日時: 令和2年7月18日()
天気: 雨
テーマ:夏の野草
参加者:7名
コース:ヤマモモ広場➝林道➝大曲➝水場➝トイレ➝三叉広場
杉の谷コース堰堤手前➝北歩道出会い➝三叉広場
(昼食)➝ヤマモモ広場
  第2波の新型コロナウイルス、梅雨後半の大雨が続く中、7名の参加者とスタッフ3名、合わせて10名で観察会を実施した。雨は早々に上がるものと天気図を確認してきたが、結局昼食の時間まで青空は望めなかった。毎年コクランが観察できる場所は、葉っぱだけの状態であり、猿投山登山口手前でサルナシの実の落下したものを確認した。そこではジャケツイバラ幼木のツルが新緑にひかり輝いていた。林道脇にはハエドクソウの小さい花が咲き、大曲りでは傘をさしてのジャコウアゲハの幼虫観察となった。途中、バイカツツジは雨に打たれて花もしおれていた。また、カラスザンショウやイヌザンショウの匂いの違いを確かめた。トイレ脇ではツクバネの写真、杉の小枝に着生したカヤランに目をこらして確認した。三叉では、毎年、初夏を感じさせてくれるチダケサシとミカワショウマの白い花がいっぱい咲いていた。一方で、頭上の林の中、右からソウシチョウ、左からクロツグミの鳴き声が聞こえ、姿は見えなかったが感動の一瞬であった。堰堤下の川の中、および杉木立脇にはミカワショウマが凛として花開いていた。堰堤下でミカワショウマを見た後は、ナツフジ、アキノタムラソウが写真対象となっていた。三叉広場にはムラサキニガナが咲き誇り風に揺れて写真撮影の難しさを感じた。三叉での昼食後は、地面と同色のタゴガエル、そのジャンプ力に驚き、帰りはクジャクゴケに目を奪われ、それぞれが楽しい観察会となった。

■観察できたもの

◇花 ハエドクソウ、ダイコンソウ、オオバノトンボソウ、キンミズヒキ、ノギラン、ナツフジ、アキノタムラソウ、ヒヨドリバナ、ムラサキニガナ、チダケサシ、オカトラノオ、ミカワショウマ、ヘクソカズラ等

◇鳥 メジロ、ハシブトガラス、ホトトギス、ウグイス、ソウシチョウ、アオゲラ、コゲラ、ヤマガラ、オオルリ、ヒヨドリ、キビタキ、クロツグミ、ヤブサメ、カケス

◇昆虫、他 カタツムリ、シマヘビ、タゴガエル、コクワガタ()、ヒメコガネ、フタスジハナカミキリ、イオウイロハシリグモ

◇木 ヤマアジサイ、ヒメコウゾ()

20200718 傘
雨中の幼虫探し
20200718 ジャコウアゲハ幼虫20200718ヒヨドリバナ
ジャコウアゲハの幼虫         ヒヨドリバナ
20200718ナツフジ20200718チダケサシ
ナツフジ              チダケサキ
20200718ミカワショウマ120200718ミカワショウマ2
ミカワショウマ
20200718タゴガエル20200718シマヘビ
タゴガエル           シマヘビ