2018年10月

第91回 やまじの森観察会報告書

 日 時 平成30年10月20日 (土)     天気 晴れ

テーマ 木の実・草のタネ

参加者 20名

コース 三叉→北歩道(古窯跡)→トイレ→三叉

三叉まで個々に車で移動し総勢20名の観察会となりました。そのうち初めての参加者が4名ありました。

これから季節は多くの植物にとって生育場所を広げる大切な時期です。動物の力を借りたり風の力を借りたり、重力でコロコロ転がったり思いっきり弾けたりと、少しでも遠くに広がるよう様々な工夫をしています。木の実、草のタネを観察しながらどのような種子散布を行っているかが今回のテーマです。

今回の観察会は、初心者向けの解説を先頭集団で行いました。三叉を少し直進したところにアケボノソウを1株だけ見つけることが出来、間近で花を観察することが出来ました。日当たりの良さそうな散策路脇にはセンボンヤリの閉鎖花がタネとなって群生していました。センボンヤリはムラサキタンポポとも言います。春には開放花として裏が紫、表は白色の花を咲かせます。タンポポのように綿毛のあるタネを付けますが薄っぺらで子実の充実していないものが多いです。秋にはもう一度蕾を付けますが開かないうちに自家受粉をして確実にタネを作ります。しかし同じ遺伝子を持ったクーロン化が進むこととなり、環境に適さなくなった時には、いちどに消滅するという危険性もあります。やまじの森でみられるその他の閉鎖花を持つものにはスミレ類、タツナミソウ類 キッコウハグマ ヒメハギなどがあります。

北歩道にはムラサキシキブとヤブムラサキが隣合わせにあります。ヤブムラサキ葉はビロードのような手触りです。紫色の実の半分を毛の多いガクに包まわれ下向き付けていました。古窯のほうに下りるとイナカギクが咲いていました。この葉もビロードの手触りです。秋の代表的な花のひとつのアキノキリンソウはイノシシの犠牲になっていましたが、何株かは黄色い可憐な花を見ることが出来ました。

トイレの近くでは植栽のナナカマドが赤い実を付け、ツクバネもたくさんの実を付けていました。ウラジロマタタビ(通称サルナシ)も実を付け食べ頃でした。三叉に近くではオオウラジロノキの実とウラジロノキの実が落ちていました。同じバラ科の裏白の木ですが葉や実はずいぶん違います。

下見の時に確認しておいた音楽祭の植樹祭会場の隅に咲いていたセンブリを観察しました。 

最後に拾ってきた木の実などを並べて確認作業をしました。

歩きながら作ったというKさんの葉っぱのどんぐり雛はとても可愛くて思わず写真に収めました。

 

■ 観察できたもの

 ガンクビソウ アケボノソウ コウヤボウキ ミヤマシキミ ツルリンドウ ヒヨドリバナ イナカギク アキノキリンソウ コメナモミ ハキダメギク ヤクシソウ アキチョウジ、ノガリヤス 

実(タネ)シロモジ ツバキ ミヤマシキミ ナツフジ ツルリンドウ ヤブムラサキ オオウラジロノキ アオキ ツクバネ ササユリ サルナシ ヤマガキ クサギ ウラジロノキ オオウラジロノキ オオバヤシャブシ ウリカエデ ヤブコウジ ナナカマド チゴユリ ササクサ ミズヒキ

◆鳥 アオゲラ エバガ メジロ カケス ヒヨドリ コゲラ ヤマガラ トビ 
実のいろいろ
木の実の色々
アケボノソウ
アケボノソウ
どんぐり雛
ドングリ雛
センブリセンボンヤリ
センブリ           センボンヤリ
ミヤマシキミヤブムラサキ
ミヤマシキミ          ムラサキシキブ
オオウラジロノキ・ウラジロノキの木の実
オオウラジロノキの実








2018森の音楽祭プログラムを全て1時間遅らせて実施!!

森の音楽祭スタッフ各位

 明日(27日)の音楽祭は、集合時間等


全てのプログラムを


 1時間遅らせて


猿投の森で実施します。


 ○ 11時 植樹  ○ 11時30分 前座演奏  

○ 12時オーケストラ演奏 ○ 13時からハイキング

○ 終了1時間遅れ

 以上です。ご承知ください。 

 
 

 先のブログ記事を訂正します。


 プログラムの順序は変更しません。

 開演は      11:00

 前座演奏     11:15

 オーケストラ演奏 12:00


 植樹祭      14:00~

 観察会      14:30~

 スタッフ解散式 16:50~ 





定例作業報告

10月16日(火)曇り
人工林グループ
作業場所:東大演習林
参加者:5名
 5月以来5ヶ月ぶり、演習林の前回と同じ場所で、参加者計5名、午前中4名、午後4名での作業でした。久しぶりの間伐で皆さん、楽しみながらも汗をかき張り切って、トータルで30本の伐倒でした。写真は作業後一息ついているところです。
20181016東大演習林

