やまじの森 自然観察会

第97回 山路の森の自然観察会報告

 平成31年4月20日(土) 天気  晴れ テーマ 木々の芽吹き      
   参加者 14名
   観察コース ヤマモモ広場➝シャラノキコース➝サルナシ湿地➝カワセミコース➝ 林道➝ヤマモモ広場・・・三叉広場
   良い天気に恵まれ10名の参加者と4名の観察会メンバー合わせて14名で新緑に萌える林内を観察した。ここ数週間の寒暖の差でヤマザクラも長く観察でき、木々の芽吹きにもそれぞれ早い遅いの違いが見られた。倒木のシャラノキからも若葉と花芽がみられ生きる強さを感じた。高い木々の林間に広がるコナラの新芽の輝き、観察コース脇に目立つタカノツメの若芽には新鮮さを感じた。コアジサイやコバノガマズミには若葉と共に花芽も見られた。カスミザクラとマルバアオダモの白い花、若葉などが林内をより一層春めいた雰囲気を醸し出していた。ウワミズザクラも白い花穂を際立たせていた。赤い縁取りのあるカマツカの葉にも花芽がでていた。 小鳥のさえずりも一段と多く、オオルリやメジロ、ヤマガラの声に、つい林間を覗いてしまう状況であった。また、コゲラの姿には観察者全員が木々の梢に注目し動きを 観察した。 観察会は、三叉路のヤマザクラの花びらの舞う中で昼食をとり終了とした。

◎木の花  ヤブツバキ、ウワミズザクラ、モミジイチゴ、ニガイチゴ、コバノミツバツツジ、  マルバアオダモ、アセビ、クロモジ、シロモジ、オオカメノキ、コウヤミズキ ,オオバウマノスズクサ(蕾)

◎草の花  チゴユリ、スルガテンナンショウ、ホウチャクソウ(蕾)、

◎湿地  アズマヒキガエルのオタマジャクシ数匹、ミカワショウマの若芽、

◎鳥  オオルリ、キビタキ、センダイムシクイ、ウグイス、ヒヨドリ、ヤブサメ、  ハシブトガラス、ヤマガラ、メジロ、サンショウクイ、シジュウカラ、コゲラ、  エナガ、クロツグミ、アオゲラ

◎目についた植物  ザイフリボク、サワフタギ、オオウラジロノキ、ズミの黒い実、ヒメヤシャブシ  ミヤマガマズミ、ミツバアケビ、イワガラミ、ナツハゼ、アキチョウジ、  ニシキゴロモ、ツルニンジン、カエデ、ボタンヅル、ガンクビソウ、センニンソウ  シュウブンソウ、タネツケバナ、ジャケツイバラ
ウワミズザクラ
ウワミズザクラ
コアジサイ
コアジサイ
コゲラ
コゲラ
ヒメヤシャブシ
ヒメヤシャブシ
マルバアオダモ
マルバアオダモ
ヤマザクラ
ヤマザクラ


第96回 やまじの森自然観察会報告

日時  平成31316日 天気晴れ

テーマ 春をさがそう

参加者 15 

コース ヤマモモ広場シャラノキコースサルナシ湿地カワセミコース展望台アジサイコース林道ヤマモモ広場 

菜虫化蝶は、七十二候のひとつです。春 夏 秋 冬の季節を6つに分けたものが二十四節季、さらに3つに分けたものが七十二候となります。春は立春、雨水 啓蟄と進み、316日は啓蟄の末候の菜虫化蝶でした。 

   春は黄色い花が多いと言われていますが、やまじの森でも黄色い木の花が目立っていました。今回は マンサク、クロモジ、コウヤミズキ、ダンコウバイ、キブシ、そしてあと一歩のシロモジ等、優しい色合いの花をみることができました。この中でも一番人気はコウヤミズキ、散策道脇に咲いていて手に取るように観察をすることができました。ミズキと名がついていますが、ミズキ科ではなくマンサク科です。花の特徴としては葯が暗赤色、雄しべは花弁と同長かほんの少し長い感じです。

サルナシ湿地の水辺にアズマヒキガエルの卵塊が見られました。下見の時に水から出てしまっていたものを戻しておきましたが、一部、死んでしまっているようでした。

暖かな日差しを受けながら橋に腰をおろし しばらく休憩タイムとしました。その後、展望台まで登り、あと2週間もすればタムシバが点々とみられるだろうと想像しながら東大演習林方面を眺めました。

ダンコウバイの花が見事に咲いていました。近くにクロモジの花も咲いていましたが、緑がかったクロモジの花に対してダンコウバイは別名ウコンバナと言われ鮮やかな黄色です。花序が無柄なのも特徴の一つです。やまじの森では花の咲くダンコウバイをみることは少ないです。雌雄異株で雄木でした。

