見頃となった中、2023 法人会員デーを行うことができました。

まず、“夢ファーム”での「サツマイモの芋掘り」で始まりました。代表の歓迎のあいさつに続いて、さっそく芋掘り。スタッフの指導で、ご家族・友人の皆さんたちで、それぞれ楽しそうに大きいのや、いくつか繋がった芋を楽しそうに掘り上げていました。

その後、車で森へ移動して朴ノ木平の周辺の森で、2班に分かれ途中交代して「木の伐採作業」と「シイタケの菌打ち作業」を体験してもらいました。

「木の伐採」は、最初にあらかじめロープを掛けてあった太い木をスタッフが受け口と追い口を切って、そのロープを皆で引っ張ってもらって倒しました。次にノコギリの使い方などの指導を受けてもらい、それぞれ指定された木を最初はノコの引き方のコツがつかめず苦労される方もいましたが、みなさん真剣な面持ちで切っていました。

また「シイタケ菌打ち作業」は、まずスタッフによるシイタケの原木栽培の説明を受けた後、あらかじめ用意したコナラの榾木にドリルで穴をあけ、シイタケ菌が培養された種駒を木槌で打ち込みます。電気ドリルの扱いも最初は恐る恐るだった人もすぐに慣れて、千鳥の位置に穴をあけ、その後の木槌による打ち込み作業を楽しんでいました。

あっという間に昼食タイムとなり、恒例となった豚汁を味わっていただきながら、秋色に染まった森の中でお弁当をおいしそうに頬張っておられました。

駐車場所と作業体験場の行き帰りには遊歩道沿いの樹木や山野草の説明を行い、森の紅葉・黄葉を満喫していただきました。
どうもありがとうございました!お疲れ様でした。

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サツマ芋掘り

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伐採手順の説明

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伐採体験

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シイタケ菌打ち作業

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法人代表あいさつ

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森の黄葉

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森の紅葉

定例作業報告(東大演習林)

日 時:2023年11月21日(火)
天 候:晴れ
場 所:東大演習林
参加者:5名

 今回も、これまで同様沢沿いと尾根上の2班に分かれ作業開始。どちらの区域も間伐がかなり進み樹冠も開けてきたため伐倒方向も決めやすく掛り木になる心配もあまりない。
 それぞれがロープ掛け、伐倒、枝払いなど役割分担し、チェーンソーワークの基本を再確認しながらピンポイント目標により近づくよう伐倒を心掛ける。少人数での作業は無駄なく効率的で、玉切り材の山が一段と大きくなった。

 この辺りの間伐はあと1回くらいの作業で終わりそうだが、少し奥に密で薄暗い樹林が残っているのでまだまだ気が抜けない。本日の伐倒数は18本。

 好天に恵まれ動くと少し汗ばむ気持ちのよい活動日でした。

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なごや環境大学 第3回 やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!

2023年11月18日(土)
天 候:曇り 小雨 晴れ
受講者:16名
猿投の森づくりの会スタッフ:9名

 本日は「なごや環境大学」”やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!”の締めくくりとなる第3回 森の薪を焚いて作品を焼いてみよう!を開催した。受講者は大人7名、子供9名。
 雲行きがあやしく心配な中、受講者が山桜フィールドに着くやいなや小雨が降り始め冬を思わせる冷たい空気に包まれた。時間の経過と共に雨も上がり、土器を焼く火とともに日も差しはじめ、凍えることなく楽しく実習を終えた。

 前回に引き続き山桜フィールドに集まる受講者たち。講師の指導のあと、前回制作した作品に再会した。乾燥した事で壊れてしまうのではないかという不安と、焼いたらどうなるのかという期待の中、再会した作品に壊れたものはなく安堵の表情が溢れた。
 火おこしが終わり乾燥が十分な作品を中央に、やや水分を残した作品は火の強い中央部分からはずし、ゆっくりと焼いていくことに。自分の手で作った作品が次第に薄い色に変わり、すすによって黒く変色し、終盤にはすすがとれまた薄い色へ。2時間を超える焼成作業を見届けつつ、もうひとつのイベントに夢中となる。

 土器を焼くことは当然ながら作業はほとんどないため、別の企画を用意。秋の味覚の代表とも言えるさつまいもも焼いてみる。受講された子どもはもちろん「焼き芋」は知っているし食べたこともある。でも作ったことはないようでこちらも興味津々だ。さつまいもに濡れた新聞紙を巻き、アルミホイルで火が入らないようにしっかりと包み、これを火にくべる。
 土器の焼け具合とさつまいもの焼け具合を見ながら時間の経過を待つ。そうこうしているとさつまいもに変化が。爪楊枝を刺してみると中まですーっと刺さるように。さあ食べ頃です。ほくほくに焼けた「焼き芋」の香りが漂い食欲が解放された。ご飯たべられるかな?

