猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

活動報告

第156回 やまじの森自然観察会

日 時:2024年3月16日(土)
天 候:晴れ
テーマ:春をさがそう
参加者:23名

コース:ヤマモモ広場  林道  展望台  キツツキコース  アジサイコース  第1管理道  サルナシ湿地  シャラノキコース  ヤマモモ広場

 やっと春めいて暖かくなりました。ケーブルテレビの取材者と共に23名で春さがしにヤマモモ広場を出発してすぐ、林道脇ではショウジョウバカマが咲き、左手奥のトサミズキが満開で黄色い花をたくさん下げていました。コゴメウツギもハンショウヅルも緑の葉芽が出始めています。久しぶりの展望台コースでは昨年よりクロモジ、ヒサカキ等の開花が遅いと感じました。展望台から見える猿投山の山腹がヤマザクラのピンク、タムシバの白に彩られるのもあと少しです。

 シュンランの蕾が数か所で見られ咲いているのも見つけました。サルナシ湿地奥のマンサクは終わり、その代わりにクロモジ、シロモジが花盛りです。今年は各所でオオカメノキの花芽が多く付き、シャラノキコースでも咲き始めています。トサミズキの枝を手に取り花を間近で観察しました。黄色い花弁のなかの雄しべの葯が赤く鮮やかです。ヒサカキの雄花、雌花の違いも覗きこんで確認し、特有の香りを嗅いでみました。数種類の虫にも出会え、春の訪れを体感できたひとときでした。

[観察したもの]
草の花:ショウジョウバカマ、シュンラン、マキノスミレ、ヒメカンスゲ、スズカカンアオイ

木の花:クロモジ、シロモジ、トサミズキ、オオカメノキ、ヒサカキ、ヤマウグイスカグラ、アセビ、ヤブツバキ、オオバヤシャブシ

冬芽、蕾:コゴメウツギ、ハンショウヅル、コウヤボウキ、ミツバツツジ、ザイフリボク、ヒメシャラ、シキミ等

昆虫、その他:テングチョウ、キタテハ、キタキチョウ、スギタニキリガ、ツヤアオカメムシ、ワカバグモ、カナヘビ

鳥(の声): シジュウカラ、ヒヨドリ、ヤマガラ、ウグイス、メジロ、トビ、ノスリ

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観察会風景

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ショウジョウバカマ

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トサミズキ

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クロモジ

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ヒサカキ 雄花

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シュンラン

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ヤブツバキ

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オオカメノキ

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ヒメカンスゲ

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ヤマウグイスカグラ

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マキノスミレ

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キタキチョウ

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テングチョウ

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スギタニキリガ

定例活動報告(雑木林グループ)

日 時:2024年2月24日(土)
天 気:晴れ
参加者:雑木林グループ16名

 前日までの雨は嘘のように晴れ渡り、絶好の作業日和となった。
 急遽シャラノキコースの作業を変更して、作業小屋近くのアラカシの大木を切ることになった。山路地区の方々には日々お世話になっており、畑や田んぼに陽が当たらなくしている木の伐倒依頼を受けての作業であった。
 最初は土曜日で作業参加者も多く、一ケ所の作業では作業者が多すぎないかと心配したが、杞憂に終わった。
 アラカシは大木(幹回り2m40cm)であり、その周りは暗く、枯れた孟宗竹、直径が10センチメートル以上もあるフジ蔓が大木にからんでいた。
 まず、アラカシ周りの除伐作業から作業を開始し、アラカシへの梯子掛け、梯子上部への固定で本来のアラカシ伐倒作業を開始した。倒す方向を考慮し、大きな枝を切り落とし、下ではみんなで枝を細かく切って整理し、切り落しては、下での整理作業にみんなで汗を流した。
 今日は午後の勉強会「わいがわ講座」のため、午前中の作業で終えた。当該アラカシを望むと、青空が少し見える状況となった。

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20240224雑木林作業

定例作業報告(人工林グループ)

日 時:2024年2月24日(土)
天 候:晴れ
参加者:7名

 7名のうちYさんは雑木林Gの大木伐採の応援に行き、6名で2グループに分かれて作業を進めた。
 午後からはわいがや講座が予定されていたので、午前中だけの作業となった。斜面での作業と大木のため、各グループで1本ずつ計2本の伐採と玉切り及び集積となった。

 午後は昼食のあと、やまじ小舎やわいがや講座の会場へと出発した。




【わいがや講座】再開第8回 講演「森の仕組み・森づくり・人工林の手入れについて」

日 時:2024年2月24日(土)13時30分~15時15分
天 候:晴れ
場 所:山口公民館
参加者:27名

 再開第8回「わいがや講座」は、森林・林業の専門家として、また自然観察会や自然保護活動などでご活躍の北岡明彦先生をお迎えし「森の仕組み・森づくり・人工林の手入れについて」と題して講演して頂いた。
 当日は定例作業日で、午後3時までの作業予定だったが、皆さんのご協力で作業は午前で切り上げ午後からの開催とし、一般の方にも開放したので多くの出席者があった。

 講義内容は、裸地から極相林になるまでの植生遷移や、雑木林や人工林についての話、また森林の持つ機能や役割をわかりやすく解説して頂き興味深く聞くことが出来た。質疑応答では、日頃我々が猿投の森で行う森林整備活動について活発なやり取りがあり、中には我々の考えと真逆の話もあったが自然を知り尽くした先生の話には説得力があった。
 もう少し講義を聞きたかったが、時間的制約で予定を15分余りオーバーして閉会した。20年後、50年後の猿投の森をどの様な森にするかを考える上で有意義な講座だった。

 北岡先生には、お忙しい中ありがとうございました。


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定例作業報告(人工林グループ)

日 時:2024年2月13日
天 候:晴れ
参加者:人工林グループ5名

 本日の伐倒本数は4本、残り本数は25本となった。
 前回時間切れで2本の後処理が残っていたが、斜面での作業は効率が悪くその処理に時間を費やしたとともに、他の要件も重なり予定本数を下回った。伐採した木は一見立派なように見えるが、葉がほとんどなく直に枯れるかもしれなかったり、湾曲したものであった。
 伐採に際してはタイサンボクやナツツバキ、ヤマボウシを傷つけないように伐倒方向を定め、無事伐倒できた。
 あと2日と半日(24日は午前中のみの作業)で25本は厳しいが、最後は伐倒だけにし玉切りは来年度にすることにより予定本数を完了できないかと思っている。

 伐倒後の樹高を測定したが、23.5m, 23.1m, 21.5m で平均で22.7m=約23mであった。

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玉切り作業

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この木は葉枝がほとんどなかった。

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切り口はツルも平行でGood

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ギャップができ明るくなった。

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登山道脇のリョウブが倒れていた。浅根性が観察できる。

定例作業報告(雑木林グループ)

日 時:2024年2月13日(火) 
天 気:晴れ
参加者:雑木林グループ7名

 今日は風もほとんどなくポカポカ陽気の中、シャラノキコース脇の除伐作業を実施した。除伐対象木は、アラカシ、ソヨゴ、リョウブがメインで、マツの枯死木などの伐倒処理も危険除去作業として実施した。

 倒した常緑樹の枝はかさばり、その処理に汗を流した。作業エリアはヒメシャラ、ナツツバキの群生地であり、花開く頃の花見を想像しながら除伐、整理作業を行った。また、保護したいゴンズイなどの小さな木にも配慮しながら作業を進めた。小川対岸の作業者からは山野草が見られるよとの報告を聞き、これからの楽しみを感じつつ本日の作業を無事に終了した。
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20240213雑木林作業

定例作業報告(炭焼き)

日 時:2024年2月3日(土)
天 候:晴れ
場 所:山桜フィールド
参加者:一般参加者(急遽お休み)、会員6名

 
本日は北西の風が冷たく、8時頃からHさんが先行して現場へ行き、火入れを行った。火入れした窯は、昨年から薪を詰め込んでいた窯にした。

 勢いよく燃える窯口の薪、勢いよく出る煙突からの煙、煙りにむせながら関連の作業を実施した。わずかに漏れ出す煙を防ぐために、近くで取出した赤土の土団子を窯に押し当て窯を補強した。また、次回以降の薪の準備としてフィールド近くの倒木を切り出し薪づくりを行った。
 そのような作業をしている中、5時間ほど経っても白い煙が続き、窯の中の木が生木に近い状態になっていたのではないかと考えられた。窯を閉じて取り込む空気の量を減らし、6時間ほど経って窯を完全に閉じた状態にして作業を終了した。

 陽射しの中に流れる煙、窯口の赤い炎、晴れ渡った青空、気分転換には最高の贈り物に感じられた。


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炭焼き風景20240103

定例作業報告(人工林グループ)

⽇ 時:2024年1⽉27⽇(⼟)
天 候:晴れ
参加者:⼈⼯林グループ5名

新たに⼊会された新⼈を含め5名で1チームを組み間伐を⾏った。
ここの場所は急斜⾯もあり作業には困難な⾯もあるが、それぞれ胸⾼直径が30cm近くのヒノキを午前中2本、午後2本の合計4本を伐採した。伐採予定本数は残り30本となったが、伐倒予定の中でも直通で残しても良いと思われるものが1本あり、残り⽇数を考慮し暫定的に残り29本としたい。
新⼈の今後の活躍を期待します。


