猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

定例作業報告

日時:10月18日(火)
場所:東大演習林
参加者:8名

本日は22年度の間伐予定地の選木と毎木調査を実施した。
先月は区域の確認とプロット調査を実施したが、その結果に基づき「残す木」の選木を行なった。
中心木から4mの竿を振り回し、その範囲内に幹距比と密度管理図から求めた「残す木」の本数分を選木し、その他を「伐る木」として赤テープを巻いた。この作業を順次全域で実施した。
その後全数の胸高直径を測定し、胸高直径ごとに「残す木」と「伐る木」を別々にカウントし集計した。
これらのデータをパソコンのソフトに入力し、現況と間伐後の形状比、幹距比Srや本数間伐率、材積間伐率等を求めた。

プロット調査で求めた幹距比Sr等と密度管理図から「残す木」の本数を決めたが、「伐る木」は小径の劣勢木が中心となることから、材積間伐率は小さくなる傾向にある。そのため目的の材積間伐率より小さくなり、追加で「伐る木」を選木する結果となった。追加で「伐る木」の選木を行い、再度パソコンで再計算し修正した。今後の課題となった。
材積間伐率が30%未満にしなくてはいけないので、結果は間伐後でも過密の状態にある。
毎木調査の結果(一部)は表のとおりである。

承認を頂いた上でこの結果に基づき次回からは間伐作業に入ります。基本を守り、安全第一にやっっていきます。
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第136回 やまじの森自然観察会報告

日時:令和4年10月15日(土) 天気:晴れ

テーマ:木の実、草のたね 参加者:17名

観察コース:ヤマモモ広場→林道(東海自然歩道)→トイレ→北歩道→やまじ小屋跡→三叉(昼食)→林道→ヤマモモ広場

 今日は天気も良く林道を歩いて三叉までのコースとした。歩き初めて直ぐにマツカゼソウに注目が集まり、猿投山登山口の手前では、ヤマザクラに絡んだサルナシの実が望遠を覗くと確認できた。大曲ではナギナタコウジュの花がこれからの状態にあり、3日前は美味しそうな大きなアケビが実のっていたが、もうはじけてしまっていた。足元にはナンバンギセルの花が一輪咲いていた。
   ジャコウアゲハの幼虫の食草
であるオオバウマノスズクサがほとんどなくなり、増えることを期待したい。
   林道には、オオウラジロノキの実がころがり、林道脇ではセンボンヤリの閉鎖花を見ることができた。

   水場近くになると今が盛りのアケボノソウ、アキチョウジがみんなの興味を引き付けていた。
   ムササビの巣は顔出しがなく巣の周りの白いのが目を引いた。トイレ脇では、ツクバネ、ナナカマド、ヤブコウジの実を見ることができた。
   北歩道ではアキノキリンソウの花、ツルリンドウの実、コウヤボウキの花を見た。歩きの途中でヤブムラサキの葉に触りふわふわ感を感じとっていた。
   やまじ小屋跡ではセンブリの花が咲き始めていた。
   一本のハギの花を見終えて昼食タイムとした。
   トイレ脇での休憩時、三叉での昼食時にそれぞれ一頭のアサギマダラがすいすいと飛び

まわっていた。やまじの森は木々がやや色づきはじめ初秋の味わいを感じた観察会であった。

□ 木の実とタネ
   オオウラジロノキ、シロモジ、ツクバネ、ミヤマシキミ、ヤブコウジ、 ツルリンドウ、クサギ、アキノキリンソウ、ガンクビソウ、マツカゼソウ、イヌコウジュ、チゴユリ、ナナカマド
□ 咲いていた花
 アケボノソウ、アキチョウジ、センブリ、ナンバンギセル、ノコンギク,コウヤボウキ、アキノキリンソウ等
□ 鳥
 メジロ、ヒヨドリ、モズ、カケス、ヤマガラ、アオゲラ

IMG_6756サルナシを見る
サルナシを見る
IMG_6792アキチョウジ
アキチョウジ
DSC_1434ヤブコウジDSC_1438アケボノャE
ヤブコウジ      アケボノソウ
DSC_1474シロモジの実DSC_1475マツカゼャEの実
シロモジの実       マツカゼソウの実
DSC_1560センブリDSC_1570クサギ
センブリ          クサギ


定例作業報告

令和4年10月11日(火)
全参加者:15名

雑木林グループ:9名

 雨上がりの良い天気に恵まれ、少し肌寒い中、人工林G、雑木林Gとそれぞれに分かれて作業を行った。
 雑木林Gは、ヤマモモコース脇の採光除伐を主として行った。主な除伐木としては、遊歩道に覆いかぶさったソヨゴ、樹冠が込み合って半分枯れてしまったヤマモモ、込み合ったアラカシ、ヒサカキ、タカノツメなどであった。また、枯損木の伐倒処理も行い作業を終了した。
 除伐後の林内や遊歩道はすがすがしい風が流れ、作業後の疲れも飛んでいく雰囲気であった。

DSC_1385ソヨゴの切株
ソヨゴの切株
DSC_1386遊歩道脇の除伐
遊歩道脇の除伐
DSC_1387除伐後の遊歩道
除伐後の遊歩道
DSC_1389林内の除伐
林内の除伐
人工林グループ
参加者:6名
 当日は第7次協定1年目の作業区域C3の毎木調査を行った。 作業区域C3はヒノキの人工林で、トイレ前の林道の反対側、東南方向へ伸びた尾根の登り坂(山桜コース)と、その南西側の沢とを挟んだ細長い区域である。おおよそ下半分は ヒノキの純林、上半分はヒノキと雑木とが混在した場所である。
 下半分は10数年前に間伐された林齢約80年のところで、それほど過密状態ではなく、それぞれの木も立派に成長しているが、中には変形したり曲がったりしたものがあり、そ れらを中心に間伐することにした。
 今回は下半分のヒノキの純林の選木と毎木調査を行った。手順は以下の通りです。 選木は、プロット調査で求めた幹距比Srを用いて密度管理図から半径4m内(50㎡)の保存本数を求め、中心木回りを4mの竿で回し、その範囲に保存本数が残るように選定 する。この作業を順次行い全区域での残す木を選定する。 毎木調査は、残す木と伐る木の全ての胸高直径を測定し記録する。 この測定データと調査区域の面積とで形状比、幹距比SR、本数間伐率、材積間伐率等を求める。
 この結果は以下の通りです。
 調査面積は2,110㎡、現況総本数は171本、間伐本数は34本、本数間伐率20%、材積間伐率12%。間伐後の形状比73.5、幹距比Sr17となり、ほぼ理想的な林 となります。
 下半分の間伐のあと上半分の整理伐を行う予定。

定例作業報告

参加者 23人
 雑木林G
 台風一過、久しぶりに爽やかな青空の下の作業である。昨夜は三河地方に線状降水帯ができた。猿投山は大荒れになっていることを想定し、午前中は幹線道路の側溝・斜溝の整備にあたることにした。ゲートから水場までは先回までに整備してある。大曲~水場~トイレまでの側溝やグレーチング下の泥を掃除。老いも若きも、男も女も泥にまみれてつるはし・スコップを駆使して悪戦苦闘。これで路上を水が流れて掘れるのを防ぐことができる。森の手入れは土木工事でもある。
 午後はヤマモモ広場下を採光除伐。直径40㎝、高さ15m程の、シイ、リョウブなど上空を覆う木を除伐。
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側溝の掃除
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きれいになった側溝

人工林G
 午前中はトイレから三叉手前の林道の側溝の溝さらいを行った。枡が完全に埋まっていて、そこから林道下を通るパイプが塞がっていた。枡に入り全身真っ黒になりながら奮闘し貫通することができた。
枡の上には斜面から落ちてくる土砂が入らないように丸太を並べて蓋をした。
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 午後は、2班に分かれ、ヤマモモコースからカワセミコースの倒木の処理を行うとともに、北歩道のアカマツの枯死木の伐倒を行った。アカマツは直径が50cmほど、スローラインを使いロープかけを行い、伐倒したが処理に難儀した。
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 作業後は茶店で打ち合わせ。コーヒーの値段が50円も値上がりしていて、もうここには来たくないと思った。

定例作業報告

9月20日(火)晴れ時々曇り
参加者:4名 場所:東大演習林
 台風14号が日本を縦断し、前日は実施するかどうかNHK、天気jp、ウエザーニュースの各天気予報と睨めっこ。それによると、20日朝方には東海地方から去り、8時から10時以降は晴れマーク、降水量0、降水確率0、風速は2mから5mの予報。夕方に、集合時間を少しずらして実施連絡を行った。  
   実施して正解であった。当日は台風一過で雨風もない穏やかな状態で、心配した地盤の緩みもなく普段通りの作業ができた。作業内容はプロット調査まず間伐区域0.57haの周囲の確認。きつい傾斜面もあったがコーナーごとに目印のテープを巻いていった。その後間伐区域の内比較的傾斜の緩い場所0.15haを選定し、今年度の間伐エリアにした。
  このエリアの2か所でプロット調査を行った。その結果の一部は添付表の通り。
    形状比は104とかなり細長く、平均樹幹距離は1.77m、幹距比は11.3と超過密の状態であった。
    地表には昼間でも日光が届かず草本類はなかった。10月から来年3月までにこの区域の間伐を実施し地表に陽が射す明るい森にしたい。
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環境デーなごや2022 ブース出展

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久屋大通公園エンゼル広場 

コロナ禍により3年ぶりに久屋大通公園で開催された環境デーなごやにブース出展した。今回、当猿投の森づくりの会はエンゼル広場のブースNo.1。入り口に最も近く、これまでにも増して多くの人に立ち寄ってもらえた。


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いつも好評の「シュロの葉っぱでバッタ作り」体験は感染対策のため長時間とどまらない配慮をするということで、作成の実演および「この木何の木?」のクイズに答えた方へのプレゼントとして、あらかじめ作成したものをお渡しする形とした。本物と見まがう作品を作る実演風景を見つめる人たちの姿が印象的であった。

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また、今回初めて展示したスウェーデントーチに「これは何ですか?」と興味を示して質問する方も多く、その仕組みや昨年度のなごや環境大学で体験講座を実施したことなどについて、実際に燃えているトーチの動画をお見せしながら説明した。

また、ブースには森の四季や活動の様子を紹介する写真パネル、会で発刊した図書も配置し、会の活動パンフレット、環境大学のチラシなどもお渡しして、代表以下9人の会員スタッフが入れ替わり、会の活動への理解と参加を呼び掛け、盛況のうちに16時に閉会した

