猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

2014年05月

定例作業報告・なごや環境大学第2回共育講座

524日(土) 晴 参加23 

 五月晴の爽やかな好天に恵れ23名の参加を得ました。

 なごや環境大学第2回共育講座
テーマ「森づくり体験その1:遊歩道周辺の整理伐」

 
Kさんに講師をお願いして受講生3にスタッフ1名の5名でシャラノキコース入口付近の沢側の整理伐を実施、二丁差の扱い方、整理伐の目的、整理伐対象木の選定方法などを説明後、実地体験をしてもらいました。

 定例作業
 I9名は、山桜フィールドのウッドデッキ用地の上部5m×5mを約60cm掘り下げて午前中かかって地ならしました。また、並行してロープウインチにより5mのスギ材を20本ウッドデッキ用地の上部に集材しました。最初、杉材皮むきしてあるのでいつもの方法でロープを括り付けても、ロープが滑って抜けてしまい手こずりました、試行錯誤の結果スリングベルトを2重巻にすればうまく行くことが分かり、大径木も2本づつ搬送できるようになりました。

 S5は、シャラノキコースのベンチのある地点から奥に向けて整理伐を実施Sさんに常緑樹を中心に整理伐対象木を選定してもらいつつ、林床に十分日照が入るように整備しました。

 T班
3名は、林道沿いの草本類保護のため、下刈を禁止するエリアに杭を打って明示する作業を実施、林道部分は完了しました。F班1名は、やまじ小舎道具類整理を実施しました。

P1010729用地地均し

ウッドデッキ用地地均し

P1010736デッキ用材運搬P1010738デッキ用材運搬
用材運搬
P1010740デッキ用材 用地上部集材
ウッドデッキ用地上部へ集材
 

 

次回作業予定

日時:67日(土)

時間:朝礼9時半、終礼15

集合:やまじ小舎

作業:山桜フィールド集材作業

   シャラノキコース整理伐

   やまじ小舎WC設置ほか

なごや環境大学 前期 プログラム

01 なごや環境大学前期プログラム

2014.4.12

P1010069なごや環境大学 山櫻
ヤマザクラ

2014.4

IMG_2393ウグイスカグラ
ウグイスカグラ

2014.5.17

観察会 348ジャケツイバラ
ジャケツイバラ
観察会 349タニウツギ
タニウツギ

第49回山路の森自然観察会

日時  平成26年5月17日
テーマ  新緑の雑木林
参加者 22名 
  初夏の様な明るい日差しが、新緑の雑木林の自然観察会を、より楽しいものにしてくれました。
  22名の参加者と共に第一地区を散策しました。
  ゲート前のジャケツイバラの黄色い花、ビンク色のタニウツギの花が競うように咲いて、皆さん写真を撮ったりメモを取ったりと楽しんでいました。
  続いて左側の川筋に向かい、ヒメウワバミソウ、ミカワチャルメルソウ、ニッコウネコノメソウ、イワタバコ、ニガナ、ジシバリなどを観察しながらシラカシ広場に出ました。途中で2メートルもありそうなアオダイショウに出会いびっくりしました。
  アジサイコースに進み、ツクバネウツギ、ウツギ、ベニバナコツクバネウツギ、ニシキウツギ ハリエンジュ、モチツツジなどの花を観察しました。
  サルナシ湿地では3月に産卵しオタマシャクシになったヒキガエルの成長の様子を調べました。すでに後足が生えて沢山のオタマジャクシが黒いかたまりのようになっていました。これだけ多くのオタマジャクシが、食う、食われるの、生態系の仕組みの中で、ほんの少ししか親ガエルになれない自然の厳しさがあります。
湿地の観察の後昼食を取り観察会を終りました。