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ロープ掛けをし伐倒準備

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伐倒中

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プラロックで牽引中

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切り株

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傾斜⾯での作業

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伐倒⽅向の確認

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林道脇の混んでいる林

定例作業報告(雑木林グループ)

日 時:2024年1月27日(土)
参加者:雑木林グループ11名

 気温は低いが風もなく絶好の作業日和。幹線林道から100mほど入ったシャラノ木コース尾根側のシャラ、ヒメシャラの木が群生する斜面を中心に採光除伐を行う。
 森を暗くする照葉樹のソヨゴなど15本ほどを除伐。枯死木やかかり木も除伐した。女性陣は下層木を剪定したり枝払いで大活躍。明るい森に変わってきました。
 昼にはS氏の用意した猪鍋をたっぷりごちそうになり温まった。

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第154回 やまじの森の自然観察会

日 時:2024年1月20日(土)
天 気:小雨
テーマ:冬の野鳥観察
参加者:7名

コース:第一管理道➝山道➝東海環状自動車道側道➝巡間町ため池2か所までの往復

 雨の中の開催となったので、当初予定していた中部電力瀬戸変電所前からの歩き出しをやめ、第一管理道奥まで車に分散して乗車し、そこから観察会を開始した。変電所前では参加者を待つ間にコジュケイの鳴き声を聞くことができた。早く到着した方はコジュケイが高く飛ぶ姿を見ることができたとのことであった。

 側道に入るとシロモジの葉が落ちることなく冬芽が雨に濡れて輝いていた。近くの橋からは下見の時はセグロセキレイが見られたが、今日はキセキレイが1羽、餌探しに勤しんでいた。高速道脇のキミノシロダモの実が残っていないかと調べたが、もう見ることはできなかった。歩きを進めるとベニマシコが右へ行ったり左へと飛びまわっていた。アオジも一瞬横切る姿を見ることができた。

 最初の池では、ヨシガモが藪の向こうで泳いでいた。道を横切るジョウビタキの雄も確認でき、せと赤津インター脇では冬芽を見ている時にGさんが掴んだ枝にモズの早贄がありメザシようになった姿を見ることができた。シジュウカラを木々の間に望みながら2番目の池へ向かったが、到着と同時にヨシガモ5羽程が飛び去ってしまい、キンクロハジロと残されたヨシガモが池の遠くで泳いでいた。

 帰りは「せと赤津ビオトープ」の巨木を見ながら下見時に確認したイソヒヨドリがいたエリアをのぞき見しながら帰路に着いた。三日前に実施した下見ではほとんど鳥の声を聞くことはなかったが、今日は鳥の鳴き声を耳にすることが多かった。特にベニマシコに集中している時に鳴いたアオゲラには驚かされたが姿を確認することはできなかった。高木となるオオウラジロノキの冬芽を手元でながめ、アセビの花が咲きだしているのに目を奪われ、足元のスズカカンアオイの花、ヒメユズリハの葉をみて観察会は無事に終了した。

【 観察できた鳥 】
コジュケイ、ヒヨドリ、キセキレイ、マガモ、ダイサギ、ツグミ、アオジ、ハシボソガラス、メジロ、ベニマシコ、アオゲラ、シロハラ、ジョウビタキ、ソウシチョウ、シジュウカラ、ホオジロ、ヨシガモ、キンクロハジロ

【 花 】
スズカカンアオイ、アセビ

【 木 】
キミノシロダモ、オオウラジロノキ、カラスザンショウ、ヒメユズリハ、シロモジ、トウコマツナギ、ハリエンジュ、ジャヤナギ or マルバヤナギ、アセビ

【 実 】
ガガイモ、アオツヅラフジ、タカサゴユリ、トウコマツナギ、ヌルデ

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冬の野鳥観察20240120-01

冬の野鳥観察20240120-02

定例作業報告(人工林グループ)

日 時:2024年1月9日(火)
天 候:晴れ

参加者:5+2(東海支部員2名の体験参加)=7名

前回の作業が雨天によりできなかったため、その分の作業を行った。少々寒かったが体を動かすことで体も温まった。
まず1時間ほどかけて、体験参加者の方も一緒にC-2区域の間伐後の後処理と現場整理を行った。玉切りの材を集積し切り落とした枝葉をまとめるとともに、そこに群生しているツクバネの中で、枯れている枝や、地面に伏して枯れている幹を除去した。

次にC-3区域の間伐作業を実施した。午前中は、体験参加者の方にも手伝いをしていただきながら、ロープ掛け、ターンの滑車取り付け、牽引のプラロックの取り付け等の伐倒準備を行った後、2本のヒノキの伐採作業を体験していただいた。人工林Gでの体験参加は午前中で終わり、午後からの雑木林Gでの体験参加のためヤマモモ広場の方へ移動していただいた。

午後からはさらに3本を伐採し、合計5本を伐採した。
C-3区域は昨年の毎木調査の結果、ヒノキが現況本数189本、そのうち間伐対象を39本と選定している。本数間伐率が20.6%、材積間伐率が14.0%となっている。残り間伐対象は34本である。3月まであと作業日は5回あるので平均約7本ずつ伐採すればよい。ただ急斜面の箇所もあるのでそこでは少なくなるだろう。

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伐倒準備の様子

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体験参加者とともにかかり木をプラロックで牽引して伐倒中

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体験参加者を交えて記念写真

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受け口作成後の方向確認

わいがや講座(段戸国有林生産現場の見学)

日 時:2023年12月11日(月)
天 候:晴れ
場 所:段戸国有林
参加者:6名

 今回の「わいがや講座」は段戸国有林生産現場の見学。天候にも恵まれ車2台で現地林道入口の駒ヶ原橋ゲートへ集合。ここからは愛知森林管理事務所Mさんの先導で現場に向かう。途中架線集材の現場で説明を受けた後、尾根上の広場へ到着。ここで双方のメンバー紹介と今日のスケジュールを確認。

 まず斜面中腹からの見学では、プロセッサが木を掴み、枝払い玉切り工程を瞬く間に片付けたのに驚かされる。次に作業道整備では、若い女性が重機を操縦し元気よく活躍する姿が目を引いた。また、沢から尾根上への集材では重機にワイヤーを張り伐採木を軽々と引き上げていた。この様な生産現場を請負業者社長の説明を受けながら見て回った。

 最後に林齢100年超の材に付けられる「段戸SAN」ブランドの生産現場で、切り出された材の品質や名前の由来などの説明を受け見学会を終えた。
 途中、質疑応答などで盛り上がり予定時間をかなりオーバーしたが、有意義な見学会だった。

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森の探検隊

日 時:2023年11月11日(土)

 幼稚園児に森を体験してもらう目的で「森の探検隊」を今年も開催した。少し寒さを感じる秋晴れの中、春日井「ひなご幼稚園」の園児15名、親御さん15名、先生7名がマイクロバス2台で到着。当会のスタッフ16名が案内した。

 三つ又周辺をフィールドとし事前に探検内容を準備しておいた。4mほどの丸太を川に渡した丸太橋渡り・20個ほどの高さの異なる輪切り丸太の飛び歩き・8mの一本丸太渡り・道のない土の急斜面にロープを張って登る崖登り・スラックラインなど園児が次々と探検項目にチャレンジした。また色々な木の葉を観察し台紙に張り付けるなど教育的な要素も組み入れてある。

 園児たちの一番人気は急斜面にロープを張った崖登り。意外にもスギ、ヒノキ、マツ、ツバキなどの葉っぱを集め観察する項目や、落ち葉やドングリ拾いも気に入ったようだった。親御さん方は自分の子供が自然の中で普段できない冒険的な要素を果敢にチャレンジする姿を見て喜んでおられた。

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丸太渡り

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輪切り丸太飛び

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崖登り

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スラックライン

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森の仮設トイレ

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「森の探検隊」参加者

やまじ小舎整理作業

日 付:2023年12月12日(火)
天 気:小雨
参加者:人工林・雑木林グループ10名


 今日は、やまじ小舎周辺も小雨が降り続いており、林内の作業は中止とした。そこで、第4土曜日の定例作業日は餅つきを予定しており、できるだけ餅つきに専念できるよう、当初に実施を予定していたやまじ小舎周りの整理、および小舎内の工具類の確認作業を実施した。

小舎周りは草刈り、一輪車のタイヤ入替え、不用品の洗い出しなどを行い、室内では道具や工具の員数確認、ヘルメット、道具等の良否の判定等を行って整理作業に努め午前中の作業を終了した。

午後は最寄りの場所で、和気あいあいと昼食とコーヒーを頂き解散した。

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定例作業報告(炭焼き)

日 時:2023年12月2日(土)
天 候:晴れ
場 所:山桜フィールド
参加者:一般参加者(瀬戸環境塾)2名、会員5名

本日は、せと環境塾より若いご夫婦2名の参加があった。
今日は火入れをしないので、午前中は伐採体験としてソヨゴ、リョウブなどの木を、目標を決め受け口、追い口を入れて伐倒、枝払い、玉切り(75cm)までの作業を指導を受けながら体験した。若いだけに呑み込みは早いが、いきなりのノコギリ作業はきついとのことでした。