 食事も終わり、土器もすすがとれ、そろそろ焼き終わりへ。終盤に土器の周りにのせた炭をはずし、薪を減らし温度を下げる。程なく手で触れるぐらいに土器が冷め、作品が完成!乾燥が不十分だったのか、つくりかたが悪かったのか、割れてしまう作品がいくつか・・・
 落胆する受講者はほとんどいなく、10月14日の第1回で粘土を作り、28日の第2回で作品を作り、今回の焼成という一連の体験が土器というものではなく、つくるという行為に満足感を得られたのでないかと思う。
 見送った車窓には家族の満足そうな笑顔と元気に振ってくれた手が印象に残る。またいつか猿投の山で。

アンケートによる参加者の感想として

・やきいもおいしかったです。掘りたかった。
・イモがおいしかった。
・さらを焼くときに割れることがあり、作る大変さが分かりました。 

など受講者のコメントは焼き芋メインになってしまいましたが、ちょっとした時間を見つけ、落ち葉やシダの葉、川で自然と楽しく関わり充実した講習となった。そして1ヵ月以上3回に渡り続いた「なごや環境大学」”やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!も無事終えることができました。


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小雨の降る中はじまりの挨拶

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焼く位置を考えながら、こわさないように

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焼き芋用の火おこし

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焼け始めた作品

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作った時に近い色
アミの上で乾燥が進んだ薄い色
焼け始めすすが着いて黒くなるなどいろいろな色が紅葉のように

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焼き芋も投入

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美味しそうに焼けました

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土器と上にのせた炭で・・・

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アミの上にのせた炭をはずすと

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しっかり焼けてました

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1ヵ月超の期間3日の長きにわたるイベントは無事終了

第152回 やまじの森自然観察会報告

日 時:2023年11月18日(土)
天 気:曇り一時小雨のち晴れ
テーマ:落葉の色彩
参加者:13名

コース:ヤマモモ広場 → 林道 → 第一管理道 → サルナシ湿地 → シャラノキコース → ヤマモモ広場 → ヤマモモコース → ヤマモモ広場


 今日は肌寒い雨上がりの中、葉っぱを入れる袋をもって観察会はスタートした。
 寒くはなったものの紅葉には例年に比べ遅い状況であった。林道脇ではスルガテンナンショウ、少し遠くにミヤマシキミの赤い実が輝いていた。

 また、今年は紫色のムラサキシキブが目立つ存在であった。色づきだしていたのは黄色いシロモジ、タカノツメ、赤いオオカメノキ、イロハモミジ、カキノキがあり、落下したモッコクの赤い葉が印象的であった。

 第一管理道ではシロダモの赤くなった実、ヤブニッケイの黒い実が目を引いていた。オオカメノキで早々と葉を落とした木は花芽が多くついて春を待つ様子であった。サルナシ湿地を過ぎるとガンピの葉が色づき始めていた。

 コウヤボウキには一輪の花が残っていた。ソヨゴの赤い実も落下したものも多くあった。タマミズキの赤い実の成り具合、リンドウの花を確認して、ヤマモモ広場に集まり、みんなで集めた色とりどりの葉を種類別に分けて確認し、葉っぱのステンドグラスを完成させた。薄日が差す中、高く掲げて見ると歓声が上がっていた。天気は良くなかったが、秋の深まりを感じさせてくれる観察会であった。

【観察したもの】

【色づいた葉】
 シロモジ、オオカメノキ、ウリカエデ、イロハモミジ、ヤマザクラ、ガマズミ、ツタ、ガンピ、カマツカ、カキノキ、モッコク、タマミズキ等

【実】
 スルガテンナンショウ、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、シロダモ、ソヨゴ、ヤブニッケイ、フユイチゴ、ミヤマガマズミ

【花】
 コウヤボウキ、リンドウ、ノコンギク

【鳥】
 ヒヨドリ、メジロ、ハシボソガラス、コゲラ、アオジ、ヤマガラ、ソウシチョウ、ルリビタキ


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定例報告(人工林グループ)

日 時:2023年11月14日(火)
天 候:晴れ
参加者:5名

先月28日(土)の定例作業では、なごや環境大学の実施のためメンバーが分散され、かつ午前中は人工林G、雑木林G合同の道路修復作業があり、間伐作業は午後からの半日となった。
その伐採メンバーは3人で、12月9日の森の探検隊の「丸太渡り」に使用する材の準備のため、C-2区域のスギ2本を伐採し、6m(あとで4mに変更)の丸太を2本作成した。

本日の間伐作業では、C-2区域での間伐予定の残り5本を、参加者それぞれ1本ずつ伐採し、ここでの間伐は完了した。不良木もあったが胸高直径が30cmほどの立派なものもあり、勿体無いと思いつつ暗い森から明るい森にするために必要なことだと理解している。10月以降ここでは12本を伐採したが、本数間伐率は14.8%、材積間伐率は10.3%となった。その結果、平均林分形状比が70、相対幹距比Srが18.7となり理想的な環境となった。実際林床にも陽が当たり出し明るくなった。

確認のため伐採した2本の樹高を測定したが、22m、21.5mとなり計算値とほぼ一致した。

間伐に際しては、ここに群生しているツクバネを傷つけないように細かい注意を払い、伐倒方向をポイントで決め、何とかツクバネを守ることができた。ツクバネは2m超の立派な株がいくつもある一方、寿命なのか倒れたり、枯れたりしているものも多数散見される。これからどうこれらを守っていくか課題である。

