定例作業報告

1月14日(火)晴れ
 人工林グループ
    参加者:6名
 人工林グループ2020年最初の活動日です。参加者6人、それぞれのチェーンソー6台で、前回の続き三つ叉右奥のヒノキ人工林での間伐作業です。
 今回は間伐と、前回間伐して伐倒したままの未処理木の整理と、遊歩道と小川の間の灌木の整理とに別れて作業を行いました。
 間伐作業は急斜面の現場で、ロープと滑車とプラロックとを駆使して、密集したヒノキ林の中、かかり木にならないように 伐倒方向を定めて、受け口のあと追い口を切り込んでいきます。樹冠同士が接触ているので、本来なら倒れるほどの追い口の切り込み量でも倒れてくれません。プラロックでロープを牽引していくと対象木は弓なりにカーブしながらも、遂には樹間目指して倒れていきます。3人の共同作業です。
 今回の伐倒本数は4本で、10月から4回の作業累計では29本となりました。あと9本ほど伐倒予定です。
遊歩道と小川の間の灌木の整理作業をしたところでは、すっきりしてきて見通しがよくなり遊歩道から小川が望めるようになりました。
 3月予定のなごや環境大学での体験講座の場所の下見を行いました。
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雑木林グループ
参加者 8名
  私達の森づくりの会が、猿投山北西側(瀬戸市山路町)愛知県有林
と協定を結び、整備を始めてから17年目の春を迎えました。 
 里山林(雑木林)の整備をし植生の変化を見極めるには、早くて15~20年、そして「豊かで多様な植生、明るい森林」となるには通常50年単位の時間を要すると言われています。 
 今日は1号管理道沿いの8年前から整備をしてきた区域をはじめこの5か年来、集中整備をしてきた一帯の植生の変化を調査し今年度の作業方針を皆で確認をいたしました。 
 ササユリ、ツルリンドウなど途絶えていたと思われる草本類や林道周辺にコバノミツバツツジ、モチツヅキの繁茂、コナラの実生群落など楽しみな変化が確認されました。反面、ネザサ、ミヤコザサが増えてきましたが、背丈低く刈り込みグランドカバーの役割を期待する「緑のじゅうたん」として制御する計画も話し合いました。
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なごや環境大学「蛇口の向こう~水源の森へ!」(全4回)スタート

1回 85年前から水を作り続けている浄水場を見てみよう!

日時 令和元年1226日(木)

場所 瀬戸市馬ヶ城浄水場

講師 瀬戸市浄水場管理課 阪幹宏氏、加藤孝一氏

スタッフ5名

 

年末のどんよりとした曇り空の下、9名の受講者の参加を得て第1回講座がスタートしました。

最初にこの講座を企画した趣旨と、全4回の講座の会場の位置関係を説明しました。

(ふだん何気なく使っている水道の水がどこからどのように蛇口に流れて来るのか、水源の森まで辿って水と森の関係を考えてみる。名古屋市の水道では遠く長野県や岐阜県の森に水源を求めているが、瀬戸市では町の裏山とでもいうべき猿投山などの森を水源として、コンパクトであることが特徴であること。)

 

  そしていよいよ開講です。講師の阪さんと加藤さんから浄水場のあらましを分かりやすく説明していただきました。
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昭和8年から尾張瀬戸駅や瀬戸市など町の中心部へ給水開始している歴史ある浄水場で、水源を三国山の赤津川と猿投山の東山路川に求めていること。緩速ろ過方式でゆっくりとした速度で濾材の砂の表面に発生する微生物の働きで効率的に濁りや有機物などを効率的に除去すること。

その分、現在主流の急速ろ過方式に比べて広い面積が必要になるが、処理のために凝集材や電気を使わない省エネルギーな方式であることなどです。
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  実際の施設を間近に見ながらとても分かりやすい説明でした。

