猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

2018年12月

東大演習林 定例作業報告

12月18日(火)晴れ
人工林グループ 参加者:6名
 本日の伐採本数は68本でした。内訳は伐採予定のもの(赤テープ)61本、伐採予定外のもの(テープなし)7本。(伐採予定外とは、予定の伐採後も混んでいて伐採した方が良いと判断されたもの。)従ってこの区域(72林班い10小班)での昨年度からの間伐累計は伐採予定のもので332(339)本となりました。間伐予定本数は352本ですので進捗率は約94%、残り伐倒本数は20本(予定)となりました。伐採後の処理もYさん、Iさんによりしっかりやっていただき、きれいに整理されました。(前回の間伐累計は257本と報告しましたが正しくは271本でした。訂正します。)
 本日は一人で20本近く伐採されたWさんのおかげで予定以上の伐採本数が達成できました。次回1月は残りの伐採と、残っている整理作業をおこない、この場所での間伐作業は終了の予定です。
2月山桜フィールドの整地作業の予定です。
         20181218東大演習林1 (2)
20181218東大演習林2
20181218東大演習林3

第93回山路の森自然観察会報告

日 時  12月15日(土)  9時30分~13時           
テーマ  照葉樹 参加者  16人
 コース   三叉広場 → トイレ前 → ヤマザクラコース →   
砂防堰堤 → 橋 → 三叉広場 →車→ ヤマモモ広場(昼食)
 
今日は昨日から寒波が来ているので寒さ対策が必要でした。
三叉広場まで車で入っていきました。
 
 今日のテーマは照葉樹です。照葉樹とは、冬になっても緑の葉を
持つ常緑広葉樹のことです。
山路の森にはどのくらいの照陽樹があるか調べることにしました。
周りの落葉樹はすっかり影を潜め常緑樹が目立つようになりました
 
 歩き出すと、アオキ、ヒサカキ、ヤブツバキ、シャリンバイ、アセビ
ヤマザクラコースに入ると足元にショウジョウバカマが葉をロゼット
状に伸ばして沢山ありました。春が楽しみですね。
 
尾根道になると山桜が出迎えてくれます。巨大な幹から枝を伸ばし
山路の森の女王様です。
ミヤマシキミの赤い実や蕾、ヤブコウジの赤い実が可憐です。
シキミは有毒植物なので実を食べないようにしましょう。
 
ヤブニッケイとシロダモがよく似た葉っぱですが、今の季節はシロ
ダモの大きな冬芽を見て分かるとTさんに教えて頂きました。
 
又ツクバネガシとオオツクバネガシの違いを?さんに教えて頂きまし
た。オオツクバネガシはツクバネガシとアカガシの雑種です。
 
堰堤の橋に架かるとウラジロガシを手に取って観察しました。
又カナクギノキにカヤランが着生していました。
 
残念だったのは尾根にあるタマミズキに実が一つもなかったことです。
今日参加した人の中にタマミズキの実が目的だったと聞いて、リーダ
ーが帰りにヤマモモ広場に寄ってくれました。
そこには青空にタマミズキの赤い実が沢山光っていました。
 
タマミズキは4,5年おきに実を付けると聞いていましたが、昨年も
実を付けました。これも地球温暖化に関係がありや無しや?
最後に皆さんが集めた葉を同定して終了しました。
 
照葉樹  アオキ、アカガシ、アセビ、アラカシ、イヌツゲ、ウラジロガシ
      サカキ、シキミ、シャリンバイ、シラカシ、シロダモ、ソヨゴ
      タイサンボク、ツクバネガシ、ツブラジイ、ネズミモチ、
      ヒイラギ、ヒサカキ、ミヤマシキミ、ムベ、ヤブコウジ、ヤブツ
      バキ、ヤブニッケイ
 
実    ミヤマシキミ、ヤブコウジ、ムラサキシキブ、ヒサカキ、ソヨゴ
      アオキ
 
蕾    シロモジ、シキミ、ミヤマシキミ、アセビ
 
花    シキミ

鳥            ヒヨドリ、ルリビタキ、メジロ、エナガ、ヤマガラ、コゲラ
                ハシボソカラス
PC151488
PC121417ƒアオキPC121422シロモジ
        アオキ           シロモジ
PC121428ƒ€ƒ‰ƒムラサキシキブPC151485‚タマミズキ
      ムラサキシキブ         タマミズキ
PC151480ミヤマシキミ蕾PC151482ミヤマシキミ実
       ミヤマシキミ蕾       ミヤマシキミ実



定例作業報告

雑木林グループ定例作業
12月11日(火)晴時々曇り 
作業参加者 9名 
     今回は1号管理道沿いの整理伐を5名、ホウノキ平駐車場背後枯死木処理4名で担当
 1号管理道沿いは、開設時に植えられたヤマザクラ、ツツジ等が
ソヨゴ、アラカシなど常緑広葉樹の成長により採光が妨げられ
バランスの良い条件回復を目指してすすめています。
 ホウノキ平駐車場背後の区域は、秋の台風の影響で傾斜したソヨゴや枯死木が折り重なった状況でした。ソヨゴ傾斜木とアカマツの枯死木数本を危険防止のため伐倒処理をしました。
CIMG034620181211定例雑木

人工林グループ定例作業
参加者:4名
 今回は、まず前回かかり木になっていた大木の処理を行いました。急斜面と大木であったこともあり、安全に注意しながらチルホールとプラロックを使い4人がかりで処理することができました。本日の伐採本数は6本でした。累計で83本となりました。
      20181211定例人工林



2018森の探検隊

平成30年11月10日(土)快晴
参加者:園児34名、小学生14名、保護者40名、園職員4名、スタッフ15名
穏やかな晴天、例年と比べて温暖な日でした。
シロモジ等の黄葉に包まれた森で、ネーチャービンゴ、遊歩道散策、木工クラフトを参加者が体験しました。
中でも、今年のクラフトは、担当のYさんが「木登り人形」の組み立てキットを時間をかけて準備されました。このクラフト作業に参加者から非常に好評を得ました。
参加者から寄せられた参加感想の一部を下記に紹介します。


父親
普段、この様な自然環境で子供と遊べる機会がないため、非常に有意義で
あったと感じます。

母親
貴重な体験有難うございました。森の散策では、わかりやすいガイドをし
てくださり子供たちにも、大人にも勉強になりました。天気にも恵まれと
ても過ごしやすかったです。
作ったおもちゃは家に帰ってきてからずっと子供が遊んでいるので本当に
楽しかっただなあと思います。
ありがとうございました。

園児・小学生
森の探検でビンゴゲームをしたのが楽しかった。
クラフトづくりで人形が登っていくおもちゃを作れたことがうれしかった。
エビフライやリンゴのお弁当(木の実などで)を作ったことが楽しかった。

CIMG0340s






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