観察会 348ジャケツイバラ
ジャケツイバラ
 
観察会 349タニウツギ
タニウツギ
 

定例作業報告

                    5月20日 晴のち曇 参加4名
 定例作業日を第3火曜日に変更して2回目ですが人数は、4名と少ない参加でした。Y班1名は、やまじ小舎のコンプレッサー用外部電源配線工事・アコーディオンドアの付け替え工事完了しました、奥の部屋の梁の防虫処理を実施しましたが、薬剤不足により半分程度完了しました。
 なお、本日WC設置予定でしたが、
人手不足ため次回に延期しました。K班3名はヤマモモコースの枯死木除伐を合計9本実施、元口50CM以上の枯死木4本の内Kさん担当は何と70CMもある大径木でしたが、さすが見事に除伐完了しました。この日は一本もかかり木にならず効率的に作業を終え、シャノキコース合流点まで完了しました。
 なお、亀の会に委託した4回目のマップ作り、7名の方で調査実施していただき、第一地区、第三地区遊歩道の経緯度調査完了しました。これで当初予定の調査は終了と
のことでした。本日参加された11名の皆さんお疲れまでした。        H・N記

P1010723枯死木
コナラ枯死木
P1010718枯死木伐倒
枯死木伐倒作業
P1010728コナラ枯死木切株
枯死木切株

定例作業報告

 513日(火)晴 参加15 

 前夜の雨で作業できるか懸念されましたが、幸い明け方に雨が止み青空になってきて日中28度になる予報でしたから熱中症が気になるほどでした。作業は4班に分かれ実施しました、Y4名は、やまじ小舎のWC設置準備作業を実施、既設WCの甕を破砕し林内から搬送した砂利で埋めました、また、設置予定地の樹木を除伐し設置場所を確保しました。地盤が固まり次第WCを設置する予定です。S4名は、山桜フィールドにSさんの解説を聴きながら樹名板取付を58枚実施、I4名は、林道WC付近の集材作業を実施、長さ2mのヒノキを38本林道までロープウインチを利用して予定の集材を完了しました。T班3名は第三地区のチロリアンブリッジ跡の奥から北歩道への間にある枯死木除伐を実施、枯死木6本、傾斜木3本を除伐して遊歩道の安全を確保しました。昼食時Tさんが朴の木の花を見つけ双眼鏡で鑑賞したり、昼食地点の下の沢周辺にスズカカンアオイの群生地を見つけましたので産卵調査をしましたが、結果は残念でした。

H・N

P1010459トイレs
やまじ小舎 トイレ(下地が安定次第設置します)
P1010469トイレ設置場所下地s
トイレ設置場所下地整備
P1010467枯死木s
枯死木
 

ギフチョウ産卵調査報告

 59日(金)参加6名 晴 

 第3地区のカンアオイ保護区とその周辺の産卵調査と、スズカカンアオイ株数調査をしました。2区画/人担当エリアを決めて実施、若葉のスズカカンアオイの葉をそっと裏返し真珠のような卵がないか確認しましたが残念ながら今年も発見することは適いませんでしたが、スズカカンアオイの艶は良く、一葉のスズカカンアオイも多くみられ整備の好影響は出ている状態でした。調査終了後、現状の理解と今後の取り組みについてフリートーキングスタイルで行いました。その時の要約は、①現在この森にはギフチョウは生息していないと推定される。②近隣では戸越峠、海上の森では散見されている。③春日井周辺では、平野部は頭数減であるが山地では頭数は増加傾向である。④学者の中には温暖化の影響で平野部の頭数減が生じているとの論文がある。⑤猿投の森では高速道沿いの周辺は、ギフチョウの観察ポイントと知られている。⑥この種の活動は、息長く継続して続ける必要がある。⑦手っ取り早くギフチョウ成虫を持ち込む方法もある。⑧しかし、活動開始以来、林外から異なる遺伝子を持ち込まない方針で活動して来たからそれを堅守すべし⑨この森を再生する段階で在来種に限定するという方針でなく禿山を再生することを優先して取り組んだ形跡がある。⑩当日のまとめとして、自然呼込み方針を堅守して呼込みに有効な作業を模索しながら当面は事業を進めていく。

この日の意見交換を通じてこの森に対する会のスタンス(外部から遺伝子を持ち込まないスタンス、保健保安林として快適な森にするなら遺伝子に拘らないスタンス)をどうするかは時間をかけて議論を煮詰める必要があると思料しました。

HN

P1010465カンアオイs
カンアオイの葉裏を確認(卵は無いか?)