次回はここの後整理を行ったあと、C-3区域の間伐作業に入る予定である。


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受け口作成中

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伐採風景

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切り口の検討

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このツクバネはヒョロヒョロになって傾き元気がない。
陽が当たると再生できるか。

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かかり木になったがロープで牽引し予定通り伐倒した。

定例作業報告(雑木林グループ)

2023年11月14日(火)
天気:快晴
雑木林グループ 参加者:8名


 今日は一昨日からの大陸高気圧張り出しによる冷え込みの中、人工林、雑木林グループと分かれ作業を開始した。雑木林グループはシャラノキコース脇の倒木の処理、林内を暗くしているカシやソヨゴの常緑樹、密生したリョウブなどの除伐作業を実施した。

 作業にあたり、ヒメシャラやナツツバキ等の保護すべきと考えられる樹木に印をつけ除伐作業を実施した。林内は紅葉が始まった木々が青空に映え、輝いていた。
 昼食時はヤマモモ広場に集まり楽しい会話、木に絡んだ秋の陽に輝くムベの実を見ることができた。

 午後は、除伐作業の継続と法人デーの準備をして無事に作業を終了した。
 皆さん、お疲れさまでした。

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定例作業報告(炭焼きグループ)

日 時:2023年11月4 日(土)
場 所:山桜フィールド
参加者:一般参加者(せと環境塾)2名、会員2名


 炭焼き活動は“せと環境塾”の認定講座に登録されており、瀬戸市内に勤務する若者2名が市の広報を見て参加していただいた。
 最初にドラム缶窯改良1 号機と旧来の2 号機を見てもらい、窯の構造と炭焼きのしくみを説明した。2 号機には薪材が詰めてあったが、火入れする段取りが整っていなかったので、残念ながら実際の焼成の様子に立ち会ってもらうことはできなかったが、熱心に見学していただいた。
 その後、薪炭材とするため林内のリョウブ、ツバキなどの木を伐採する体験を行ってもらった。まず、切る木の倒す方向を定め、受け口、追い口の切り方の注意事項、ツルを残す意義、安全面の注意事項など説明し、会員が手本で1 本倒してから二人の参加者に切ってもらった。
 二人とも呑み込みが早く、まずまず思う方向に倒すことができた。手順を踏んで倒せば楽にうまく倒すことができたことに非常に感心している様子であった。枝払いをした後、窯に詰めるため幹材を定尺に切断してもらった。
 本日は炭焼きの火入れを見てもらうことができなかったが、都合が合えば次の機会に立ち会ってもらうことができることを告げて、この日の体験作業を終えた。帰りには、林内のシイタケの生育状況も見てもらった。

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なごや環境大学 第2回 やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!

日 時:2023年10月28日(土)
天 候:晴れ
会 場:山桜フィールド
受講者:16名
猿投の森づくりの会スタッフ:9名

 澄み渡る秋空のもと山桜フィールドにて、「なごや環境大学」”やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!”の第2回 粘土でオリジナル作品を作ろう!を開催した。受講者は大人7名、子供9名。前回、顔を合わせ、仲も深まり、笑顔と歓声がやや涼しくなった森に溢れた。

 第1回で粘土分を含む土を採取してザルとサラシ布を使って濾してゴミや小石、砂を取り除いた泥水をペットボトルに詰めて、持ち帰ってもらい沈殿分離した粘土分を持ち寄ってもらった。うまく粘土にできた人も、できなかった人も、あらかじめスタッフが作っておいた粘土と合わせて制作に取り組む。
 ここからは学校などで経験した事のある粘土細工。講師から手びねりによる作品作りの説明を受け、終わるや否や思い思いに器を作ったり、いきものを作ったりと。なかには古の焼き物らしい埴輪を作られる方も。次第に皆さん、作品作りに没頭しすぎて静かになる場面もあったり、講師からアドバイスもらったり、子どもよりのめり込む大人の姿も見受けられた。
 あっという間に時間が過ぎ、休憩を取ることも忘れ、食事の時間になるが、作品に妥協できず続ける方も。
 作品ができあがり乾燥させるため、第3回の焼成の場所まで移動させる。ここで作品を落としては台無しになってしまうため、作品作りと同じくらい真剣そのもの。そーっと作品をスタッフに渡したあと、安堵の表情を浮かべると、木漏れ日の注ぐ森の中へ。生き物と触れ合ったり、友達と楽しく過ごすひと時に。
 さて、これらの大作は次回どのような結末を迎えるか、参加者もスタッフも楽しみは続く。

アンケートによる参加者の感想として
・いろんなことをしれて楽しかった。
・いろんな形ができて楽しかった。
・粘土をこねるのが楽しかった。
・作品作りが楽しかったです。時間が足りないくらいでもっとやりたかったです。 
など皆さん森の中で自然と戯れながら楽しく充実した講習となった。


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定例作業報告(雑木林グループ・人口林グループ)

