2017年02月

定例作業報告

2月25日(土)晴れ
雑木林G
参加者 6名
寒暖の差が目まぐるしく変わる気候のなか「暖かい陽だまりの日」に恵まれ、今年の作業期末を迎えカワセミコースの未整備区域の整備作業に終始しました。またチェンソー作業に強いメンバー4名でコナラ、マツの大径枯損木の伐倒やソヨゴの除伐,沢に作業道兼観察道の木橋設置をするなど順調に作業が進みました
  チェンソーアート作品に挑戦する名人が出てきたりして楽しい一日でした。
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除伐完了域       丸木橋架橋
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チェンソーアート
人工林G
 参加者8名 (他にステップアップ講座に2名)
 作業の始めに、代表始め4名は大曲より林道を200mほど下ったところの林道脇に立っている古木桜(ヤマザクラ)の枯れ枝除去作業を実施しました。この桜は5m位の高さのところから林道を跨ぐように太く長い枯れ枝を伸ばしていました。危険だ、取り除いて欲しいと登山者からの依頼を受けていましたので実施しました。枯れ枝にロープをかけ引っ張ると根元近くから折れて落下しましたもしこれがハイカーの頭の上に落ちてきたら大怪我をしたでしょう。一件落着です。このあと4名は持ち場に戻り大曲下の人工林の間伐に合流しました
 ここでは比較的平坦なところと傾斜地での作業となります。比較的平坦なところでは間伐も終わり、林道からの見晴らしも良くなりました。また木漏れ日が小川や地面を照らすようになり明るくなりました。傾斜地での作業では足場が悪い上、立木同士が接近していて樹冠が全周で隣同士接近しているため、ベストの方向へ倒したとしても、どうしてもかかり木になってしまう傾向にあります。あとは木回しベルトでかかり木を解除したり、ロープを掛け滑車を介してプラロックで牽引して倒したりと、なかなか大変で苦労します。しかし、無事伐倒できた時には苦労も忘れ達成感があります。この日は、ヒノキ13本を間伐、その他雑木を数本伐採しました。
 昨年10月のプロット調査では、ここでの間伐本数は89の予定でした。今までの間伐数は、11月8本、12月0本、1月27本、2月19本、計54本。あと35本残っている計算になります。3月〜4月で終わる予定です。
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定例作業報告(人工林G)

2017年2月21日(火)晴
参加者9名
 風の強い一日でした。天気予報では春一番と伝えていました。
 通常なら、かかり木を避けるために敢えて重心の反対側に倒そうとする場合には、クサビを使って倒すことができますが、今日は、上の方で樹冠が風に煽られ、追い口を設けたあと予定の方向とは逆の方向へ木が傾いてしまうという結果になってしまいました。そうすると追い口が閉じられてしまいクサビを打ち込むことができなくなってしまいます。結果としてかかり木になってしまい木回しの出番となります。
このような場合には、ロープを使い倒す方向へ木にテンションをかけながら作業をすればいいのですが、急斜面の現場作業でロープを取りに行く手間を考えるとついついこうゆうことになってしまいます。常時ロープも併せ持つこともいいかなと思いました。
本日の間伐本数は41本と結構多くなりました。それというのも今回は副代表のWさんが参加され馬力アップされたためです。
昨年10月の毎木調査では、当地での切る木の本数は168本です。今シーズンの間伐本数は、11月13本、12月40本、1月23本、今回の41本で累計は117本です。残り51本です。ざっと見て30本位かなと思っていましたが、東大演習林での作業は来月で終わりですので少しは残る結果になるかもしれません。
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第71回 山路の森定例観察会報告

日時   2017218日(土)   天気 曇り

テーマ  冬芽とロゼット

参加者  16名(うち中日新聞を見ての初参加2名)

コース ヤマモモ広場~丸木橋~サルナシ湿地~シャラノキコース~ヤマモモ広場
 冬の森は 見るべきものがないと思われがちですが、冬しか見られないものも多くあります。その中の一つが、今回のテーマの冬芽やロゼットです。冬芽は葉痕とセットで見ると、とてもユニークで可愛いものが多いです。寒い冬の間は、しっかり芽鱗に包まれ、その中で芽を育みます。芽鱗のないものは、芽を保護するための毛で覆われ、それぞれ工夫して春の訪れを待ちます。ロゼットは、地面にべったり張り付いて風を避け葉を広げ精一杯、光を浴び冬を過ごします。厳冬期の2月の観察会は、植物の生命力、春の息吹を存分に感じとれる時期でもあります。

出発地のヤマモモ広場付近には、目線で観察できる樹木が多く、じっくりと冬芽の観察ができる場所です。 ここで充分に時間を取ってから丸木橋方面へ下ることにしました。冬芽の王様は、やはりオオカメノキでしょうか、大きな花芽を抱えて楽しそうに万歳をしていました。三大美芽のひとつネジキも図鑑どおりで英国の近衛兵に迎えられました。名前の由来となったタカノツメは鷹の爪に似ていますか?