第135回 やまじの森自然観察会報告

日時  令和4年9月17日(土)   天気 曇り
テーマ 秋の野草         参加者 15名
コース ヤマモモ広場 ー ヤマモモコース ー サルナシ湿地 ー 
ホオノキ平
 ー カワセミコース ー 林道 ー 大曲 ー
ヤマモモ広場(昼食)ー シラカ
シ広場(解散)
 大型台風接近の影響もまだなく穏やかな天候、久しぶりにヤマモモコースを下っていき、まずヒメジソとイヌコウジュの葉、苞、萼片の違いを観察した。道がずいぶん荒れていてウリカエデ、リョウブが根こそぎ倒れていた。
 サルナシ湿地では緑色のクロコノマチョウの蛹を3個見つけることができた。
   カワ
セミコースではアキチョウジが数株爽やかな青紫色の花を付け始めていた。
   林道に出
て大曲へ上って行き、オオバウマノスズクサにいるジャコウアゲハの幼虫を探した。4匹いたが今は十分な量の葉がないため無事に蛹になって越冬することは難しそうだ。その手前のススキの根元にナンバンギセルが咲いていた。ススキやミョウガなどの根に寄生する植物で、変電所前では確認しているがここでは初めての発見だった。
 ヤマモモ広場に戻り早目の昼食をとりシラカシ広場へ移動した。シラカシの裏側の株元の今日一番のサプライズは数株のカエンタケ。食べてはならないだけでなく触るとその汁でひどくただれるという猛毒キノコで、以前三叉で確認したがこの場所では初物。公園等でも見つかる例があり皆さんに注意を喚起した。
 長引く猛暑で例年より花や実が少ないようにも思ったが、確実に秋の訪れを感じたひとときだった。

【観察したもの】
[草本] ヒメジソ、イヌコウジュ、アキチョウジ、シマジタムラウ、シュウブンソウ、ガンクビソウ、サジガンクビソウ、ヤブタバコ、ヒヨドリバナ、ハシカグサ、ウリクサ、マツカゼソウ、ヒメキンミズヒキ、ヤブマメ、アレチヌスビトハギ、ツユクサ、ミズタマソウ、ノギラン、チヂミザサ、ハイチゴザサ、トダシバ、ヌメリグサ、アシボソ、キンエノコロ、アイバソウ、ヒメクグ、
ナキリスゲ等

[木本]  コウヤボウキ(蕾)、ナツハゼ(実)、シロモジ(実、花芽)、
オオウラジロ
ノキ(実)、ハンショウヅル(実)
[きのこ] カエンタケ、シロイボカサタケ
[その他] クロコノマチョウ(蛹、成虫)、ジャコウアゲハ(幼虫)、
ホタルガ、ヒ
トツメオオシロヒメシャク、オニヤンマ、ジョロウグモ
[鳥の声]  メジロ、ヒヨドリ、ヤマガラ、コゲラ、ソウシチョウ
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ヒメジソ         アキチョウジ
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シマジタムラソウ      ガンクビソウ
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ヤブタバコ     ナンバンギセル
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     ヤブマメ        アレチヌスビトハギ
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 カエンタケ          ヒヨドリバナとホタルガ
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クロコノマチョウ蛹     ジャコウアゲハ幼虫

定例作業報告

9月13日(火)晴れ
人工林グループ
参加者:7名  10月11日(火)からの間伐作業に間に合うように、プロット調査を実施した。雨に降られず調査ができて一安心。  データをもとに間伐届を作成し、9月16日には県有林事務所との打ち合わせ予定。  本年度は2カ所で間伐を実施。山桜コースと谷筋の間の0.42haと、ゲート入って直右側の0.21ha。 前者は2カ所、後者は1カ所でプロット調査を行った。その結果の一例はの通り。
プロット調査20220913No.2プロット調査記録[147141] (2)

どちらも15年ほど前に間伐された場所で、幹距比が13.7、13,8、14.8とな
っており混み合ってきている。 間伐の必要はあるが樹齢が80年ほどであり直径も大きくなっていて立派な木に成長している。少なめに選木して、かつ森が明るくなるようにしたいと思っている。
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釣竿を廻し中心木から5.64mの円弧内の木の直径を測定

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頂点までの勾配を測定し樹高を測る

雑木林グループ 7名
 午前中はヤマモモ広場北西斜面の採光除伐を行った。
 空間を暗くしている直径15㎝程のカシを数本、ソヨゴを2本除伐。雨が多いせいか木が重く斜面での玉切処理に苦労する。ヤマモモコースの上層が明るくなってきたがすでに地面からは眠っていた埋没種子が元気よく発芽してきている。
 午後は緑陰講座で刃物類の刃研ぎ講習を行った。
 発電機を持ち込み、研磨機やグラインダーを使っての刃研ぎである。刃こぼれしたナタの刃研ぎは削り込みに時間がかかり難しい。グラインダーを使っての鎌の刃研ぎは過熱による焼き入れが鈍ることや削りすぎに注意が必要であった
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定例作業報告

日時:8月27日(土) 天気:曇り
参加者:14名
朝からどんより曇った蒸し暑い日。前回に続いて、人工林、雑木林G共同
で林道補修。 水場付近の幹線林道と第2管理道の合流点付近の側溝及び横断水路(パイプ
)の浚渫作業を重点的に行った。 横断水路の(上流)呑み口は深くて、作業を交代しながら1m以上も掘り下
げなければならなかった。 これは林道西側の側溝が山側擁壁の上の法面から落下する枝葉を含む土砂
で塞がれ、林道を降雨が走って洗堀され林道の土砂が堆積したものと思わ
れる。 また、西側の沢からのみ流下する土砂もこれに加わっていると思われる。 約2時間、汗まみれ、泥まみれの作業で全員クタクタ。何とか通水すること
ができ、折しも正午頃に雨が降り始めてきたので作業を終了した。
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第134回猿投の森自然観察会報告

日 時 2022820日(土)  天気 曇り

 テーマ 雑木林の虫

 参加者 19

 観察コース 変電所前→ゲート手前を左折→ゲートへ戻り→アジサイコース→サルナシ湿地→ヤマモモコース→ヤマモモ広場(昼食)→林道→変電所前

    出発地の変電所前の石垣にはガガイモの毛深い淡紫色の花が咲いていました。少し歩いたところのススキの根元に毎年この時期咲いているナンバンギセルはまだ花芽が出たばかりの状態でした。
    湿った林道にはノブキの白い花が咲きはじめました。
    今日のテーマは虫の観察です。
  ゲート手前を左折し奥へ行ったところのアベマキの樹に下見の時にはカブトムシのオスやコクワガタがいましたが、今日は天気のせいか暑さのせいか見つけることができませんでした。カラスザンショウの小木に8㎝くらいのクロアゲハの幼虫(たぶん終齢)がついていました。頭部や胸部をたたくと赤い臭角を出し今日一番の人気者になりました。サルナシ湿地ではクロコノマチョウの蛹を見つけましたがすでに羽化した後でした。ガガンボが忙しく動いています。
 下見の時にはミツバツツジの葉の中にハラビロカマキリを見つけました。足もとに置いてみるとお尻を上げて威嚇ポーズをとりました。カマキリの威嚇ポーズ、かわいいです。
 森の中はもうツクツクボウシが盛んに鳴いて夏の終わりを知らせているようでした。
 ガンクビソウ、ヒヨドリバナ、ミズヒキなどの秋の花が咲きはじめ季節は遅れることなく移り変わろうとしています。ヤマモモ広場から林道を変電所前まで戻り、暑かった真夏の観察会は終了しました。

 

観察できたもの(下見時含む)

◎観察した虫 アオバハゴロモ ウスバキトンボ ガガンボ カブトムシ キンモン

ガ コガネムシ クロアゲハ(幼虫) コクワガタ サトキマダラヒカゲ シオヤア

ブ タマムシ ツクツクボウシ ナミアゲハ ハラビロカマキリ ヒメウラナミジャ

ノメなど

クロアゲハの幼虫2022.8
クロアゲハの幼虫
シオヤアブ(♂)2022.8
シオヤアブ(♂)
ハラビロカマキリ2022.8
ハラビロカマキリ
◎木の花 クサギ ノリウツギ フユイチゴ マルバハギなど
ガガイモ2022.8
ガガイモ
ヌマトラノオ2022.8
  ヌマトラノオ
マルバハギ2022.8
マルバハギ
◎草の花 オニドコロ ガガイモ ガンクビソウ キツネノマゴ キンミズヒキ サジガンクビソウ ダイコンソウ ツルニガクサ ナンバンギセル ヌスビトハギ ヌ 
マトラノオ ノブキ ヒヨドリバナ ヘクソカズラ マルバノホロシ ミズタマソウ ミズヒキ メマツヨイグサ ヤマノイモ ヤブランなど 
  
◎鳥の声 メジロ コゲラ ヒヨドリ ソウシチョウ

定例作業報告



日時:8月9日(火)、天気:晴れ

参加者:15名

 暑い日が続く中、15名の参加を得て、8月初回の定例作業は、人工林グループ、雑木林グループ共同で、前回に続き土嚢づくりを行い、その後は大曲付近を中心に流水で土砂に埋められた側溝、路面、水切り溝の土あげを行った。

IMG_2677土嚢づくりDSC01388土嚢の作成
土嚢づくり
DSC01342側溝の土砂取除き (3)
側溝の土砂取除き 
DSC01378大曲の土砂取除き
大曲の土砂取除き
   汗が噴き出す中の作業であったが、みんな適時給水を取りながら午前中の作業を終了した。
   また一方で自然保護委員会メンバーで設置した動物監視カメラデータの回収を行った。
   昼食は全員が三叉広場に集まり、ゆめファームで採れたスイカを食べて疲れを癒やすことができた。午後は機器講習としてスローラインとロープ掛けの実習を行った。なかなか思うような場所に飛んでくれなくて苦戦を強いられた実習であった。
DSC_0254スローラインの行方を見るDSC01363スローラインを投げたー
スローラインの行方を見る   スローラインを投げたー

定例作業報告

日時:7月23日(土)晴れ
雑木林グループ

参加者13名

  前々回に予定していた林道補修作業を全員参加で実施した。この1週間ほどの豪雨で 林道に大きな溝ができていた。今回はヤマモモ広場までの溝さらい、土嚢の敷き詰めを行った。まだ、三叉広場までには多くの箇所に溝ができ、今後も引き続き実施していく必要がある。1時間を目途に作業を行い、その後は各グループ毎の作業に取り掛かった。

IMG_5276土嚢作成と運搬
土嚢作成と運搬
DSC_0026林道の補修
林道の補修
 雑木林グループは環境大学の準備作業として、昨年同講座で作成したビートルズベッドがイノシシに破壊されていたためにその場所を利用して昆虫のベッドづくりを行った。
DSC_0032昆虫ベッドの整備
昆虫ベッドの整備
 また、枯死木や除伐木が倒されたままだったので後処理作業を行った。
 DSC_0031枯死木の処理
枯死木の処理
 昼食は、全員が三叉広場に集まり歓談しながら、代表差し入れのスイカを味わった。
IMG_5284差入のスイカ
差入のスイカ
 午後は13時30分から山口公民館で作業委員会を開催し、緑陰講座、必要な資機材について話し合った 。

人工林グループ
参加者:5名
朝一番の作業は雑木林Gと一緒に全員で道路の修復作業。1時間余り行い、そのあと予定の北歩道のアカマツの枯死木伐採を行った。実質の作業時間が1時間もなかったので直径50cmほどのアカマツ1本のみの伐倒であった。
作業は午前中のみで午後からは山口公民館で作業委員会があった。
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第133回 やまじの森自然観察会報告

日時   2022年7月16日(土)   天気  曇り

テーマ  夏の山野草         参加者 13名
観察コース ヤマモモ広場(集合)、大曲、三叉広場杉の谷入口南歩道(仮称)

北歩道トイレ三叉広場(昼食) 

