猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

2019年02月

定例作業報告

雑木林グループ  
2月23日(火)天候 晴 参加者 10名
 
今日は午前の時間 「なごや環境大学講座」(今年3回目)テーマを「伐採した木を使って遊歩道の丸木橋づくりに挑戦しよう」 として小学生3名を含む5名を中心に取り組みました。 
子供たちの山遊び講師を経験豊富なYさんが、巧みにリードして皆の参加意識を高め、作業が進んで行きます。
森の体験に強い興味をもって参加されただけあり小学校低学年の3名も木材寸法の測定、基礎の岩石を沢から運び、用具の使い方を教えてもらいながら熱心に取り組む。会員の参加者も子供たちと
楽しそうに共同作業で見事に丸木橋が完成しました。
 
同時に湿地の葦簀刈、周辺の倒木の撤去、ササ刈りなど保全作業で、湿地の多様な植生を待つことになります。
 
午後は1号管理道沿いの倒壊したヤマザクラの撤去、ササ刈りをしました。常に幹線林道らしく整備されています。
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人工林グループ

作業場所:山桜フィールド

参加者:11名+数名

 本日は、人工林Gメンバーと、「自分の木」プロジェクトに参加され

た方々と一緒に、山桜フィールドのうち一区画の整備を、Wさんの指示

のもと実施しました。ここは、手付かずにソヨゴ、ヒサカキ、リョウブ

、コナラ、アカマツや枯死木などが乱立している状態でしたが、この日

は大きな木は残しながら中小木を中心に伐採しました。見違えるほどに

拓けて日当たりがよくなりました。

 

なごや環境大学共育講座

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名:猿投山で楽しく明るい森づくり!

  第3回 伐採した木を使って遊歩道の丸木橋づくりに挑戦しよう!

者:5名

講  師:山内(間伐材利用G

スタッフ:3名 

暖かい陽射しがそそぐ春の訪れが感じられるやまじの森で、なごや環境大学を実施しました。

今回は猿投山で楽しく明るい森づくり!講座の第3回目としてサルナシ湿地の丸木橋の架け替え作業を体験してもらいました。

参加者は親子4人を含む5名でした。

講師の山内さんから作業手順について説明を受けた後、まず実際に橋を渡って古い橋の痛みの度合い、たわみ具合を確認して架け替える橋を決めました。

作業は最初に古い橋の長さを測ってから、スリングべルトやリフティングトングを使って、古い橋桁材を撤去してもらいました。

運び出した古材の腐った部分にドングリが発根しているのを見つけてしばし観察タイム。

また、基礎部分の台座がすっかり腐ってその下の土も緩んでいたので、急きょ大きめの石を集めてその上に新しい丸太材を置いて周りを土で固めるという予定外の作業も入りました。

そして、いよいよ新しい橋桁の架設に取り掛かりました。長さを確認した後、元口と末口をどちらの向きに置くか見定めて、皆で力を合わせて慎重に作業、桁材4本を設置することができました。

その後、基礎の台座にカスガイを打ってしっかり留め、チェンソー経験のある男性とスタッフとで滑り止めも刻んでもらい、見事完成!

参加者の皆さんからは、楽しかった、作り方がよく分かった、子供さんと一緒に作業できて良かったなどとの感想を聞くことができました。

みなさん、お疲れ様でした。また、森に来て橋の様子など見に来てください。  
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第95回 やまじの森自然観察会報告

日時  平成31216日(土)      天気  晴れ
テーマ 冬芽

参加者 12

コース ヤマモモ広場 ― シャラノキコース ― サルナシ湿地・朴ノ木平 - 1号管理道 - アジサイコース - ヤマモモ広場 

 冬枯れの森では木々が冬芽を作り、寒さや乾燥に耐える工夫をして春を待っています。花や葉がなくても冬芽の特徴を知ることで樹種が分かります。ルーペ等を持って出発しました。シャラノキコースの入り口でまずヤマウグイスカグラを観察、芽の付き方は対生で太い枝には刀のつばのような托葉あり。次はウワミズザクラ、ゴツゴツしたこぶのような落枝痕が目立つ。ムラサキシキブは対生で裸芽、仲間のヤブムラサキは似ているけれど枝に毛が密生。ナポレオンハットのような芽鱗が外れると艶やかな裸芽に変身するリョウブ、赤い芽鱗が重なり合い上から見ると5角形のアラカシ、細かい毛が生えた裸芽でおんぶしているような予備芽が付いているエゴノキ、などとクイズを解いていくようです。ネジキと同様に三大美芽のひとつとされるザイフリボクは赤い芽鱗の間から白い毛を出し、さすがに華麗。ヤマモモ広場の奥ではマンサクの冬芽がほころび黄色の花を咲かせ、春の訪れを間近に感じた観察会でした。