広場を出てすぐ左に入ったところにマンサクの木があります。 春に「まず咲く」ということからマンサクと名付けられたということが通説になっています。黄色く色付いていましたが蕾の状態でした。樹高があり写真が撮れなくて残念でした。この辺りは、ヒメシャラの幼木があちこちにあり、このまま10年もすればヒメシャラの花が咲き乱れる森となるでしょう。

遊歩道脇のコアジサイの枝にウグイスの巣を見つけました。まだしっかりしていて昨年のものと思われました。 ウグイスは藪の中に巣を作ると思っていましたが、夏の間は葉が茂って隠れていたと思われます。

丸木橋を渡って、しばらく行くと、鳥の羽が散らばっていました。鳥に詳しい参加者の方によるとシロハラの羽ではないかということでした。猛禽類の餌食になったと思われます。厳しい自然界の食物連鎖を感じながらサルナシ湿地に向かいました。毎年、湿地内の水のあるところにアズマヒキガエルの産卵が見られますが、まだ早かったです。やはり3月の初旬頃と思われます。

湿地内のロゼット(根生葉)を観察してシャラノキコースでヤマモモ広場に戻り昼食としました。

◆観察できたもの

【冬芽】 オオカメノキ ネジキ タカノツメ タラノキ リョウブ ニセアカシア ヤマコウバシ マルバアオダモ エゴノキ ヒメシャラ ダンコウバイ ニシキギ クロモジ シロモジ ウワミズザクラ コウヤミズキ ノリウツギ バイカツツジ ウリカエデ等

【ロゼット】 ショウジョウバカマ ハナニガナ セイタカアワダチソウ ダイコンソウ シュウブンソウ トウバナ等

【鳥】 ルリビタキ シロハラ コゲラ エナガ シジュウカラ 【鳴き声】 ヒヨドリ ウソ メジロ ソウシチョウ カケス

【その他】 ウグイスの巣跡 大量のシロハラの羽 日時  

ウグイスの巣 (4)シロハラの羽 (2)
ウグイスの巣       シロハラの羽
オオカメノキ (2)ショウジョウバカマ (2)
オオカメノキ     ショウジョウバカマ
タカノツメ (2)ネジキ1 (3)
タカノツメ     ネジキ
ハナニガナ (2)ヒメシャラ
ハナニガナ     ヒメシャラ









 

定例作業報告

2月14日(火)晴れ時々曇り
雑木林G 作業参加者12名
 作業開始にあたり、29年度作業エリア検討のため、サルナシ湿地上流部のカワセミコース作業エリアを全員で下見し、現状を確認した。その後、法人会員デー作業エリアおよびカワセミコースの整理伐をビートルズを中心に実施し、寒い中、心地よい汗を流して午前中の作業を終了した。
 午後は、場所を瀬戸市山口公民館に移して雑木林についての意見交換会を開催し、今後の方向付けを行った。
作業エリアの下見
 作業エリアの下見
ビートルズベッドへの小枝の投入
ビートルズベッドへの小枝の投入
        
   人工林G  参加者7名
 午前中は県有林事務所の許可を取り大曲下の人工林に不法投棄されたゴミの収集を実施しました。林道から人工林に向かって投棄されたものや、林道から少し入ったところの雑木林で、その下を流れる小川までの法面に投棄されたものなど、ゴミ袋を片手に持ちながら収集に当たりました。ゴミの種類としては、瓶、缶、ガラス破片、プラスチック片、タイヤ、車のマフラー、プラスチック容器、プラスチックカゴなどの他、極め付きは小川の中に鎮座していたエアコンの室外機でした。室外機は金属のかたまりみたいで重く、3人でベルトスリングを使いやっと急斜面を道路まで持ち上げることができました。他にベッドのマットかソファーなのかわからない3点ほど大物がありましたがすでに腐葉土の下になっていたり草本が絡みつき回収困難の状態でしたので、そのうち埋もれてしまうのではとそのままにしています。
 当初は、軽トラックを準備し収集したゴミを県有林事務所まで運ぶ予定でしたが、集めてみると、軽トラックでは一度に運ぶことができないほどの量でしたので、県有林事務所に連絡して回収していただくようお願いしました。それにしても、どこの誰がこんなことをしたのでしょうか。自然を大切にして欲しいものです。
 ゴミ収集の後は、前回作業の後整理をしたのち人工林の間伐作業を実施しました。トータルで5〜6本のヒノキを伐倒、玉切りしました。
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わいがや講座