午後は新しく設置した窯に乾燥させてあった材を詰め込む作業をHさんの指導で体験してもらった。まず窯の周囲に細い木を並べ中心に向かって順次太い木を詰め込んでいった。曲がった木などもあり苦労したが、うまく詰めることが出来たので、窯にフタをして火を入れるばかりになった。これで新旧2つの窯に材料の詰め込みが終了。次回から順次火入れをする段取りになっている。

参加されたお二人からはいろいろ勉強になったとの感想がありました。

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2023年法人会員デー

日 付:2023年11 月25 日(土)
天 候:快晴
参加者:3 6 名(2 法人)、スタッフ20 名

雲一つない秋晴れの下、森の紅葉・黄葉もちょうど見頃となった中、2023 法人会員デーを行うことができました。

まず、“夢ファーム”での「サツマイモの芋掘り」で始まりました。代表の歓迎のあいさつに続いて、さっそく芋掘り。スタッフの指導で、ご家族・友人の皆さんたちで、それぞれ楽しそうに大きいのや、いくつか繋がった芋を楽しそうに掘り上げていました。

その後、車で森へ移動して朴ノ木平の周辺の森で、2班に分かれ途中交代して「木の伐採作業」と「シイタケの菌打ち作業」を体験してもらいました。

「木の伐採」は、最初にあらかじめロープを掛けてあった太い木をスタッフが受け口と追い口を切って、そのロープを皆で引っ張ってもらって倒しました。次にノコギリの使い方などの指導を受けてもらい、それぞれ指定された木を最初はノコの引き方のコツがつかめず苦労される方もいましたが、みなさん真剣な面持ちで切っていました。

また「シイタケ菌打ち作業」は、まずスタッフによるシイタケの原木栽培の説明を受けた後、あらかじめ用意したコナラの榾木にドリルで穴をあけ、シイタケ菌が培養された種駒を木槌で打ち込みます。電気ドリルの扱いも最初は恐る恐るだった人もすぐに慣れて、千鳥の位置に穴をあけ、その後の木槌による打ち込み作業を楽しんでいました。

あっという間に昼食タイムとなり、恒例となった豚汁を味わっていただきながら、秋色に染まった森の中でお弁当をおいしそうに頬張っておられました。

駐車場所と作業体験場の行き帰りには遊歩道沿いの樹木や山野草の説明を行い、森の紅葉・黄葉を満喫していただきました。
どうもありがとうございました!お疲れ様でした。

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サツマ芋掘り

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伐採手順の説明

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伐採体験

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シイタケ菌打ち作業

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法人代表あいさつ

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森の黄葉

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森の紅葉

なごや環境大学 第3回 やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!

2023年11月18日(土)
天 候:曇り 小雨 晴れ
受講者:16名
猿投の森づくりの会スタッフ:9名

 本日は「なごや環境大学」”やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!”の締めくくりとなる第3回 森の薪を焚いて作品を焼いてみよう!を開催した。受講者は大人7名、子供9名。
 雲行きがあやしく心配な中、受講者が山桜フィールドに着くやいなや小雨が降り始め冬を思わせる冷たい空気に包まれた。時間の経過と共に雨も上がり、土器を焼く火とともに日も差しはじめ、凍えることなく楽しく実習を終えた。

 前回に引き続き山桜フィールドに集まる受講者たち。講師の指導のあと、前回制作した作品に再会した。乾燥した事で壊れてしまうのではないかという不安と、焼いたらどうなるのかという期待の中、再会した作品に壊れたものはなく安堵の表情が溢れた。
 火おこしが終わり乾燥が十分な作品を中央に、やや水分を残した作品は火の強い中央部分からはずし、ゆっくりと焼いていくことに。自分の手で作った作品が次第に薄い色に変わり、すすによって黒く変色し、終盤にはすすがとれまた薄い色へ。2時間を超える焼成作業を見届けつつ、もうひとつのイベントに夢中となる。

 土器を焼くことは当然ながら作業はほとんどないため、別の企画を用意。秋の味覚の代表とも言えるさつまいもも焼いてみる。受講された子どもはもちろん「焼き芋」は知っているし食べたこともある。でも作ったことはないようでこちらも興味津々だ。さつまいもに濡れた新聞紙を巻き、アルミホイルで火が入らないようにしっかりと包み、これを火にくべる。
 土器の焼け具合とさつまいもの焼け具合を見ながら時間の経過を待つ。そうこうしているとさつまいもに変化が。爪楊枝を刺してみると中まですーっと刺さるように。さあ食べ頃です。ほくほくに焼けた「焼き芋」の香りが漂い食欲が解放された。ご飯たべられるかな?

 食事も終わり、土器もすすがとれ、そろそろ焼き終わりへ。終盤に土器の周りにのせた炭をはずし、薪を減らし温度を下げる。程なく手で触れるぐらいに土器が冷め、作品が完成!乾燥が不十分だったのか、つくりかたが悪かったのか、割れてしまう作品がいくつか・・・
 落胆する受講者はほとんどいなく、10月14日の第1回で粘土を作り、28日の第2回で作品を作り、今回の焼成という一連の体験が土器というものではなく、つくるという行為に満足感を得られたのでないかと思う。
 見送った車窓には家族の満足そうな笑顔と元気に振ってくれた手が印象に残る。またいつか猿投の山で。

アンケートによる参加者の感想として

・やきいもおいしかったです。掘りたかった。
・イモがおいしかった。
・さらを焼くときに割れることがあり、作る大変さが分かりました。 

など受講者のコメントは焼き芋メインになってしまいましたが、ちょっとした時間を見つけ、落ち葉やシダの葉、川で自然と楽しく関わり充実した講習となった。そして1ヵ月以上3回に渡り続いた「なごや環境大学」”やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!も無事終えることができました。


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小雨の降る中はじまりの挨拶

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焼く位置を考えながら、こわさないように

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焼き芋用の火おこし

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焼け始めた作品

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作った時に近い色
アミの上で乾燥が進んだ薄い色
焼け始めすすが着いて黒くなるなどいろいろな色が紅葉のように

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焼き芋も投入

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美味しそうに焼けました

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土器と上にのせた炭で・・・

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アミの上にのせた炭をはずすと

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しっかり焼けてました

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1ヵ月超の期間3日の長きにわたるイベントは無事終了

なごや環境大学 第1回 やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!

2023年10月14日(土)
天 候:晴れ
猿投の森づくりの会スタッフ:8名


 本日は「なごや環境大学」”やきものの町「瀬戸の森」で土器を作ってみよう!”の第1回 森の土で陶芸粘土を作ろう!を開催した。受講者は大人8名、子供8名。受講中は天候も良く清々しい秋空の下、森を歩いて会場間を移動したり、楽しく実習することができた。

 まず山桜フィールドにて講師の指導のもと、受講者自身がスコップで粘土をよく含む層の土を採取した。
 次に三ツ又広場にて移動し、3班に分かれて採取した土を水にドロドロに溶かし、そこから砂や木の根などをザルやサラシ布を使って分離して粘土分を取り出す水洗ろ過を行った。
 この水洗ろ過工程において目詰まりした布を沢の水で洗って何度も取り換えるなど作業時間が押してしまったが、参加者の皆さん熱心に互いに協力して粘土が溶けた水を見事に採取できた。細かい粒子の粘土が沈殿するには時間がかかるので家で観察するため、各自持参してもらった空のペットボトルに詰めて持ち帰ってもらった。

アンケートによる参加者の感想として
・楽しかった、これからどうなるか楽しみ。
・すごく楽しかった、いろんなことが知れました。
・粘土をさわり、粘土の元を作れてうれしかった。
 など皆さん森の中で自然と戯れながら楽しく充実した講習となった。

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瀬戸の焼き物の歴史などについての説明

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天候にも恵まれ森林浴しながらの移動

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山桜フィールドにて良質な粘土を含む土を採取

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粘土の化学的な物質の話や太古の昔の土地の形成(東海湖など)についての説明  

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採取した土を水に溶かす

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水洗ろ過工程

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粘土が溶けた水が3層に分離する説明

「わいがや講座」再開第6回 講演「気候変動と 自然環境保護・森づくり」

2023年9月16日(土)
天候 晴れ
参加者 22名

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 「わいがや講座」再開第6回は近畿大学農学部の松本光朗教授をお招きして、「気候変動と自然環境保護・森づくり」と題しての講演です。

 地球温暖化によると見られる、猛暑、大雨と洪水、大きな山火事などが世界各地で頻発しています。この気候変動が将来どのようになっていくのか、また森林がどのような役割を果たすことが出来るのか、などについてスライドと豊富な資料で分かりやすく解説して頂いた。
 この中では、森林が二酸化炭素の吸収と炭素の蓄積という地球温暖化抑制に大きな役割を果たしていること、そのためには森林を健全な状態で維持することが大切であることなどの講義があり、気候変動と森林との関わりがよく理解できた。

 講演前、松本教授を猿投の森へご案内した折、「OECM(自然共生サイト)への登録を視野に活動してもいいのではないか」とのご提案がありました。検討の余地ありかと思います。
 今回は、支部の方や他団体の方にも公開し受講して頂いた。

 自然共生サイト・・・民間の取組等によって生物多様性の保全が図られている区域

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緑陰講座 in 「熱田白鳥の歴史館」

2023年9月12日(火)
天候 曇り
参加者 12名


今回の定例作業日は現場活動はせず、
緑陰講座のみと6月24日の運営委員会で決定。
この夏最後の「緑陰講座」は、熱田区の
「熱田白鳥の歴史館」で行うことになった。
ここは、
林野庁中部森林管理局名古屋事務所が
維持管理し一般に開放されている。

