3月28日(土曜日) 曇り 
雑木林グループ
参加者 11名
(午前)
4月から12月の予定で「カワセミコース林道、渓流整備」に取り
組む為、作業者全員で実地区域の検分、調査を行いました。
 
このコースは地形から暗い閉鎖的な空間の印象がありますが
協定区域の中で最も水量の多い渓流があり「カワセミ」が飛来
する期待をコース名に表しているユニークな林道です。
 
整備上の留意点として下記の事項を確認いたしました。
①日照条件の大幅な改善は困難ですが混みいった陰樹低木
  ヒサカキ、ソヨゴ、サカキ、アラカシなどの整理伐を行いコア
  ジサイなど低木や草本類の多様化を図る。
②林道の山側に枯死木、非成長劣勢木が多く、除伐により
  安全と採光の改善を確保する。
③渓流には巨岩、奇石の変化に富んだ区域があり渓谷美を
  意識した整理伐と伐採幹、枝葉の整理に留意が必要です。
④林道は谷側(渓流)に深く切れ込んで路肩崩壊部分の改修
  について、施工経験豊富なYさん中心に打ち合わせ、実行。
⑤谷側、山側共に急傾斜区域が多く安全第一の作業を心得る。
 
(午後)
 第二管理道の整備について、全員で実地検証をしました。s-CIMG1332
s-CIMG1339
s-CIMG1341

人工林グループ
参加者:6名

 今年度県有林での最後の作業です。

 本日は前回伐倒したままのヒノキ1本の玉切りと、赤テープを巻いて残って

いた1本の除伐玉切りを行いました。また、隣接の崖くづれしたところの倒木

大中2本その他の処理を行いました。

これで予定区域内の主にヒノキの間伐本数は、累計33本となり完了しました

急斜面での作業で大変でしたが何とか終了しました。

ここは林齢70年超で多くは立派に成長し収穫の時期なので、接近していても

極力残すようにし、不良木や劣勢木を中心に除伐を行いました。計算上、間伐

前本数173本、間伐本数33本、本数間伐率19%、材積間伐率8.7%でした。幹距

比は15%から17%、平均林分形状比は85.8から73.4となり、少々混み合っては

いますが形状比からは立派な木の森であることが感じられます。