猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

2023年04月

定例作業報告

令和5年4月22日(土) 天気:晴れ
雑木林グループ
参加者:10名
 今回はヤマモモコース脇の込み入った木々の除伐作業を行った。
   天気に恵まれ心地よい風の吹き抜ける中での作業であった。 
   マツの倒木周りのフジヅル等が絡んだ場所、北斜面の場所、入口付近の小低木エリアの除伐を行い、

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ヤマモモコース入口付近の除伐           除伐した木の処理作業1
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松の倒木周りの整備              除伐した木の処理作業2
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笹刈り、ソヨゴ除伐後の林内               明るくなった林内 

    一方で数年間実施していなかった笹刈りを行い、林内での作業を安全にできるようにした。
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笹が茂った林内

   また、仕掛けていたハチトラップに一匹のオオスズメバチが
入っていた。あらためて5センチ程ある大きさに驚きを禁じえなかった。
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 2Lのペットボトルに入ったオオスズメバチ

   若葉が青空に映え、鳥の巣も見られ、爽やかな作業日和でほんのりと汗を流した作業であった。


人工林グループ
参加者:8名

 本日は、体験参加の方にも手伝ってもらい、またチェーンソー講習会を控えているNさんのためチェーンソー取扱の指導も行いながら枯死木の伐倒を行った。
 ホオノキ平の枯死木は遊歩道に覆い被さるように立っていて、枝が四方八方に複雑に入り乱れ、重心の方向には木々が立ち並んでいた。重心の逆方向に伐倒方向を決め、ロープをかけプラロックで牽引するようにした。受け口、追い口のあと、牽引すると予定方向へ徐々に倒れるが、途中で重心とツルの幅(強度)の関係で予定方向よりずれた方向へ倒れた。倒れた木は複数の枝で支えられた状態となったため、切断するときにはロープをかけ安全を確保しながら、幹の切断、枝払いをおこなった。

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重心が木々の方向にあり枝が四方八方に伸びている
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遊歩道に覆い被さる枯死木
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受け口作成中                追い口作成中  
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             複数の枝で支えられた状態で倒れた              幹の切断                  
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枝 払 い
 Nさんには伐倒したアカマツの幹を使いチェーンソーの取り扱いの指導を行い、また丸太切りの練習をしてもらった。そのあと、中径木の枯死木をロープをかけたあと伐倒してもらった。
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練習のための輪切り
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練習のための中径木の伐倒(受け口作成)

第1管理道からあじさいコースを回り危険な枯死木がないか調べた。複数の枯死木があったが特に緊急を要するものはなく次回に処理することにした。












第142回やまじの森自然観察会報告

 開催日:2023年4月15日(土)  天気:雨

 参加者:7名   テーマ:木々の芽吹き

 観察コース:ヤマモモ広場 ⇒ シャラノキコース 
       ⇒ サルナシ湿地
 ⇒ 第一管理道 
       ⇒ アジサイコース ⇒ 林道 ⇒ ヤマモモ広場

 終日雨予報の中、風がほとんどなくヤマモモ広場からスタートした。ヤマモモ広場では、たっぷりの雨に濡れたウワミズザクラが多く望まれ土手にはイチヤクソウの蕾が凛として雨に打たれていた。
 シャラノキ
コースで最初に目に入ったのがアラカシの赤い若葉、通路脇のウラジロノキの若葉などであった。ツクバネウツギやウツギの花芽、また、ウスノキの垂れ下がった花などが印象に残った。
 5日前の下見で試食した
ナワシログミは一個も残っていなかった。鳥に食べられたものと考えられた。これまでも赤い実のないグミを見てきたが、赤くなったら鳥が先に頂いていたのかと納得した。
 アジサイコースに入るとチゴユリや
タチシオデの花が足元に花開いていた。林道脇のハンショウヅルも蕾を膨らませ、ホウチャクソウも大きく伸びていた。