【上記以外に観察した冬芽】 ナツツバキ、ヒメシャラ、コバノミツバツツジ、ナツハゼ、ウスノキ、バイカツツジ、カマツカ、クロモジ、シロモジ、マルバアオダモ、コバノガマズミ、ミヤマガマズミ、タカノツメ、コシアブラ、アカメガシワ、ヤマウルシ、ガンピ、コウヤミズキ、サワフタギ、オオカメノキ、クリ、ニセアカシア

【花】スズカカンアオイ、シュンラン(花芽)

【鳥】コゲラ、ヒヨドリ、メジロ、トビ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、シロハラ、キジバト、アオジ、ウグイス、ハシブトガラス

ヤマウグイスカグラ
ヤマウグイスカグラ
オオカメノキ
オオカメノキ
ネジキ
ネジキ
ザイフリボク
ザイフリボク
アラカシ
アラカシ
ニセアカシア
ニセアカシア








定例作業報告

2月12日 天候      晴時々曇り
雑木林グループ
      作業参加者  12名 
 冬型の気圧配置による放射冷却で、朝の冷え込み厳しい快晴の下、雑木林の整備(日照条件改善の為除伐作業)が進みました。 
 今日は新会員のHさんと初めて体験参加されるKさんの2名を加え賑やかな雰囲気で楽しい一日が始まりました。
 体験参加の初日は森の協定全域見学、整備の目的と実施状況などOさんの説明を受けながら理解を深めていただくようようにしています。
   昨年11月から進めてきた1号管理道周辺整備も今日でほぼ目途がつきます。
 瀬戸・やまじの森を復興をすべく、過去植えられたヤマザクラも50余年以上経過し、採光条件が悪く枯死しているものも見られます。今回の整備によりコバノミツバツツジと共にこの春は見事な開花が期待されます。
 今後はササの繁茂が予想されます。毎年定期的に刈り込んで林床に光を届ければ山野草の復活も可能です。主要幹線道に沿った貴重なゾーンとして管理をしていきたいものです。
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人工林グループ
参加者:7名+体験作業2名
 本日は体験作業に午前中にKさん、午後に女性のSさんが新たに参加されました。お二人とも非常に森づくりに興味を持っておられ、常緑の低木をノコを使って切ったり、切った木の整理等楽しく参加していただきました。
 本日のヒノキの伐倒本数は1本でした。他、常緑で前回までの伐倒木の玉切り等整理を行いました。この区域(2ーb)での累計伐倒本数は106本になりました。その他枯れていたアカメガシワを伐ったところ、上の方でフジのツルが絡まっていて隣のアラカシと繋がり、プラロックで引っ張っても下ろすことができませんでした。。梯子と高枝切りノコギリを持ってきて、ツルを切断してやっと下ろすことができました。教訓としては、フジなどツルが絡んでいる木は十分調査検討をしてから取り掛かるようにすることを学びました。
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炭焼き作業報告

平成31年2月2日 晴れ
作業参加者 4名
山桜フィールドに置いてあったペール缶の水が厚く凍っていました。
窯の周辺の地面は、一面霜柱でした。
冷え込んだ朝でした。
既にドラム缶窯には、炭材が詰め込まれおり、今回は、火入れをしました。
向かって、左側の炭材は、竹。右側は、山桜フィールドにある雑木(主にリョウブ)です。
竹炭材の窯は、所定の温度に達したため、昼頃火を引き、焚口と煙突を塞ぎました。
雑木炭材の窯は、16時近くになっても、所定温度になかなか上らないため、一旦窯を伏せて作業を終了することとしました。
炭焼き作業に参加するメンバーが少ないのが残念です。
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