6月9日(火)
 4月14日に設置したスズメバチのハチトラップを回収しましたので報告します。第一地区11ヶ所で179匹、第三地区5ヶ所で37匹を捕獲しました。
 一昨年(228)に次ぐ、216匹の多さでした。
 アジサイコースおよびそのコースから展望台に向かったトラップに多く入りましたが、森の整備をした部分であり、三叉の小屋跡付近では0匹と、トラップ周りの風の流れ などが関係しているのかなあと考えた次第です。
20200609オオスズメバチ

オオスズメバチ・トラップ設置のまとめ            M・O 記
 猿投の森づくりの会では、県有林やまじの森の人工林、雑木林の間伐・除伐作業や林道、管理道、遊歩道等の整備作業を行っている。 

作業時にハチ刺されによる被害を少なくするために、2015年からハチトラップを約2ヶ月間設置している。 

令和2年は、昨年度と比べ一昨年に匹敵するスズメバチの捕獲数となった。今年の特徴としては、5月中旬のトラップ確認では、入ったばかりの生きたオオスズメバチを見ることができたが、回収時には生きたハチは見当たらず、ヨツボシモンシデムシと思われる虫が多く、その虫の活発な動きでスズメバチと見分けが付きにくいトラップもあった。

 スズメバチ以外の昆虫として、第1地区のアジサイ道脇②ではハナムグリの仲間が17匹、展望台登り口南③と展望カワセミ分岐⑤でシデムシ類が6~7匹みられた。また、シャラノキコース下⑨では生きたミヤマクワガタが1匹入っていた。第3地区の小屋跡③ではスズメバチの捕獲はなく、アリが多く入っていた。全般にトラップには、蛾やチョウも若干入っていた。

下表にカーソールを置き、左ダブルクリックすると表が拡大されます。
蜂トラップ2020 (2)

(1)第1地区:「山路の森」入口からヤマモモ広場に至るエリア
   第3地区:三叉路を中心としたエリア
(注2)「ハチ計」はオオスズメバチとその他のスズメバチを含めた数です。

***【トラップ設置】越冬した女王バチの営巣開始に合わせてハチトラップを設置し、夏から秋にかけて活動するスズメバチの増加を防ぐ***