◎芽吹きの状況

 シロモジ、クロモジ、マルバアオダモ、ミヤマガマズミ、コバノガマズミの花は 満開を過ぎようとしていた。また、タカノツメ、ツクバネウツギ、カマツカ、コゴメウツギは蕾が膨らんでいた。

◎野鳥の声

 クロツグミ、キビタキ、オオルリ、ヒヨドリ、コマドリ、ソウシチョウ ヤブサメ、メジロ、シジュウカラ、センダイムシクイ、ウグイス、ハシボソガラス

ウワミズザクラ
ウワミズザクラ
ウラジロノキサカキ
ウラジロノキ         サカキ
イチヤクソウ
イチヤクソウ
ウツギツウバネウツギ
  ウツギ         ツクバネウツギ
ウスノキ5日前のナワシログミ
 ウスノキ       5日前のナワシログミ
赤い実のないナワシログミの前で何を見てる?
赤い実のないナワシログミの前で         何を見てる? 
タチシオデチゴユリ
タチシオデ            チゴユリ
ハンショウヅルコゴメウツギ
ハンショウヅル        コゴメウツギ   


定例作業報告

令和5年4月11日(火) 天気:晴れ

雑木林グループ 参加者:7名

    笹刈りの予定も入っていたが、前日の観察会下見で見つけたコナラの枯死木の処理、およびヤマモモ広場脇で樹木名が判明した20本程のウワミズザクラ周りの倒木の処理を行った。

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除伐でウワミズザクラが林道から見られる(ウワミズザクラの花)

また、その中で作業エリアの中心にある檜の枝ぶりが四方に広がりバランスがとれて素晴らしいのでその周りの整理伐を行った。
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枯死木と倒木の除去作業
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枝ぶりの良い檜周りの除伐

その後、間伐した木を使い丸太ベンチを
作成した。
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間伐材での丸太ベンチ作り
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 丸太ベンチの完成

   一方でヤマモモコース脇の除伐作業も合わせて
実施し、夏から秋にかけてオオスズメバチの被害を防ぐために第1地区に11か所、第3地区に5か所のハチトラップを設置した。
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ハチトラップの設置

   今回は、Yさん作成の蜜蜂の巣箱3セットをやまじ小舎
近くの夢ファームにあるキウイ棚下に設置した。
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夢ファームに設置した蜜蜂の巣箱


人工林グループ

参加者:6名
 北歩道脇の高台にある元アカマツ林では毎年枯れて減少してゆき、数年前はまだ何本か残っていたが、今は全て枯れてしまい数本が枯死木として立っていた。この北歩道の他のところでも大木になり枯れてしまい伐倒したのが多数ある。この高台は日当たりが良く乾燥し痩せた土地でアカマツには適地だと思われるが樹齢80年近くとも思われるので、寿命なのだろうか。今は実生はなかったが、今後またここでアカマツが芽生えアカマツ林が再生されて欲しいと思う。
 本日は3人ずつ2班に分かれて、歩行者の安全確保のために北歩道にかかるアカマツの枯死木を8本伐倒した。「伐木の業務(チェーンソー作業)に係る特別教育講習会」を修了した新人Iさんもはじめて伐倒したが、ツルも平行で見事でした。
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観桜会/新芽を食する会 

令和5年4月8日(土)
参加者 21名
 瀬戸市環境塾受講生、日本山岳会東海支部員の参加を得て山桜フィールドで開催しました。山桜は例年より1週間ほど開花が早まったため葉桜です。時々花びらが舞い降りるだけの観桜会となってしまいました。その代わり色とりどりの新緑が山肌を覆っていました。寒の戻りで肌寒く、一時風雨も強まりましたがすぐに止み晴れ間がのぞくようになりました。新芽の採取はタカノツメ、コシアブラ、ツクシ、セリ、シイタケ、ツバキの花など。別途Sさんの畑でとれた竹の子、コゴミ、タラの芽、ハリキリ、ネギ坊主、Hさん提供の新玉ねぎ等たくさんの収穫物を天ぷらにして美味しく頂きました。
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