猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

2011年04月

猿投の森のワークキャンプ プレキャンプ実施

本年度から開始することになった、NICEとの協働事業「猿投の森のワークキャンプ」のプレキャンプを、定例作業日に重なる4月23日~24日に実施しました。

生憎23日は終日雨天でした。
参加人数は、会側8名(泊まり3名)NICE側6名(日帰り各1名)でした。
定例作業の朝礼時にお互いに自己紹介し、午前中用具用品の整理整頓、枝切バサミの研ぎ出しを実施。
昼食後手入れ作業は終了とし、午後は、NICEのメンバーに森を知るツアーと座学(間伐の必要性、選木の考え方)を実施しました。

夜は、真夜中まで語り合い、満天の星空に震えながら感動しました。
また、朝方の冷え込み厳しく、よく寝れない人も居ましたが、9時10分には元気よくNICEエリアの作業を開始しました。
エリア全体を確認し、10m×10mの作業エリア設定、毎木調査、照度調査は完了、調査結果を簡単にまとめ情報共有化した後、選木、整理伐を一部実施して作業のサイクルを体感してもらいました。
鋸、鉈の使い方はおぼつかない状況で、整理伐を実施するには時間が思った以上にかかり、今後も参加メンバーが入れ替わるので、このペースをベースにプログラムを組む必要があることが判明しました。

しかしながら、孫の世代の人達のやる気、明るさ、森に対する関心の高さなどから、お互いに率直に話し合いしながら進めれば、息の長い事業になると心強く感じたキャンプでした。

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名札の穴あけ

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昼食の様子

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思ったように切れません!

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解体作業

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今日はお疲れさま~!カンパーイ!

ギフチョウ頭数定点調査 報告

4月17日(日)ギフチョウの頭数定点調査1回目を12名で実施しました。

当日朝方は、6℃と冷え込んでいましたが、徐々に暖かくなりお昼には20℃まで上昇し、直射日光もあり、風力も小枝が揺れる程度で、山桜は満開、小葉の三つ葉躑躅、菫はちらほら咲いている状況でギフチョウ飛来が期待される日和でした。
三又、北歩道2箇所、ツガ広場の4箇所を観測地点として9時半より12時まで観測をしました。

結果、キチョウ、ツバメシジミ、アカタテハ、スジグロシロチョウなどは飛来しましたが、4定点ともギフチョウの飛来は見られませんでした。
また、小葉の三つ葉躑躅満開の第一地区も観察してみましたが、こちらも視認できませんでした。
昼食後、山桜尾根をゆっくり散策して満開の巨木山桜を上から、横から、下から眺めて堪能しました。

次回の21日は、小葉の三つ葉躑躅や菫も見ごろになっているでしょうから、期待しながら実施の予定です。
各位のご協力をお願いします。

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調査風景

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熱く語り合う!

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満開の山桜巨木

2011/4/12定例作業日

4月12日の定例作業は、好天に恵まれ15名の参加を得て3班に分かれて実施しました。
1班はサルナシ湿地の左岸水源地の整理伐、2班はサルナシ湿地架橋の仕上げ、3班は、スズメバチトラップの設置を実施しました。
1班の作業は、8割がた終了しました。2班、3班の作業は完了となりました。
なお、当初予定していた、ギフチョウの頭数定点調査は、蜜花開花遅れにより延期しました。

今回から、現場での実質的作業時間を確保する目的で現場で昼食を摂ることとしました。
初回は、人工林GRも含め全員が整備され様変わりしたサルナシ湿地で昼食を楽しみました。

次回23日は、サルナシ湿地左岸の整理伐の仕上げをする予定です。

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整理伐の様子

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作業現場にて昼食
 

4/10 春季観察会開催

4月10日、恒例の春季観察会を開催しました。

前日の小雨とうって変わり好天に恵まれ19名の参加を得て実施されました。
3班に別れ午前は、三又広場ー北歩道ー猩々袴群落地ー山桜の尾根ー三又広場のコースを巡り、午後はヤマモモ広場ーサルナシ湿地ー朴の木広場ー記念樹ーヤマモモ広場のコースでした。
午前と午後コースは標高差100mほどあり、花の状況は大きく異なっていました。
午前のコースでは猩々袴の群生が見事でした。
午後のコースでは、小葉の三つ葉躑躅、山桜、田虫葉、大亀の木などが見ごろで標高差を実感しながら春の花々を楽しんで観察会を終えることができました。