講座内容はスライドと配付資料を見ながら
講師役の副所長Tさん(男性)に、江戸時代の
曽谷での伐採、材出し、筏流しによる搬送から
現在の機械化された林業になるまでの変遷を
時代を追って説明して頂き、国産材利用の現状
についてもお話しがあった。

続いて上席技術指導官Tさん(女性)に、
大ヒノキの年輪板、木曽式伐木運材図絵など貴重
な展示品を説明して頂く。昔の林業の苦労が偲ばれた。

今回は貴重な資料や昔の珍しい道具を見ることが出来た。
夏の暑い時期の定例作業日は現場
での活動ばかりではなく
屋内での研修もいいのではないかと思いました。


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炭焼窯設置作業

2023年9月2日(土)
天候:晴れ

この日は、古くなった炭焼窯の更新作業。
以前、運び上げたドラム缶を加工して制作した窯を
いよいよ現地に設置します。

9月に入ってもまだまだ暑く、作業中は汗が吹き出し、
何度タオルでぬぐっても汗が目にしみます。

まずは設置する地面の整地
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次に、土盛りをするため板で囲います。
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土を被せ、土盛りをします。
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炭焼窯設置完了
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最後に屋根を設置して完成です。
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臨時作業報告(なごや環境大学 予行演習)

令和5年6月10日(土) 天気:曇り
場所:ヤマザクラフィールド
参加者:10名

現在、なごや環境大学の今年度後期(10月~)の新たな企画として、森の土で焼き物づくりを体験する講座を検討しているが、今日は森の土を精製して作った粘土を使って、会員が各自家で作成して1~2週間乾燥させた作品を野焼きしてみた。

ヤマザクラフィールドに直径1mほどの穴を掘り、バタ材を並べその上に作品を並べ、上部に薪材を組んで助燃材として枯れたスギの葉なども使って着火した。順調に燃え上がり薪をくべ、うちわで風を送りながら火加減を調整して、約3時間半燃やした。
 
結果はまずまずだったが、一部に焼きムラがあった。

この対策として小さな送風機を使うこととして、この講座を実施することにした。

また、土は今回森の入り口付近のものを使用したが、会場予定地のヤマザクラフィールド内にも粘土質の土がある程度まとまって採取することが確認できたので、この土を精製して粘土を作ってみることにした。

今後企画申請書を取りまとめ、申請する予定。


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直径1mほどの穴を掘り、バタ材を並べその上に作品を並べる

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上部に薪材を組んで助燃材として枯れたスギの葉なども使って着火

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順調に燃え上がる

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火加減を調整して、約3時間半焼いた

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徐々に火勢を落としていく

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結果はまずまずだったが一部に焼きムラ

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ヤマザクラフィールドで採取した粘土を精製する

わいがや講座開催

「わいがや講座」再開第5 

日時2023520日(土)

場所:瀬戸市 山口公民館 1階会議室

参加者:13

テーマ:「東京大学生態水文学研究所 100年の歩み」

講師:梁瀬桐子様 

 まず、生態水文学研究所設立100周年記念ビデオ「森と水と共に歩んだ100年」を鑑賞。
 犬山市、瀬戸市へ演習林の設置、砂防対策の植林、量水堰での流量観測、学生への研究支援、市民向けイベントの開催など、活動開始から100年に亘る多様な研究成果が紹介され、この地域の山が緑豊かな山になった経緯が分かります。
 後半は、現在の生態水文学研究所の日常業務としてどのような活動をされているのか、お話して頂きました。生態水文学の研究の他に、量水堰のデータ取得、学生による砂出し作業、巡回路の補修、環境省モニター1000のコアサイトとしての調査、森の中に鳥の巣箱を設置し営巣状況を観察するなど色々な業務があることが分かりました。
 質疑応答では「猿投の森づくりの会として何かお手伝い出来ることはありませんか」と言う提案がWさんから出ましたが、地域連携という観点からも前向きに考えていいかと思います。

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定例作業報告

令和5年5月9日(火) 天気:晴れ

雑木林グループ
参加者:7名

 作業の開始は人工林グループが予定していた三叉林道脇のマツの枯死木処理であったが、ほとんど手伝う必要はなく林道の補修作業を一部実施した。
画像1林道脇マツの枯死木を確認           

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込み入ったマツの伐倒処理

   マツ伐倒後は、ヤマモモ広場に戻り、
前回作業でヤマモモコース脇の整備が不十分だったエリアの採光除伐作業を実施した。
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林内の除伐作業 
    沢沿いの砂防堰堤より下流側は傾斜が急で作業が難しかったが、込み入ったマツや林内を暗くしているソヨゴ、足元の繁茂したシダ(ウラジロ)等の除伐作業を行い、明るく見通しのきく林内とした。画像4
沢沿いの整理作業
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整備後の林内
    林道脇のヒノキに伸びたジャケツイバラの黄色い花を眺め、また、足元、保護エリアのハンショウヅルを見て小屋への帰りとなった。                         

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 林道脇保護エリアのハンショウヅル
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上へと伸びたジャケツイバラ

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人工林グループ
5月9日(火) 晴れ
人工林G
参加者:6名
 人工林Gは朝礼時4名であった。予定していた三叉にある大径のアカマツ枯死木の伐倒は人員不足と思われたため、雑木林Gの応援のもと行うこととなった。
このアカマツは数年前から枯れて林道脇にそびえ立っており、枯れ枝が落下したりして歩行者への危険があった。今までの中で最大級の大径木のため伐倒にはリスクが大きくどのように倒すか検討をしていた。
 この木は林道とは反対側右斜めに傾き、上部では屈曲して枝を張りその重心方向に倒すと隣立のヒノキにかかるため、重心からずらして倒す必要があった。また他のヒノキもあり倒す方向はかなり限られていた。屈曲を考慮しかからないようピンポイントで倒す方向を決め目印を立てた。ロープをかけリターンの滑車と牽引のプラロックを取り付けた。
 受け口を修正をしながら作り、追い口は突っ込み切りで行った。追いづるを斬ると木はゆっくりと倒れ始め、かかり木になることもなく目印の上部へ倒れた。直径は55cm超であった。かなり腐食が進んでいて無事に処理できてよかったと感じた。玉切り等後始末を行い完了した。
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 雑木林Gの皆さんご協力ありがとうございました。
午後からは2人の参加者も加わり登山道脇のアカマツ枯死木40cmや、道路を覆い被さっていたハリエンジュやその他の伐倒を行った。
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定例作業報告

定例作業(炭焼き)
・日時:2023年5月6日(土)
・場所:ヤマザクラフィールド
・参加者:一般参加者(せと環境塾)5名
              会員4名
   炭焼き活動は”せと環境塾”の認定講座に登録しており、市の広報を見て参加希望のあったご家族始め5名の方に参加していただきました。
 炭焼き活動の概要をお話しした後、花炭作りとスウェーデントーチの燃焼、木の伐採や薪割りも体験していただきました。
04 花炭作りでは松ぼっくりや、ひょうたん、森の葉っぱを金属缶に入れて蒸し焼きにしてもらいました。
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01030506 ふだん火を燃やす機会がないので、火を点けるところから皆さん興味深そうに観察しておられました。
木の伐採や薪割りも安全に気をつけて作業することの注意を聞いてもらってから、とても楽しく作業体験していただきました。
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 森の手入れ作業にも参加してみたいという声もありました。














定例作業報告

令和5年4月22日(土) 天気:晴れ
雑木林グループ
参加者:10名
 今回はヤマモモコース脇の込み入った木々の除伐作業を行った。
   天気に恵まれ心地よい風の吹き抜ける中での作業であった。 
   マツの倒木周りのフジヅル等が絡んだ場所、北斜面の場所、入口付近の小低木エリアの除伐を行い、

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ヤマモモコース入口付近の除伐           除伐した木の処理作業1
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松の倒木周りの整備              除伐した木の処理作業2
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笹刈り、ソヨゴ除伐後の林内               明るくなった林内 

    一方で数年間実施していなかった笹刈りを行い、林内での作業を安全にできるようにした。
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笹が茂った林内

   また、仕掛けていたハチトラップに一匹のオオスズメバチが
入っていた。あらためて5センチ程ある大きさに驚きを禁じえなかった。
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 2Lのペットボトルに入ったオオスズメバチ

   若葉が青空に映え、鳥の巣も見られ、爽やかな作業日和でほんのりと汗を流した作業であった。


人工林グループ
参加者:8名

 本日は、体験参加の方にも手伝ってもらい、またチェーンソー講習会を控えているNさんのためチェーンソー取扱の指導も行いながら枯死木の伐倒を行った。
 ホオノキ平の枯死木は遊歩道に覆い被さるように立っていて、枝が四方八方に複雑に入り乱れ、重心の方向には木々が立ち並んでいた。重心の逆方向に伐倒方向を決め、ロープをかけプラロックで牽引するようにした。受け口、追い口のあと、牽引すると予定方向へ徐々に倒れるが、途中で重心とツルの幅(強度)の関係で予定方向よりずれた方向へ倒れた。倒れた木は複数の枝で支えられた状態となったため、切断するときにはロープをかけ安全を確保しながら、幹の切断、枝払いをおこなった。

