11月10日(火) 天候 晴
雑木林定例作業
参加者 8名
8日~9日と「C.W.ニコルアファンの森財団」の自然の再生、生物多様性の再生を日本中に広げ、
「自然とともに生きる」生き方に共鳴し現地視察・研修旅行に参加、翌10日と連続の定例作業に
もかかわらず、元気いっぱい作業をおこないました。
なごや環境大学の後期共育講座「森からのプレゼント~腐葉土飾り炭・シイタケづくり体験~」
開催の準備作業をおこないました。
森の樹木整理伐、ビートルベットの制作部材など完了しました。
なごや環境大学の応募要領ご参照され、参加をお待ちします。
定例作業は「カワスミコース」の整備作業に取り組みました。
林道から10mと深く切れ込む渓流を中心に、傾斜地に繁茂した常緑樹の除伐をし、落葉樹の
成育、自生種の芽出しを促進する為、日照条件の改善が基本です。
この地域の暗い森となる常緑広葉樹はサカキ、ヒサカキ、モチノキ、シイ類、アラカシなどカ
シ類、タブノキ、ヤブツバキ、ヤブニッケイ、イヌツゲなどとなります。
同時にアカマツ、コナラなどの枯死木の伐倒作業も多々ありますが枯死木は野鳥の営巣木、昆
虫類の成育に重要な役割を担い生物多様性に欠かせないものですから全面伐採はせず保存しま
す。
人工林グループ
参加者:6名
秋も深まり混在しているシロモジなどの黄葉が美しい三叉奥の人工林C-3
地区及び周辺の枯死木の伐採を行ないました。前回の作業で植栽木のスギ、
ヒノキの間伐は完了していましたが、アカマツの枯死木が数本あり、そのう
ち倒れた場合に通路にかかり危険であろう樹齢60年超の2本、およびかか
り木になった状態のもの1本を伐倒した。その他倒れても危険が少ない枯死
木については野生動物へ配慮し残しました。伐倒時にはロープと滑車を使い
倒す方向へ引っ張った状態で伐採しましたが、枯れた木は通常の生木の場合
とは違い予定よりも早く倒れてしまい十分な注意が必要でした。
さらに斜めに倒れかかったり、ほぼ横向きに湾曲したリョウブなどの整理
伐をしました。
また、4mほどのコブシの木が2本あるのがわかり今後が楽しみです。
これでC-3地区での作業は完了としました。次回からは第1管理道とアジ
サイコースに挟まれた人工林A-1地区での作業の予定です。