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ショウジョウバカマの群生

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4/16 山路の森自然観察会の様子

第13回山路の森自然観察会

開催日: 2011年4月16

テーマ: 春の芽生えを見つけよう

参加者: 6名

前日の午後に降り出した雨も朝方には止み、まずまずの天気になり三叉周辺の遊歩道を散策しました。
樹木の芽吹きが始まり、樹齢100年前後と言われるヤマザクラの花が満開です。
タムシバ、ヤブツバキ、コバノミツバツツジ、ムシカリ、アセビ、アオキ、ウリカエデ、シロモジ、ミヤマシキミ、シキミ、コブシ等や、山野草のタチツボスミレ、ニオイタチツボスミレ、マキノスミレ、の花も咲いていました。
フデリンドウの蕾みを確認、小鳥のコゲラ、ヒヨドリ、昆虫のビロードツリアブ、砂防ダムには小魚のカワムツ、などもいて山路の森もめっきり春めいてきました。

自然の多様な生き物が活動をする季節になり、次回からの観察会でどんな生き物に出会えるか楽しみです。

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フデリンドウ

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マキノスミレ

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ミヤマシキミ

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ムシカリ

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アオキの雄花

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ウリカエデの花

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シキミ

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タチツボスミレ

次回の開催は 5/21(土)です。どなたでもご参加ください!

ギフチョウ頭数調査日時変更

<ギフチョウ頭数調査日時変更のお知らせ>

 12日のギフチョウ頭数調査の日程を変更します。
蜜花の開花が例年より遅れていますので、下記日程へ変更することとしました、悪しからずご了承願います。
なお、調査要領は、変更ありません。

 1:開催日程: 1回目 4/17(日)  2回目 4/21(木)
         8:30 三又集合
         8:30 ~8:50  要領説明
         9:00 ~11:00 調査
         11:10~11:40 まとめ
        ◎昼食後解散

  2:募集人員: 8名~15名

 3:持ち物: 筆記用具、細字油性ペン(※)、双眼鏡(※)、捕虫網(※) 、磁石(※)
        ※ はある人のみ
 4:中止の連絡:前日18:00 の天気予報を基に実施の有無をmailとブログに記載します。
  または、林まで確認をお願いします。

 5:参加の連絡:事前に林までお願いします。

 6:連絡先:林携帯090-4851-5264 mail:hayasi-n@sf.commufa.jp  

H23年度 山路の森自然観察会のご案内

今年も開催します!
「山路の森 自然観察会」 

山路の森のフィールドで自然とふれあいませんか?

木や鳥の名を知らなくても大丈夫!猿投の森づくりの会会員が四季折々の森の楽しみ方を楽しくお伝えします。
五感を使って自然にふれあい、自然を知り、人と自然のつながりを感じましょう。

●小学生から大人まで楽しめる内容です

●参加費は無料!

[日  時]   毎月第3土曜日  930(集合)~1200(解散)

[集合場所]   山路の森ゲート前

[持 ち 物]   雨具 飲み物 タオル 図鑑 ルーペ 双眼鏡 筆記用具 等

[服  装]   長袖シャツ 長ズボン 運動グツ 帽子 

[お 願 い]   ・雨天の場合は中止します

         ・小学生の方は大人の同伴をお願いします

         ・傷害保険への加入は個人の判断でお願いします

観察会のご案内チラシはこちらからご覧いただけます

「H23yamajikansatu.pdf」をダウンロード

3/19 山路の森自然観察会の様子

第12回山路の森自然観察会

開催日: 2011年3月19日
テーマ: 早春の雑木林で春を探そう
参加者: 5名

3月6日に暦では啓塾(虫のはい出るころ)が過ぎ冬を越した虫たちがはい出して来るころとなりました。8日の作業日にはキチョウが舞っているのを見ました。成虫のまま越冬したのでしようか。

今日は早春に咲く樹木の花を求めて遊歩道を散策しました。
キブシ、ヤブツバキ、シキミ、コウヤミズキ、クロモジ、ヒサカキ、ヤシャブシの花が咲いていました。明るい林の中では山野草のシヨウジョウバカマ、の花が咲きシュンランの花はもうすぐ開きそうです。
足元にニホントカケ゛が出てきてびっくりさせられました。
湿地には山野草のイチヤクソウ、ショウジョウバカマ、タチツボスミレ、を確認、山路の森にも春はそこまで来ているといった感じです。

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クロモジ(クスノキ科 落葉低木)
葉や樹皮に芳香があり材は爪楊枝に用いる

