猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

2014年07月

定例作業報告

7月26日 晴れ

参加者15名

朝から暑い日照りでした。朝礼はやまじ小舎の木陰で行いました。

 作業は、kさんリーダーのやまじ小舎整備班6名とwさんリーダーの山桜フィールド班9名に別れて実施しました。

 k班は、やまじ小舎の母屋北側の軒出し部分を取り外し、荒壁にカラー板張りを完了しました。w班は、憩いの広場のテントサイトの地均し、黄色テント場の整備を行いました。

 テントサイトは、概ね完了しました。黄色テント場は、およそ6分の出来高です。

 スコップ、ツルハシ、ジョレンなどで木の根を起こし、山側を削り、低い場所へ土砂を入れて、地盤を概ね水平に均しました。一掘り毎に汗が額から飛び散り、作業着は雨に濡れたようにびしょびしょ、10分作業しては4,5分休み、また10分作業し休憩水補給の繰り返し作業でした。作業に参加された皆さん、熱中症にもならず、無事作業を終え、昼食場所の三叉路広場へ移動しました。

CIMG7125憩いの広場テントサイト整備
憩いの広場テントサイト整備
CIMG7129暫しの休憩
暫しの休憩
CIMG7151やまじ小舎母屋壁整備
やまじ小舎母屋壁整備 
 

 

緑陰夏季特別講座第2回

三叉路広場の木陰で作業現場での怪我等に対応する応急手当て法を参加者が体験しながらの講習会を開催しました

「猿投の森応急手当講習会」

講師 鈴木寿氏

講習項目

1 虫さされ等  ・毒液の吸い出し(ポイズンリムーバーの使用法)

 器具がないときは、口で刺された部分を吸い出す。吸ったものは吐き捨てる。この場合は、口腔中に傷が無いこと。

2 熱中症について ・熱中症とは  ・原因  

・症状(筋肉硬直、吐き気、めまい、呂律が回らない) ・応急処置(休ませる、冷やす:太い血管がある部分を冷やす::脇の下、首筋、股間部)

3 止血について

人の血液量は、体重の1/13~1/14:体重60kgで約5リットル

・危険な出血量 1/3(体重60kgで約1.6リットル)以上の出血で生命に危険がある。・症状  

・応急処置 直接圧迫:傷口にガーゼを当てて強く圧迫する。幅のあるものを使って行う。細いものは使用しないこと。

・体位管理

 手足からの出血の場合は、なるべく内臓への血液を保持するために、仰向けにして、手足を上空に上げる姿勢をとらせる。

4 骨折について 

・危険な骨折 肋骨骨折の場合、肺を傷つける場合がある。

・固定法(三角巾の使い方等)

 三角巾がない場合、ビニール袋で代用できる。ザックにはビニール袋を常に入れておく癖を付ける。

 副木は、雑誌が役立つ、複数の雑誌の頁を互い違いに合わせることで、長さをの伸ばすことができる。

5 搬送法について  ・一人法  ・二人法  ・身近なものを使って

 一人の時は、被災者の後ろに回り、脇の下から両腕を入れて、被災者の胸元で両手を組み合わせ後ろに引きずる。または、被災者の後ろ襟を掴み引きずる。

6 その他

救助のヘリコプターは、樹冠下にいるものは確認しにくい。樹冠が開いた(10m×10mの樹冠開口部必要)場所に被災者を移動して救助を待つ。

CIMG7142ポイヅンリムーバー
ポイズンリムーバーの体験
CIMG7143ビニール袋で腕吊CIMG7147三角巾の腕吊
ビニール袋を利用した腕吊    三角巾の腕吊

次回作業
期日:8月2日(土)  朝礼:9:30 終礼:15:00 やまじ小舎 

作業内容
炊事場の整備と黄色のテント張りを作業
②沢筋を改修(枯れ木の除去、両岸の護岸、邪魔な石の除去、炊事用水場造り)をして憩いの広場を中心に沢遊びができるようにする。
 小さいテントは左岸の上の候補地で良いかと思います。あまり手を入れなくて良
い。
③WCの整備

緑陰夏季特別講座 第3回
 「写真撮影のテクニック」 (樹木、花、キノコ、鳥、昆虫などの撮影技術解説と実践)
 講師 坂井博一氏 (公社)日本写真協会、(社)日本自然科学写真協会会員
 13:00~
 ヤマモモ広場からサルナシ湿地へ散策しながら撮影講義
 