ヒサカキの独特な匂いやショウジョウバカマの可憐な花等、いくつももの春を見つけることができました。

今回の観察会は、会員の元気なお孫さん二人の参加もあり、楽しい観察会となりました。 

木の花 ヤブツバキ アセビ ヒサカキ コウヤミズキ クロモジ ダンコウバイ キブシ マンサク シロモジ シキミ

草の花 シュンラン ショウジョウバカマ タネツケバナ スズカカンアオイ ヒメカンスゲ

昆虫 ビロードツリアブ テングチョウ

鳥 ヒヨドリ ハシブトガラス ハシボソガラス メジロ コゲラ ソウシチョウ シジュウカラ アオジ

その他 アズマヒキガエルの卵塊
アズマヒキガエルの卵塊
アズマヒキガエルの卵塊
クロモジの花
クロモジの花
コウヤミズキ
コウヤミズキ
ダンコウバイ
ダンコウバイ
マンサク
マンサク
独特な匂いのヒサカキ
独特な匂いのヒサカキ







 

第95回 やまじの森自然観察会報告

日時  平成31216日(土)      天気  晴れ
テーマ 冬芽

参加者 12

コース ヤマモモ広場 ― シャラノキコース ― サルナシ湿地・朴ノ木平 - 1号管理道 - アジサイコース - ヤマモモ広場 

 冬枯れの森では木々が冬芽を作り、寒さや乾燥に耐える工夫をして春を待っています。花や葉がなくても冬芽の特徴を知ることで樹種が分かります。ルーペ等を持って出発しました。シャラノキコースの入り口でまずヤマウグイスカグラを観察、芽の付き方は対生で太い枝には刀のつばのような托葉あり。次はウワミズザクラ、ゴツゴツしたこぶのような落枝痕が目立つ。ムラサキシキブは対生で裸芽、仲間のヤブムラサキは似ているけれど枝に毛が密生。ナポレオンハットのような芽鱗が外れると艶やかな裸芽に変身するリョウブ、赤い芽鱗が重なり合い上から見ると5角形のアラカシ、細かい毛が生えた裸芽でおんぶしているような予備芽が付いているエゴノキ、などとクイズを解いていくようです。ネジキと同様に三大美芽のひとつとされるザイフリボクは赤い芽鱗の間から白い毛を出し、さすがに華麗。ヤマモモ広場の奥ではマンサクの冬芽がほころび黄色の花を咲かせ、春の訪れを間近に感じた観察会でした。

【上記以外に観察した冬芽】 ナツツバキ、ヒメシャラ、コバノミツバツツジ、ナツハゼ、ウスノキ、バイカツツジ、カマツカ、クロモジ、シロモジ、マルバアオダモ、コバノガマズミ、ミヤマガマズミ、タカノツメ、コシアブラ、アカメガシワ、ヤマウルシ、ガンピ、コウヤミズキ、サワフタギ、オオカメノキ、クリ、ニセアカシア

【花】スズカカンアオイ、シュンラン(花芽)

【鳥】コゲラ、ヒヨドリ、メジロ、トビ、シジュウカラ、ヤマガラ、エナガ、シロハラ、キジバト、アオジ、ウグイス、ハシブトガラス

ヤマウグイスカグラ
ヤマウグイスカグラ
オオカメノキ
オオカメノキ
ネジキ
ネジキ
ザイフリボク
ザイフリボク
アラカシ
アラカシ
ニセアカシア
ニセアカシア








第94回 やまじの森自然観察会報告

日 時 平成31年1月19日(土)  天気 晴れ

 

テーマ 冬の野鳥観察

参加者 14名

 コース 変電所前ゲート手前の川沿い上流へ堰堤ヤマモモ広場ヤマモモコー スサルナシ湿地1号管理道ゲート手前変電所前

 

  穏やかな日になりましたが、やはり寒のうち風は冷たく手袋をはいた指先が凍えます。

   真冬の観察会です。今日のテーマは「冬の野鳥観察」です。そして今日はいろいろな鳥の声や姿が見られるところから、ということで、変電所前からの出発です。  

 下見の時には変電所から少し歩いたところの高い木の上にアオゲラを見つけました。昨年の9月の観察会では先頭を歩いていた参加者のかたがヤマドリのつがいを見つけ写真も撮ってくださいました。
  やまじの森にヤマドリがいたなんて本当に驚きです。

  川沿いの登り口には、木質化したセンニンソウが緑の葉をところどころに残して木に巻き付いていました。花の時期が楽しみです。堰堤横からの上部はカモシカの食事処でしょうか、アオキの芽があたり一面食べられていました。ヤマモモ広場奥のアセビはまわりの樹を伐採し日当たりがよくなったせいかいっせいに白い花をつけていました。  

