日時 平成30年1月20日 天気 晴れ
テーマ 冬の野鳥観察
参加者 14名
コース 変電所前 - ゲート前左折 - 県有林の境界 - 1号管理道 - 朴ノ木平 - カワセミコース - 林道 - ゲート - 変電所前
暦では大寒にも関わらず晴天で風もなく暖かでした。観察会としては初めて変電所前に集合。ジョウビタキを見、ホオジロの声を聞きながら歩き始めました。今回はTV局の取材員も一緒です。
暦では大寒にも関わらず晴天で風もなく暖かでした。
太陽光発電所前の木立ではソウシチョウが数羽にぎやかに囀っていますが動きが速くて双眼鏡では姿が確認できません。緑、黄、橙色の羽毛と朱色の嘴の可愛いスズメ大の鳥で、相思鳥となかなかいい名前ですが、飼い鳥として輸入されたものが野生化し、近年増え、特定外来種に指定されています。おなじみのハシブトガラス、スズメ、ヒヨドリの姿も見られました。
ゲートに向かう途中の日当たりの良いところではアセビ(馬酔木)の白い花が数輪咲いて早春を感じさせますが、その側ではネジキが真っ赤な冬芽をつけていました。
ゲート手前、中山路川を越えた所でジャケツイバラの茂みを左折してその先の広場から山道に入っていきました。コゲラ、メジロ、シジュウカラ等の声は聞こえてもちらりとしか姿を見せてくれません。
コナラやアベマキの落ち葉を掻き分けて県有林の境界を歩き、第1管理道の中間点に下り、朴ノ木平で小休止し、カワセミコースを歩きました。テーマの鳥に会えないので冬芽の観察です。シロモジは枯れ葉をぶら下げながらも、尖った葉芽の両側に丸い花芽をつけ、ミヤマガマズミやオオカメノキも花芽をふくらませ春の開花の準備をしています。来月の冬芽の観察会が楽しみです。
林道脇には大きなイノシシのぬた場があり、アオキの新芽はニホンカモシカ(それともシカ)に喰われています。夜にこの森を歩けばどんな生き物に出会えるのでしょうか。
予想していたほど冬鳥はいなかったけれども、穏やかな冬の森歩きを満喫することができました。