猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

2011年02月

2/19 山路の森自然観察会の様子

第11回山路の森自然観察会 

開催日: 2011年2月19日
テーマ: 冬芽を観察しよう
参加者: 4名

今日は良い天気になりヤヤマモモ広場に駐車をして、湿地方面に向かい途中昔の古窯跡を見て林道へ戻るコースを観察しました。
樹木が葉を落とした明るい遊歩道で、チョウセンカマキリの卵、ウスタビガ、ヤママユガ、エビフライ、ハモグリバエなどを観察しました。
落葉樹のガマズミ、タカノツメ、オオカメノキ、オオウラジロ、マルバアオダモ、常緑樹のネズミモチ、シキミ、アセビ、ヤブニッケイ、ヒイラギ、ムベ、ツブラジイ、等を見ながらギフチョウの食草であるスズカカンアオイの花、アセビの花、シダ類のヒメノキシノブを見ました。
シロモジ、クロモジ、の花芽も大きくなりヤブツバキ、シュンランなど花ももうすぐに咲だすことでしよう。

005

先日雑木林グループが皆伐をした、湿地のイヌコリヤナギの冬芽が芽吹き始め春が近づいていることを感じさせます。

001

ウスタビガ(ヤママユガ科)
クヌギ、コナラ、サクラ等を食草とする蛾で繭は薄緑色でかます形をしている。

003

ヒメノキシノブ(ウラボシ科)
シイ、カシなどの幹や岩の上に付着し、ノキシノブに似ているが葉が小さくて葉先が丸い。

007

アセビの花(ツツジ科)
早春に咲きつぼ形の小さな花がすずなりにたくさん咲く。

ギフチョウ生育環境整備作業の報告

これまで作業参加していただいた皆さんへ

 2/17、午後から雨の予報、どんよりした雨雲が垂れ込める中、何時降り出すか懸念されましたが、幸い15:30ごろまで降りだしませんでした。

ギフチョウ生育環境整備作業は、9名の方の参加を得て、雪が少々残る場所もある中で作業をしました。

当初予定した内容に加えて、現場を見ながら作業範囲を増やして行きました。
昨秋から本日までの作業によりカンアオイ・蜜花の生育地と三又ー小屋ー北歩道ー赤松林ー栂広場ー中州ー林道ー三又に至る蝶が通れるサーキットの整備作業は、初年度予定終了としました。
カンアオイや蜜花がどんどん増えて、ギフチョウ生育が順調に進むことを期待して帰路につきました。
これまでご協力いただいた方々に改めて御礼申し上げますとともに、次年度も引き続きご協力をお願い申し上げます。

 尚、指導していただいている高橋さんから2点提案が、ありました。

  a.. 3/10以降は整備エリアに踏み込まない方がよい。
   理由は、不用意に幼虫を痛めつけないため。
 b.. ギフチョウの頭数モニタリングを、実施する。

モニタリングについては、4月3日(日)のほかにもう一日日程設定をする予定ですが、後日詳細を決めてご案内します。

2011/2/8定例作業日

本日は曇っているものの、無風でしたから作業していると汗ばむほどの陽気でした。

前回に引き続き湿地上流部の小面積皆伐作業を、11名で実施し、完了しました。
具体的には、掛かり木になっている枯れ木、傾斜木のコナラ、枯れ木松などの除伐、萱の刈り込み&除去、湿地南西側の沢水を湿地に誘導するためダムと誘導水路の設置などを実施しました。

今後は、毎月第3土曜日に行っている自然観察会のメンバーが、湿地の植生変化を定点観察していく予定です。
どのように湿地が変化していくか関心のある方は、観察会においでください、お待ちしております。

P1120652 湿地整備

P1120654 湿地南側の沢にダム設置

P1120663 湿地整備完了

P1120664 湿地へ水誘導

ギフチョウ生育環境整備作にご参加ください

会員各位

 ギフチョウの生育環境整備事業に日頃ご協力いただきありがとうございます。
お陰さまで秋冬期の整備作業も順調に進みました。先日高橋さんと整備状況の点検を行い、もう少し手を入れたいところをピックアップしました。

ついては、下記要領でギフチョウ生育環境整備作業を行いますので、多くの方の参加、ご協力をお願いします。
予定通り行けば今回で初年度作業は、一区切りとなります。

   記

 日時:2/17(木) 10:00~15:00
 集合:三又
 天候:小雨決行
     ※天候不良で中止の場合は6時時点の予報を確認してmailを出します
 エリア:カンアオイ保護区NO1-10周辺
 作業:小屋ー北歩道~栂広場~中州~三又を巡る蝶の通り道周辺の除伐

2011/1/22定例作業日

<雑木林グループ>

三又辺りには先週の雪が相当量残っていたが、湿地周辺は高度も下がり、日当りも良いのでわずかに残っている程度でした。

作業は、11名で刈払機、チェンソーを使って湿地、上半分の小面積皆伐を実施しました。観察路付近の整理伐、粗朶の整理を除き概ね完了しました。

P1120518 

<人工林グループ>

ゲート横の区域にて、整備伐を行いました。
チェーンソーによる伐倒ですが、周辺に空間が少ないことと雑木が混在していることでかかり木の可能性が高い中での作業となりました。
しかし、あらかじめかかり木を想定していたため処理も比較的スムーズに終わることができました。

お昼にはおいしいぜんざいを皆でいただき、心も体も温まりました!

2011/1/11定例作業日

第3次協定区作業は、湿地エリアから取り組む予定なので、今年最初の定例作業は、現況と作業方法の確認を午前中実施しました。

作業は、下記の通り進めることとした。

≪このエリア整備目的:昆虫・鳥類・小動物等の活動環境の確保≫

a. 萌芽更新や多様な草本類の生育を図れるように湿地の上半分を皆伐する。
  若干の残す木には黄色のマーキングをした。

b..湿地の右側を流れる沢の上流部の整理伐を実施する。
  目的は湿地に流入する水量の増大を図る。

P1120479 湿地の様子

c..観察路東北側の緩斜面部分も萌芽更新や多様な草本類の生育を図る目的で強度整理伐をする。

P1120482 観察路東北斜面

午後は、シイタケ原木の移設と、小屋西側の沢に多くあるアオキの整理伐を実施しました。

P1120483 シイタケ原木

記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

管理者

QRコード
QRコード