 前日までの豪雨、11時頃からの雨予想のため林道歩きを止めて、車で三叉広場まで移動した。途中で大曲のオオバウマノスズクサを食草とするジャコウアゲハの幼虫を観察した。昨年、オオバウマノスズクサが切られてしまい、少し残った蔓に今年も幼虫を2匹だけ見ることができた。

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ジャコウアゲハの幼虫

  今回は三叉広場をぐるっと回るコースを観察した。これまで、杉の谷コースの堰堤付近まで足を延ばし、ミカワショウマを見に行っていたが、今年は花を見ることができずに断念した。三叉広場近くの花も開花していなかった。一方で、チダケサシは花も咲き始め、見ることができた。
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チダケサシ

  林道終点付近ではヒメコウゾの黄色い実を、道端ではナガバハエドクソウが小さい花を咲かせ始めていた。南歩道脇のナツフジも咲き始めの状態であった。
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ナツフジ

  北歩道入口付近では、エゴノキやウラジロノキの幼木が目についた。ヤブムラサキの葉に触り、そのふわふわ感の感触を楽しんだ。落ちたオオウラジロノキの木の実も観察できた。北歩道脇では、ドクベニタケの「カサの赤と柄の白」が印象的であった。
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ドクベニタケ

  トイレの対岸で初めてミカワショウマの花を見ることができた。トイレの堰堤脇にはマムシもいた。これからのシーズンはマムシやスズメバチ、ダニなどに注意していきたい。ミヤマウズラやササユリ、ツルアリドオシの赤い実、ツクバネの実を確認した。
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ミカワショウマ
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ツルアリドオシ

  空模様を気にしながら三叉広場に戻り、クロアゲハの幼虫を観察し、
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クロアゲハの幼虫
 
 ソウシチョウの鳴き声を聞きながら昼食を頂いた。途中で聞いたイカルの鳴き声が「きのこおいしい」と聞き取れ、雨も降ることなく、帰りにゲート脇でコクランを見て、観察会を終了した。

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コクラン
【観察できたもの】

【花】ナガバハエドクソウ、チダケサシ、ミカワショウマ、
      ノギラン、
アキノタムラソウ

【木の花】リョウブ、バイカツツジ

IMG_5819リョウブ
リョウブ
【木の実】オオウラジロノキ、ウスノキ
【鳥の声】クロツグミ、メジロ、シジュウカラ、イカル、
          ヒヨドリ、ソウシチョウ、

     ヤマガラ、ハシボソガラス、キビタキ

2022年 ハチトラップ調査結果報告

オオスズメバチ・トラップ設置のまとめ

 猿投の森づくりの会は、県有林やまじの森で人工林、雑木林の間伐・除伐作業や林道、管理道、遊歩道等の整備作業を行っている。

 作業時にハチ刺され被害が発生し、それ以降2015年からハチトラップを4月から6月の2ヶ月間設置している。

令和4年は、前年度と比べ若干増のスズメバチ捕獲数となった。今年度の特徴としては、第1地区で生きたオオスズメバチを3か所で確認でき、第3地区ではキイロススメバチの捕獲も確認できた。

  スズメバチ以外の昆虫として、アジサイエリア脇でクロシデムシ20匹程が入っており、第一管理道脇では、ヨツボシケシキスイやフトアナアキゾウムシが見られた。一番多く入っていた展望台脇ではヨツボシモンシデムシも見られた。また、トラップには、蛾が多く入っていたが、クワガタ類は見られなかった。

 下の表は、左クリックすると拡大表示します。 

蜂トラップ まとめ 1

(注1)第1地区:「山路の森」入口からヤマモモ広場に至るエリア、第3地区:三叉路を中心としたエリア。

(注2)ハチ計」はオオスズメバチとコガタスズメバチ、キイロスズメバチ等を含めた数です。

**【トラップ設置】越冬した女王バチの営巣開始に合わせてハチトラップを設置し、夏から秋にかけて活動するスズメバチの増加を防ぐため**

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アジサイ脇のトラップ
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クロシデムシ
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オオスズメバチ


定例作業報告

令和4年6月25日(土)晴れ時々曇り

雑木林グループ
参加者12
 
 朝礼で提案があり今日は暑くなるとの予想から午前中で作業を切り上げることになった。また新しいメンバーを交え作業を行った。
カワセミコースの前回までに伐採した後の枝や倒木が遊歩道から綺麗にみえるように整理作業を行う一方、ヤマモモ広場奥の桜の整理伐および枝を広げて森を暗くしていたソヨゴなどの除伐作業を行った。高木の桜では、スローラインを使って倒す方向にロープを張り安全に倒すことができた。また、ヤマモモ駐車場、およびハンショウヅル自生地周りの草刈りも行った。

残念ながら、カワセミコースの山桜の枯死木が伐倒処理だけで終わり、一方でソヨゴの掛かり木処理に手間取り整理作業を一部残してしまった。午後は13時半から山口公民館で人工林、雑木林グループが集まり作業委員会を開催した。

IMG_5712ヤマモモ広場奥の整理伐
ヤマモモ広場奥の整理伐
IMG_5715ハンショウヅル周りの草刈り
ハンショウヅル周りの草刈り
IMG_5716カワセミコースの枯死木伐倒
カワセミコースの枯死木伐倒

人工林グループ
参加者:6名
 前回は雨天中止のため、例年6月第2火曜日に実施する予定の継続木調査ができなかったが、本日雨が心配ではあったが何とか実施することができた。
暑さのため午前中だけの作業となり6名全員で2班に分かれて継続木の胸高直径を測定した。2班で行ったことにより1時間余りで24本全部の測定ができた。
測定結果は別にデータでまとめたが、そのうちのA群の14本についてその成長ぶりをグラフで示す。樹齢は長いもので80年ほどで、2007年から始め16回目の測定となるが順調に成長していることがわかる。
2022継続木調査
 そのあと、北歩道の枯死木の調査を行った。アカマツが7ー8本ほど歩道に危険な状態で枯れているのが確認できた。次回除伐することにした。
午後からは作業委員会であった。

第132回 やまじの森自然観察会報告

日時   2022年6月18日(土)   天気  曇り一時雨 
テーマ  水辺の植物         参加者 16名
コース  ヤマモモ広場ーシャラノキコースーサルナシ湿地ーホオノキ平ー第1管理道ーアジサイコースー林道ーヤマモモ広場 

 雨を心配しながら出発し、シャラノキコースへ向かいました。昨年のこの時期の観察会ではヒメシャラ、ナツツバキ2種の花の大きさを比べたが、期待の花が樹上にも地面にも見当たらず、落花した数輪のヒメシャラをなんとか見つけることができました。高温の日が多かったせいか開花が例年より早かったようです。
 サルナシ湿地では今年も昨年に続きアズマヒキガエルの産卵はなくオタマジャクシを残念ながら見られません。木道の両側に生えているツルヨシの葉にクロコノマチョウがいないかと皆で探し、三日前の下見では前蛹状態だった個体が透き通った緑の蛹になっており、幼虫も見つけることができて満足しました。
 アジサイ、ガクアジサイ、ヤマアジサイそして終盤のコアジサイが梅雨空に映え、遠目にササユリが1輪咲いていました。もっと多く咲くようになって欲しいものです。
 キビタキやクロツグミ等の野鳥のさえずりも楽しめた梅雨の合間の贅沢なひとときでした。

【観察できたもの】
(水辺の植物) オニスゲ、ミヤマシラスゲ、ツルヨシ
(草の花 ) クサイ、ササユリ、ジガバチソウ、オカトラノオ、オオバノトンボソウ、ヤマトウバナ
(樹の花) バイカツツジ、ムラサキシキブ、サカキ、アジサイ、コアジサイ、ヤマアジサイ、ガクアジサイ
(樹の実) オオウラジロノキ、シロモジ、クロモジ、ウスノキ、スノキ、ナツハゼ、オオカメノキ、ハンショウヅル
(鳥の声) イカル、ソウシチョウ、クロツグミ、サンショウクイ、キビタキ、ヒヨドリ、ホトトギス、ヤマガラ、メジロ、ウグイス、サンコウチョウ、コゲラ
(その他) クロコノマチョウ、ヨツスジハナカミキリ、チュウガタシロカネグモ
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ヒメシャラ
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オニスゲ
_DSC4345
クロコノマチョウ 蛹
_DSC4354
クロコノマチョウ 幼虫
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ササユリ
_DSC4411
ガクアジサイとヨツスジハナカミキリ
_DSC4368
バイカツツジ
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オオウラジロノキ
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ムラサキシキブ
_DSC4445
ハンショウヅル 実


定例作業報告

令和4年5月28日(土)快晴

雑木林グループ

参加者13

  快晴で気温上昇したが爽やかな作業日となった。

カワセミコースの採光除伐も最終段階にはいり、遊歩道脇に繁茂し

たウラジロを整理伐し、谷の入口にあり、谷を暗くしていたヒノキ

を除伐することになった。

 除伐したヒノキは、玉切りにして、皮むき後、ベンチに仕上げた

この時期ヒノキは水を良く吸い上げているので、皮むきが容易で、

初めて皮むき体験をするN女子は上手に皮むきを楽しんでいた。

 対岸にある倒れたコナラとヒンキの傾斜木も3本ほど除伐した。

IMG_2586 (1)

IMG_2585 (1)


遊歩道脇のウラジロ除伐と休憩

              遊歩道脇のウラジロ除伐と休憩

遊歩道脇おウラジロ除伐

遊歩道脇おウラジロ除伐

人工林グループ

参加者:7名

 午前中はホオノキ平に1本残っていたアカマツの枯死

木の伐採を行った。この木は遊歩道の脇にあり、もし倒

れた場合重心がそちらにあるため非常に危険な状態であ

った。

新人の方も参加されており、安全を優先にした基本的な

伐採方法で処理を進めた。

木の周りの整理、伐倒方向のポイント設定、スローライ

ンによるロープ掛け、滑車を介しての安全方向からの牽

引準備、受け口加工、追い口加工、退避、牽引。残念な

がらかかり木にはなったが外し方などそれもいい勉強と

なったかな。

そのあとスローラインの練習をみんなで行った。みんな

はじめてであり苦戦した。

 午後は次回予定の継続調査木測定のためのルート確保

を行った。今までルートの整備を行っていなかったため、

調査木に行き着くまでに藪などがあり歩くのが困難な場

所があった。

そのルートの整備を実施した。

(参考までに)

 本日使ったロープは、新たに購入したテトロンクロス

8ロープ径が10mmで、材質はポリエステル。径10mmの

場合の引張強度(破断荷重)は1,700kgf。前回使用した。

シリウス500径10mmの2,800kgfよりは小さいが、クレモ

ナS(三打ち)10mmの1,150kgf、12mmの1,400kgfより

は大きい。

実際使用する時には、労働安全衛生規則を参照にして 安

全率を6とし、引張力が約280kgf以下になるような使い

方をするとよい。ちなみに、いつも使用しているプラロ

ックMPR-1000の引張能力は200kgfとなっている。

IMG_4952

手前が遊歩道

IMG_4957 20220528

かかり木になった

IMG_4958 20220528

丸太切り

IMG_4960 20220528

スローラインに挑戦

IMG_4962 20220528

スローラインに挑戦

IMG_4966 20220528
              
                継続調査木へのルート確保



 

