冬芽、蕾:コゴメウツギ、ハンショウヅル、コウヤボウキ、ミツバツツジ、ザイフリボク、ヒメシャラ、シキミ等
昆虫、その他:テングチョウ、キタテハ、キタキチョウ、スギタニキリガ、ツヤアオカメムシ、ワカバグモ、カナヘビ
鳥(の声): シジュウカラ、ヒヨドリ、ヤマガラ、ウグイス、メジロ、トビ、ノスリ
猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。
日 時:2024年2月3日(土)
天 候:晴れ
場 所:山桜フィールド
参加者:一般参加者(急遽お休み)、会員6名
本日は北西の風が冷たく、8時頃からHさんが先行して現場へ行き、火入れを行った。火入れした窯は、昨年から薪を詰め込んでいた窯にした。
勢いよく燃える窯口の薪、勢いよく出る煙突からの煙、煙りにむせながら関連の作業を実施した。わずかに漏れ出す煙を防ぐために、近くで取出した赤土の土団子を窯に押し当て窯を補強した。また、次回以降の薪の準備としてフィールド近くの倒木を切り出し薪づくりを行った。
そのような作業をしている中、5時間ほど経っても白い煙が続き、窯の中の木が生木に近い状態になっていたのではないかと考えられた。窯を閉じて取り込む空気の量を減らし、6時間ほど経って窯を完全に閉じた状態にして作業を終了した。
陽射しの中に流れる煙、窯口の赤い炎、晴れ渡った青空、気分転換には最高の贈り物に感じられた。
日 時:2024年1月20日(土)
天 気:小雨
テーマ:冬の野鳥観察
参加者:7名
コース:第一管理道➝山道➝東海環状自動車道側道➝巡間町ため池2か所までの往復
雨の中の開催となったので、当初予定していた中部電力瀬戸変電所前からの歩き出しをやめ、第一管理道奥まで車に分散して乗車し、そこから観察会を開始した。変電所前では参加者を待つ間にコジュケイの鳴き声を聞くことができた。早く到着した方はコジュケイが高く飛ぶ姿を見ることができたとのことであった。
側道に入るとシロモジの葉が落ちることなく冬芽が雨に濡れて輝いていた。近くの橋からは下見の時はセグロセキレイが見られたが、今日はキセキレイが1羽、餌探しに勤しんでいた。高速道脇のキミノシロダモの実が残っていないかと調べたが、もう見ることはできなかった。歩きを進めるとベニマシコが右へ行ったり左へと飛びまわっていた。アオジも一瞬横切る姿を見ることができた。
最初の池では、ヨシガモが藪の向こうで泳いでいた。道を横切るジョウビタキの雄も確認でき、せと赤津インター脇では冬芽を見ている時にGさんが掴んだ枝にモズの早贄がありメザシようになった姿を見ることができた。シジュウカラを木々の間に望みながら2番目の池へ向かったが、到着と同時にヨシガモ5羽程が飛び去ってしまい、キンクロハジロと残されたヨシガモが池の遠くで泳いでいた。
帰りは「せと赤津ビオトープ」の巨木を見ながら下見時に確認したイソヒヨドリがいたエリアをのぞき見しながら帰路に着いた。三日前に実施した下見ではほとんど鳥の声を聞くことはなかったが、今日は鳥の鳴き声を耳にすることが多かった。特にベニマシコに集中している時に鳴いたアオゲラには驚かされたが姿を確認することはできなかった。高木となるオオウラジロノキの冬芽を手元でながめ、アセビの花が咲きだしているのに目を奪われ、足元のスズカカンアオイの花、ヒメユズリハの葉をみて観察会は無事に終了した。
【 観察できた鳥 】
コジュケイ、ヒヨドリ、キセキレイ、マガモ、ダイサギ、ツグミ、アオジ、ハシボソガラス、メジロ、ベニマシコ、アオゲラ、シロハラ、ジョウビタキ、ソウシチョウ、シジュウカラ、ホオジロ、ヨシガモ、キンクロハジロ
【 花 】
スズカカンアオイ、アセビ
【 木 】
キミノシロダモ、オオウラジロノキ、カラスザンショウ、ヒメユズリハ、シロモジ、トウコマツナギ、ハリエンジュ、ジャヤナギ or マルバヤナギ、アセビ
【 実 】
ガガイモ、アオツヅラフジ、タカサゴユリ、トウコマツナギ、ヌルデ
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