2023年10月28日(土)
天気:晴れ
雑木林グループ 参加者:8名(午前中11名)


 今日は少し寒さを感じさせる穏やかな天気であった。
早朝から「なごや環境大学」と定例作業とが重複し、メンバーが分散しての定例作業となった。今回も午前中は、人工林、雑木林グループがそろって林道の補修作業を実施した。
 実施内容は、
土嚢づくりと横断溝の土砂取除き、水場から上の林道山側の溝の土砂上げ、また、そこに設置してある横断溝がすっかり土に埋まっていたので土の取除きと金属網の蓋を取り除いての土砂上げと、みんなで汗を流した。

 午後は今回も各グループ毎の作業に入った。雑木林グループは、ヤマモモ広場脇のヒノキの周りに設置したベンチで昼食をとり、足元の赤い実は何だろうと調べた結果、モッコクの実と判明した。実を割ってみるとその中に本来の赤い実が6個程入っていた。

 作業はシャラノキコース脇の立ち枯れしたマツの伐倒処理、シャラノキエリアの整理伐を行った。3本に分かれたコナラの倒木処理がまだ残っての作業終了となった。

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第148回 やまじの森自然観察会報告

日 時:2023年10月21日(土)
天 気:曇り
テーマ:木の実、草のタネ
参加者:13名

観察コース ヤマモモ広場→林道→東海自然歩道(トイレ前)→北歩道→三叉広場→林道→ヤマモモ広場

やっと秋らしい気候になりましたが今日は曇り空です。
出発のヤマモモ広場のムベの実は大きくなってきました。林道のシロダモの緑色の実は赤く色づき始め、来月には赤い実と黄色の花がいっしょに見られるでしょう。赤猿峠への登り口付近にサルナシの実が落ちていました。サルナシのツルはこの森には数ヵ所ありますが、どのツルも高い木に絡みついて近くで花も実も見ることができません。大曲のススキの根元にはナンバンギセルが3輪まだ咲いていました。林道にはミズヒキ、イノコズチなどが引っ付き虫になり、シラヤマギク、ノコンギク、ヤマシロギク、アキチョウジなどが咲いています。水場近くのアケボノソウは今年は何者かに上部を食べられてしまい株も少なくなりましたが、他のところに少しずつ増えてきています。今日のムササビ君は熟睡中のようで顔を見せませんでした。林道脇のカラスザンショウにまだ小さいクロアゲハ(?)の幼虫がいました。元気な様子でしたが、これからの朝晩の気温の急降下が気がかりです。トイレ脇ではツクバネ、ナナカマド、ツルリンドウが実をつけ、少し雲興寺側へ行ったところにはセンブリが増えつぼみがたくさんついていました。

北歩道にはコウヤボウキが群生して、一年枝の先に薄ピンクの花がさいています。また、北歩道にはヤブムラサキの株が多く、ムラサキシキブとヤブムラサキとを見比べ、葉の感触と実の付き方でよく似た二つの違いを確認しました。

三叉付近にはセンボンヤリが春には可憐な白い花が咲きましたが秋は閉鎖花となり今は槍の穂先のようです。小川の丸木橋の近くにはアケボノソウが数本ちょうど見ごろでした。

今日はお昼になっても気温が上がらず肌寒い日となりましたが、木の実や草のタネそして秋の花をたくさん見ることができました。三叉広場で昼食の後林道をヤマモモ広場まで戻り、秋本番の観察会は終了しました。


観察できたもの(下見含む)

◎木の実と草のタネ アオキ アオハダ イヌコウジュ イノコズチ ガンクビソウ クサギ サルナシ シロダモ シロモジ スルガテンナンショウ センボンヤリ ソヨゴ ツクバネ ツルアリドオシ ツルリンドウ ナナカマド ミズヒキ ムベ ムラサキシキブ ヤブコウジ ヤブニッケイ ヤブムラサキ など

◎咲いていた花 アキチョウジ アキノキリンソウ アケボノソウ コウヤボウキ コメナモミ シラヤマギク センブリ ツルニンジン ナンバンギセル ノコンギク ヤマシロギク など

鳥の声 ウグイス カケス ソウシチョウ ハシボソガラス ヒヨドリ メジロ ヤマガラ など

定例作業報告(東大演習林活動)

日時:2023年10月17日(火)
場所:東大演習林
天候:晴れ
参加者:7名

 今年度の東大演習林活動が始まった。
 まず、グループ長Gさんの提案で演習林での伐倒ルール確認のため、Iさんがデモンストレーション伐倒を行い全員で手順と安全を確認した。その後沢沿いと尾根の2班に分かれて昨年林分調査した区域で作業開始。

 伐倒予定の赤いテープが巻かれた木を、ロープ掛け、伐倒、枝払い、ロープ回収などの役割を交代しながら伐採作業を進めた。この区域は比較的細い木が多く、幹は枝が枯れ上がり状態で樹冠長も短いため、枝払い玉切りなどの処理もあまり手間が掛からず作業は順調にはかどった。林内も次第に明るくなり青空もよく見えるようになった。
 また、沢沿いの伐倒予定の木に鳥の巣があったため残すことにした。

 久しぶりの東大演習林作業でしたが、天候にも恵まれ森の中での気持ちのよい
活動日となりました。本日の伐倒本数は18本。

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なごや環境大学 第1回 やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!

