日 時    令和1年1019日   天気  曇り 

テーマ    木の実、草のタネ 

参加者    13人 

観察コース  三叉広場 → 北歩道 → WC →ヤマザクラコース → 三叉広場(昼食)・解散

今日は昼から雨という予報に、少し安堵して観察会を始めました。ミカワショウマ、チダケサシ、クモキリソウ、オオバノトンボソウが枯れて立っていました。
  雨の後なのでアケボノソウがあちらこちらに咲き出して美しい姿を見せてくれました。この花は山地の水辺に生える2年草です。和名は花冠の先に黒紫の斑点があるのを夜明けの空にみたてたものです。

裂片の緑色の2点は蜜腺溝でここから蜜を分泌しているので虫がよく来ています。 

昔の人はロマンチストですね。
    コウヤボウキも咲き出しました。高さ60㎝〜100㎝草状の落葉低木で枝先がややたれさがり、1年目の枝にわずかにピンクを帯びた花をつけます。2年生の枝には少し細長い葉が35枚束生しますが花は付けません。3年目には枯れてしまいます。和名は竹を植えることを禁じられていた高野山でこの枝から箒を作ったので、高野箒と名付けられました。
    閉鎖花のセンボンヤリも沢山咲いていました。折角のボンボンが雨に濡れて台無しでした。
    木の実はシロモジの実が黒くなりかけ、ウラジロの実は黄色になっていました。ツクバネは緑、アズキナシ、カマツカは赤い実、アオキは緑色と半分赤くなったのや、いろいろです。
 雨上がりの道にはサワガニが何度も現れて楽しませてくれましたサワガニは日本固有種です。手足が赤いのが特徴です。
 三叉で昼食を食べているとアサギマダラが1頭飛んできてくれました。今日は蛾も飛んでこないなぁ〜と思っていたので嬉しかったです。今日もいいことがありました。

咲いていた花
  アケボノソウ、アキノキリンソウ、センブリ、スズカアザミ、シロヨメナ、ヤマシロギク、コウヤボウキ、ガンクビソウ、シュウブンソウ、ミズヒキ、ゲンノショウコ、閉鎖花のセンボンヤリ

木の実

  アオキ、ナナカマド、ウラジロ、シロモジ、ミヤマシキミ、ムラサキシキブ、ツクバネ、アオハダ、ヤブコウジ、カマツカ、アズキナシ、ミズキ草のタネ、アメリカイヌホウズキ、チゴユリ、
ツルアリドウシ、アキノタムラソウ、ゲンノショウコ、キンミズヒキ、ササクサ、等


  ヒヨドリ、メジロ、カケス、エナガ、ヤマガラ、 コゲラ、シジュウカラ


  アサギマダラ

甲殻類

  サワガニ
PA161824ゲンノショウコ
ゲンノショウコ
PA161813ミヤマシキミ
ミヤマシキミ
PA161821センボンヤリ
センボンヤリ
PA161830シロモジ実
シロモジの実
PA161833ヤブコウジ
ヤブコウジ
PA161834ツルアリドウシ
ツルアリドウシ
PA170867ツクバネ
ツクバネ
PA191857アケボノソウ
アケボノソウ
PA191858チゴユリ実
チゴユリの実
PA191863サワガニ
サワガニ