猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

2022年02月

第128回 やまじの森の自然観察会報告

日時:令和4219() “雨水 9:30~13:30
天気:晴れのち曇り    テーマ:冬芽    参加者:12名
観察コース:中部電力変電所前ゲート第1管理道サルナシ湿地シャラノキコースヤマモモ広場(昼食)➝ゲート変電所前
 今月も先月に続き中部電力変電所前から観察会を開始した。観察会に先立ち、Tさんがコクサギの枝を持ってきて、三大美芽の一つである旨の説明を受け出発した。元駐車場跡と思われる場所ではオオバヤシャブシとヒメヤシャブシ、ノイバラとミヤコイバラ等の比較やヌルデの芽などに皆さん興味津々であった。ゲートへの道ではマルバアオダモ、三大美芽のネジキ、ナツハゼとカマツカ、ゴンズイ、まだ蕾のダンコウバイ、木々の同定等を行いながら歩みを進めた。ゲート手前のジャケツイバラやキブシは、まだこれからと思われた。ゲートを入り、ノリウツギ、カキノキ、コウヤミズキを確認した。第1管理道では、コブシの膨らんだ蕾、高木のミズキとネムノキの枝ぶりを眺め、オオカメノキの花芽と葉芽、バイカツツジ、ガマズミ等を確認し、遊歩道に入った。ホオノキ平脇ではオオバウマノスズクサを、湿地脇ではオオウラジロノキを見た。小川のそばにあるマンサクには花が咲いていることを確認できた。シュンランは蕾をつけているのが少ないと感じた。シャラノキコースに入っては、低く刈り込められたホオノキの芽を、三大美芽のザイフリボク、ナツツバキやヒメシャラを見た。ヤマモモ広場奥のマンサクにも花が咲いていることを確認した。また、広場脇にはリュウキュウマメガキがあるよと教えて頂き、気づかないものだと痛感した。天気の崩れもなく、春がすぐそこまで近づいていることを感じた観察会であった。

【観察できたもの】

冬芽 
 主なもの 
三大美芽ネジキザイフリボク、【コクサギ
オオバヤシャブシ、ヒメヤシャブシ、ヌルデ、アカメガシワ、
ノイバラ、ミヤコイバラ、マルバアオダモ、サルトリイバラ、
タカノツメ、タラノキ、エゴノキ、ヤマハゼ、ウリカエデ、
リョウブ、ウワミズザクラ、ミヤマガマズミ、ナツハゼ、
カマツカ、ムラサキシキブ、コアジサイ、ゴンズイ、クロモジ、
キブシ、ダンコウバイ、ジャケツイバラ、ウグイスカグラ、
ヤマコウバシ、ウスノキ、タマミズキ、ナツツバキ、
ヒメシャラ等

  マンサク、ヤブツバキ、

  オシドリ、ヒヨドリ、メジロ、アオジ、ウグイス、
シロハラ、エナガ
ハシボソガラス、ルリビタキ、コゲラ、
イカル

20220219観察会

定例作業報告

日 時:2月15日 曇り
場 所:東大演習林
参加者:6名
   新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の期間延長がされているなか、Nさんの初参加もあり6名の参加者となった。
   ここの小班での作業は2年目になる。毎木調査を実施した急斜面より上側の主要区域では、総本数480本のうち間伐予定本数が257本(本数間伐率53.5%、材積間伐率29.9%)であったが、今までの間伐累計本数は1年目では112本、2年目では先月までに86本、合計198本となり、残り間伐予定本数が59本であった。
  本日25本間伐したことにより2年目111本となり残り34本となった。上を見上げるとかなり空隙ができ明るい森になったと実感できる。
  急斜面より下側の未調査部分では未着手で暗いままである。
  作業もあと1日となった。
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定例作業報告

令和4年2月8日(火) 薄曇り

雑木林グループ 参加者7名 

前回に続いてヤマモモ広場の南側の除伐をすすめました。
これまでの作業で、藪になっていた状態から明るく日が差し込むようになってきました。

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ヤマモモコース雪景色
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  雪が残っていた中で作業を始めましたが、季節は春に向かって着実に歩みを進めており、ムシカリの冬芽が青空に向かって大きく手を広げているようでした。
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人工林グループ
参加者:6名
 前日の情報では林道は一面雪だった。しかし、天気予報では零下にはなっておらず、やまじ小舎までの道路も問題なく通過できたので、やまじの森林道も多分凍ってはいないだろうと判断し現場の三叉まで出発した。実は車4台のうち冬タイヤは1台のみ。途中状態を確認しつつ残雪のなかをゆっくり進んでいくと、冬タイヤ1台は通過したが三叉手前の登り坂のところで前進不可となった。三叉周辺は一面雪景色であった。 
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三叉周辺は一面雪景色
 昼までには雪も解け大丈夫だろうと思い、そのまま近辺等に駐車した。 
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陽だまりで昼食
 新人Nさんが、持参してきたシャベルで周りの雪かきをしていてくれたおかげで、帰りは無事そこでUターンできた。

 前回同様二手に分かれて作業をした。斜面のところは積雪で滑りやすいため安全に十分注意しながら伐倒作業を行った。目印のピンポイントの方向へ倒れ気分爽快。昼食は三叉広場上側の風もなく穏やかで暖かい陽だまりの中でとった。
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林道沿いのスギの伐採風景
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玉切り風景
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集積風景
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ヒノキの伐採風景
 伐倒本数はヒノキ5本、スギ2本の計7本。樹齢はヒノキ40-50年、スギ約80年。
 ヒノキの累計伐倒本数は24本となり、予定本数が45本であるので残り21本となった。スギの累計伐倒本数は6本となり、予定本数が14本であるので残り8本となった。作業日は残り3日、安全優先で進めたい。
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