定例作業報告

平成30年10月9日(火)晴れ
 参加者:会員18名、支部員9名
 森の音楽祭第10回準備のため、山岳会東海支部員も加わり、変電所前から幹線林道沿いの草刈り、路盤への砂利入れ、枯死木の点検処理を行いました。また、森の探検隊活動フィールドの点検を2名で行いました。
 人工林グループ3人は、枯死木の伐倒を行いました。
大曲から上方へ約200m行ったところ、左側法面にコナラと思われる枯死木がありました。直径が約50cmです。枝などはすでに落下しほとんど幹だけが、15mほどの高さで二股に分かれて残っていました。倒した後確認すると上部は腐りかけていて、林道沿いのため危険な状態でした。もう枯れてかなり経ていると思われますが、サクラの木の枝に隠れてすぐにはわかりませんでした。
 当初、重心の方向(林道側)に倒そうとも思いましたが、隣のサクラの木の枝が5mくらいの高さでほぼ水平に伸びてきて邪魔していました。この枝を避けて伐倒しようとすると重心方向に対して60度から90度くらい向きを変えなければなりません。ワイヤーで引っ張りながらということになりますが、大変な作業となります。またそれが旨くいくか分かりません。そこで、安全のためにサクラの枝を切り重心の方向へ倒すことにしました。幸いその枝はサクラの木全体から見ると一部で真横方向へ伸びており、サクラの木の美観、成長を損ねることはないだろうと思われました。そこでハシゴを持ってきて、まずその枝を切り落とし、その後コナラの枯死木を伐倒しました。急斜面のため足場が悪いところでしたが無事作業を終えました。

20181010定例作業

第36回わいがや講座

日 時:2018年10月2日(火)15:30---15:30
場 所:尾張旭市新池交流館「ふらっと」
参加者:6名 
テーマ :「猿投の森」整備基本計画書について
講   師 :  副代表  和田  豊司  様

   来年度から第6次協定がスタートするにあたり、整備基本計画を勉強しようということでこの講座が開かれました。初めて基本計画について説明を聞くことができ、これに込められた当時の情熱というのを感じることができました。またわかりやすくポイントを説明していだだきありがとうございました。
 平成22年10月に作成された「猿投の森」整備基本計画について、パワーポイントの資料を元に説明がありましたが、その一部について紹介します。 
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◎基本計画書を策定した経緯
 県有林の手入れについて指針もしくは方針のない中、知識や経験のある方を中心に整備基本計画は策定された。
1.地域の概要
  ・森林の木材生産機能 
 ・水源涵養・山地災害防止・生活環境保全・保健文化各機能 
2.猿投の森の現況
    ・松枯れでマツの立ち木密度は減少 52ha→ほぼ0
    ・植生が豊かで生物多様性に富んでいる  樹種214 
3.望まれる整備・活用方法
(1)猿投の森の特徴
 ・名古屋・瀬戸市街から近距離
 ・車でのアクセス良好 公共交通機関から遠い  
(2)森の活用
 ・健康作り・憩いの場・リフレッシュの場にする
 ・生物多様性・森林機能に関する研究・教育の場にする
 ・歴史資産・文化資産についての教育の場を提供
 ・森の恵み(生態制サービス)を享受する
(3)森林機能の向上
 ・生物多様性のある森林の育成と保全
 ・希少動植物の保護・再生の整備
 ・水場環境の整備
 ・優良材(スギ、ヒノキ)の育成
 ・林地保全・植生の復元・育成とその遷移観察
4.猿投の森整備の基本方針
(1)森林の活用
   項目ごとに何を行うか作業内容を記述 (表割愛)
(2)森林機能向上のための整備
   項目ごとに何を行うか作業内容を記述 (表割愛)  
5.地区別整備・活用方法
(表割愛)
6.今後解決しなければならない課題
 ・駐車場の整備
 ・トイレの設置
 ・野外活動施設
 ・優良材育成における県との調整
 ・他の森の利用者との協調
 ・県民、他の森作り団体との協調
 7.地図
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◎現在(2018-10月)でのミスマッチ
 ・活動範囲が広がっている
   東大赤津研究林、JAC所有地
 ・会員の年齢構成が高くなった
 ・財政基盤が整ってきた
   林務道具が整い、民家賃借により活動拠点ができた
 ・自前の森ができた
   利活用での制限が少なくなった

◎今後の方向性
 ・会員減少と高齢化に合わせる
   活動エリアの縮小化
   土木作業の中止(林道保全)・委託化
   人工林間伐作業(東大演習林も含めて)の縮小化
   環境保全・観察活動の強化
 ・会員増加策
   ???
 ・森の遷移に合わせた重点活動施策の見直し
 ・整備基本計画の改定 今年度中に策定 

※ その後意見交換を行いました。
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