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重心が木々の方向にあり枝が四方八方に伸びている
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遊歩道に覆い被さる枯死木
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受け口作成中                追い口作成中  
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             複数の枝で支えられた状態で倒れた              幹の切断                  
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枝 払 い
 Nさんには伐倒したアカマツの幹を使いチェーンソーの取り扱いの指導を行い、また丸太切りの練習をしてもらった。そのあと、中径木の枯死木をロープをかけたあと伐倒してもらった。
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練習のための輪切り
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練習のための中径木の伐倒(受け口作成)

第1管理道からあじさいコースを回り危険な枯死木がないか調べた。複数の枯死木があったが特に緊急を要するものはなく次回に処理することにした。












第142回やまじの森自然観察会報告

 開催日:2023年4月15日(土)  天気:雨

 参加者:7名   テーマ:木々の芽吹き

 観察コース:ヤマモモ広場 ⇒ シャラノキコース 
       ⇒ サルナシ湿地
 ⇒ 第一管理道 
       ⇒ アジサイコース ⇒ 林道 ⇒ ヤマモモ広場

 終日雨予報の中、風がほとんどなくヤマモモ広場からスタートした。ヤマモモ広場では、たっぷりの雨に濡れたウワミズザクラが多く望まれ土手にはイチヤクソウの蕾が凛として雨に打たれていた。
 シャラノキ
コースで最初に目に入ったのがアラカシの赤い若葉、通路脇のウラジロノキの若葉などであった。ツクバネウツギやウツギの花芽、また、ウスノキの垂れ下がった花などが印象に残った。
 5日前の下見で試食した
ナワシログミは一個も残っていなかった。鳥に食べられたものと考えられた。これまでも赤い実のないグミを見てきたが、赤くなったら鳥が先に頂いていたのかと納得した。
 アジサイコースに入るとチゴユリや
タチシオデの花が足元に花開いていた。林道脇のハンショウヅルも蕾を膨らませ、ホウチャクソウも大きく伸びていた。

◎芽吹きの状況

 シロモジ、クロモジ、マルバアオダモ、ミヤマガマズミ、コバノガマズミの花は 満開を過ぎようとしていた。また、タカノツメ、ツクバネウツギ、カマツカ、コゴメウツギは蕾が膨らんでいた。

◎野鳥の声

 クロツグミ、キビタキ、オオルリ、ヒヨドリ、コマドリ、ソウシチョウ ヤブサメ、メジロ、シジュウカラ、センダイムシクイ、ウグイス、ハシボソガラス

ウワミズザクラ
ウワミズザクラ
ウラジロノキサカキ
ウラジロノキ         サカキ
イチヤクソウ
イチヤクソウ
ウツギツウバネウツギ
  ウツギ         ツクバネウツギ
ウスノキ5日前のナワシログミ
 ウスノキ       5日前のナワシログミ
赤い実のないナワシログミの前で何を見てる?
赤い実のないナワシログミの前で         何を見てる? 
タチシオデチゴユリ
タチシオデ            チゴユリ
ハンショウヅルコゴメウツギ
ハンショウヅル        コゴメウツギ   


定例作業報告

令和5年4月11日(火) 天気:晴れ

雑木林グループ 参加者:7名

    笹刈りの予定も入っていたが、前日の観察会下見で見つけたコナラの枯死木の処理、およびヤマモモ広場脇で樹木名が判明した20本程のウワミズザクラ周りの倒木の処理を行った。

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除伐でウワミズザクラが林道から見られる(ウワミズザクラの花)

また、その中で作業エリアの中心にある檜の枝ぶりが四方に広がりバランスがとれて素晴らしいのでその周りの整理伐を行った。
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枯死木と倒木の除去作業
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枝ぶりの良い檜周りの除伐

その後、間伐した木を使い丸太ベンチを
作成した。
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間伐材での丸太ベンチ作り
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 丸太ベンチの完成

   一方でヤマモモコース脇の除伐作業も合わせて
実施し、夏から秋にかけてオオスズメバチの被害を防ぐために第1地区に11か所、第3地区に5か所のハチトラップを設置した。
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ハチトラップの設置

   今回は、Yさん作成の蜜蜂の巣箱3セットをやまじ小舎
近くの夢ファームにあるキウイ棚下に設置した。
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夢ファームに設置した蜜蜂の巣箱


人工林グループ

参加者:6名
 北歩道脇の高台にある元アカマツ林では毎年枯れて減少してゆき、数年前はまだ何本か残っていたが、今は全て枯れてしまい数本が枯死木として立っていた。この北歩道の他のところでも大木になり枯れてしまい伐倒したのが多数ある。この高台は日当たりが良く乾燥し痩せた土地でアカマツには適地だと思われるが樹齢80年近くとも思われるので、寿命なのだろうか。今は実生はなかったが、今後またここでアカマツが芽生えアカマツ林が再生されて欲しいと思う。
 本日は3人ずつ2班に分かれて、歩行者の安全確保のために北歩道にかかるアカマツの枯死木を8本伐倒した。「伐木の業務(チェーンソー作業)に係る特別教育講習会」を修了した新人Iさんもはじめて伐倒したが、ツルも平行で見事でした。
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観桜会/新芽を食する会 

令和5年4月8日(土)
参加者 21名
 瀬戸市環境塾受講生、日本山岳会東海支部員の参加を得て山桜フィールドで開催しました。山桜は例年より1週間ほど開花が早まったため葉桜です。時々花びらが舞い降りるだけの観桜会となってしまいました。その代わり色とりどりの新緑が山肌を覆っていました。寒の戻りで肌寒く、一時風雨も強まりましたがすぐに止み晴れ間がのぞくようになりました。新芽の採取はタカノツメ、コシアブラ、ツクシ、セリ、シイタケ、ツバキの花など。別途Sさんの畑でとれた竹の子、コゴミ、タラの芽、ハリキリ、ネギ坊主、Hさん提供の新玉ねぎ等たくさんの収穫物を天ぷらにして美味しく頂きました。
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定例作業報告

日時:2023321()
場所:東大演習林
参加者:6
  今日は曇り空の中、東大演習林本年度最後の間伐作業となる。
6名が尾根と沢沿いの現場に分かれて作業開始。尾根の現場は比較的平坦で細めの樹木が多く伐倒作業も順調に進む。
   グループ長Gさんは、調査表の信頼性を高めるためとして伐倒した木の樹高と直径を測定し追加資料として集めていく。
沢沿いの現場では伐った木が、樹木から樹木に這い渡る蔓に掛り、なかなか倒すことが出来ず悪戦苦闘する。
午後からは、林内を見栄えよく整理した方よいとのWさんの意見で沢を跨いで掛り木になっている傾斜木2本の処理を行うも、足場が悪く苦労するがなんとか処理完了。この時点で予報通り雨が降り始めたため本年度の作業はここで終了。本日の伐倒本数は14本。
   一区切り付いた林内は玉切りした材が整然と山積みされ見通しもよくなり10月から続いた間伐の成果が認められる。作業面でも「ロープを掛けて伐倒する」という手順が徹底されるようになった。皆さんの頑張りで無事、本年度の東大演習林間伐を終了しました。
   本年度実績 間伐対象木163本 本年度伐倒数88本 残り75本 ]

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第141回 やまじの森自然観察会報告

日時  2023年3月18日(土) 天気 雨
参加者 6名
テーマ 春をさがそう
コース ヤマモモ広場 ー 林道 ー 展望台 ー キツツキコース ー アジサイコース ー 第1管理道 ー サルナシ湿地 ー シャラノキコース ー ヤマモモ広場
 3日前の下見では暖かな日差しのなか成虫越冬の蝶ルリタテハやテングチョウに出会い、咲き始めた花々をめで、ウグイスの声を楽しみながら散策しましたが、本番は雨の中の観察会でした。林道脇やシャラノキコースのトサミズキ、ヤマモモ広場の谷のキブシは満開で黄色のかんざしのような花房を垂らしています。展望台付近ではガスのような独特の匂いのヒサカキの雄花、雌花やクロモジが咲き、キツツキコースでは数株のマキノスミレの赤紫色の花が可憐です。オオカメノキやコバノミツバツツジも咲き始めています。サルナシ湿地では数年ぶりにヒキガエルの卵塊を見つけましたが水量が少ないので無事に育つか心配です。ヤマモモ広場の上手のヤマザクラがもう咲いているのに気づき驚きました。今年は花暦が早そうです。雨に濡れた花も緑も美しく、春の訪れをしっかり感じることができました。

観察したもの  *( )は下見
[樹の花] トサミズキ、キブシ、クロモジ、シロモジ、ヒサカキ、コバノミツバツツジ、オオカメノキ、シキミ、ヤブツバキ、アセビ、ウグイスカグラ、ヤマザクラ
[草の花] マキノスミレ、シュンラン、ショウジョウバカマ、スズカカンアオイ、ヒメカンスゲ
[鳥] ヒヨドリ、ソウシチョウ、メジロ、コゲラ、(ウグイス)、(ヤマガラ)
[昆虫その他] (テングチョウ)、(ルリタテハ)、(カナヘビ)、アズマヒキガエルの卵塊
12
トサミズキ                            キブシ
34
ヒサカキ 雄花                        ヒサカキ 雌花
56
クロモジ 雄花                      マキノスミレ      
78
コバノミツバツツジ                   シュンラン
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ウグイスカグラ                   ショウジョウバカマ
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テングチョウ                         ルリタテハ


