猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

2019年11月

2019森の探検隊を開催しました。

令和元年11月9日 天気 晴れ

参加者 園児・小学生:46名 保護者:40名 園関係者:9名

    スタッフ:12名

 本年度は、園児たちに植樹してもらうプログラムを実施しました。

 従来、森林体験でネーチャービンゴ終了後、林の中を自由行動する時間を設けていましたが、この時間を削り、植樹プログラムの時間を確保しました。

 このため、初めて参加者のアンケートには、林での自由時間が欲しいとの意見が寄せられ、やはり林の中を自由行動したい意向があることを確認しましたので、植樹は毎年度実施せず、今後林内自由行動の時間を設けたいと思います。

 植樹プログラム実施に当たっては、少々不手際な場面があり反省点として残りました。

 ネーチャービンゴ、遊歩道散策時には、スタッフの方々が参加者へ丁寧な案内、説明をして頂いたことが、好評でした。

 クラフトは、担当Yさんの毎年工夫で、参加者から高評価を得ております。

 園児の中には、森の探検隊の開催を楽しみにして、「また来年も来たい」と保護者に話しているとのアンケートもありました。

 天候にも恵まれ、事故なく終了したことを感謝いたします。

 スタッフの皆様大変ご協力ありがとうございました。s-IMG_6734
クラフト
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遊歩道散策
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コナラ植樹
第1回チラシ (2)


定例作業報告

日時:11月19日(火) 晴れ
場所:東大演習林
参加者:6名
 前回の毎木調査(胸高直径測定)及び選木(伐る木と残す木の選別)の結果では、下側区域(道路側から堰堤までの区域)においては、本数間伐率39.8%、材積間伐率29.85となり良い数値となったが、幹距比Srが21.4となり基準20をオーバーしていた。そのため20以下になるように伐る木の本数を32本減らし111本とし、選木の修正を行った。これによりSrは19.5となる。
 本日の伐倒本数は22本でした。この場所は平坦地と緩斜面の場所のため移動が楽で、またヒノキの樹齢が22年と若く、径も14cmから18cm前後のものが多いため間伐もやりやすく、楽しく作業をする事ができました。
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第104回やまじの森自然観察会報告

日 時 令和元年11月16日(土)   天気 晴れ

テーマ 落ち葉の色彩

参加者 18名

観察コース  ヤマモモ広場→第一管理道→サルナシ湿地→シャラノキコース→ヤマモモ広場
 
11月に入りムラサキシキブの実がやっと紫色に色づいてきました。遅れていた木々の色づきも例年通りとなり、森は秋本番の装いです。

今日は初参加のお二人と、参加者のお孫さんで10歳7歳4歳の三姉妹の参加でにぎやかです。参加者のみなさんにお気に入りの落ち葉を拾っていただくことにし、ヤマモモ広場から出発しました。

ヤブツバキの花が咲きだし、シロダモの黄色い花が満開でしたが、秋の名残の花も多くありました。フユイチゴ、ナツハゼは食べごろ、タマミズキは今年も赤い小さな実をたくさんつけて、森は実りの秋といった感じです。

三姉妹はきれいな色の葉をせっせと自分の袋に集めていました。袋の中にはドングリや赤い実も入っています。

ゴールのヤマモモ広場で拾ってきたお気に入りの落ち葉でステンドグラス遊びをしました。ところどころを切り取った黒い画用紙に色とりどりの葉を張り付け、陽に透かしてみました。とてもきれいでした。

今日はおだやかな日で、のんびりゆっくり晩秋の日を楽しみました。

 

咲いていた花 ヤブツバキ ノコンギク シロダモ ナワシログミ リンドウ コウヤボウキ

 

見つけた実 ソヨゴ コバノガマズミ ミヤマガマズミ ムラサキシキブ サルトリイバラ フユイチゴ ナツハゼ ヤブコウジ バイカツツジ オオウラジロノキ シロモジ シャシャンボ ヒサカキ サカキ アオハダ カマツカ タマミズキ ツルリンドウ スルガテンナンショウ ウリカエデ アズキナシ イタドリ ツルアリドオシ

 

鳥の鳴き声 カケス ジョウビタキ メジロ ヒヨドリ モズ アオゲラ ハシブトカラス ツグミ ソウシチョウ ウグイス ヤマガラ ルリビタキ イカル
ゲンノショウコ種子
ゲンノショウコ種
タマミズキ1
タマミズキ
フユイチゴ 猿投
フユイチゴ
ムラサキシキブ
ムラサキシキブ
ヤブツバキ1
ヤブツバキ
リンドウ
リンドウ
猿投の紅葉2
猿投の紅葉
三姉妹とステンドグラス
三姉妹ステンドグラス


定例作業報告

11月12日(火) 天候 晴時々曇り 
雑木林グループ
参加者 11名 

 今日は23日に開催される「法人会員デー」の開催基地と体験作業現場の整備作業をおこないました。
法人の社会貢献活動の一環で社員さん、ご家族の皆さんが森づくりに参加いただき自然を楽しみ森の環境への役割を理解され継続的な参加を期待するものです。経験豊富なYさんの提案でビートルズベットつくり、企画者のOさんのロープ滑車を使用した木の伐採法などの準備をしました。
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人工林グループ

参加者:5名
    前回の作業から1ヶ月、今年度2回目の間伐作業になります。本日のヒノキの伐倒本数は8本、前回と合わせて15本となりました。かなりの斜面での作業のため、伐倒後の玉切りも含め上下の移動があり、かなり息がきれる作業でした。また、二手に分かれたそれぞれで、最後に伐倒した木がかかり木になり時間ぎりぎりになりましたが、安全に処理ができました。ほか林道沿いの整理伐としてその他の樹木3本伐倒しました。
 作業前に毎木調査および選木結果に基づく現況密度調査表(予定間伐)について打ち合わせを行いました。

   間伐区域面積は約2,300平方メートル、樹種は主にヒノキ、樹齢は約70年、現況の総本数は178本、間伐対象は38本。
 これらからの計算結果は、本数間伐率21%、材積間伐率9.7%、間伐後の幹距比16.9となりましたが、現況を観察した様子から判断すると、主に不良木、劣勢木を伐る整理伐となり、本数間伐率21%等妥当な数値ではないかと思われました。

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