第131回猿投の森自然観察会報告

日 時 2022521日(土)   天気 曇り

テーマ 新緑の雑木林

参加者 14

観察コース ヤマモモ広場→林道→北歩道→三叉広場→林道→ヤマモモ広場

 

初夏の風がさわやかな季節となりました。先月の観察会からのこの1ヵ月の森は新緑から深緑へとめまぐるしく移り変わっています。5月初旬にはムベ、シャガ、ホウチャクソウなどの花が咲いていましたが、今日は残念ながらこれらの花たちは見ごろを過ぎていました。

今日は雨の心配をしながらですが久しぶりにヤマモモ広場から三叉広場までの林道を往復します。

最初にヤマモモ広場から少し下ったところのハンショウヅルの観察に行きました。ハンショウヅルももう見ごろは過ぎましたが、昨年より花数が増え、株も年々増えてきています。気まぐれなイノシシに掘り起こされないように祈るばかりです。林道に黄色の花殻が落ちています。高い樹にツル状の枝を巻き付けて花を咲かせているジャケツイバラの花殻です。上を見上げると大きな黄色の花穂が見えます。大まがりにはオオバウマノスズクサの新葉が奥のハリエンジュの樹にツルを這わせ花も咲いていました。昨年より小範囲の場所になりました。葉がジャコウアゲハの幼虫の食草となるため今日もジャコウアゲハが飛来していて葉裏の卵も確認しました。林道の両脇のコアジサイはそろそろ咲きはじめです。装飾花のない薄紫の花はかすかな香りがします。コゴメウツギは高さ2mあまりのこんもりとした茂みを作り小さな白い花が可憐です。足もとにはオニタビラコ、ニガナなど黄色い花が目立ちます。北歩道の南側の湿地にはミズキの段状に広がる枝先に白い花が広がっていました。

雨にも降られず三叉広場で昼食後ヤマモモ広場まで戻り緑の中の観察会は終了しました。

 

観察できたもの

◎木の花 エゴノキ オオバウマノスズクサ コアジサイ コゴメウツギ コツクバネウツギ ジャケツイバラ タニウツギ ツクバネ ハンショウヅル ミズキ など

◎草の花 イチヤクソウ オニタビラコ ギンリョウソウ トウバナ ニガナ ニョイスミレ ヒメアギスミレ ヘビイチゴ ミヤマナルコユリ など

◎鳥の声 センダイムシクイ ヒヨドリ イカル ソウシチョウ ウグイス クロツグミ キビタキ オオルリ メジロ サンショウクイ ホトトギス ヤブサメ ツツドリ コゲラ

エゴノキ2022.5.18
エゴノキ
オオバウマノスズクサ2022.5
オオバウマノスズクサ
コツクバネウツギ2022.5
コツクバネウツギ
シャガ2022.5
シャガ
タニウツギ2022.5
タニウツギ
ハンショウヅル2022.5.18
ハンショウヅル
ムベ2022.5
ムベ

定例作業報告

令和4年510日(火)晴れ

雑木林グループ

参加者:7
   森は若葉の状態から青葉の状態に色濃く移り変わってきていました。
   夏鳥がさえずり爽やかな気候の中で、カワセミコースの北側渓谷斜面において南側からの日照を妨げている傾斜木や日当たりが悪いために幹が細く、曲がった木などを除伐しました。
   林道ではコゴメウツギが咲き始めるなど森は夏に向けて足取りを進めていました。

20220510雑木

人工林グループ
参加者:5名
 ホオノキ平にあるアカマツの枯死木3本を伐倒処理した。 
 1本目は直径が35cmほど。新たに購入したロープ・シリウス500(10mm x 30m)を試してみた。このロープは破断強度が2,800kgfと強いため安全率を6としても、プラロックの定格引張荷重より数倍大きい。
伐倒対象の木の上の方に牽引ロープ(シリウス500)をかけ、別の木に取り付けた滑車で安全側へ方向を変え、その牽引ロープの途中にブルージックで巻き付けたフリクションノット(8mm)を取り付けた。別の木に取り付けたプラロックのロープの先端とフリクションノットと連結してロープシステムを作った。フリクションノットは取り付け位置を自在に変更できるので便利である。途中かかり木にはなったが横方向へロープを引き処理できた。 
 2本目のアカマツも径が35cmほどで、外見ではわからなかったが根元の内部が朽ちて空洞になっていたため、受け口の修正途中に自重により倒れるというヒヤリハットがあった。そのためこれもかかり木になったが横に引くことにより処理できた。危険な枯死木であったため今回処理してよかったなと思う。
   3本目は径が40cmほどで周りを木で囲まれかかり木になる状態であったので、邪魔になるネジキを数本前もって除去した。(ネジキは他にも何本もありよしとした。)伐倒方向をピンポイントで設定し、受け口を正確にその方向に合わせて追い口を作ったところ正確に伐倒方向へ倒れた。 
 4本目の枯死木・アカマツが残ったが次回処理予定。
   新しいロープは10mmと細くて軽く扱いやすい。フリクションノットと組み合わせると便利である。その上強度があるので安心して作業できた。


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シリウス500を使ったロープシステム
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1本目の枯死木・アカマツ。追い口作成中
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1本目が倒れた
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2本目の枯死木・アカマツ
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受け口の修正途中で自重で倒れた
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根元が朽ちて中が空洞になっていた
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3本目の枯死木・アカマツ
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3本目も上の方は朽ち果てていた
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残った4本目の枯死木・アカマツ

民有地枯れ松伐採しました

令和4年4月26日(火)
従事者4人
民有地の枯れたアカマツの伐倒作業を行いました。場所は日進市で名古屋市営地下鉄の平針駅の近くです。
昨年の後半から急速に枯れてしまい、敷地は2面が道路に面し、住宅にも近接しているので当会に伐倒の協力要請があったものです。
樹高は約14m、根元から二股に分かれて直径はそれぞれ40cm内。一本は西側の歩道付き道路側に傾いていましたが、プラロックで牽引し2本とも反対側の敷地内ぎりぎりに倒すことができました。
昼前からは雨予報でしたが手際よく作業を進め、2時間ほどで終えることができました。
従事したのは安全監視を含め4人でした。IMG_4839IMG_4837
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定例作業報告

令和4年4月23日(土)曇り時々晴れ

雑木林グループ
参加者 12名

 カワセミコースの北側渓谷斜面の除伐作業を行いました。
 この区域の幹線林道近くには、モッコクが多く植生しています。中には、幹が途中から二股になっているもの、生育が貧弱なものがあり。これらを除伐しました。
 そのほかの樹種は、リョウブ、ソヨゴ、ウリカエデ等で傾斜木、からみ木を選んで除伐しました。
 ヤマモモ広場南側渓谷と合流する地点まで除伐作業を実施しました。
0423定例 雑木0001
0423定例 雑木0002
0423定例 雑木0003

人工林グループ
参加者:5名
 昨年度の間伐区域にあった2本のアカマツの枯死木を伐倒した。尾根近くの一本と、そこから斜面を少し下ったところの一本と、いずれも直径が55cm超の大木であった。林道側に倒れた場合その先が林道に達する恐れがあり伐倒することにした。

 まず対象木の周りを整理した。次にロープをかけ、そのロープを滑車を介して反対側へ向きを変え、安全側でプラロックで牽引できるように準備をした。ここでロープの長さが短かかったためロープを継ぎ足した。また林道では登山者の安全を誘導すべく二人配置した。

 受け口を作ったあと、その受け口方向をピンポイントの目印位置の方向に修正した。そのあと笛で合図を送りかつ安全を確認して追い口を切り込んでいった。予定のツル幅まで切り込んだ後安全区域に退避しかつ危険区域に人がいないことを確認したあと、合図でプラロックで牽引し徐々に倒そうとした。しかし予定方向へは倒れたがカーブしたアカマツの先端がヒノキにかかってしまった。プラロックで牽引してもかかりが外れないため一旦テンションを解除した。
 カーブした幹は谷側に重心があったので、ツルの谷側を上下共斜めに開口するとともにツルを半分ほど切り込んだ。再度プラロックで牽引すると幹が回転し始めかかりが外れ、当初の予定方向へ落下した。
 2本目のアカマツはかかり木になることなく伐倒した。玉切り処理をしたが上部までかなりの大径木だった。
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受け口加工
IMG_0431 2
追い口加工
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先端がヒノキにかかった
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予定方向へ倒れた
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第130回山路の森自然観察会報告書

日  時   令和4年4月16日(土) 9:30 ゲート前
テ ーマ   「 木々の芽吹き 」   参加者 22人  
観察コース  ヤマモモ広場→シャラノキコース?サルナシ湿地→
  弟1管理道→アジサイコース?シラカシ広場→ヤマモモ広場・ランチ 
 こ寒い朝となりましたが歩き始めると暖かくなってきました。
オオカメの花は終わり、高木のウワミズザクラが咲き出しました。足元には
ニガイチゴの白い花が咲き、カンアオイの新葉が立ち上がっていました。
チゴユリがいくつも咲いていて順番待ち無しで写真が取れました。
タチシオデが20cm~30cm程の高さになって早いものは雄花、雌花がついています。タカノツメは三出複葉の緑の葉を広げています。
 サルナシ湿地に近づくと、オオウラジロの花が咲き、若枝は綿毛に覆われ真っ白です。足元にヒメハギが一輪咲いていました。
 第一管理道にはナワシログミの実が少し赤みを帯びてきました。来月には食べることができるかもしれません。
目を上げるとコナラ新葉は銀色の毛に覆われたビロード状の葉で大変美しいです。今しか見ることが出来ません。
 ヤマツツジは赤い蕾、ニオイタチツボスミレは咲いていました。
 すみれの香りはわかる人、分からない人がいます。微妙な香りでしょうか。
 林道に出るとタンザワウマノスズクサの花が咲きだしました。サキソホンの形が面白いです。ホウチャクソウの蕾もみつけました。
 今でしか見られないシダのシシガシラの芽吹きを見ました。
 春は心躍る季節です。次回はもっと花が咲き出すことでしょう。
◎芽吹きの植物  ガンピ、ミヤマガマズミ、コバノガマズミ、タカノツメ
      シロモジ、マルバアオダモ、ミヤマナルコユリ、カマツカ、
      コゴメウツギ(蕾)、ツクバネウツギ(蕾)
野鳥の声 エナガ センダイムシクイ、ウグイス、オオルリ、コゲラ、
      ヒヨドリ、アオゲラ、メジロ、キビタキ、ヤブサメ、ノスリ
P4160084 (2)タチシオデ
タチシオデ
P4160123タチツボスミレP4160076チゴユリ
タチツボスミレ         チゴユリ
P4160088ニガイチゴP4160102 (2)ヒメハギ
ニガイチゴ          ヒメハギ
P4160119コナラP4160121ニオイタチツボスミレ (2)
          コナラ         ニオイタチツボスミレ 
P4160100 (2)オオウラジロノキP4160134シシガシラの芽出し
オオウラジロノキ      シシガシラの芽出し

定例作業報告

日時 令和4年412日(火) 

天気 晴れ

雑木林グループ

参加者 9

ヤマモモ広場南側の藪化した所の刈り払いが終了し見通しのきく明るい森になりましたが、カワセミコースを少し下った所では照葉樹によって相対的に暗い環境がまだ残っていることから、新年度はここの整備から着手することにしました。