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コウヤミズキ(マンサク科 落葉低木)
花は葉より先に開き林の中で見かける

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ショウジョウバカマ(ユリ科)
林の中や林縁のやや湿った所に多くピンク色の花が美しい

2011/3/9定例作業日

<雑木林グループ>

 前回に引き続き湿地右岸側沢上流部の整理伐を10名で実施し、今回は、法面のリョウブ、ソヨゴを中心に伐木しました。
これでこの周辺の整理伐は区切りとします。整理伐の効果かどうかは、長く様子を見ないとなんとも言えませんが、前回や前々回と比較すると湿地の水量は増えているようです。
水量がどのように推移するか見ながら、更に整理伐をするかどうか判断する予定です。

 前々回に作った湿地左岸側のダムの影響は、水量が大幅に増えた時は湿地に流れ込むが、平常時は従来の水路を流れている状態で大きな変化は見られません。
今後、ダムが目詰まりしてくると、どのように水路や湿地に変化が出てくるか観察していきます。

 次回は、湿地を横断する架橋と湿地左岸側沢上流部の整理伐をする予定です。

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伐木解体作業

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湿地左岸側ダム上流部

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湿地右岸側

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整理伐後

2011/3/26定例作業日

<雑木林グループ>

 3月26日(土)の作業始めは雪がちらつく冷え込みでしたが、その後晴れてきて、作業していると汗ばむ状況でした。
作業は、11名の参加をえて①蜂トラップ用ペットボトル洗浄班、②さるなし湿地架橋班、③さるなし湿地左岸水源地整理伐班に別れ実施しました。
①班は28個洗浄完了、②班は架橋1は完成、架橋2は、設置終了し仕上げを残すのみという状態です。
③班は、さるなし湿地から石庭のようになっているところまで整理伐をしましたが、予定の半分程度終了です。

 これで22年度の作業は終了となります。
次回4/12(火)から新年度の作業となります。第一回の作業は、①さるなし湿地左岸の水源地残りの整理伐、②ギフチョウ成虫数定点観測③蜂トラップの準備などを予定しています。

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さるなし湿地架橋準備

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橋完成 丈夫な橋ができました

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さるなし湿地整理伐前

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作業後 すっきりしました

ギフチョウ成虫数定点調査員募集案内

<ギフチョウ成虫数定点調査員を募集します>

 いつも森の活動にご協力いただきありがとうございます。
 さて、昨年春より取り組み始めた「ギフチョウが当たり前に飛び交う森づくり」活動も2年目に入ります。初年度は、三又、小屋周辺の第Ⅲエリアを中心に高橋さんの丁寧なご指導を受けながら、
  1.. 春の成虫数調査・産卵数調査・カンアオイ数調査などを実施しました。
  2.. 秋冬は、カンアオイ保護区(10区画)の下草刈・整理伐、中州の蜜花保護区の下草刈・整理伐。
  3.. 三又ー小屋ー北歩道ー赤松林ー栂広場ー中州ー林道ー三又に至るギフチョウ飛来サーキット回路の整理伐を行いました。

 昨春は、調査日以外では視認されていますが調査日は残念ながらギフチョウ成虫の確認はできませんでした。産卵数もカンアオイ数も思ったほど多くは確認できませんでした。秋冬の整備作業の成果が、どのように現れるか期待しながら2年目の調査を進めたいと思っています。

 2年目の最初は、成虫数定点調査です。下記要領で行いますので、多くの方の参加を期待しております、特に一回目の定点観測は、諸般の事情により定例作業日に設定しましたのでご協力のほどよろしくお願いします。
山桜、ミツバツツジも見ごろの予想です、花見がてら久しぶりに森を見てみようという方大歓迎です。応募していただける方は、できれば事前に林までメール連絡いただけると有難
いです。

           記

  ・開催日程: 1回目 4/12(火)  2回目 4/17(日)
         8:30 三又集合
         8:30 ~8:50  要領説明
         9:00 ~11:00 調査
         11:10~11:40 まとめ
  ・募集人員: 8名~15名
 ・持ち物: 筆記用具、細字油性ペン(※)、「双眼鏡(※)、捕虫網(※) ※はある人のみ
 ・中止の連絡:前日18:00 の天気予報を基に実施の有無をmailとブログに記載します。
  または、林まで確認をお願いします。
 ・連絡先:林携帯090-4851-5264 mail:
hayasi-n@sf.commufa.jp 

 ◎昼食後解散します
  ◎4/12は定例作業日ですので、午後ご都合の良い方はそちらに合流可能です。

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