なごや環境大学共育講座第4回開催報告

共育講座第4回 7月19日  雷雨
 参加者 
26

  朝から小雨が断続する天候でしたが、参加者・スタッフ込みで26名現地集合しました。やまじ小舎から歩き始めるシラカシ広場まで車で移動し、講座開始しようとしたところ雷が鳴り始め雨足も強くなりましたので、しばらく車の中へ退避して様子を見ました。30分ほどして雷が遠ざり雨足も弱ったのですが、残り時間が少なくなったので、コースを変更して、山野草が多く咲いている三又に車で移動して再開しようとしたころ激しく雨が降り始め黒雲が立ち込めて来たのでしばらくは雨が続くと判断して、やむなく講座中止としました。

HN

19 名古屋環境大学s
 

定例作業報告 

7月15日(火)
参加者9名
 梅雨とは思えない晴天に恵まれました。8名は、山桜フィールドでキャンプの準備作業をしました。Y班2名は前回作成したWC床材に柱を組立しました。
 H班6名は、キャンプサイトの整備をしました。当初予定した憩いの広場整備作業として抜根を試みましたが簡単にはいかないこと、また傾斜があるので地均しに相当な労力が必要なことが判明しましたので、日程的に厳しい点を考慮し、Kさん提案の沢左岸上部の平で小径木が多い地点3か所(3m×12m、3m×5m、3m×6m)を選定し、おおむね整備をしました。F班1名は、やまじ小舎の廊下の整備と清掃並びに通路の整備をしました。
P1020139簡易トイレ小屋
簡易トイレ柱建て
P1020128テントサイト
テントサイト
 緑陰夏季特別講座 第1回
 午後は、
夏季特別メニュー第一弾として講師Tさんの案内で7名参加して自然観察会を実施しました。コースは、ゲート外側の沢上流部を周回してシラカシ広場にでて林道を少し上がったところまででした。治山ダム壁に張り付くイワタバコの花芽や、お絵かきするハモグリガまたはハモグリハエがまるでサーキットのように葉肉を噛んだ葉を観察したりと、作業のみの日頃の森とは異なる時間を過ごせました。
H・N記
P1020145イワタバコ
イワタバコ花芽
P1020148ハモグリガ
ハモグリガ?orハモグリバエ?のお絵かき

次回作業予定
*  日時:7月26日(土)
*  集合:やまじ小舎
*  朝礼:9:30
*  解散:15:00
*  作業:午前 山桜フィールドキャンプサイト整備
*  夏季特別メニュー:午後 「現場で起きやすいケースの応急手当」解説と実技
     講師:鈴木壽(瀬戸市消防職員、会員)

緑陰夏季特別講座ご案内

7,8月の定例作業日午後の時間を下記スケジュールで「緑陰夏季特別講座」を開催します。ふるってご参加ください。

会員の皆さんへ
 
 
 
   l 開催趣旨:夏季の定例作業は、比較的涼しい午前中のみとし、午後は、日頃できない特別メニュー(EX:道具の手入れや使い方スキルの習得、応急手当の知識と実技、森の探査、観察会など)講座を開催して、猿投の森づくり活動をより有意義なものにします。

 

l  サマータイム適用期間:7月より9月まで

l  集合:0930

l  解散:1500

l  時間割:午前は定例作業

    午後は、講習・観察会・その他の夏季特別メニュー

l  今年の夏季特別メニュー

1.      715日(火) : 自然観察会 講師: 竹田義彦氏(会員) 

2.      726日(土) : 現場で発生する可能性が高い応急処置講座熱中症、骨折、切傷、毒虫・毒蛇・毒草、意識障害など)講師:鈴木壽氏(瀬戸市消防職員・会員)

3.      82日(土) :  写真講座(樹木、花、キノコ、鳥、昆虫などの撮影技術解説と実践)講師:坂井博一氏((公社)日本写真協会、(社)日本自然科学写真協会会員

4.      812日(火) : 鉈研ぎ講座 講師:川合しょう一氏(会員)

5.      819日(火) : 上山路川遡行 講師:井藤恵美子氏(会員) 