 アオキの実が赤くなってきました。ツルリンドウの実も残っていました。ヤブツバキの赤い花が咲きはじめ、冬の森を彩っています。サルナシ湿地の近くに毎年咲くシュンランは、株が小さくなっていましたが花芽を2個つけていました。

 冬芽もたくさん観察することができました。ネジキの赤い芽、シロモジの丸い花 芽、オオカメノキのVサインの葉芽、森の植物生物は春の準備を着々と進めています。

  ヒヨドリの鳴き声は絶え間なく聞こえていましたが、他の鳥の声は少なく姿もあまり見られませんでした。  

今日は暖かい日になり、ゆっくりと冬の森を観察することができました。

    観察した鳥 ヒヨドリ ハシブトガラス ハシボソガラス 
      スズメ カケス ツグミ メジロ   ジョウビタキ エナガ 
      ミソサザイ コゲラ

   下見時に確認した上記以外の鳥 アオゲラ キジバト ウソ  
     ヤマシギ

アセビ
アセビ
ツルリンドウ実
ツルリンドウの実
ヤブツバキ
ヤブツバキ
アオゲラ
アオゲラ

第93回山路の森自然観察会報告

日 時  12月15日(土)  9時30分~13時           
テーマ  照葉樹 参加者  16人
 コース   三叉広場 → トイレ前 → ヤマザクラコース →   
砂防堰堤 → 橋 → 三叉広場 →車→ ヤマモモ広場(昼食)
 
今日は昨日から寒波が来ているので寒さ対策が必要でした。
三叉広場まで車で入っていきました。
 
 今日のテーマは照葉樹です。照葉樹とは、冬になっても緑の葉を
持つ常緑広葉樹のことです。
山路の森にはどのくらいの照陽樹があるか調べることにしました。
周りの落葉樹はすっかり影を潜め常緑樹が目立つようになりました
 
 歩き出すと、アオキ、ヒサカキ、ヤブツバキ、シャリンバイ、アセビ
ヤマザクラコースに入ると足元にショウジョウバカマが葉をロゼット
状に伸ばして沢山ありました。春が楽しみですね。
 
尾根道になると山桜が出迎えてくれます。巨大な幹から枝を伸ばし
山路の森の女王様です。
ミヤマシキミの赤い実や蕾、ヤブコウジの赤い実が可憐です。
シキミは有毒植物なので実を食べないようにしましょう。
 
ヤブニッケイとシロダモがよく似た葉っぱですが、今の季節はシロ
ダモの大きな冬芽を見て分かるとTさんに教えて頂きました。
 
又ツクバネガシとオオツクバネガシの違いを?さんに教えて頂きまし
た。オオツクバネガシはツクバネガシとアカガシの雑種です。
 
堰堤の橋に架かるとウラジロガシを手に取って観察しました。
又カナクギノキにカヤランが着生していました。
 
残念だったのは尾根にあるタマミズキに実が一つもなかったことです。
今日参加した人の中にタマミズキの実が目的だったと聞いて、リーダ
ーが帰りにヤマモモ広場に寄ってくれました。
そこには青空にタマミズキの赤い実が沢山光っていました。
 
タマミズキは4,5年おきに実を付けると聞いていましたが、昨年も
実を付けました。これも地球温暖化に関係がありや無しや?
最後に皆さんが集めた葉を同定して終了しました。
 
照葉樹  アオキ、アカガシ、アセビ、アラカシ、イヌツゲ、ウラジロガシ
      サカキ、シキミ、シャリンバイ、シラカシ、シロダモ、ソヨゴ
      タイサンボク、ツクバネガシ、ツブラジイ、ネズミモチ、
      ヒイラギ、ヒサカキ、ミヤマシキミ、ムベ、ヤブコウジ、ヤブツ
      バキ、ヤブニッケイ
 
実    ミヤマシキミ、ヤブコウジ、ムラサキシキブ、ヒサカキ、ソヨゴ
      アオキ
 
蕾    シロモジ、シキミ、ミヤマシキミ、アセビ
 
花    シキミ

鳥            ヒヨドリ、ルリビタキ、メジロ、エナガ、ヤマガラ、コゲラ
                ハシボソカラス
PC151488
PC121417ƒアオキPC121422シロモジ
        アオキ           シロモジ
PC121428ƒ€ƒ‰ƒムラサキシキブPC151485‚タマミズキ
      ムラサキシキブ         タマミズキ
PC151480ミヤマシキミ蕾PC151482ミヤマシキミ実
       ミヤマシキミ蕾       ミヤマシキミ実



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