やまじの森 自然観察会

第74回 山路の森定例観察会報告

日時    2017年5月20日(土)
テーマ   新緑の雑木林
参加者   16名
コース   三又広場 ー 北歩道 ー 古窯跡 ー WC ー 山桜コース - 三又広場
 
 まずはゲート前で満開のジャケツイバラ(蛇結茨)が出迎えてくれました。名前のごとく蛇が絡みつくようにアカメガシワを覆い五月晴れの空に黄金色の花を咲かせていました。
 今日は三又広場でかぶれの代表のツタウルシとツタの幼形葉の違いを確認してから新緑の山歩きを開始しました。晴天のおかげでキビタキ、オオルリ、センダイムシクイ等の鳥たちが行く先々で囀っています。葉が3つに切れ込み基部のパンチ穴のような丸い隙間がかわいいシロモジは山路の森に多く見られます。カイナンサラサドウダンが鐘形の名残の花を付け、ミズキは枝を階段状に水平に広げ緑の葉の上に真っ白な花を一面に咲かせて見事でした。淡いピンクのタニウツギ、白に黄色のレース模様のツクバネウツギもあちこちで花盛りです。ヤブムラサキの若葉はビロードみたいで蕾も柔らかな毛に覆われていてフワフワの触感を楽しみました。
 古窯跡への道筋ではフデリンドウの蕾があり、陽が当たっていれば青く可憐な花弁を開いていたはずです。白く透明感のある別名ユウレイタケ、ギンリョウソウも咲いていました。イチヤクソウはまだ蕾でしたが株が増えていて来月の開花が楽しみです。歩いていると道脇の茂みにスルスルと入っていくマムシを発見!この季節には遭遇するのです!!気をつけないといけませんね。
 WC前で休憩、ツクバネも目立たないけれども緑色の小さな花をたくさん付けています。雌株は秋に羽根形の実をぶら下げ、それを見るのは山路の森での楽しみのひとつです。
 山桜コースへ再出発し、若葉を展開しているヤマザクラの巨木からパワーをもらいました。柔らかなリョウブの葉が虫に喰われているのが目立ちましたが、この木はキンモンガの食草だそうで、成虫が飛んでいるのを見て納得しました。
 三又広場へ下りてくると愛知県固有種の貴重な植物、ミカワショウマが数株育っており、その真っ白で清楚な花が咲くのが楽しみです。ラッキーな数人は幸せの青い鳥、オオルリの姿を間近の樹上に見ることができました。
 新緑の木々に囲まれ清流のそばでの昼食は、いつものおにぎりでもごちそうでした。
 
[木の花] 
ジャケツイバラ、カイナンサラサドウダン、ミズキ、タカノツメ、ツクバネ、ツクバネウツギ、タニウツギ、ミヤコツツジ、モチツツジ、フジ、サワフタギ
[草の花] 
オオバウマノスズクサ、タツナミソウ、トウバナ、ニョイスミレ、アギスミレ、ニガナ、ハナニガナ、オニタビラコ、ギンリョウソウ、スズカカンアオイ、 スルガテンナンショウ、ヘビイチゴ、フデリンドウ(蕾)、イチヤクソウ(蕾)、ササユリ(蕾)
[鳥]
オオルリ、キビタキ、アオゲラ、ヤブサメ、シジュウカラ、サンショウクイ、ツツドリ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、カワラヒワ、クロツグミ、コゲラ、センダイムシクイ