定例作業報告

78日(火)  晴のち薄曇り
参加者19

 前日の予報では、作業できるか懸念されましたが蒸し暑いものの青空が覗く天候でした。19名の参加を得て18名は、山桜フィールド憩いの広場周辺のキャンプサイト整備作業を実施しました。作業内容は次の通りでした。➀沢左岸の前回残った粗朶の移動を終了し、黄色のテント(炊事場、休憩場用常設テント)を張る縄張りをしました。②憩いの広場周辺の粗朶を前回造ったダム柵の上部に移動し、おおむね完了し、根切が残りました。③沢左岸の端材をロープウインチを使用して同じくダム柵へ移動し、あと少しで完了と言うところまで移動しました。④簡易トイレの床材作成は、材をチェンソーで縦割りして板材を作り組立完了しました、次回は、柱を建てシートを巡らせて完了する予定です。午前中で作業終了する日程でしたが、参加者の様子や、天候、作業の進捗状況を見て午後も作業を進めましたが、さすがに1340頃になると疲労困憊の様相になり熱中症が懸念されましたので作業終了としました。F班1名は、やまじ小舎通路入口左側の小屋掛の内容物整理を実施しました。
P1020031簡易トイレ床
簡易トイレの床
後は、柱を建てて囲いを作ります。
P1020029憩いの広場整備
リレーで憩いの広場の残滓を整理 

次回作業予定
    l  日時:715日(火)
   l  集合・解散:やまじ小舎
   l  集合:0930
   l  解散:1500
   l  作業内容:午前は、山桜フィールド、キャンプサイト整備
             午後は、夏季特別メニュー実施予定、現在内容調整中、

H・N記

 

定例作業報告

75日  晴のち雨
参加者12

 夜明け頃かなりの雨でしたが早めに上がり大須RC2名、会員10名の参加を得ました。H11名は、山桜フィールドの憩いの広場の整備をしました。8月のキャンプサイト整備を優先して憩いの広場周辺の粗朶、大径木の端材を小木僑上流側に移動しました。、Wさんのアイディアで立木を利用したダムを作り、その上にバケツリレー方式で粗朶移動する班とロープウインチを使って、沢上流部にある大径木の端材をダムサイトへ集材する班に分かれて実施しました。沢左岸の粗朶は見た目よりの多く、運んでも運んでもと言う感じでしたがようやく地面が見え始めました、また、大径木の端材集材もようやく目途がつき始めたころ、一転にわかに雲が広がり雨がぽつぽつ降り出したので作業を1330頃中断しました。、S1名は、10周年記念記録用写真撮影を兼ねて、遊歩道の枯死木除伐の必要性をチェックしました。

 

次回作業予定
 78日(火)
 集合:0930
 解散:1500
 集合:やまじ小舎
 作業予定:山桜フィールド憩いの広場整備
 中止:台風8号の影響が予報されていますので警報発令の場合作業中止とします。予報確認と観天望気を慎重にお願います。

 作業部会:作業中止の場合は部会も中止し、15日に延期します。
                                          HN

P1020024テントサイト整備

           テントサイトの整備作業 P1020026テントサイト整備
           整備されたテントサイト

    

臨時作業

 NICEエリア 
6月29日(日) 晴れ  参加者 
12 

  ワークキャンプ開催が不順になっているなか、NICE側から日帰りで作業をしたいと申し出があった。今後のワーキャンの取り扱いについて意見交換する良い機会と判断し開催しました。NICE側リピーター6名、初参加3名、本部職員1名の10名に会側2名の参加を得て、NICEエリアの整理伐を実施しました。冒頭、猿投の森再生、保安林しての趣旨、NICEエリア選定趣旨、作業エリア(B1、)作業要領など説明し、2班に分かれてまず、鋸を使った整理伐、鉈・鋏を使った粗朶処理方法を解説しながら作業を進め、既存のビートルズベッドに粗朶を整理しB1エリアの作業を1350頃完了しました。

 水場で喉を潤した後、小屋跡の現況確認して三又にてミーティング(本日の感想、今後のワーキャンについて)を実施し、全員が前向きであることが確認できました。その後やまじ小舎に戻り道具の手入れをして1600ごろ現地解散しました。 

NH

P1020006高枝切りP1020014 (3)ビーロウズベット
    高枝切り                 ビートルズベットつくり
P1020019施業NICE
明るくなった雑木林



次回作業予定

日時:75日(土)
集合:やまじ小舎
朝礼:9時半
終礼:15
作業予定
  ・山桜フィールド憩いの広場左岸整備(常設テント場、炊事、休憩用)
 ・シャラノキコース整理伐
 ・その他 


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