森は春本番を迎え、足元ではそこかしこにタチツボスミレの群生を見ることができました。

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人工林グループ
参加者:7名
 三叉近傍で林道に斜めに覆いかぶさるように枯れたクロマツが立っていた。枝が折れて林道を歩く人の頭上に落ちる可能性があり危険な状態であった。
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 まず周りの木に掛からないように倒す方向をきめ、その方向にピンポイントで目印の赤いテープを巻いた棒を立てた。そしてクロマツの上の方へロープをかけ、滑車を介して方向転換しプラロックで牽引できるように準備を行った。受け口を正確に目印の方に作り、チョークでツルの幅位置に印をつけ、安全確認のあと、その印の位置まで追い口を切り込んでいった。退避の後プラロックでロープを徐々に引いていくと予定の方向へ無事に倒れた。
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 しかし、上の方で折れた枝が何個か隣の木の枝に宙ぶらりんにかかっていた。高さ10m位はあるだろうか。ちょうど林道の真上でこれが落ちてきたら歩行者の頭上に当たってしまう。
スローラインを持ってきてもらい、それを使いロープを枝先にかけて、何度も繰り返し揺さぶりながら落とそうとしたがなかなか落ちない。一旦落ちたと思いきや、その下の木にまたかかったりして1時間くらいしてやっと落とすことができた。
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そのクロマツの先にアカマツが枯れていて、これも林道に向かって傾いていたので危険な状態であった。これは重心が林道側にあるがそちらではかかり木になるため、倒す方向を重心方向より30度ほど向きを変えることにして受け口を作り、追い口を切り込んだあとクサビを打ちこむことによりぶ無事予定方向へ倒しことができた。
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昼の休憩時間に山桜コースの花見をたのしんだ。満開の時期は終わっていたが、まだ残った花や葉桜を楽しむことができた。



やまじの森のヤマザクラ情報です。

4月10日(日)にやまじの森林道を歩き、ヤマザクラコース、猿投山稜線を歩いてきました。満開状態のヤマザクラでした。

IMG_4717赤猿峠鉄塔から
赤猿峠鉄塔から
IMG_4713稜線休憩所から
稜線休憩所から
IMG_4688登山道から
登山道から
IMG_4687空に輝くオオカメノキ
空に輝くオオカメノキ
IMG_4678ヤマザクラコース
ヤマザクラコース
IMG_4674巨木を見上げる
巨木を見上げる
IMG_4670ヤマザクラコース
ヤマザクラコース
IMG_4669ヤマザクラコース
ヤマザクラコース
IMG_4667雲興寺側から
雲興寺側から
IMG_4665登山口から
登山口から
IMG_4663登山口手前_1
登山口手前_1
IMG_4657林道脇手前は葉桜
林道脇手前は葉桜



やまじの森のヤマザクラ情報1

   やまじの森のヤマザクラ情報です。

 林道脇にある早咲きヤマザクラは散り始めていましたが、まだまだこれからが見ごろです。

 ヤマザクラコースのビューポイント2の巨木は今満開です。そこからの遠望部分のサクラはまだまだでした。
   今週末がベストシーズンかと・・・


IMG_4442変電所脇からのやまじの森
変電所脇からのやまじの森
IMG_4483林道脇下から
林道脇下から
IMG_4485ヤマモモ広場
ヤマモモ広場
IMG_4487猿投山登山口
猿投山登山口
IMG_4494山桜コースからまだ早い
山桜コースからまだ早い
IMG_4495ビューポイント2満開
ビューポイント2満開
IMG_4500雲興寺側から
雲興寺側から
IMG_4508登山口脇
登山口脇
IMG_4511ヤマモモ広場奥
ヤマモモ広場奥
IMG_4513林道脇上から
林道脇上から

なごや環境大学 森からのプレゼントⅡ No.4 開催

令和4年3月26日(土)雨
参加者(受講者)22名 スッタフ(森づくり会員)18名
前日から催行可能かどうかヤキモキする悩ましい天気予報でした。
何とか11時までは雨にはならないとの予報を信じて、開催する決断をしました。
しかし、受講者が活動現場に集合した時点でもう霧状の雨が降ってきました。
スッタフは素早い対応で現場にオーニングを設置し雨対策を行いました。
21環境大学No.40005
開講挨拶、説明の後、受講者は2班に分かれ、林内を散策しました。
散策目的は、クロモジ、ヤブニッケイの植生状況などを観察確認することを主としました。
散策から戻った受講者には、クロモジの枝を細断しパックに詰める作業を行ってもらいました。
21環境大学No.40003
 しかし、雨が強くなってきたため、お茶の煮だし体験とヤブニッケイ蒸し餅づくり体験の予定を変更し、お茶は、あらかじめ用意したクロモジの葉、ヤブニッケイの葉で味わってもらい、またヤブニッケイ餅は、スッタフが作成して、クロモジ楊枝(受講者自ら作ったもの)を使って味わってもらいました。
 参加した子供に味はどうですか?と聞くと、「美味しかった」との答えが返ってきて、主催者としては一安心でした。
21環境大学No.40006

 子供の時期に、味、香りの体験をすると、記憶に残り、彼らが大人になってからも、この森のことをきっと思い出してもらえるでしょう。
スッタフの方々の素早い対応で無事終了できたことに感謝いたします。

第129回 やまじの森自然観察会報告

日時:令和4319日(土)

天気:晴れのち曇り テーマ:春をさがそう 参加者:18

観察コース:ヤマモモ広場→林道→展望台→キツツキコース→アジサイコース→第一管理道→サルナシ湿地→シャラノキコース→ヤマモモ広場

ヤマモモ広場から林道に出たすぐにトサミズキの花が咲いていました。トサミズキの自生は当然なく、この森に植栽されたもののタネを鳥が運んだものと推測されます。林道脇の高い位置にキブシが簪のような花序を付けて垂れ下がっていました。雌花や両性花を付ける花序は短く、雄花は長いようです。ハンショウヅルは元気に新芽を出していました。くれぐれも人的被害に会わないことを祈るばかりです。カワセミコースに入ってすぐから展望台に向かいました。この道はクロモジの幼木が多いです。展望台から東大演習林方面に毎年タムシバが見られますが今年は月末頃になるのではないでしょうか。風に乗ってヒサカキの花の匂いがかすかに感じられました。少し戻り、キツツキコースからアジサイコースへと下りた沢筋にショウジョウバカマが可憐に咲いていました。第1管理道ではナワシログミが実を付けていました。実が苗代を作る頃に熟すことから名付けられています。サルナシ湿地には、昨年落ちてすぐに根を出したどんぐりが割れ、中の脂肪真っ赤になっているものをいくつか見つけました。また草本類の花の少ないこの時期に咲くヒメカンスゲの花は貴重です。下見の時はルリタテハやキタキチョウなどを見ましたが今回はここでクワゴマダラヒトリの幼虫を見たきりです。シャラノキ群生地の脇でウグイスカグラを観察、開花まではあと一歩。ゆっくりとした春の訪れを感じながらヤマモモ広場まで戻ってきました。

 

◆観察できた主なもの

◇花 トサミズキ キブシ アセビ ヤブツバキ ヒサカキ クロモジ ウグイスカグラ(蕾) シキミ オオバヤシャブシ ダンコウバイ オオカメノキ(蕾) ヒメカンスゲ ショウジョウバカマ

◇鳥 ウグイス ヒヨドリ メジロ ハシブトガラス ソウシチョウ ヤマガラ ミソサザイ シジュウカラ ウソ 
◇昆虫 クワゴマダラヒトリ

観察会風景
観察会風景
ナワシログミの実ウグイスカグラ
ナワシログミの実       ウグイスカグラ
オオカメノキの蕾キブシ
オオカメノキの蕾           キブシ
クロモジショウジョウバカマ
クロモジ          ショウジョウバカマ
トサミズキヒサカキ雄花
トサミズキ         ヒサカキ雄花
ヒメカンスゲ1根付いたどんぐり
ヒメカンスゲ        根付いたどんぐり
クワゴマダラヒトリ
クワゴマダラヒトリ


定例作業報告

日時:3月15日(火) 晴れ
場所:東大演習林
参加者:6名
   今年度最後の作業日でした。伐倒本数は20本、今年度累計131本。前年度からの累計243本。
傾斜中腹から四方を見渡すと、伐る木と選定した印である赤テープが巻かれた木は見当たらず、間伐完了とした。
間伐結果は表1、表2の通り。本数間伐率で50.6%、材積間伐率で20.4%の間伐を行った結果、形状比が100だったのが83.2となり細長い木が減少し、幹距比が11.2から15.9になり混雑ぶりがかなり改善されたことがわかる。
・、2
   最初ここの樹齢95年のヒノキ人工林を案内されたときには、鬱蒼とした暗い森だなという印象を受けたが、この2年間の成果として林床に木漏れ日が当たる森になったなと感じる。

   今回はNさんに径が30cmほどの中径木に挑戦してもらった。伐倒方向を確認し、その方向に赤の印を立てた。受け口の作成後ツルの幅位置に印をつけ、追い口のラインをけがき、そのラインに沿って追い口を入れる。前もって掛けていたロープを引き伐倒した。周りを木に囲まれ、重心の逆方向という難しい木であったが、かかり木になることなく見事赤い印の上に倒れた。
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見事赤い印の上に倒れた
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木漏れ日の入る林床となった

定例作業報告

日時 令和4年38日(火)

天気 晴れ
雑木林グループ
参加者 8

 ヤマモモ広場南側の藪を刈り払い日差しの届く林床となるように進めてきた作業も最終となりました。

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朽ちていたアカマツが遊歩道に倒れる危険があったため伐採したほか最終的な手入れを行い完了しました。
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手入れの終わった森ではマンサクが花を咲かせていました。
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午後からは、第4回目なごや環境大学の準備作業を行いました。

人工林グループ
参加者:6名
3班に分かれて作業をした。林道沿いの間伐は終了していたので山側の狭い場所での作業となり、安全のためお互いに声をかけ合い所在を確認しながら作業をしましょうと申し合わせた。
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Hさんの指導で伐倒するNさん      予定方向へ倒れた
Hさんの指導で、Nさんがヒノキ中小径木2本をかかり木になることもなく予定の方向へ倒すことができた。
本日の伐倒本数はスギ2本、ヒノキ9本の合計11本。
次回3月26日(土)は工事のため現場まで行けない可能性もあり、現況密度調査表の数値目標は達成できたので、ここ第3地区C-4での作業は一応終了とした。間伐結果は表の通り。
間伐結果

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明るくなった間伐後のヒノキ林
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なごや環境大学 森からのプレザントⅡ 第3回 開催

令和4年2月26日(土)晴れ
  参加者 14名 スタッフ14名
 今回は、2回目に腐葉土つくりに積み上げた落葉を切り返す作業と
 シイタテの菌打ち体験をしました。
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山桜フィールド 炭焼き

令和4年3月5日(土)曇り
 参加者 7名(午後4名) 
 4月からの炭焼き本番を控え、薪などが雨に濡れない場所の確保として、倉庫に眠っていたテントを持ち出して、炭焼き窯の近くに設置しました。傾斜地への設置であり、高さ調整に意見を出し合い実施しました。午後は、リョウブを除伐っし、炭材とするため、40cmに切断し、テント内の台に積み上げました。