1
ジャケツイバラ
2
タニウツギ
3
ツクバネウツギ
4
ヤブムラサキ
5
タツナミソウ
6
ギンリョウソウ




第73回山路の森定例自然観察会

日 時   平成29年4月15日(土)
テーマ    木々の芽吹き
参加者   16人
コース   ヤマモモ広場ーーーカワセミコースーーーーサルナシ湿地ーーーシャラノキコースーーーヤマモモ広場(昼食)終了
  朝の集合時は青空のもと、モモノキ広場では、木のてっぺんでオオルリが鳴いてでむかえてくれました。また、下を見ると青大将がスルスルと目の前を横切り木に登り始め安住の場所で止まりのんびりする様子が見えました。まだ冬眠から覚めたばかりか、ほっそりした体形(羨ましい)。
 森の中はコミツバツツジがたくさん咲き始め、明るくなりました。クロモジに代わってシロモジノ花も咲き出しました。山桜の花びらが風に乗って舞ってきます。足元にはマキノスミレがたくさん咲いています。ニオイタチツボスミレもモモノキ広場に咲いていました。ニオイは人によって感じる人、感じない人があるようです。 
ツブラジイの大木の下でお茶を飲みながら、やっと桜も咲いて春が来た喜びをみんなでかみ締めました。
来年もみんなで桜が見れますように・・・・・
「鳥 」  オオルリ、センダイムシクイ、イカル、ソウシチョウ、メジロ、ウグイス、ハシブトカラス、コゲラ、シジュウカラ、ヤブサメ、カケス、ヒヨドリ、コジュケイ、エナガ、アオゲラ、
ヤマガラ
「芽だし」  オオウラジロ、ハリギリ、
「木の花」  オオカメノキ、クロモジ、ヒサカキ、アオキ、コブシ、シデコブシ、ヤシャブシ 、ヤマウグイスカグラ、キブシ 
「蕾」   ミヤマガマズミ、ムベ
P4150304オオカメノキ (1024x683)
オオカメノキ
P4150332ニオイタチツボスミレ (1024x683)
ニオイタチツボスミレ
P4150337イチヤクソウ (1024x683)
イチヤクソウ
P4150358マキノスミレ (1024x683)
マキノスミレ



 

第72回 山路の森定例観察会報告

日 時  2017318日(土)    天気  晴れ

テーマ  春をさがそう

参加者  16

コース  三叉広場→旧シイタケ原木置き場→ヤマザクラコース→WC→北歩道→古窯跡→三叉広場→シャラノキコースのコウヤミズキ→ヤマモモ広場 

 今週は春らしいおだやかな日が続いています。今日も風もなく観察日和です。

 今回は奥の三叉広場から出発しました。そして今年度最後の観察会でもあり、森へのお礼を込めて恒例となったゴミ拾いをしながら歩きます。 

 林道や遊歩道の両側にはアオキが多くなりました。実生から育った木が、いつの間にかずいぶん背が高くなってきています。今日の観察会では花は少し早く、あと2週間くらいで咲くと思われます。雌雄異株で花を見ると雄株雌株の区別がつきます。濃いワイン色の星のような花の中に、黄色のおしべが45個ついているのが雄花で雄株です。花の中に緑色のめしべが見えるのが雌花で雌株、赤く色づいてきた細長い実を花といっしょにつけています。ふだん目立たない木ですが、こんなにかわいい花が咲きます。 

ヤマザクラコースの尾根のコナラの樹に、鳥(たぶんコゲラ)が穴をあけた跡がありました。おそらく捕食のためにあけた穴だと思われます。おいしそうな虫を見つけたのでしょうか。ウグイスの「ホーホケキョー」のさえずりも聞こえてきました。ミヤマシキミのつぼみがふくらみ、シキミの花が咲き、ショウジョウバカマのピンクの花が咲きはじめました。 

三叉広場までもどり、ヤマモモ広場まで移動し、シャラノキコースのコウヤミズキの花を見にいくことになりました。コウヤミズキは咲きはじめたばかりで、黄色の花色も濃く、おしべの赤がきれいでした。春はそこまで来ています。 

観察したもの 

 鳥の声  ソウシチョウ(観察) ウグイス エナガ シジュウカラ

 花    スズカカンアオイ シキミ ヤブツバキ コウヤミズキ
                 ショウジョウバカマ

 その他つぼみのふくらんでいるものは、多数ありました。

コウヤミズキ
コウヤミズキ
ショウジョウバカマ
ショウジョウバカマ
鳥のあけた穴
鳥があけた穴
ミヤマシキミ
ミヤマシキミ



 

第71回 山路の森定例観察会報告

日時   2017218日(土)   天気 曇り

テーマ  冬芽とロゼット

参加者  16名(うち中日新聞を見ての初参加2名)

コース ヤマモモ広場~丸木橋~サルナシ湿地~シャラノキコース~ヤマモモ広場
 冬の森は 見るべきものがないと思われがちですが、冬しか見られないものも多くあります。その中の一つが、今回のテーマの冬芽やロゼットです。冬芽は葉痕とセットで見ると、とてもユニークで可愛いものが多いです。寒い冬の間は、しっかり芽鱗に包まれ、その中で芽を育みます。芽鱗のないものは、芽を保護するための毛で覆われ、それぞれ工夫して春の訪れを待ちます。ロゼットは、地面にべったり張り付いて風を避け葉を広げ精一杯、光を浴び冬を過ごします。厳冬期の2月の観察会は、植物の生命力、春の息吹を存分に感じとれる時期でもあります。

出発地のヤマモモ広場付近には、目線で観察できる樹木が多く、じっくりと冬芽の観察ができる場所です。 ここで充分に時間を取ってから丸木橋方面へ下ることにしました。冬芽の王様は、やはりオオカメノキでしょうか、大きな花芽を抱えて楽しそうに万歳をしていました。三大美芽のひとつネジキも図鑑どおりで英国の近衛兵に迎えられました。名前の由来となったタカノツメは鷹の爪に似ていますか?

