日時:12月19日(火)
場所:東大演習林
参加者:9名 

 寒い中最近の参加人数に比べ多数の人が参加され嬉しいですね。当初8名でしたが、途中から山岳会の捜索活動が早めに終わったとのことでWさんが来られ9名になりました。
 本日の作業の目的は毎木調査と選木でしたが、いつものとおりプラロック、ロープ、滑車、カラビナ、スリング、そしてトビの道具一式及び、ガソリン、オイルの燃料タンク1式とを準備をしていました。しかし本日の伐採のメンンバーはSさんを始め強力な人が集まり、バタンバタンとヒノキが伐採されていました。一人で10本もという人も。午前中で燃料がなくなってしまい、Hさんにやまじ小舎まで取りに行ってもらうというハプニングもありました。トータルで24本ヒノキを伐採しました(前回2本伐採していますのでこの場所での伐採本数は26本となります)。
 毎木調査と選木は二人ずつ二手に分かれて4人で行いました。急斜面の場所もあり、時にはウラジロのブッシュを掻き分けながら悪戦苦闘して、前回に続き残りの木の胸高直径を測るとともに胸高直径ごとの本数をカウントし、さらに伐る木の選別をしました。
 参考として、この「毎木調査及び選木の結果」(合計のみ)とそれに基づく「本数間伐率、材積間伐率、幹距比の計算結果」Bとを示します。以前にまとめた「プロット調査に基づいて求めた計算値」Aと比較しました。
 今回の毎木調査によりカウントした現況本数978本が、以前のプロット調査によるものより79本少なっています。今度の調査で判ったのですがこの区域では部分的に間伐が先行して行われていたためだと思われます。
 材積間伐率は30%以下としているところ選木結果では32.5%とオーバーしています。率にして約10%大きくなっています。材積間伐率ですので本数には直結しませんが、切ると選木した木のうち10本に1本程度は残すように修正する必要があるようです。従って切る木は、383本ー38本=345本程度になります。幹距比も目標の20%近くになると思われます。
 345本は何年かに跨いで伐採することになるのではと思います。無理をせず安全に楽しみながら行っていきたいと思います。

毎木調査及び選木の結果(合計のみ)
毎木調査
本数間伐率、材積間伐率、幹距比(比較)
間伐率
伐採の様子
伐採
毎木調査の様子
毎木調査写真