定例作業報告

3月14日(火)晴れ
人工林グループ
参加者:6名
 次回のなごや環境大学のために、スケジュールと担当などの打ち合わせ、実際の作業に合わせた再確認、プラロックの取り付け木等のマーキングおよび除伐を行なった。また、常緑広葉樹の除伐木の選定をった。さらに危険区域内に入らないように境界のロープ張りを行い確認した。
そのあと間伐作業に入り、1本を伐倒した。この場所での累計は4本となり林内にも日差しが入るようになった。次回のなごや環境大学では3本の伐倒予定であるので合計7本となり、ゲート入って左側のA-2区域での伐倒は完了する。
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雑木林グループ
参加者 7名
 継続作業として実施しているヤマモモコース脇の笹刈り、草刈り遊歩道へのはみ出し木の除伐、また混みあった木々の伐倒、除伐作業を実施した。倒しっぱなしになっていた木々、小径木の倒木などを処理した。足元にはショウジョウバカマが、遊歩道脇を見上げると馬酔木の花も満開の状態であり、シロモジも花芽が膨らんで春の訪れを感じた作業であった。ヤマモモコースからはシャラノキコース側の見通しが良くなり、これまで気づかなかったヒメシャラの木やヤマザクラの木々が確認できるようになった。
 心地よく汗を流し、充実した作業を行った満足感で作業終了となった。
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笹刈り前         笹刈り
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遊歩道脇除伐後の休憩
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遊歩道脇伐倒木の後処理
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ショウジョウバカマ        アセビの花
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草刈り実施後


定例作業報告

定例作業(炭焼き)
・日時:2023年3月4日(土)
・場所:ヤマザクラフィールド
・参加者:7名
   朝は少しひんやりしていましたが日が昇るにつれて温かく穏やかな一日でした。
今日はMさんの製作によるドラム缶窯1号の改良機をヤマザクラフィールドに運搬するのが最優先です。
   やまじ小舎から第二管理道のヤマザクラフィールドへの下り口までSさんの軽トラックで、そこからは人力で途中足場の悪い箇所もあって慎重を要しましたが、無事に運ぶことができました。
耐熱塗料が塗られてピカピカと銀色に輝く改良機は耐久性が向上するものと期待されます。また本体と蓋の開け閉めもしやすいよう工夫されています。
この日はテントの下にブルーシートの覆いをかけて保管しておき、窯場ヤードへの設置は次回行うこととしました。
   その後、前回皮むきしておいたスギ材の1本を、テーブルの長椅子の取替用に座面処理をして運び上げました。森の木々の芽吹きもすぐそこ。来月の新芽を味わう会に備えるためです。
このため、木橋の桁の取替作業も次回以降に先送りしました。
また次の炭焼きに備えて、土玉を作って号機の焚口周りを密封しました。
若手のNさんも参加して7名で作業もはかどり、楽しく早めに作業を終えることができました。
次回は”せと環境塾”の参加者も来ていただける予定です。

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定例作業報告

2月25日(土) 晴れ
人工林G
参加者:8名
  午前中は3月25日に実施予定のなごや環境大学の準備を行なった。参加者の集まる場所などの安全確保、伐る木と伐倒方向の再確認をし、滑車を取り付ける木とプラロックを取り付る木を、実際に牽引ロープやプラロックのロープを当てがいながら選び、それらに白テープを巻きつけた。それから、1本間伐を行い、伐採に邪魔になるヤブツバキ等を除伐し、当日は速やかに伐倒の準備ができるように段取りをした。
 午後からはトイレ前のC-3区域の間伐をおこなった。伐倒本数は3本。累計32本、残2本となった。
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定例作業報告

日時:2023221()

場所:東大演習林

参加者:6名 

今日の参加者は6名。GさんとIさんが境界線付近の樹木を再調査。

残り4名が2名ずつ2班に分かれ作業開始。これまでの指導の成果で

ロープワークなどの技術レベルが向上し効率よく作業が進むようにな

り、上を見上げると青空がよく見えるようになった。

再調査が終わったIさんが3月にチェーンソー講習を受けるとのこと

で実際にチェーンソーを使って木を切る体験をした。

昼から沢班が三叉のヒノキの伐倒に挑戦。箒のように枝が上に向かっ

て広がっているため掛り木となるも、折り返しの位置を替えるなど苦

労して倒すことが出来た。やはり掛り木の処置は冷静な判断が大切だ

と思う。

本日の伐倒本数は18本。

日差しはあるものの北風が吹き動きを止めると寒い活動日でした。

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第140回猿投の森自然観察会報告

日時 2023218日(土) 天気 晴れのち曇り

テーマ 冬芽

参加者 12

観察コース 中電変電所前→ゲート→第一管理道→サルナシ湿地→シャラノキコース→ヤマモモ広場→ゲート→変電所前 

おだやかな春を思わせる日差しの中、変電所前から出発しました。今日のテーマは「冬芽」です。冬芽とは冬を越し春に芽を出す花芽や葉芽のことをいいます。冬芽と同時に葉痕(葉が落ちた痕)も観察すると動物の顔や怪獣の顔に見えてきます。樹によって特徴があり、その特徴を見つけて葉を落とした樹の名前を知ることができます。冬芽と葉痕の観察は冬の自然観察の楽しみの一つでもあります。第一管理道手前のコウヤミズキにはもう黄色の花が12輪咲いていました。今年のオオカメノキには花芽の付きが少ないように思います。マルバアオダモの冬芽の色は渋いグレーです。リョウブのナポレオンハットはまだ残っています。ホオノキ平のホオノキの冬芽は大きな薄紫色です。サルナシ湿地脇ではマンサクの花が満開でした。シュンランの花芽を見つけましたが、年々少なくなっているようで心配です。ネジキ、コクサギとともに三大美芽といわれるザイフリボクの冬芽は赤くツヤがあり芽鱗の間から白毛が出ています。アセビは白いつぼ型の花をつけて咲き始めました。ヒメシャラの冬芽は白い毛を出し陽に当たるとキラキラ光っています。もう1ヶ月もすると冬芽は開きはじめ森は華やかになります。参加者のみなさんは観察熱心でお昼にヤマモモ広場に到着できるかなと思っていましたが、時間通りヤマモモ広場奥の南斜面のマンサクの花の下でお昼をとり、変電所前まで戻り、春の訪れを感じた観察会は終了しました。

 

観察できたもの

◎冬芽 アカメガシワ ウグイスカグラ ウリカエデ ウワミズザクラ エゴノキ オオウラジロノキ オオカメノキ オオバヤシャブシ カスミザクラ クロモジ コアジサイ コウヤボウキ コウヤミズキ コゴメウツギ コバノガマズミ コバノミツバツツジ コブシ ゴンズイ ザイフリボク サルトリイバラ シロモジ ジャケツイバラ タカノツメ タラノキ ダンコウバイ ツクバネウツギ ナツツバキ ヌルデ ネジキ ノイバラ ノリウツギ ハリエンジュ バイカツツジ ヒメシャラ ヒメヤシャブシ ホオノキ マルバアオダモ ミズキ ミヤコイバラ ムラサキシキブ ヤブムラサキ リョウブ など

◎花 アセビ コウヤミズキ スズカカンアオイ マンサク ヤブツバキ

◎鳥の声 ヒヨドリ ツグミ オシドリ ヤマガラ ハシブトカラス ソウシチョウ コゲラ メジロ シジュウカラ ウグイス

アセビ2023.2
アセビ
オオカメノキ2023.2
オオカメノキ
コウヤミズキ2023.2
コウヤミズキ
ザイフリボク2023.2
ザイフリボク
ヒメシャラ2023.2
ヒメシャラ
マルバアオダモ2023.2
マルバアオダモ
リョウブ2023.2
リョウブ

定例作業報告

日時:2月14日(火) 天気:晴れ
雑木林グループ
場所:ヤマモモ広場脇
参加者:9名
 今日は雨上がりで良い天気に恵まれたが、風の冷たい作業日であった。
雑木林グループは、当初予定のヤマモモコースの作業を次回にまわし、前回に続きヤマモモ広場からシャラノキコースに入るエリアの、林内を暗くしているアラカシ、ソヨゴ等を中心に間伐、除伐を実施した。
   カーブミラーや標識に当たらないようにロープ掛けを行い、狙った方向に伐倒処理を実施した。また、初めて参加されたMさんを交え、意見を出し合いながら作業を進めた。
休憩時には、加工しやすい木、それで作りたい木工品の話題に話が盛り上がった。午後からは、一部林道脇の笹刈りも実施した。

ヤマモモ広場入口シャラノキコース入口
      ヤマモモ広場入口     シャラノキコース入口    
シャラノキコース入口からの砂防堤左岸シャラノキコース入口からの砂防堤右岸
        シャラノキコース入口から
砂防堤左岸        右岸

人工林グループ
参加者:6名
 前回の活動日は積雪のためここまで車で来れず、場所を変えて作業をおこなったが、今日は少し肌寒くはあったがすぐに暖かくなり楽しく間伐を行うことができた。
 本日の伐倒本数は8本、ただし時間になり2本は玉切りの処理が残った。間伐本数は累計29本、残り5本となった。次回にはここは完了し、そのあとはゲート前の人工林に場所を変えて間伐を行う。
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「わいがや講座」再開第4回