2023年10月14日(土)
天 候:晴れ
猿投の森づくりの会スタッフ:8名


 本日は「なごや環境大学」”やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!”の第1回 森の土で陶芸粘土を作ろう!を開催した。受講者は大人8名、子供8名。受講中は天候も良く清々しい秋空の下、森を歩いて会場間を移動したり、楽しく実習することができた。

 まず山桜フィールドにて講師の指導のもと、受講者自身がスコップで粘土をよく含む層の土を採取した。
 次に三ツ又広場にて移動し、3班に分かれて採取した土を水にドロドロに溶かし、そこから砂や木の根などをザルやサラシ布を使って分離して粘土分を取り出す水洗ろ過を行った。
 この水洗ろ過工程において目詰まりした布を沢の水で洗って何度も取り換えるなど作業時間が押してしまったが、参加者の皆さん熱心に互いに協力して粘土が溶けた水を見事に採取できた。細かい粒子の粘土が沈殿するには時間がかかるので家で観察するため、各自持参してもらった空のペットボトルに詰めて持ち帰ってもらった。

アンケートによる参加者の感想として
・楽しかった、これからどうなるか楽しみ。
・すごく楽しかった、いろんなことが知れました。
・粘土をさわり、粘土の元を作れてうれしかった。
 など皆さん森の中で自然と戯れながら楽しく充実した講習となった。

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瀬戸の焼き物の歴史などについての説明

02
天候にも恵まれ森林浴しながらの移動

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山桜フィールドにて良質な粘土を含む土を採取

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粘土の化学的な物質の話や太古の昔の土地の形成(東海湖など)についての説明  

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採取した土を水に溶かす

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水洗ろ過工程

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粘土が溶けた水が3層に分離する説明

定例作業報告(雑木林グループ)

2023年10月10日(火)
天 候:晴れ
雑木林グループ 参加者:5名


 今日は南海上の前線の影響による雨もやみ、秋を感じさせる爽やかな天気となった。

 午前中は人工林、雑木林グループの全員で林道の整備作業を実施した。土砂降りの雨によって林道の路面が深くえぐれ、また林道を横断する溝も土砂に埋まり、水捌けがうまくできていなかった。
そこで、土嚢づくりをする人、横断溝の土砂を取り除く人、あらたに溝づくりをする人とそれぞれ分担して作業を行った。

 午後は各グループ毎の作業に入った。雑木林グループは、コナラの除伐を行い、また、猿投山登山口の枯れたジャケツイバラの除去作業、ヤマモモコース脇の整理除伐、および今、実施しているシャラノキコースの除伐方針を再度確認して作業を終了した。


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2023.10.10_林道整備作業と除伐作業

定例作業報告(人工林グループ)

日 時:2023年10月10日(火)
天 候:晴れ
参加者:5名

午前中は全体での道路補修作業で土嚢づくりと道路補修を実施、午後は間伐許可を取得のもと、今期最初の間伐を実施した。
今期の間伐予定はC-2区域で12本、C-3区域で39本、計51本で、本日はその内のC-2区域5本を伐採した。
C-2区域はトイレ横のスギの人工林で、ツクバネが群生している。ツクバネは、ビャクダン科ツクバネ属の半寄生落葉低木。針葉樹林や瘠せた山地に分布するという。

先輩の話によると、10数年前に間伐した後にツクバネが見出されたとのことである。現在は2m以上に成長しているものもあるが、かなりのものが倒れ掛かり、枯れかかったりして元気をなくしている。普通は低木であるが成長しすぎて老齢期になっているのだろうか。どのようにしたら元気を取り戻してくれるのか思案中である。陽が当たるようになれば少しは良くなるかなと期待し、ツクバネを傷つけないよう気をつけて間伐を行なった。


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定例作業報告(炭焼きグループ)

2023年10月7日(土)
天候:晴れ
参加者:5名


今日の炭焼きグループは爽やかな秋晴れの中、懸案となっていた沢に架かる老朽化した丸太の架け替え作業を行った。

まず以前、伐倒、寸法切り、皮剥ぎをし養生してあったスギの丸太5本を現場に運び、既設の腐りかけた丸太を撤去。次に太さの違う新しい丸太を上面が揃うように石を噛ませたり掘り下げたり悪戦苦闘しながら調整。また丸太と丸太の間に落ち葉が溜まらないようある程度の隙間を確保しカスガイでしっかり固定。

丸太上面にはチェーンソーで滑り止めの切り込みを入れるなどして、歩いてもびくともしない安心安全な素晴らしい丸太の橋が完成。

大変な作業が予想されたが、Kさんの指導のもと5人の息の合った作業で、思いのほか順調にはかどり午前中に終えることが出来た。


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定例作業報告(人工林グループ)