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定例作業報告

日 時:2月26日 晴れ
人工林グループ
参加者:6名
 新人Nさんにも小径木2本を伐採してもらった。なかなかツルが並行にならなかったとのこと。追い口の前にチョークでツルの幅を示す線を両側に描き、それらを確認しながら追い口を切り込んでいくと並行になるとのアドバイスをした。
 本日の伐倒本数は、スギ4本、ヒノキ8本の合計12本。累計はスギ10本、ヒノキ32本。
 間伐対象の残りはスギ2本、ヒノキ13本の15本となり3月には終了の予定。

雑木林グループ
参加者:14名
 午前中は、なごや環境大学共育講座の第3回を開催し、雑木林グループ全員がスタッフとして活動しました。
 午後は、ヤマモモ広場西側の谷筋の前回除伐しておいた倒木を処理しました。
 また、コナラの枯死木の伐倒を実施しました。

第128回 やまじの森の自然観察会報告

日時:令和4219() “雨水 9:30~13:30
天気:晴れのち曇り    テーマ:冬芽    参加者:12名
観察コース:中部電力変電所前ゲート第1管理道サルナシ湿地シャラノキコースヤマモモ広場(昼食)➝ゲート変電所前
 今月も先月に続き中部電力変電所前から観察会を開始した。観察会に先立ち、Tさんがコクサギの枝を持ってきて、三大美芽の一つである旨の説明を受け出発した。元駐車場跡と思われる場所ではオオバヤシャブシとヒメヤシャブシ、ノイバラとミヤコイバラ等の比較やヌルデの芽などに皆さん興味津々であった。ゲートへの道ではマルバアオダモ、三大美芽のネジキ、ナツハゼとカマツカ、ゴンズイ、まだ蕾のダンコウバイ、木々の同定等を行いながら歩みを進めた。ゲート手前のジャケツイバラやキブシは、まだこれからと思われた。ゲートを入り、ノリウツギ、カキノキ、コウヤミズキを確認した。第1管理道では、コブシの膨らんだ蕾、高木のミズキとネムノキの枝ぶりを眺め、オオカメノキの花芽と葉芽、バイカツツジ、ガマズミ等を確認し、遊歩道に入った。ホオノキ平脇ではオオバウマノスズクサを、湿地脇ではオオウラジロノキを見た。小川のそばにあるマンサクには花が咲いていることを確認できた。シュンランは蕾をつけているのが少ないと感じた。シャラノキコースに入っては、低く刈り込められたホオノキの芽を、三大美芽のザイフリボク、ナツツバキやヒメシャラを見た。ヤマモモ広場奥のマンサクにも花が咲いていることを確認した。また、広場脇にはリュウキュウマメガキがあるよと教えて頂き、気づかないものだと痛感した。天気の崩れもなく、春がすぐそこまで近づいていることを感じた観察会であった。

【観察できたもの】

冬芽 
 主なもの 
三大美芽ネジキザイフリボク、【コクサギ
オオバヤシャブシ、ヒメヤシャブシ、ヌルデ、アカメガシワ、
ノイバラ、ミヤコイバラ、マルバアオダモ、サルトリイバラ、
タカノツメ、タラノキ、エゴノキ、ヤマハゼ、ウリカエデ、
リョウブ、ウワミズザクラ、ミヤマガマズミ、ナツハゼ、
カマツカ、ムラサキシキブ、コアジサイ、ゴンズイ、クロモジ、
キブシ、ダンコウバイ、ジャケツイバラ、ウグイスカグラ、
ヤマコウバシ、ウスノキ、タマミズキ、ナツツバキ、
ヒメシャラ等

  マンサク、ヤブツバキ、

  オシドリ、ヒヨドリ、メジロ、アオジ、ウグイス、
シロハラ、エナガ
ハシボソガラス、ルリビタキ、コゲラ、
イカル

20220219観察会

定例作業報告

日 時:2月15日 曇り
場 所:東大演習林
参加者:6名
   新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の期間延長がされているなか、Nさんの初参加もあり6名の参加者となった。
   ここの小班での作業は2年目になる。毎木調査を実施した急斜面より上側の主要区域では、総本数480本のうち間伐予定本数が257本(本数間伐率53.5%、材積間伐率29.9%)であったが、今までの間伐累計本数は1年目では112本、2年目では先月までに86本、合計198本となり、残り間伐予定本数が59本であった。
  本日25本間伐したことにより2年目111本となり残り34本となった。上を見上げるとかなり空隙ができ明るい森になったと実感できる。
  急斜面より下側の未調査部分では未着手で暗いままである。
  作業もあと1日となった。
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定例作業報告

令和4年2月8日(火) 薄曇り

雑木林グループ 参加者7名 

前回に続いてヤマモモ広場の南側の除伐をすすめました。
これまでの作業で、藪になっていた状態から明るく日が差し込むようになってきました。

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ヤマモモコース雪景色
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  雪が残っていた中で作業を始めましたが、季節は春に向かって着実に歩みを進めており、ムシカリの冬芽が青空に向かって大きく手を広げているようでした。
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人工林グループ
参加者:6名
 前日の情報では林道は一面雪だった。しかし、天気予報では零下にはなっておらず、やまじ小舎までの道路も問題なく通過できたので、やまじの森林道も多分凍ってはいないだろうと判断し現場の三叉まで出発した。実は車4台のうち冬タイヤは1台のみ。途中状態を確認しつつ残雪のなかをゆっくり進んでいくと、冬タイヤ1台は通過したが三叉手前の登り坂のところで前進不可となった。三叉周辺は一面雪景色であった。 
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三叉周辺は一面雪景色
 昼までには雪も解け大丈夫だろうと思い、そのまま近辺等に駐車した。 
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陽だまりで昼食
 新人Nさんが、持参してきたシャベルで周りの雪かきをしていてくれたおかげで、帰りは無事そこでUターンできた。

 前回同様二手に分かれて作業をした。斜面のところは積雪で滑りやすいため安全に十分注意しながら伐倒作業を行った。目印のピンポイントの方向へ倒れ気分爽快。昼食は三叉広場上側の風もなく穏やかで暖かい陽だまりの中でとった。
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林道沿いのスギの伐採風景
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玉切り風景
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集積風景
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ヒノキの伐採風景
 伐倒本数はヒノキ5本、スギ2本の計7本。樹齢はヒノキ40-50年、スギ約80年。
 ヒノキの累計伐倒本数は24本となり、予定本数が45本であるので残り21本となった。スギの累計伐倒本数は6本となり、予定本数が14本であるので残り8本となった。作業日は残り3日、安全優先で進めたい。

定例作業報告

令和4年1月22日(土)晴れ

雑木林グループ 参加者11名

ヤマモモ広場の南側斜面の谷沿いを西側に向かって藪状の林を除伐しました。

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 今回で、コナラの実生群生地域まで見通せる状態になりました。
 蔓がらみのリョウブ、枝が絡み合ったソヨゴが主体で、低木は、イヌツゲが多く、これも除伐しました。
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 苔を材料にした直径20cmくらいの何かの巣を小松の枝に掛かっているのを見つけました。また、ススキの多い所では、ウグイスの巣が落ち葉に埋もれていました。

人工林グループ
参加者:7名
前回は雨で中止になり今年初めての県有林での作業となった。
人工林の間伐体験をしたいということで女性のNさんが参加された。Nさんは静岡県で20日間の森林研修をされて、履き物を始め身なりも森林作業用に整えられていた。作業もテキパキと積極的に動かれ、これからも間伐作業に参加したいとのことで、これからの頼もしい戦力になるでしょう。
斜面のヒノキの伐採グループと林道脇のスギの伐採グループとに別れ作業を開始した。ヒノキのグループはロープを使いながら順調にヒノキ4本とや枯死木を伐倒した。スギのグループは1本目は伐倒方向の設定を見誤りかかり木になった。正しい方向に伐倒方向を設定しておればスムーズに伐倒できたと反省した。伐倒本数はヒノキ4本とスギ2本の計6本。伐倒後は見晴らしが良くなった。
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ヒノキの伐採風景
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ヒノキの伐採風景
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スギの伐採風景
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追い口作成
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かかり木の処理
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玉切り

定例作業報告

日 時:1月18日(火) くもり
場 所:東大演習林
参加者:6名
夜明け前に小雪、寒い朝で凍結を心配したが道路は普段どおりであった。作業を始める頃には特に寒いということもなく、硬くなった体をラジオ体操でほぐし作業を開始した。
DSC00762.jpegラジオ体操
ラジオ体操
 今日は新人のEさんが参加され、伐採の準備や伐採後の整理を行ってもらった。
基本的に2?3人で組み、かかり木にならないようにピンポイントで伐倒方向を決めたあとロープを掛け、受け口をその方向に正確に合わせて作り、ツルが平行で所定の厚さになるように追い口を切る、という基本を心がけて作業を進めた。その結果順調に伐倒することができた。
DSC00772.jpeg作業風景DSC00765.jpeg作業風景
作業風景
 基本を心がけるとかかり木になることもなく、またかかり木になっても牽引等により容易に処理することができる。ピンポイントに木が倒れた時にはやったーという気持ちになる。その基本を守らないとかかり木になったときに大変苦労することになる。
本日の伐倒本数は20本でした。
DSC00784.jpeg作業を終え撤収
作業を終え撤収

第127回 やまじの森自然観察会報告

日時  2022年1月15日  天気  晴れ 

テーマ 冬の野鳥観察      参加者 16名

コース 変電所前 → ゲート → 第1管理道 → ホオノキ平手前左折 → 東海環状側道を北へ → 車止めでUターン  貯水池コース  ホオノキ平  カワセミコース  ヤマモモ広場  ゲート  変電所前 

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観察会風景
 前日の積雪も解け氷が張っていたが穏やかな日差しです。案内役のMさんに開始前に近くにいたツグミの写真を見せていただき、多くの野鳥に会えると期待して変電所前を出発しました。第1管理道までにヒヨドリ、カラス、カケスの鳴き声を聞き姿は見たけれど、昨年ここで出会えたウソはまだやまじの森に来ていないらしい。好物の桜の蕾が膨らめば頭が黒く頬が紅色の愛らしい姿が見られることでしょう。

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               ツグミ

 第1管理道を左折し、沢を何度か渡り東海環状自動車道の側道に出ました。ここではセイタカアワダチソウが生い茂り、綿毛と実をいっぱい付けているのでベニマシコが見られるはず、と皆静かに目を凝らしていると左右の草むらや灌木の中にいたり、道路を渡って飛んだりしています。 
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ベニマシコ
 でも遠いし小さいし動きがせわしなくてなかなか姿をとらえることができません。スズメ大で長めの尾を持ち、少し地味な雌が多いなかで幸運な人は赤味が濃い雄を見ることができました。トウコマツナギも茂って実を付けており、それを目当てにアオジやメジロもいますが、不慣れな観察者には見えるのは一瞬のみです。
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メジロ       ルリビタキ
 アオツヅラフジの青い実が黒く熟してヒヨドリが食べていました。果肉はアルカロイドの1種の毒成分を含んでいるので人間は食べてはいけません。 
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ヒヨドリ
 他にエゴサポニンという毒を持つエゴノキの実はヤマガラの大好物、人間には毒でもそれを食べる鳥がいるというのは不思議です。
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タマミズキ
 ヤマモモ広場の奥のタマミズキはたっぷり赤い実を付けてまるで花が咲いているようです。鳥にとってはあまり美味しくないからまだ残っているとのことですが、他の木々の実がほとんど無くなってきました。ヒヨドリ、メジロ、シロハラ等がやってきて食べつくすので見頃はあとしばらくでしょう。