日 時:2023211() 10:00~12:00
場 所:海上の森入口駐車スペース
参加者:10
目 的:山口ダム及び塚原第1号古墳の見学
   前日の雨とは打って変わり穏やかな晴天となり歩くには丁度よいコンディション。
   午前10時、Oさんの先導でかすかな踏み跡を頼りに森の中へ。川の水音が次第に大きくなり、突然樹間の向こうに大きな構造物が現れる。今は役目を終えた山口ダムである。まずダム天端に上がると、巻上機やバルブ等の機器がそのまま放置されている。上流側では土砂が堆積しそこに大きくなった木々が林を作り、かってのダム湖の面影はない。下流側の河原から見上げるダムは迫力があり圧倒される。この多目的ダムが建設された経緯を考えると、この地域の人々の生活環境の改善に大きく貢献したものと思います。

山口ダム左岸より見た堤体1
               山口ダム                       左岸より見た堤体         

   次に、塚原第1号古墳歴史広場へ移動。塚原古墳群として多くの古墳が点在する場所で、まずよく整備された塚原1号墳と山口堰堤3号墳を見学。

塚原大1号墳塚原第一号墳歴史広場1
                塚原第1号墳                        塚原第1号墳歴史広場

   次の高塚山13号墳はそれぞれが雑木林の中の小高いピーク上に確認できたものの整備されていません。最後は移設前の塚原1号墳からの尾根筋にある2号、3号、6号墳を見学。中でも2号墳は1号墳に次ぐ規模で石室も立派なものの石積みの間から竹が生えるなど保存状態はよくない。この様に多くの遺跡がこの地域にあるのは、地形や自然環境等の諸条件に恵まれ人々の暮らしに適していたものと思われます。2時間の行程でしたが皆様のご協力でほぼ予定通りに終えることが出来ました。

高塚山3号墳塚原大2号墳1
 高塚山3号墳                     塚原第2号墳     
高塚山3号墳1
高塚山3号墳







定例作業報告

炭焼き
・日時:2023年2月4日(土)
・場所:ヤマザクラフィールド
・参加者:5名
立春のこの日は穏やかな陽気。
渓流を渡る木橋の架け替えのため、先月伐倒したスギ材の皮剥ぎ作業を主体に行いました。
先月、HTさんが伐倒して玉切りしておいた材をリフティングトングで急斜面を運び降ろし、平場に6本並べて皮剥ぎ鎌や鉈を使って効率よく作業しました。
風もない上天気で、皆汗をかきながらの作業でした。
来月の作業日には、乾燥した材を何とか架設できそうです。
Mさんにお願いしているドラム缶窯の1号機の改良も今月末には完成できそうとのことです。
炭焼き場周辺のリョウブなどの木々も青空に向かってグングン伸びているようです。
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定例作業報告

1月28日晴れ
人工林G
参加者:7名
   当初トイレ前のC-3区域の予定であったが、林道の積雪のため車がスリップし立ち往生、急遽リターンして、ゲート近くのA-2区域に作業場所を変更した。
   まだ昨夜の雪が残っていたが、ここは2月第4土曜日の午後から入る予定のところで、3月のなごや環境大学の伐採体験場所でもある。その準備として、まずこの区域の「伐る木」を11本選定し赤テープを巻き、その中から伐採体験として利用する比較的細い3本を選んだ。その3本の伐倒に際して邪魔になるツバキ等を除伐し安全に作業ができるように準備をした。
  そのあと間伐作業に入り2本を伐倒した。この区域は樹齢80年以上と思われるが、ほとんどが大径木になっており、その中で幹が曲がったり、二股になっている不良木を中心に、また樹幹距離が小さく樹冠が接しているものも含め「伐る木」として選定したが、間伐することによって適当なギャップができ明るい森になることが期待される。
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定例作業報告

日時:2023117()

場所:東大演習林
参加者:7
  本日の演習林間伐は7名で2班に分かれて作業開始尾根班は久しぶり参加のOさんを含め3名がロープ掛け、伐倒、枝払い、玉切り作業をローテーションしながら、お互いに作業内容を確認し合い効率よく作業を進めていく。
  沢沿い班は4名で、前回と同じく人工林グループ長Gさんが指導役となり目標へ正確に伐倒するための、受け口の作り方、追い口の入れ方等を指導。
  倒した後は切り口を見ながら皆で意見を出し合い、よい点、改善点を検証していく。
  こうしてひとつひとつ手順を確認しながら丁寧に伐ることで伐倒技術が向上し掛り木も少なくなり、より安全な間伐作業が実現すると思います。
  本日の伐倒本数は19本。林内のあちこちに玉切り材が整理して山積みされ、間伐が進んでいることがよく分かるようになってきた。
  晴天に恵まれ気持ちのよい活動日でした。

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定例作業報告

日時:2023年1月10日(火)、天気:晴れ
雑木林グループ
場所:ヤマモモ広場およびヤマモモコース
参加者:9名
 晴れてはいたが、雲の流れが速く、冬空の下の作業であった。
 まず、昨年末にヤマモモ広場脇の幹回り136cmのコナラが倒れ、ヤマモモも巻き添えになった木々の処理を行った。
 午後は、ヤマモモコース脇の樹木の混み具合の確認を行いながら、ソヨゴの枯死木やマツの倒木、枯死木等が多くみられために、その処理に皆がそれぞれ意見を出し合いながら作業を行った。

 作業する足元には倒木の影響で日が当たるようになり、松の稚樹が伸び伸びと成長していた。また、ヤブコウジの赤い実が印象に残る林間での作業であった。
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コナラの倒木
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コナラの倒木
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枯死木の伐倒
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松の稚樹
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ヤブコウジ
人工林グループ
参加者:5名
 2023年の新しい年が明け、県有林での間伐作業も折り返し点となり、作業日は本日も含め後6日となった。
 一瞬白いものがチラついたが寒いとは感じなかった。本日は5名がワンチームとなり、その中で互いに協力しあいながら2つの伐採作業を同時に進めた。チェーンソーは4台。若手のN嬢も手順通りに伐採を行い、2本を見事に目標のポイントに倒し、また若手のI氏も玉切りした丸太を手際良く集積し頼もしい。
このC-3区域は平均直径29cmの大きなヒノキの林。本日の伐倒本数は7本、累計で21本となった。残りは13本となりあと2回で完了予定。そのあとはA-2区域での作業となる。
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定例作業報告

日 時:2023年1月7日(土) 晴れ
場 所:ヤマザクラフィールド
参加者:5名
 新年最初の活動日は穏やかな一日でした。
この日は、昨年の法人会員デーで伐採した木を、炭焼きの材とするため75cmの定尺にカットすることから始めました。太い材は斧で割りましたが、広葉樹はスギ材などと違って上手くまっ直に割れません。
これを乾燥させるためテント下に積んでおきました。
 また、木橋の桁の架け替えのため、杉を2本伐倒しました。さらに林内で斜めに倒れかけているリョウブやソヨゴなどの木を除伐しました。
 昼休みには3月を目途にMさんに製作依頼している腐食劣化したドラム缶窯1号基の改良の考え方、木酢液の処理方法などについてHさんから報告がありました。
じっとしていると冷えてくるが作業中は汗ばむ陽気。爽快な気分で無事作業を終えることができました。
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定例作業報告

日 時:20221220()
場 所:東大演習林
参加者:6
   冷え込みが厳しく、路面凍結の恐れがあるとの判断でリーダーGさんから集合時間を1時間遅らすとの連絡があり10:30集合になる。これからの季節はこの様な面での安全配慮も必要になると実感する。
   本日の作業は前回と同じく尾根上と沢沿いの2班に分かれて行うことに。
   尾根班は伐倒役2名がロープ掛け、伐倒、枝払い、玉切り作業を交互に行い、作業支援役のIさんがその時々の状況を判断しながら手際よくロープ掛け、掛け替え、回収、材の整理などをすることで間伐作業がはかどった。
   沢沿い班は、リーダーGさんが指導役となりロープワーク、ピンポイントへの倒し方など基本的な伐倒技術を指導しながらの間伐作業となる。
  「原則ロープを掛けて伐倒する」を実践するには誰もが同レベルの伐倒技術を修得する必要があり、今後も皆が意見を出し合いながらレベルアップを計ることが大切だと思います。集合時間が遅くなったものの、昼食時間を30分短縮したりで実質の作業時間は通常と殆ど同じで、本日の伐倒本数は15本。間伐が進むにつれ、林内にも日が入る様になり明るくなってきた。                           

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「わいがや講座」再開第3回

日 時:20221210() 9:30~15:30
場 所:ボイラー見学 犬山市塔野地北2丁目8 「今井あんきの家」
    間伐現場 犬山市字今井畑ヶ平
参加者:15名 (男性11名 女性4名)