⽇時:2023年9⽉23⽇(⼟)
天候:晴れ
参加者:8名


 午前中は、今期に間伐予定のC-3区域の毎⽊調査を実施した。去る8⽉26⽇に伐る⽊の選⽊を⾏っていたので、それに基づき残す⽊と伐る⽊それぞれの胸⾼直径を測定した。
 そのデータをもとに現況密度調査表を作成したが、ここC-3区域内の現況本数は189本、そのうち伐る⽊(間伐対象)とした本数は39本であった。この間伐対象の材積を求めると26.7㎥となり、間伐届の数値30㎥をオーバーしていないので選⽊通り間伐すればよいと分かった。ちなみに本数間伐率は20.6%、材積間伐率は14.0%であった。幹距⽐は16.4となりまだ混んでいる状態ではあるが、樹齢80年超、平均直径32cmの⼤⽊になっているため、不良⽊を中⼼に選⽊し強度の間伐は控えた。

 午後からは、予定にはなかったが、作業中に登⼭道(⼭桜コース)のすぐ脇にアカマツの枯死⽊が⾒つかり、その伐採を⾏うことにした。樹⽪はかなり腐れ危険な状態であった。周りは、枝を四⽅に伸ばしたコナラの⼤⽊やヒノキなどに囲まれ、かかり⽊を避けることができる伐倒⽅向は1⽅向であった。その⽅向へ伐倒を試みたが、先端が、枝葉に隠れて確認できなかったコナラの枝に遮られ、プラロックで牽引しても垂直のまま動かない。仕⽅がないのでツルを⼩さくし伐倒⽅向を変えて牽引したところ、今度はアカマツの枝がコナラの横⽅向に伸びた枝に掛かり、ブランコのように宙ぶらりんの状態となった。みんなの知恵を出し合い何度か⽅向を変えながら牽引を試みたところ、やっと落とすことができた。⽊の伐採は何が起こるかわからない、良い経験をした。


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アカマツの上端でかかり⽊になり、
伐倒⽅向を変えるためツルの⼀部をカット中

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かかり⽊が外れないためツルを無くし
ロープで牽引し落とそうとしたが、
このあと宙ぶらりんの状態になった。

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牽引⽅向を何度か変え試みた。

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やっと登⼭道状に倒れたアカマツ

定例作業報告(雑木林グループ)

2023年9月23日(土) 天気:晴れ
雑木林グループ 参加者:14名

 今朝は少し涼しさを感じた作業日であった。しかし、陽射しは強く、日向は暑く、木陰は作業しやすい状況であった。

 今日の作業は10月からスタートする「なごや環境大学」実施場所への
ルートの確認に合わせ、飛び出した枝や生い茂ったウラジロなどの除伐作業を実施した。また、遊歩道へはみ出したヨシなどの除去のため、サルナシ湿地のツルヨシ、笹の刈払いを行った。
 幼虫の食草である
ヨシには成長したクロコノマチョウが飛んできていた。また、シュンランエリアも笹に覆われていたが、陽がさすようになった。

 当初予定した作業のシャラノキコース沿い、かつ林道脇のエリアでは、傾斜したコナラの枯死木の伐倒処理、林内を暗くしていたアカメガシワの伐倒処理を行った。
 アカメガシワにはしっかりとムベの蔓が巻き付き、
暗くしていた要因と判明した。上へ伸びた栗やナナカマドに陽が当たるようになり、今後の林内の変化が楽しみである。


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「わいがや講座」再開第6回 講演「気候変動と 自然環境保護・森づくり」

2023年9月16日(土)
天候 晴れ
参加者 22名

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 「わいがや講座」再開第6回は近畿大学農学部の松本光朗教授をお招きして、「気候変動と自然環境保護・森づくり」と題しての講演です。

 地球温暖化によると見られる、猛暑、大雨と洪水、大きな山火事などが世界各地で頻発しています。この気候変動が将来どのようになっていくのか、また森林がどのような役割を果たすことが出来るのか、などについてスライドと豊富な資料で分かりやすく解説して頂いた。
 この中では、森林が二酸化炭素の吸収と炭素の蓄積という地球温暖化抑制に大きな役割を果たしていること、そのためには森林を健全な状態で維持することが大切であることなどの講義があり、気候変動と森林との関わりがよく理解できた。

 講演前、松本教授を猿投の森へご案内した折、「OECM(自然共生サイト)への登録を視野に活動してもいいのではないか」とのご提案がありました。検討の余地ありかと思います。
 今回は、支部の方や他団体の方にも公開し受講して頂いた。

 自然共生サイト・・・民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域

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第147回 やまじの森自然観察会報告

⽇ 時:2023年9⽉16⽇(⼟)
天 気:晴れ
テーマ:秋の野草
参加者:17名
観察コース:ヤマモモ広場 → ヤマモモコース → サルナシ湿地 → ホオノキ平 → カワセミコース → 林道 → ⼤曲→ ヤマモモ広場(昼⾷)→ ゲート → 変電所前(解散)