 やまじの森は鳥が少ないのではと思っていましたが珍しい何種類かを観察し、植物の冬芽の膨らみに春の訪れを感じることができました。

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スズカカンアオイ
image014ダンコウバイimage016ヤブムラサキ
ダンコウバイ          ヤブムラサキ 

【観察したもの】

[鳥]ツグミ、シジュウカラ、ヒヨドリ、カケス、シロハラ、
   アオジ、
ベニマシコ、カワラヒワ、メジロ、
   ジョウビタキ、ルリビタキ、
コゲラ、ハシボソガラス、
   ハシブトガラス

[実]ガマズミ、シャシャンボ、ヌルデ、タマミズキ、
   ヒメヤシャブシ、
オオバヤシャブシ、トウコマツナギ、
   セイタカアワダチソウ他

[花]スズカカンアオイ

2021なごや環境大学 No.2 を開催しました。

テーマ「落ち葉を踏んで腐葉土づくりを体験しよう!」

期日:2021年12月25日(土)曇り

受講者 14名(1歳~75歳) スタッフ10名

 

受講者は、ヤマモモ広場に一旦車で集合して、すっかり葉が落ち、空が見透かせるカワセミコースを辿って体験活動会場へ移動しました。

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 会場は、昨夜来の雨でしっとりしたコナラの落葉で覆われていました。
  担当スタッフから開講の挨拶と体験内容(①腐葉土づくり⓶伐木体験)の説明があり、先ず「腐葉土づくり」体験から作業に取り掛かりました。
  熊手で落ち葉を集め、塵取りで腐葉土づくり枠の中に運び入れる作業です。
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 受講者は、各々熊手と塵取りを手に落ち葉を集めてソヨゴの丸太で作った枠の中に運び入れます。

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1歳の女児もいっぱしに熊手を持ち、塵取りに入れた、落ち葉を枠に運び入れていました。感心感心!ゆっくり急がず運んでね。
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 枠の中の落ち葉の厚みが出たところで、糠を撒き、子供達が枠の中に入って、踊るように「ダンス!ダンス!」と落ち葉を踏み固めました。

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 木枠を足して、また落ち葉を運び入れ、糠を撒き、ダンス、ダンスで踏み固めこれを繰り返し、枠が子供の背丈八分目になって、落葉入れ作業は終了です。

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 枠の上をブルーシートで覆い、養生して前半の体験は終了です。

 

 後半は、場所を移して、「伐木体験」です。ソヨゴの立木を手鋸で参加者各自が少しずつ幹を切り込んで、幹が「ミシッ!」と音がしたとき、みんなで誘導索を引いて、見事、目標の方向に倒しました。倒した木の枝葉を処理し、幹は玉切りにして、整理して終了しました。

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 元の場所に戻り、参加アンケートを記入して頂き今回の講座プログラム全てを終了しました。
 受講者の積極的な作業への取り組みに感心しました。
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 特に子供達が活発に作業体験に取り組んでいた姿をみてたのもしく感じました。

 受講者は、帰途、やまじ小舎で行っている会恒例の餅つきに寄って頂き、つきたてのお餅を味わって頂きました。

定例作業報告

日時:12月21日(火)晴れ
場所:東大演習林
参加者:5名
ラジオ体操、朝礼のあと、以下の方法で伐倒の基礎を再確認した。
まず、選木された立木がいかにスムーズに倒れてくれるかの伐倒方向の見定めを行い、その方向の離れた位置に黄テープの目印を取り付けた。この伐倒方向の設定が一番重要で、特に密集した立木の中では、いかにかかり木にならないようにするか、そのための大事な作業となる。

 次に倒す木のできるだけ高い位置へのロープかけ、そのロープの他方側を安全側に方向変換するための滑車の取り付け、そしてそのロープを牽引するためのプラロックの取り付けを行った。
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変形もやい結び
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ロープかけ
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滑車で方向転換

 次に、受け口を直径の1/4以下の深さで作った(小さめにしておくと修正が可能)。45°斜め切りと水平切りが交わってできる会合線が、水平でかつ伐倒方向(目印の方向)に対して90°になっているかを確認する。今回はレーザーポインタ を取り付けたL型定規を会合線に当ててレーザー光を目印方向に照らし、目印に当たるかどうかで確認した。今回は1回目の受け口作成で目印に当てることができた。もしずれていた場合は受け口を修正して再度確認する。この方向設定をちゃんと行っておくことが非常に大切である。
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受け口斜め切り
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受け口水平切り
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レーザーポインタで受け口の方向確認

 次に、ツルの幅が樹径の1/10より少し大きめになるように両側の位置にチョークで縦線を入れる。追い口を、受口の水平切りより少し上側で水平に切り込んでいく。縦線手前まで切り込んでいくと平行なツルができる。
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追い口
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ツル間際までの追い口

 そのあと伐倒者は退避位置まで移動してロープを牽引するよう指示を出す。プラロックで牽引する。重かったら追い口を少し深くして再度牽引する。今回は強い力ではあったが、立木は見事に周りの枝葉をかき分けながら目印の位置へ倒れていった。チームワークで基本どおりに行った結果、目指す方向へ伐倒することができることができた。
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プラロックで牽引
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目印(黄テープ)方向へ倒れた

このあと各自間伐作業に入った。伐倒本数は9本であった。

第126回猿投の森自然観察会報告

日 時 2021年12月18日(土)  天気 晴れ時々曇り 
 
テーマ 照葉樹 
 
参加者 11名 
 
観察コース ヤマモモ広場→シャラノキコース→サルナシ湿地→第一管理道→林道→ 
ヤマモモ広場 
 
 
 
  昨日の雨の後は真冬の寒気団が南下し寒い日になりました。森へ向かう車
窓から見える猿投山は山頂付近が白くなっていました。寒い中ヤマモモ広場
から出発です。
今日のテーマは「照葉樹」です。照葉樹とは葉の表面にクチクラ層が発達
し厚くて照りのある葉を持つ常緑広葉樹のことです。クチクラ層とは葉の表
面を保護する角皮のことで葉の表面を保護するだけでなく水分の発散を防ぐ
などの役割をしています。猿投の森では、ヤブツバキ、サカキ、ヒサカキ、
アオキなどが照葉樹です。よく似た葉の多い照葉樹ですが、葉の付き方(互
生か対生か)、鋸歯の有無、分裂葉か不分裂葉か、複葉か単葉か、葉柄の長
さ、冬芽の形などで見分けます。例年通り照葉樹のチェックリストを参加者
のみなさんにお渡しし、木の葉も採集します。今日のコースではどのくらい
照葉樹を見つけることができるでしょうか。
森の中の林床は明るくなり常緑樹が目立ちます。ナツツバキやヒメシャラ
の冬芽に陽があたって白く光っています。赤い実がサクランボのようにかわ
いく揺れているソヨゴの木は、クリスマスカラーの飾りをつけたツリーのよ
うです。シュンランの花芽も見つけました。ツルグミの特徴、ヤブニッケイ
とシロダモの違い、シャシャンボとヒサカキの見分け方、皆さんといっしょ
におさらいしました。ヤマモモ広場の下のタマミズキは今年もたくさんの実
を付けていました。 ヤマモモ広場到着前からアラレが降りはじめました。広場到着後、採集し
た葉とチェックリストを合わせ36種の照葉樹を確認することができました。 観察できたもの ◎照葉樹 アオキ アセビ アラカシ イヌツゲ ウバメガシ 
ウラジロガシ キヅタ サカキ サネカズラ シキミ 
シャシャンボ シラカシ シロダモ スイカズラ  ソヨゴ タブノキ ツクバネガシ ツブラジイ ツルグミ 
テイカカズラ ナワシログミ ネズミモチ ヒイラギ 
ヒサカキ ヒメユズリハ フユイチゴ マンリョウ ミヤマシキミ ムベ モチノキ モッコク ヤブコウジ 
ヤブツバキ ヤブニッケイ ヤマモモ リンボク ◎花 ヤブツバキ シュンラン(つぼみ) ◎実 アオキ サルトリイバラ ソヨゴ ツルアリドオシ 
ツルリンドウ フユイチゴ マンリョウ ミヤマシキミ 
ムラサキシキブ ヤブコウジ ヤブムラサキ など ◎鳥の声 コゲラ ヒヨドリ アオジ ヤマガラ メジロ 
ハシボソガラス
5Cヨゴ2021.12
ソヨゴ
アオキ2021.12
アオキ
シュンラン 2021.12
シュンラン
タマミズキ2021.12
タマミズキ
ヤブツバキ2021.12
ヤブツバキ
ヤブムラサキ 2021.12
ヤブムラサキ

定例作業報告

令和31214日(火)晴れ
 
雑木林グループ 参加者7名
 引き続きヤマモモ広場西側の区域で整備を行いました。林床が明るくなり、来春には新たな草木の芽生えが期待できます。落ち葉の厚いところは落葉かきをして春を待とうと思います。

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   また、枯れるのを待つばかりになっていたここでは数少ない樹種の回復を願ってかつて砂防用として植栽したグミなどを除伐した際には、枝を細かく切って積み上げるのではなく結構ラフな状態で積みました。これは単に刈るだけでなく、森で暮らす小動物などに隠れ家や棲みかとして利用してもらえるようにするためには上空が見えるようにしておくことが大事であるとの教えに基づいておこないました。
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    一方、かつてはヤクシソウやママコノシリヌグイが見られた区域がササで覆われ見られなくなってしまったので、その回復を願ってササ刈りを行いました。左側の区域はすでにササ刈りを終えてササを除いてありますが、今回は刈ったササをそのまま残すようにしました。これは刈ったササで日陰を作ることで来春のササの芽生えを抑制できるかもしれないという可能性を探るための実証実験を意図したものです。来年、見た目にも分かるくらいの差が出てくるのかどうか結果を待ちたいと思います。
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人工林グループ
参加者:6名
 10月最初の作業日に毎木及び選木調査を行なって以降、なごや環境大学、法人会員デーがあり、また雨天中止もあって県有林では今期最初の間伐作業となった。
場所は三叉右奥のC-4区域で、ヒノキとスギの人工林。間伐対象はそれぞれ45本、14本で計59本を予定している。他に、アカマツやコナラの大径木が数本枯れており、倒れた時に林道にもかかりそうで、それらの処理も必要である。
 打ち合わせのあと作業を開始しようとチェーンソーのエンジンをかけるが、いくらトライしても3台がかからない状態となった。ちょうど新規購入した3台の試運転の予定であったが、それが理由で意図してかからなかったということではない。偶然の出来事である。
3台の新しいチェーンソーはこの日デビューし、他のチェーンソーも含め伐倒本数はヒノキ、スギ合わせて17本でした。
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法人会員デーを開催しました