2017年2月7日(火)
開催場所:尾張旭市新池交流館ふらっと
参加者 14名
テーマ:「外来種」
講 師: 愛知県自然環境課 野生生物・鳥獣グループ
  主査 小川 敏幸 様

講義の内容
外来種について主に下記について話がありました。大変勉強になりました。
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1. 生物の多様性とは
1)種の多様性
2)生態系の多様性
3)遺伝子(種内)の多様性
2. 4つの危機
第1の危機 人間の開発、乱獲(日本産トキの絶滅)
第2の危機 里地里山の管理不足(ギフチョウ減少、鹿増加、竹林拡大)
第3の危機 外来種による在来種への影響(下記参照)、化学物質(農薬)
第4の危機 地球温暖化による環境悪化(ホッキョクグマ)

-------------ここから本題--------------
3. 外来種とは
  もともとその地域にいなかった生物で人間によって持ち込まれたも
カブトムシ(北海道にはもともといなかった)、カミツキガメ・・
4. 日本から外国へ持ち込まれた外来種
クズ(北アメリカ)、イタドリ(イギリス)、ワカメ(オーストラリア)
5. 外来種の及ぼす悪影響
1)日本固有種の生態系への影響
在来生物を食べる、在来生物と交雑し雑種をつくる、日陰にする
2)ひとの生命・身体への影響
3)農林水産業への影響・・・農作物を食い荒らす、畑を踏み荒す
6. 侵略的外来種とは
その種が自然の生息域外に導入、拡散することが生物多様性への脅威となる種。
7.特定外来生物とは(外来生物法)
もともと日本にいなかった外来生物のうち、生態系などに被害を及ぼすもの。
飼育・栽培・保管・運搬・販売・譲渡、輸入の原則禁止。
(哺乳類) アライグマ、ヌートリア等
(魚類)カダヤシ(メダカを絶滅させる)、オオクチバス(ブラックバス)等
(爬虫類)カミツキガメ等
(クモ類) セアカゴケグモ 等
(植物) ボタンウキクサ等

8.愛知県「自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例」
あいちの外来種・・・移入種対策ハンドブック
外来種被害防止3原則:外来種を「入れない・捨てない・拡げない」
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県内の生態系に著しく悪影響を及ぼすおそれのある移入種29種>
(淡水域の移入種)
アカミミガメ、ワニガメ、コブハクチョウ、オヤニラミ(もともと西日本には生息しているが西日本では絶滅危惧種、愛知県では外来種)、ナイルティラピア、カラドジョウ、スクミリンゴガイ(ジャンボタニシ)、スイレン、ハゴロモモ(カボンバ)、ハビコリハコベ(グロッソスティグマ)、ナガバオモダカ、キショウブ
(沿岸域の移入種)
チチュウカイミドリガニ、タテジマフジツボ、サキグロタマツメタ、ホンビノスガイ、アツバキミガヨラン、ウチワサボテン、ヒガタアシ
(陸域の移入種)
ハクビシン、パラワンオオヒラタクワガタ(在来種との雑種をつくる)、タイワンタケクマバチ、ホソオチョウ、アカボシゴマダラ、トウネズミモチ、タカネマツムシソウ、ポンンポンアザミ、ノハカタカラクサ、モウソウチク

9.愛知県のその他の外来種
(クサガメ、ニホンイシガメ、スッポン、アカウミガメは日本在来種)
カミツキガメ、ワニガメ、アカミミガメ(小さい時はミドリガメ)
オオキンケイギク(引き抜いて駆除)

10.今後要注意の外来種
アルゼンチンアリ(2mm)、クビアカツヤカミキリ、オオクビキレガイ(畑)、メリケントキンソウ(芝生に生える)、ウチワサボテン、ツマアカスズメバチ(九州)、アリゲーター・ガー(魚)

11.その他
コイの放流(日本の固有種は琵琶湖にしか生育していないと考えられている)
ホタルの放流(他地域からの持ち込みはNG。ゲンジボタルの点滅:東日本4秒、西日本2秒)
ハリエンジュ(ニセアカシヤ)(禿山から森への復元のため土壌改良目的で植えられた)
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次回予定 3月7日(火)  1:30〜3:30  
テーマ:樹木医として循環活動を目指して
講 師:愛日緑化造園代表取締役 加藤 滋 様
場 所:尾張旭市 新池交流館ふらっと
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