 9⽉中旬とはいえ連⽇の猛暑です。17名で秋の植物を探してヤマモモコースを歩き、下⾒で⾒たニガクリタケが数⽇後には⼤きく無残な姿になっていることに驚きました。ヒメジソの花を⾒つけ、爽やかな葉の⾹りを楽しみ、イヌコウジュとの違いを確認しました。イネ科のチヂミザサやハイチゴザサの⼩さな花の雄しべ、雌しべもルーペでのぞいてみました。キセルの先の雁⾸に似ていることから名付けられたガンクビソウ、サジガンクビソウも⽬⽴たないけれど花盛りです。
 ホオノキ平の坂道に清楚なシラヤマギクが2株咲いていました。アキチョウジの花を期待してカワセミコースを歩きました。猛暑のせいでもあるのか株数が激減し、上部を喰われた株もありましたが、かろうじて咲き始めた数個の⻘紫⾊の花を⾒つけることができ安堵しました。
 林道に出て道脇の植物を観察しながら⼤曲まで上っていきました。マツカゼソウが⼩さな⽩い花を付けていますがこの葉は匂いが特有のためか⿅は嫌って⾷べません。秋分間近でシュウブンソウが咲き、登⼭⼝ではヒガンバナも咲いていました。⼤曲ではオオバウマノスズクサに季節外れの花が1つぶら下がり、葉の裏にはジャコウアゲハの幼⾍を1匹⾒つけることができ皆で喜びました。
 ヤマモモ広場に戻っての昼⾷後、ゲートを出て変電所前の空き地に移動し、ナンバンギセルの花を観察しました。南蛮という名がついていますが万葉集では思い草と呼ばれた在来種でススキなどの根に寄⽣する植物です。ここでは昨年より株が増えています。
 蒸し暑いひとときでしたが着実に秋が訪れているのを感じることができました。

【上記以外に観察したもの】
[草本] アブラガヤ、トダシバ、ナキリスゲ、ヤブタバコ、ウリクサ、ハシカグサ、キツネノマゴ、マルバノホロシ、アキノノゲシ、センブリ、タケニグサ、ミズヒキ、ヒメキンミズヒキ、アレチヌスビトハギ等
[木本] ムベ(実)、シロモジ(実)、シャシャンボ(実)、アオハダ(実)、クサギ(花、実)、ツクバネウツギ(萼片)等
[きのこ] アンズタケ、ベニウスタケ、カワラタケ等
[鳥の声] ヤマガラ、メジロ、ソウシチョウ、コゲラ、ヒヨドリ
[その他] ヌルデミミフシ、ヤママユの繭

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ヒメジソ

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ハイチゴザサ

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ガンクビソウ

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シラヤマギク

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アキチョウジ

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シュウブンソウ

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オオバウマノスズクサ

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ナンバンギセル

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アレチヌスビトハギ

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アンズタケ

緑陰講座 in 「熱田白鳥の歴史館」

2023年9月12日(火)
天候 曇り
参加者 12名


今回の定例作業日は現場活動はせず、
緑陰講座のみと6月24日の運営委員会で決定。
この夏最後の「緑陰講座」は、熱田区の
「熱田白鳥の歴史館」で行うことになった。
ここは、
林野庁中部森林管理局名古屋事務所が
維持管理し一般に開放されている。

講座内容はスライドと配付資料を見ながら
講師役の副所長Tさん(男性)に、江戸時代の
曽谷での伐採、材出し、筏流しによる搬送から
現在の機械化された林業になるまでの変遷を
時代を追って説明して頂き、国産材利用の現状
についてもお話しがあった。

続いて上席技術指導官Tさん(女性)に、
大ヒノキの年輪板、木曽式伐木運材図絵など貴重
な展示品を説明して頂く。昔の林業の苦労が偲ばれた。

今回は貴重な資料や昔の珍しい道具を見ることが出来た。
夏の暑い時期の定例作業日は現場
での活動ばかりではなく
屋内での研修もいいのではないかと思いました。


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環境デーなごや2023 ブース出展

2023年9月16日(土)10時~16時
久屋大通公園エンゼル広場

環境について楽しみながら学べる市民・事業者・行政が
協働して行う「環境デーなごや」に今年もブース出展
して会の活動を楽しく紹介しました。
テーマは例年どおり『森へ行こう!』

今年は恒例となっている”この木何の木?”、
シュロの葉っぱでバッタづくりに加えて、
クロモジ茶のテイスティングは好評でした。
「いい香り!飲みたい!!」
帰宅してから飲んでもらえるよう20袋以上用意した
ティーバッグもあっという間に売り切れてしまいました。
また鼻笛の演奏を珍しそうに聴きながら、
孫さんへのお土産として買い求めていかれる人もありました。

さらに、10月から行うなごや環境大学の講座
「やきものの町・瀬戸の森で土器を作ってみよう!」も
会員が予行演習で行った野焼きの器も並べてPRしました。

この日、名古屋の最高気温は35.7℃の猛暑でしたが、
熱中症対策に注意して無事終えることができました。


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【 開催告知 】わいがや講座「気候変動と自然環境保護・森づくり」