その後、補助水源用の貯水池へ登っていきました。これは雨天時などで流れてくる表流水が濁った時に、ここに貯めた水をろ過池に送るよう切り替えて使うそうです。貯水量以上の水はダムの堰から下流に流れ落ちますが、コンクリートの堤体の表面に付いた苔によって水紋を描き、とてもフォトジェニックです。
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さらにそこから20分ほど渓流沿い小道を遡りました。その下には浄水場へ送る導水管が埋設されているそうです。道の両側は自然林を成し渓流と相まって雰囲気のいい景観です。

辺りに甘い香りを発している所では、そのもとはタカノツメの枯葉であることをガイドするなど、スタッフの猿投の森づくりの会員の本領発揮です。IMG_9085 

  参加された受講者からは「とても興味深い内容だった」、「普段は入れないところまで見られて貴重な体験ができた」、「歩きながらでも説明を受けられてよかった」、「スタッフもとても親切だった」などの声をいただきました。

(馬ヶ城浄水場は6月の水道週間の日曜日のみ、一般開放で入ることができます。)

 

第2回以降追加募集中 !!

※12月8日に一度締め切りましたが1件キャンセルが出たため若干名を先着にて受け付けます!


第105回 やまじの森自然観察会報告

日時   令和元年12月21日(土)        天気  曇り
テーマ  照葉樹
参加者  16名
コース  ヤマモモ広場 → シャラノキコース → 
              ホオノキ平 → 一号管理道
 → 林道 → 堰堤 
              → ヤマモモ広場


 照葉樹とは文字通り、葉の表面のクチクラ層が発達し、厚くて照りのある葉をもつ常緑広葉樹のことです。S氏の樹木調査に基づいて作成した「やまじの森の照葉樹表」をスタート時に参加者に手渡し、各人がチェックしながら観察しました。
 林内では落葉樹の葉は色あせ、ほとんど散ってしまっています。落ち葉を踏む音、タカノツメの甘い匂いを楽しみながら歩きました。葉の形、葉の付き方が対生か互生か、葉の縁に鋸歯があるかどうか、葉裏の色などで同定します。ネズミモチはネズミの糞のような黒い実、ソヨゴは長い柄のある赤い実、サカキは頂芽が鎌形に曲がる、シャシャンボは葉裏の主脈を触ってみるとゴツゴツの突起がある、モッコクの葉柄は赤い、シラカシの葉裏は淡緑色だがウラジロガシは蝋質に覆われ粉白色、等、それぞ
れの特徴を確認していきました。
 ヤマモモ広場から林道を上り大きくカーブするところを右手に沢沿いに上っていくと堰堤近くにカゴノキ(鹿子木、クスノキ科)があります。樹皮が鹿の子模様であることが決め手です。その近くにあったリンボクを入れて今回は32種の照葉樹を確認することができました。
 ヤマモモ広場に戻り軽く昼食をとったあと、観察会の皆さんと一緒にやまじ小舎での餅つきに参加させていただいてご馳走になりました。自然を満喫しお腹も満たされ幸せな一日でした。

【照葉樹】 アオキ、アセビ、アラカシ、イヌツゲ、ウラジロガシ、カゴノキ、サカキ、シキミ、シャシャンボ、シラカシ、シロダモ、ソヨゴ、タブノキ、ツクバネガシ、ツブラジイ、テイカカズラ、ナワシログミ、ナンテン、ネズミモチ、ヒイラギ、ヒサカキ、フユイチゴ、マンリョウ、ミヤマシキミ、ムベ、モッコク、ヤツデ、ヤブコウジ、ヤブツバキ、ヤブニッケイ、ヤマモモ、リンボク
【鳥の声】 アオジ、ウグイス、エナガ、コゲラ、ソウシチョウ、シジュウカラ、ハシボソガラス、ヒヨドリ、メジロ、ヤマガラ、ルリビタキ
20191221ヤブコウジ
ヤブコウジとテイカカズラ
20191221フユイチゴ
フユイチゴ
20191221アオキ
アオキ
20191221ウスタビガの繭
ウスタビガの繭
20191221テンナンショウの実
スルガテンナンショウの実




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