日時   平成30年2月17日(土)  天気 曇り一時みぞれ
テーマ  冬芽とロゼット
参加者  15名
コース  ヤマモモ広場→丸木橋→サルナシ湿地・朴の木平→1号管理道→シラカシ広場・林道→ヤマモモ広場

ヤマモモ広場を出発点に観察を行いました。冬芽の観察は、芽の形、葉が落ちた痕の形(葉痕)や維管束痕の並び等を小人や動物等に例えて楽しむ観察です。広場だけでも多くの樹種があり、それぞれルーペで覗いたりカメラで撮ったりで しばらく移動できません。声をかけなければ半日でもそこから動かないのではないかと思うぐらい熱心です。手に取って冬芽を見れば同定でそうですが、高い木が多く枝に残っている実とか樹形・樹皮、下に落ちている葉と入念な観察が必要です。
広場から少し下ったところを左に林内へ入ると今年も春の訪れを告げる木といわれるマンサクが花をつけていました。1998年、県下で葉枯病が発見されて以来全国的に広がり大木のマンサクが次々に枯れました。近頃では、実生からの幼木や枯れた木の脇からの萌芽更新が見られるようになりましたが、花を見る機会はかなり少なくなっていますので大切にしたい木の一つです。昨年と比べると周辺が整備され明るくなっていて新たな植生に期待が膨らみます。ヤマモモ広場からこの周辺は不思議なところでヒメシャラの幼木も多く数年後が楽しみです。
散策道に戻るとキブシが蕾を垂らしていました。まだまだ硬いですが黄色い花が楽しみです。
じっくり観察していると木の枝には長枝と短枝がみられます。長枝は光を求めて伸びていきます。短枝は留まって複数の葉を付け効率よく光を取り込みます。短枝が発達している木は輪生状に葉を付け、花、そして実をつけることが多いようです。今回、山路の森で観察した短枝が顕著に発達した樹木は オオカメノキ、タカノツメ、ズミ、アオハダ、カマツカ等でした。節のようになった葉痕を数えると短枝ができた年数を知ることができます。
霙が降ってきましたのでサルナシ湿地へ急ぎました。数日前、少し暖かい日もあり期待をしてアズマヒキガエルの産卵の確認に行きましたが見られませんでした。
ショウジョウバカマの花芽がロゼットの真ん中に大きくなりつつありました。そのほかのロゼットはシュウブンソウ、ニガナを見つけることができました。
今日の収穫物はリスからのたくさんの贈り物のまつぼっくりのエビフライです。お食事会でも開いたのでしょうか、120個余りありました。山路の森でこんなにたくさん拾ったのは初めてでした。食欲旺盛な元気なリスがいることの確認となりました。
シラカシ広場で食事をしてからヤマモモ広場へ移動、寒い2月の観察会を終えました。

□その他に観察できたもの
◆樹木 ウワミズザクラ ハリエンジュ ケヤキ ツクバネウツギ シロモジ リョウブ ヤマコウバシ ヌルデ ヒメシャラ ニシキギ タラノキ クロモジ エゴノキ アセビ?? マルバアオダモ ネジキ バイカツツジ ヤマフジ ムラサキシキブ ミヤマガマズミ ゴンズイ オオウラジロノキ コブシ ネムノキ イヌザンショウ シロダモ ツクバネガシ ヤツデ?? コゴメウツギ等
◆鳥(鳴き声を含む) ヒヨドリ ヤマガラ メジロ コゲラ シロハラ トビ エナガ シジュウカラ ツグミ キジバト ウソ アオジ ハシボソガラス
◆ その他 ヒヨドリらしき巣

観察会の様子
観察会の様子
春が待ち遠しい キブシ
春が待ち遠しい キブシ
短枝が発達しているオオカメノキの花芽
短枝が発達しているオオカメノキの花芽
リスの食痕 エビフライ
リスの食痕 エビフライ