3月17日(火)晴れ
場所:東大演習林
参加者:6名
 今期最後の作業日でした。天気にも恵まれ、また参加者もハッスルされて計67本の伐採でした。今期6回の作業日のうち最初の日は調査で、残り5日の間伐での累計では143本となりました。

 今期の作業区域72林班い11小班では、堰堤を延長したラインの下側と、その上側とで植栽木ヒノキの成長具合が異なるため、下側(0.23ha)と上側(0.11ha)とに分けて毎木調査を行い、順番として下側を優先的に間伐してきました。結果として間伐した範囲は、下側の範囲のうち後で植栽されたと思われる小木の一部分を除く残り多数部分と、上側の範囲のうち下側に連続する一定範囲の部分となり、一応間伐を終了することができました。上側の成長の遅い小径木や曲がったりした不良木が多く含まれた一部分が残りました。

 面積的には下側で除いた部分と、上側で間伐した一定範囲の部分とはほぼ同じくらいかなと思われます。下側範囲の毎木調査では、現況本数359本中143本を伐採すると、本数間伐率39.8%、材積間伐率29.8%という数値になり、またその場合、形状比は間伐前91.6から間伐後86.9、幹距比は間伐前は16.4から間伐後は21.4という数値でした。今回の間伐実績は、この毎木調査とは若干条件が異なりますが、間伐本数は同じであり、面積的にもほぼ同じとすれば、そんなに大きな違いはないのではないかと思われます。間伐後の状態を観察したとき、適当に陽が差し込む明るい森になったのではないかと、みんなで感じていました。
20200317toudai1
20200317toudai2
20200317toudai3
20200317toudai4