テーマ 【新緑の雑木林】
平成27年5月16日(土) 雨
参加者 一般7名(うち会員1名) スタッフ3名 合計10名
新緑が雨に濡れ しっとりした観察会でした。
今回のコースは いつも 車で通り過ぎてしまう海上の森と山路の森の分岐を駐車場から往復しました。短い距離ですが色々な木の花が出揃い 足元にはノブキやムラサキニガナ等 夏や秋の草花が出番を待っていました。 そして 卯の花(ウツギ)が咲きホトトギスも鳴き 唱歌「夏は来ぬ」を口ずさみたくなるようなひとときでした。
♪♪ 卯の花の匂う垣根に 時鳥(ホトトギス)早も来鳴きて忍音(しのびね)もらす夏は来ぬ ♪♪
卯の花(ウツギ)を見るといつも論争されるのは、卯の花に匂いは あるのかですが、匂いはありません。【匂う垣根に】は、見るからに匂うが如くというのは大かたの解釈となっています。【忍音】も現代では聞きなれない言葉ですが、ホトトギスの初鳴きということだそうです。

駐車場の手前を川沿いに新緑の木々を確認しながら右手の森の中へ入りました。常緑樹の多い中、紙の原料となるガンピが枝先に蕾を付けていました。
雨で観察会参加者以外の車は一台も止まっていなかったにもかかわらず、モトクロスのバイクに遭遇、危険回避のため そうそうに広い管理道へ出ました。整備されたばかりの管理道を鳥の声を聞きながら林道まで気持ちよく歩くことが出来ました。取り付けられた蜂トラップを確認したところ誘引液が見えないほど蜂が詰まっていました。
観察できたもの
【鳥(鳴き声)】 イカル ウグイス ホトトギス メジロ サンショウクイ コジュケイ コゲラ クロツグミ エナガ ハシブトガラス
【花・実】 ウツギ タニウツギ ジャケツイバラ ウラジロマタタビ タカノツメ ベニバナコツクバネウツギ コアジサイ モチツツジ キブシ ニシキウツギ エゴノキ アオハダ オニタビラコ ミヤマナルコユリ ナガハグサ ジュズスゲ カモガヤ オニウシノケグサ
アオハダ コアジサイ
アオハダ       コアジサイ
ウラジロマタタビ タニウツギ
ウラジロマタタビ          タニウツギ  
ベビバナコツクバネウツギ 卯の花(ウツギ)
ベニバナコツクバネウツギ            ウツギ(卯の花)
蜂トラップ
蜂トラップ