定例作業報告

 53日(土) 晴のち曇 5

 、GW中でしたが共育講座から申し込みされた新会員(Ⅿさん41歳)を含めて5名の参加を得ました。山桜フィールドウッドデッキ用地の抜根作業を実施、主要な根を掘り出し根切り後、プラロックで引き起こし小物から大物を含めて7本抜根しました。午後、地均しを概ね幅3m×10Mの範囲で実施しました。当日は気温が上がり、ツルハシ、スコップを少し使うだけで汗びっしょりになり息が切れる状況でしたから、14時ごろ作業を切り上げましたが帰路の2号管理道までの足取りは重かったです。参加された皆さん、重労働お疲れさまでした。                         HN
 P1010304根株堀2
P1010310根株堀起こし1
  抜根作業

P1010317ヤマザクラフィールド
  地ならし
 


次回定例作業日予定
日期日 : 5月13日(火)
集合 : やまじ小舎
時間 : 朝礼930   終礼15:00

作業予定:
①トイレ付近の集材、
②遊歩道周辺枯死木除伐、
やまじ小舎整備(トイレ設置、棚組立など)


定例作業報告

 426日(土) 晴 参加18 

 18名の参加を得て、4班に分かれて作業しました、I4名は、午前中は4次協定内の材で末口18cm未満を下で集材し、午後はロープダコで遊歩道迄で引き上げを行ないました。ロープダコの設置に手間取り1時間強を要したが1時間程で85のうち35本の引き上げを行ないました。残り50本程を次回にトイレの近くと、水飲み場の近くに引き上げを行なう予定です。S4名は、第一地区アジサイコースの枯死木整理で9本除伐、M3名は、第3地区林道奥のチロリアンブリッジ跡周辺の枯死木整理で4本除伐、H5名は、引き取ってきた簡易トレイをやまじ小舎に借設置、多目的室にスチール棚組立、変電所周辺の駐車スペースの下刈などを午前中で終了、午後は、I班、S班に分散して合流、なお、猿投山登山中に会の作業を見て申し込みされた新規会員(YUさん)に活動の概要を説明した後、IEさんが第一地区、第三地区の森の特徴を案内、午後YUさんはS班に合流し作業に参加。I班は、区切りの着くところまで頑張っていただきありがとうございました。なお、一号小屋の解体資材の残りは、Kさんがトラック積み込み、林外への搬出を4名の方にご協力いただき完了しました。  

HN

CIMG7017コパラ枯死木s
コナラ枯死木
CIMG7019伐倒作業s
伐倒作業
 

平成26年度 定例作業日 日程

平成26年度の定例作業日は、
前年度と変更点がありますのでご注意ください。
変更点:定例作業日が毎月、第1土曜日、第2火曜日、第3火曜日、第4土曜日の4日になりました。
従来、作業日を定例と定例(山桜フィールド)としていましたが、4日間全て定例作業日になります。
01 猿投の森づくりの会 H26定例作業日 t


      

ギフチョウ産卵調査参加者募集

下記要領にて標記調査を実施しますので、参加者を募集します。




 
ギフチョウ 絵ギフチョウ 絵ギフチョウ 絵

1.      日時:59日(金)

2.    
  集合:三又

3.      時間:09301200昼食後解散)

4.      調査内容:
    スズカカンアオイ保護区のスズカカンアオイ株数と産卵調査

5.      天候:少雨決行

ギフチョウ 絵
ギフチョウ 絵ギフチョウ 絵
 

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