2023年9月16日(土)、瀬戸市の山口公民館にて、「気候変動と自然環境保護・森づくり」をテーマとして、近畿大学農学部 環境管理学科の松本 光朗(まつもと みつお) 教授による講演を開催します。

松本教授は瀬戸市の生まれで、気候変動の国際交渉や国連IPCC報告の執筆にも関わられ、森林と気候変動について日本での第一人者でおられます。

今回、松本教授に素人でも分かり易く講演をして頂いて、激しくなる気候変動や自然環境保全、脱炭素など諸問題への理解を深めたいと思います。

どなたでもご参加いただけますので、ご興味のある方は
是非ご参加ください(
申込み不要)。

< 開催概要 >
 日時: 2023年9月16日(土)午後1時30分~3時00分 
 場所: 瀬戸市 山口公民館 1階会議室
 講師: 近畿大学農学部環境管理学科教授 松本光朗氏
 テーマ:「気候変動と自然環境保護・森づくり」
 住所: 瀬戸市田中町108
 交通: 愛知環状鉄道 山口駅すぐ(駐車場あり)
 主催: 公益社団法人 日本山岳会 猿投の森づくりの会

炭焼窯設置作業

2023年9月2日(土)
天候:晴れ

この日は、古くなった炭焼窯の更新作業。
以前、運び上げたドラム缶を加工して制作した窯を
いよいよ現地に設置します。

9月に入ってもまだまだ暑く、作業中は汗が吹き出し、
何度タオルでぬぐっても汗が目にしみます。

まずは設置する地面の整地
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次に、土盛りをするため板で囲います。
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土を被せ、土盛りをします。
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炭焼窯設置完了
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最後に屋根を設置して完成です。
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ラジオ出演のお知らせ

「猿投の森づくりの会」代表の和田が、
FM84.5 MHz 瀬戸のラジオサンキュー(RADIO SANQ)
に出演。

「猿投の森づくりの会」の活動内容や意義、
魅力について語ります。
是非、ご聴取ください。

放送日は、9/11(月)
9:20~、12:30~、18:00~、24:00~の4回。

放送エリア外の方や、放送を聞き逃した方は、
放送終了後、番組ホームページの「過去の放送」から、
聴取することができます。

http://845.fm/

定例作業報告(人工林グループ)

2023年8月26日(土)
天 候:晴れ
参加者:6名

 午前中は、今期間伐予定のC-3区域の選木を、6月に実施したプロット調査の結果に基づき実施した。ここのヒノキは樹齢80年以上で、現況は、平均直径30cm超、樹高23ー28m、幹距比13.5で過密状態にある。本来は幹距比を17〜20にするのが理想ではあるが、すでに大木に成長しており、劣勢木、曲がった不良木を中心に整理伐する方針とした。
 プロット調査の結果を元に、材積間伐率11,4%、本数間伐率19.0%、幹距比14.8とし、密度管理図から、半径4mの円(面積50㎡)当たりの本数を4ないし5本とすることを基準に選木をすることとした。しかし、実際選木を始めると、大木ではあるが樹冠長が10%ほどになっているものが多数見受けられた。林冠が閉鎖した状態で森林が発達し、枝は枯れ上がり、その結果樹冠長が短く形状比の高い樹木になったと思われる。2箇所目のプロット調査場所では、樹高28mと非常に高く、平均形状比は98となって、大木だがのっぽとなっている。また曲がりのあるもの多数見受けられたり、樹皮が剥がれているものもあり、不良木を中心に選木する結果となった。
  午後からは緑陰講座で三叉の川の流れに涼をとりながら、ナタの刃を研いだ。

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樹冠がほとんどなく立ち枯れになるだろうと思われるのっぽの木
樹冠がほとんどなく立ち枯れになるだろうと思われるのっぽの木

樹冠が閉ざされギャップがなくなり林床に光が届かない状態
樹冠が閉ざされギャップがなくなり林床に光が届かない状態

曲がりがある不良木
曲がりがある不良木

樹皮が剥がれかかっている樹木
樹皮が剥がれかかっている樹木

密集箇所の選木
密集箇所の選木

ゴマダラカミキリ
ゴマダラカミキリ

定例作業報告(雑木林グループ)

 2023年8月26日(土)
 天気:晴れ
 参加者:午前中10名、午後15名
 
 朝礼では、東大演習林作業での届け出徹底、
 9月12日の名古屋での緑陰講座、
 9月16日のわいがや講座「気候変動と自然環境保護・森づくり」、
 久屋大通り公園での「環境デーなごや」の行事連絡があった。

 雑木林Gはシャラノキコース入口の除伐作業、遊歩道の草刈り、
 また、ヤマモモ広場脇、第一管理道の草刈りを実施した。
 林道に接した場所に当たり、林道からの景観を考慮した
 除伐作業に
汗を流した。
 林道から清流を眺めることができるようになり、林内が
 明るくなった。近くの林道脇ではマツカゼソウの花が
 咲きだしていた。

 午後は人工林Gと一緒に三叉広場で緑陰講座の一環として
 手持ち道具、特にナタの研ぎを行い、簡単に研げないことを
 痛感した次第でした。

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