目 的:木質ボイラー見学と「今井森林愛護会」との間伐交流を通して間伐材利用の現状を見聞する。

 好天に恵まれ、「中島池ビオトープ」駐車場から4台の車に分乗しボイラー見学へ。ここに設置してあるドイツ製ボイラーは、1mの間伐材20~25本で約3,000ℓのお湯を供給す能力があり、参加者からは次々に質問が出る。ボイラーの効率的稼働には薪材の安定供給が不可欠だと感じる。
 次に各自の車で間伐作業現場へ移動。朝礼後、標高差約40mの小山の上に登り3班に分かれ作業開始。時刻は既に11時を回っている。
 林内は低木(ツバキ等)、枯木が多くその処理をしながらの伐倒作業となる。人工林グループ長Gさんの指示で樹高を測るため胸高直径18cmの樹を倒し実測すると21mあり、先方からの提供資料(15m)とは違っている。超過密林(Sr 9,8)ということ。
 昼食は下の広場で温かい豚汁の振る舞いを受けながら、笑談も弾み楽しい一時でした。
 午後からの作業は、掛り木が出るなど苦労もあったものの全員の頑張りで予定通りに終了。
 お疲れ様でした。 

 今回の「わいがや講座」は犬山で他団体との間伐交流ということで時間的に厳しいスケジュールでしたが多くの方に参加して頂き、また「本日の振返り」では木質ボイラーへの関心の高さや間伐に対する意識変化の意見が出るなどある程度目的を達成したかと思います。この機会を提供して頂いた「今井森林愛護会」の皆様には、受け入れ体制もしっかり整えて頂き感謝です。

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朝礼
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    昼食           間伐前の現場



第138回猿投の森自然観察会報告

日時  2022年1217日(土)   天気 曇り

テーマ 照葉樹

参加者 9

観察コース  
 ヤマモモ広場→シャラノキコース→サルナシ湿地→ホオノキ平→第一管理道→林道→ヤマモモ広場
 

 森の落葉樹は秋の名残を残しながらもまだ葉を落としています。林床は明るくなり緑の葉が目立ってきました。
 今日のテーマは「照葉樹」です。
 照葉樹とは冬でも葉を落とさない厚くて照りのある緑の葉を持つ常緑広葉樹のことです。猿投の森ではヤブツバキ、ヒサカキ、アオキなどが代表です。よく似た葉を持つ照葉樹ですが、葉の付き方(互生か対生か)、鋸歯の有無、分裂葉か不分裂葉か、葉柄の長さ、冬芽の形などで見分けます。
 今にも降りそうな曇り空の下、タカノツメの甘い香りのする落ち葉を踏みながら出発です。ヤブツバキが咲き始めました。12月は実も多い季節です。アオキの実は赤くなってきました。ヤブムラサキの紫色の実が少し残っています。フユイチゴの赤い実は食べごろです。赤紫色のツルリンドウの実はつややかです。ホオノキ平ではシャシャンボの実が生っていました。ミヤマシキミの赤い実のとなりには薄いピンクの花芽がついています。毎年赤いビーズのような実をつけていたタマミズキはヤマモモ広場近くや第二管理道のどちらも今年は実が確認できませんでした。
 ゴールのヤマモモ広場で今日見た緑の葉を確認し、30種類の照葉樹をみつけることができました。解散直後、雨が降り出しました。
 

観察できたもの
◎照葉樹
 アオキ アセビ アラカシ イヌツゲ ウラジロガシ サカキ シキミ シャシャンボ シラカシ シロダモ スイカズラ ソヨゴ タブノキ ツクバネガシ ツブラジイ テイカカズラ ナワシログミ ナンテン ネズミモチ ヒイラギ ヒサカキ フユイチゴ マンリョウ ミヤマシキミ ムベ モッコク ヤブコウジ ヤブツバキ ヤブニッケイ ヤマモモ 

◎花 
 アセビ(花芽) シュンラン(花芽) スズカカンアオイ(花芽) ミヤマシキミ(花芽) ヤブツバキ
 

◎実 
 アオキ シャシャンボ ソヨゴ ツルアリドオシ ツルリンドウ フユイチゴ ミヤマシキミ ムラサキシキブ ヤブコウジ ヤブムラサキ など

ヤブツバキ2022.12
ヤブツバキ
アオキ2022.12
アオキ
フユイチゴ2022.12
フユイチゴ
ツルリンドウ2022.12
ツルリンドウ
ミヤマシキミ2022.12
ミヤマシキミ
名残の秋2022.12
名残の秋

定例作業報告

日時:11月26日(土)晴れ
人工林グループ
参加者:8名
法人会員デーが午後1時に終了したあと、人工林Gのメンバーはバケツやゴミ袋等を携え第二管理道までの急坂を登りきり、車でトイレ前まで移動、予定の時間どおり到着した。1:30から3:00が準備と後片付けを含めた作業時間、実質の間伐時間は1時間超。間伐の準備を行い二班に分かれて作業開始。少し遅れて雑木林Gのメンバーも加わりマンパワー増大。
新人のNさんもロープ掛けから目的ポイントまでの伐倒を無事にこなし満足の様子。各班2本ずつ計胸高直径25-30cmの4本を伐倒した。
3時に公民館へと移動した。
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法人会員デー 開催しました

2022年11月26日(土) 曇り時々晴れ
法人会員参加者 35名(2法人)スタッフ 22名
今年の法人会員デーは、やまじ小舎近くの畑 ”夢ファーム”での「サツマイモ掘り」で始まりました。
代表の歓迎の挨拶に続いて、さっそく芋掘り!初めて体験する方も多く、スタッフの説明を聞いてから皆さん楽しそうに掘っていました。
その後、森へ移動してチョッと距離がありましたが秋色に染まった林道、遊歩道を歩いて山桜フィールドへ。
そこで、「木の伐採作業」、「焼き芋づくり」について実演を交えた説明を聞いてから、交代で実際に体験してもらいました。
あっという間に時間が過ぎ、ランチタイムには焼きたての芋、恒例となった大好評の豚汁を味わいながら、お腹を満たしていただきました。
終わってからの参加者の方のアンケートでは、森の中で焼き芋を食べて美味しかった、秋のいい日に貴重な体験ができた、手順をきちんと教えてもらって分かりやすかったなどの意見がありました。
みなさん、お疲れさまでした!
芋掘り!
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焼き芋づくり
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木の伐採作業
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森の探検隊

   3年ぶりに”森の探検隊”をひなご幼稚園主催で実施しました。コロナ下でもあり年長の園児12名に絞った上で、保護者、先生、スタッフなど総勢51名が参加しました。 
   今年から探検要素を刷新し、丸太渡り、スラックライン、崖登り、輪切丸太渡りなどの探検要素とスギ、ヒノキ、マツなどのよく利用される木の葉の観察を行いました。
 園児は昼食もそこそこに探検要素を飛び回って森に親しんで頂きました。
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第137回 やまじの森自然観察会報告

日時  令和41119日(土)   天気  晴れ

テーマ 落ち葉の色彩         
参加者 15

コース 
ヤマモモ広場 ー 林道 ー 第1管理道 ー サルナシ湿地 ー シャラノキコース -ヤマモモ広場 - ヤマモモコース往復 ー ヤマモモ広場(昼食) 

 やまじの森は今、紅葉、黄葉の最盛期です。葉っぱを入れる袋を参加者に渡して出発しました。ウワミズザクラ、コアジサイ、アカメガシワ、シロモジ等、黄色の葉が多い森ですがそこにイロハモミジやツタなどの赤、散り敷くアベマキやコナラの茶、常緑樹やシダの緑が入り様々な色彩を楽しむことができました。1枚の葉の中にも赤、橙、黄、緑、茶などの色が混ざっています。日光の当たり方で紅葉の程度が異なります。同じ科でもタカノツメは鮮やかな黄色、コシアブラは淡い黄色で個性的です。天気に恵まれたので、木々の葉が青空に映え、木漏れ日に透ける様子にも歓声が上がりました。 

 ヤマモモ広場に戻り、集めたものを種類別に分け確認したあと、葉っぱのステンドグラスを作成しました。自然界の色彩美を存分に味わうことができました。 

【観察したもの】

[紅葉、黄葉]
イロハモミジ、ウリカエデ、オオカメノキ、ヤマザクラ、ウワミズザクラ、カマツカ、コゴメウツギ、シロモジ、クロモジ、アカメガシワ、コアジサイ、ガンピ、モチツツジ、ヤマツツジ、ヤマボウシ、ヒメシャラ、ガマズミ、ミヤマガマズミ、ツタ、ヌルデ、ヤマウルシ、カキノキ、タチシオデ 等

[花]
ノコンギク、コウヤボウキ、ヤブツバキ、リンドウ(蕾)

[実]
フユイチゴ、ムラサキシキブ、ヤブムラサキ、オオウラジロノキ、ウスノキ、スルガテンナンショウ

[鳥]
ソウシチョウ、ハシブトガラス、ヒヨドリ、コゲラ、ルリビタキ、シジュウカラ、ハシボソガラス、エナガ、メジロ

イロハモミジカマツカ
イロハカエデ         カマツカ
ガンピウリカエデ
ガンピ           ウリカエデ
シロモジアカメガシワ
    シロモジ          アカメガシワ   
オオカメノキタカノツメ
オオカメノキ        タカノツメ
カキノキドウダンツツジ
  カキノキ         ドウダンツツジ
ウスノキコアジサイ
ウスノキ         コアジサイ
集めた色とりどりの葉
集めた色とりどりの葉
葉っぱのステンドグラス
葉っぱのステンドグラス


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