広場を出てすぐ左に入ったところにマンサクの木があります。 春に「まず咲く」ということからマンサクと名付けられたということが通説になっています。黄色く色付いていましたが蕾の状態でした。樹高があり写真が撮れなくて残念でした。この辺りは、ヒメシャラの幼木があちこちにあり、このまま10年もすればヒメシャラの花が咲き乱れる森となるでしょう。

遊歩道脇のコアジサイの枝にウグイスの巣を見つけました。まだしっかりしていて昨年のものと思われました。 ウグイスは藪の中に巣を作ると思っていましたが、夏の間は葉が茂って隠れていたと思われます。

丸木橋を渡って、しばらく行くと、鳥の羽が散らばっていました。鳥に詳しい参加者の方によるとシロハラの羽ではないかということでした。猛禽類の餌食になったと思われます。厳しい自然界の食物連鎖を感じながらサルナシ湿地に向かいました。毎年、湿地内の水のあるところにアズマヒキガエルの産卵が見られますが、まだ早かったです。やはり3月の初旬頃と思われます。

湿地内のロゼット(根生葉)を観察してシャラノキコースでヤマモモ広場に戻り昼食としました。

◆観察できたもの

【冬芽】 オオカメノキ ネジキ タカノツメ タラノキ リョウブ ニセアカシア ヤマコウバシ マルバアオダモ エゴノキ ヒメシャラ ダンコウバイ ニシキギ クロモジ シロモジ ウワミズザクラ コウヤミズキ ノリウツギ バイカツツジ ウリカエデ等

【ロゼット】 ショウジョウバカマ ハナニガナ セイタカアワダチソウ ダイコンソウ シュウブンソウ トウバナ等

【鳥】 ルリビタキ シロハラ コゲラ エナガ シジュウカラ 【鳴き声】 ヒヨドリ ウソ メジロ ソウシチョウ カケス

【その他】 ウグイスの巣跡 大量のシロハラの羽 日時  

ウグイスの巣 (4)シロハラの羽 (2)
ウグイスの巣       シロハラの羽
オオカメノキ (2)ショウジョウバカマ (2)
オオカメノキ     ショウジョウバカマ
タカノツメ (2)ネジキ1 (3)
タカノツメ     ネジキ
ハナニガナ (2)ヒメシャラ
ハナニガナ     ヒメシャラ









 

第70回山路の森定例観察会

平成29年1月21日(土)   天気 晴れ
テーマ : 冬の野鳥観察
参加者 : 15名
   観察コース : ヤマモモ広場 → 林道 → 2号管理道 → 林道 → 北歩道
 → 三又 → ヤマモモ広場
  先週からこの冬一番の寒気が南下してきて寒い日が続いていましたが、今回は、おだやかに晴れました。でも森は昨晩に降った雪で雪化粧をしていました。雪景色の中を歩ける観察会は年に数回です。雪を踏みながらの観察会になりました。
  今回のテーマは野鳥観察です。集合したヤマモモ広場では、この雪のせいか鳥の声は聞こえず姿も見えませんでしたが、少し雪が融けてくるとコゲラのギーギーという鳴き声が聞こえてきました。この声が聞こえると木の枝に姿が見えるのですが、今日は探せませんでした。ウグイスはまだ地鳴きのチャッチャッという声でした。ヤブツバキの赤い花がチラホラとしか見えませんでしたが、蕾がたくさんありこれから春まで楽しませてくれます。
 コナラのドングリが根を出していました。“春までガンバレ”と応援したくなります。ドングリは条件が良ければ秋からでも根を出して冬を越します。シロモジの葉は褐色のまま寒そうにまるまって木に残っていましたが、春の花芽と葉芽はちゃんと準備していました。雪の中でも森を歩くと暖かくいろいろな冬芽も観察できました。
 林道沿いの日当たりのいいヤマザクラの大木の下でお昼をとり、1月の観察会は終了しました。

観察できた鳥の声 アオジ ウグイス ヒヨドリ メジロ コゲラ 
         シジュウカラ ハシボソカラス

猿投の森雪
猿投の森雪景色
 
コナラのドングリ コウヤボウキ
コナラどんぐり       コウヤボウキ

ヤブツバキ (2) 
ヤブツバキ



 

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