2021年11月27日(土) 天候 晴れたり曇ったり時に霰
参加者 2法人28名
スタッフ 20名

 昨年度は、新型コロナウイルスの感染蔓延のため、中止となり、1年ぶりの開催になりました。
森は、シロモジを主体とした黄葉に包まれていました。体験場所に集まってくる参加者の上に時おり吹く風てひらひらと舞い落ちていました。
 作業委員長の開会あいさつがあり、参加者は2班に分かれて体験活動に入りました。
 体験活動課題は、「雑木の伐採作業」「シイタケ菌打ち作業」で各班交互に体験しました。
 作業活動中に陽が陰り、パラパラと霰が落ちてきて、参加者は手に受けて楽しんでいました。明るくなったと思うと又曇って霰が落ちてきての繰り返しでしたが、幸い濡れるようなことはありませんでした。
 体験活動を終えて、昼食時に恒例の豚汁を味わって頂き、中には3杯目のお代わりをっする人もおりました。
 参加者のアンケートからは、シイタケ菌打ち体験に関心が集まっていました。伐採体験の時間がもう少し欲しかったとのご意見もありました。
 豚汁は「美味すぎます」「豚汁美味すぎ」と大変好評でした。
 その他では、普段自然の中での活動機会が少ないのか、夏の虫取り、火を起こしたい、キャンプ、星観察、年に開催回数を追加して欲しい、などのやってみたいことが記されていました。
 スタッフの皆様お疲れさまでした。
朴ノ木平
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法人会員デー0005法人会員デー0006
法人会員デー0007法人会員デー0008
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第125回山路の森自然観察会報告

日 時    令和3年11月20日(土)   天気 晴れ
テーマ    落ち葉の色彩          参加者20人
観察コース  ヤマモモ広場?林道?第一管理道?ホウノキ平?
       サルナシ湿地?シャラノキコース?ヤマモモ広場
       (昼食・解散)
 今日は緊急時態宣言が解除されて2ヶ月目になりました。外出時
にはマスク着用が身に付きました。今回は参加者に落ち葉を集めて
いただくため、袋を渡ししてから出発しました。
ステンドグラスを作るためです。
 森はイロハモミジの赤や、ウリカエデの黄色が目立ちます。色が
抜けてきてパステルカラーのタカノツメ、コシアブラの葉は森の中
を明るくしてくれます。ガマズミ、オオカメの葉の赤は存在感があ
ります。赤でもみんな違います、黄色もそれぞれ違います。そんな
ことに気がつく森の秋です。
 第一管理道に着くと足元に赤いフユイチゴの実が沢山ありまし
た。ムラサキシキブとヤブムラサキの実があり違いが良くわかりま
した。ホウノキ平にはさすがホウノキの葉が沢山落ちていました。
葉の裏を上にして落ちている葉が多いようです。何故でしょう?
サルナシ湿地にはツルヨシがまだ枯れずにありました。夏にはクロ
コノマチョウの幼虫が沢山いました。湿地の出口にオオウラジロの
木があります。オオウラジロの実で、果実酒を作ると最高だそうで
す。
 シャラノキコースにはコウヤミズキの実があり、ヒメシャラの
冬芽は絹糸のように光っていました。
 駐車場に戻り持ち帰った葉っぱで3グループのステンドグラスを
作りました。太陽を背にして3枚のステンドグラスは輝いていまし
た。素敵!、素晴らしい!と声が上がりました。
風もない暖かな秋の日でした。

○咲いていた花 ヤマツツジ ノコンギク
○見つけた実  クサギ フユイチゴ ヤブムラサキ ムラサキ
        シキブ ミヤマガマズミ ガマズミ オオウラ
        ジロノキ スルガテンナンショウ コウヤミズキ
○鳥の鳴き声  ルリビタキ コゲラ メジロ ソウシチョウ 
        ヤマガラ エナガ ヒヨドリ トビ アオジ
        シロハラ ハシボソガラス
PB170327 (2)ノコンギクPB170329スルガテンナンショウ
ノコンギク        スルガテンナンショウ
PB170333 (2)オオカメノキ
オオカメノキ
PB170335ヤブムラサキPB170337 (2)ムラサキシキブ
ヤブムラサキ      ムラサキシキブ
PB170340アベマキの落葉PB170341 (2)タカノツメ
アベマキの落葉        タカノツメ   
PB170352ホウノキ落ち葉PB200363シラカシ広場の入り口
ホウノキ落葉        シラカシ広場の入口  
PB200394 (2)PB200397 (2)
PB170330フユイチゴ
フユイチゴ


定例作業報告

11月16日(火) 晴れ
場 所:東大演習林
参加者:8名

 ラジオ体操で体をほぐした後間伐作業に入った。ここのヒノキは樹齢95年だけあって樹高はかなりあるが、樹齢の割には細いためしなやかである。その上密になっているため樹冠が互いに接しており、どの方向に倒してもかかり木になる可能性がある。かかり木になるとプラロックを使いロープで引いてもしなってしまい容易に外れない、そんな状態のなか37本を伐採した。他にアカマツの枯死木が倒れかかっており伐採した。
 ここ72林班い1小班での2年目の今年度は10月が20本であったから合わせて57本となった。前年度の112本を合わせるとトータルで169本となる。間伐対象が257本の予定であるから残り88本となった。あと4回の作業日があるのでクリアできそうである。
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なごや環境大学共育講座「森からのプレゼントⅡ」第1回

1023() 晴れ
スタッフ 13名

間伐材で作ったスウェーデントーチを燃やそう!が開催されました。

 最初に講師の横井さんによってチェーンソーを使って、スウェーデントーチの切込み作りの実演が行われました。その後、参加者の方々と一緒にスウェーデントーチへの着火を行い、燃える様子を観察しました。ある程度燃えたところで消火をし、事前に燃やしてあったスウェーデントーチを用いて、プランタ―作りに挑戦しました。参加者の方々には「木を燃やすというなかなかできない体験ができたと」と喜んでいただけました。
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定例作業報告

令和3年10月23日(土)晴れ
雑木林グループ
参加者 9名
 ヤマモモ広場西側の密集した雑木林を継続して整理伐を行った。ヤマモモ、カシ類などの常緑樹が成長しすぎて直径30㎝、15m程になっている。林床に陽が届くよう除伐。密集し、枝の張った雑木をスローライン(ロープを木の上部に通す道糸)を使いロープを掛けプラロック(安全に伐倒する牽引具)で牽引して伐倒した。
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定例作業報告

10月19日(火)くもり
参加者:7名
場所:東大演習林
予報では朝からくもり、3時以降に小雨であったが予想ぴったり。作業が終了し車を出そうとしたころ小雨が降り出した。
まず今期最初の日なので駐車スペースの草刈りから始め、5、6台の駐車スペースを確保した。
その後間伐作業を開始。樹齢95のここのヒノキは樹高がある上混んでいるので、樹冠同士が干渉しており、かかり木になる傾向がある。いったんかかり木になるとしなるため処理に苦労する。
本日の伐倒本数は20本でした。そのうちの1本の年輪を調べると、50超まではいびつながら成長を続けているが、そのあとは成長がほとんど止まっているように見える。混みすぎて日が当たらなくなり成長が衰えたのだろうか。
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第124回 やまじの森自然観察会報告

日時:令和31016日(土) 天気 晴れ 

テーマ 木の実 草のたね  参加者 23

観察コース ヤマモモ広場→林道→東海自然歩道(トイレから50mほど雲興寺方面)→北歩道→三又(昼食)→林道→ヤマモモ広場

  三又まで車移動の予定であったが下見の結果、道が所々抉れて悪路となっていたためヤマモモ広場から歩くことにした。林道はイノシシ被害も多くあり、ハンショウヅルの近くも掘り返されていたが不思議なことに保護ロープの手前で止まっていた。
 今年は第2管理道の入口付近のアケボノソウが群生して終盤であったが見事に咲いていた。タネが落ちるまで刈らないでそっとしておくことが肝心である。
 野菊もイナカギク、シラヤマギク、ノコンギクと3種を見分けることができた。トイレから雲興寺方面に少し登ったところにはセンブリが多く花を付けていた。日向を好む植物で明るい道の脇に生育しているものを良く見かける。
 北歩道から三又までの道に入ると実がパラパラ、ゴロゴロと落ちていた。その近くに多く落ちている葉の実と見当を付け、合わせ写真を撮った。センボンヤリの閉鎖花が開いてタネが飛ぶ準備をしていた。よく言われる奴さんの毛槍状で春の花とは趣が違う。
 三又でお弁当を食べ、差し入れのクッキー、ナツハゼのジャム、ムベの実、ウラジロマタタビの実(サルナシ)をいただいた。これらの実はこの森にもあるが動物に先を越されるのか熟した頃には見当たらず食べたことがない。植栽物であるが、中身の状態、味を伝えることは十分できたと思う。良い天気に恵まれ心地良い観察会となった。

    咲いていた花 

アケボノソウ、アキノキリンソウ、アキチョウジ、センブリ、イナカギク、シラヤマギク、ノコンギク、コウヤボウキ等

    木の実、タネ

ツルアリドオシ、ツクバネ、シロモジ、アオハダ、オオウラジロノキ、ウラジロノキ、ソヨゴ、ヒサカキ、ミヤマシキミ、アオキ、ムベ、ササユリ、センボンヤリ、スルガテンナンショウ等

    鳥 虫 

アオゲラ、ヒヨドリ、メジロ、カケス、アオバト、ヤマガラ、コゲラ、エナガ、モズ、トビ

アサギマダラ、ジャコウアゲハの幼虫等

オオウラジロノキの実シラヤマギク
オオウラジロノキの実                        シラヤマギク 
センブリセンボンヤリの閉鎖花の種
                          センブリ                   センボンヤリの閉鎖花の種 
2 ナギナタコウジュ群生しているアケボノソウ
 ナギナタコウジュ           群生しているアケボノソウ
食後のデザート
食後のデザート
昼食風景
昼食風景


定例作業報告

10月12日(火)くもり
人工林グループ
参加者:4名
 11月からスタートする間伐作業の毎木調査と選木を行った。
午後から雨の予報に反して朝から曇り空のなか予定通り調査を完了することができた。
傾斜地の上側はヒノキ、下側はスギの人工林と、林道を挟んで反対側の、川とに挟まれたスギ並木が作業区域となる。
ヒノキは胸高直径10cmから42cmの大小が121本あり、そのうちの45本を間伐することにした。本数間伐率37.2%、材積間伐率13.2%となるが、小径木を中心に伐るので残りは良い木が残る。スギは胸高直径14cmから62cmまであるが、大径木が多く伐るのは不良木など10数本と少なく、本数間伐率15.4%、材積間伐率5.8%となった。
ここの林道は多くの登山者が通るところなので常緑樹などの除伐も行い明るい森にしたいと思う。
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雑木林グループ
参加者 7名

  暦の上では「秋」なのですが、日差しが強く気温は夏日続きで日本の四季はどうなってしまったのか、午前中はシラカシ広場下の整伐作業です、アジサイコースの最終段階の作業となり前回の堰堤付近から仕上げにかかります傾斜地にある大径木に手こずるがプラロックを駆使してマンパワー全開で対処する、数か月に亘る作業の甲斐あって見違える様に大満足である。
  午後からはヤマモモコースの照度調整のための選木作業にとりかかる、何度も手を入れた跡はあるものの時間がたつと鬱蒼とした森に代わっていく様子に終わりなき付き合いが必要なのだと実感した。

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除伐整備されたアジサイコース 堰堤堆積原
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一号管理道のガマズミ

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