やまじの森 自然観察会

第82回 山路の森自然観察会報告

日時   平成30年1月20日       天気 晴れ
テーマ  冬の野鳥観察
参加者  14名
コース  変電所前 - ゲート前左折 - 県有林の境界 - 1号管理道 -  朴ノ木平 - カワセミコース - 林道 - ゲート - 変電所前
    暦では大寒にも関わらず晴天で風もなく暖かでした。観察会としては初めて変電所前に集合。ジョウビタキを見、ホオジロの声を聞きながら歩き始めました。今回はTV局の取材員も一緒です。
 太陽光発電所前の木立ではソウシチョウが数羽にぎやかに囀っていますが動きが速くて双眼鏡では姿が確認できません。緑、黄、橙色の羽毛と朱色の嘴の可愛いスズメ大の鳥で、相思鳥となかなかいい名前ですが、飼い鳥として輸入されたものが野生化し、近年増え、特定外来種に指定されています。おなじみのハシブトガラス、スズメ、ヒヨドリの姿も見られました。
 ゲートに向かう途中の日当たりの良いところではアセビ(馬酔木)の白い花が数輪咲いて早春を感じさせますが、その側ではネジキが真っ赤な冬芽をつけていました。
 ゲート手前、中山路川を越えた所でジャケツイバラの茂みを左折してその先の広場から山道に入っていきました。コゲラ、メジロ、シジュウカラ等の声は聞こえてもちらりとしか姿を見せてくれません。
 コナラやアベマキの落ち葉を掻き分けて県有林の境界を歩き、第1管理道の中間点に下り、朴ノ木平で小休止し、カワセミコースを歩きました。テーマの鳥に会えないので冬芽の観察です。シロモジは枯れ葉をぶら下げながらも、尖った葉芽の両側に丸い花芽をつけ、ミヤマガマズミやオオカメノキも花芽をふくらませ春の開花の準備をしています。来月の冬芽の観察会が楽しみです。
 林道脇には大きなイノシシのぬた場があり、アオキの新芽はニホンカモシカ(それともシカ)に喰われています。夜にこの森を歩けばどんな生き物に出会えるのでしょうか。
 予想していたほど冬鳥はいなかったけれども、穏やかな冬の森歩きを満喫することができました。
 
観察した鳥: ホオジロ、ジョウビタキ、ソウシチョウ、コゲラ、ヒヨドリ、  メジロ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、シジュウカラ、スズメ、ミソサザイ、ルリビタキ、セグロセキレイ、
エナガ、 ハイタカ

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第81回 山路の森定例観察会報告

日時  平成29年12月16日(土)   天気 曇り時々晴れ
テーマ 照葉樹
参加者 14名
観察コース  
 三叉広場→トイレ前→ヤマザクラコース→砂防堰堤への分岐→砂防堰堤→三叉広場
 今週の日本列島は真冬の寒気に覆われています。名古屋でも初雪が観測されました。
 寒い中、奥の三叉広場から出発です。三叉広場は木々が葉を落とし見通しがよくなり林床が明るくなっていました。
 今回のテーマは「照葉樹」です。
照葉樹とはその名の通り厚くて照りのある葉を持つ緑樹のことです。山路の森では、ヤブツバキ、サカキ、ヒサカキ、アオキ、アセビ、アラカシ、シラカシなどが照葉樹です。冬の森では落葉した木々の間に照葉樹が存在感を増しています。
 三叉広場からぐるっとヤマザクラコースを回った森のほんの一部分ですが、参加者のみなさんに照葉樹を探していただきました。いつもは見過ごしがちな緑の葉の名前を確認しながら歩きました。
 また、今の時期は赤い実が多く見られます。
 ヤマザクラコースの尾根にはミヤマシキミの鮮やかな赤い実と来春のピンクの花芽が同時についています。ツルアリドオシの実は目が二つ付いていてだれかの顔にみえませんか。
 この目は子房が合着した二つの花が一つの実になり二つのガクのあとが残るようです。アオキの実も赤くなり始めました。ソヨゴの実はサクランボのようにかわいくまだ付いています。ヤマザクラコースを少し登ったところにタマミズキが実を付けているとのことを聞き、見に行くことになりました。タマミズキは尾根の南側の谷に立っていました。葉を落とした樹の高いところに赤いビーズを散りばめたように見事にたくさん付いていました。落ちていた実は小さく3ミリほどです。雌雄異株で近くには雄木があると思われます。
 三叉広場へもどり、持ち寄った照葉樹の葉の同定をし、おさらいをしました。
 初冬の森歩きは、カサコソと音をさせて落ち葉を踏みながら歩きます。
 落ち葉のいい香りもします。散り残った葉が風に舞って空から落ちてきます。森歩き最高と思うひとときでした。

 観察した照葉樹
 サカキ シキミ アオキ ヤブツバキ ネズミモチ アセビ 
 シャリンバイ ヒイ
ラギ ウバメガシ イヌツゲ ソヨゴ ヒサカキ ヤブニッケイ ムベ ミヤマシキミ ウラジロガシ ツブラジイ 
ツクバネガシ タイサンボク ヤブコウジ アラカ
シ アカガシ 
シロダモ

1ツルリンドウ
ツルリンドウ
アオキ
アオキ
タマミズキ
タマミズキ
ツルアリドオシ
ツルアリドオシ
ミヤマシキミ
ミヤマシキミ

第80回山路の森自然観察会報告

日時   平成29年11月18日(土)  天気 雨
テーマ  落ち葉の色彩
参加者  5名
コース  ゲート前→1号管理道→朴の木平・サルナシ湿地→シャラノキコース→林道→ゲート前
今月も雨の観察会でした。参加者も少なく猿投山への登山者もいないということでゲート前の駐車場止めて1号管理道から森へ入りました。お気に入りの落ち葉を拾いながら、ゆっくり時間をかけて歩きました。冷雨の散策道には、びっしりと絨毯を敷いたような落ち葉が、朽葉色 黄朽葉 薄朽葉などで敷き尽くされ、足を踏み入れるのが躊躇らわれるほどでした。晴れた日もいいですが、雨のしっとりした日もいいものです。五枚複葉のコシアブラの葉が落ちていました。木を確認すると見上げるほどの大木で、大きな木は落葉によって存在を気づかされることも多いです。サルナシ湿地からシャラノキへ抜けるベンチのあるところからの谷は、まさに紅葉の見頃でした。
葉の少なくなった木は、実が目立つようになり多くの実の観察ができました。管理道を入ってすぐに、ナツフジの実がぶら下がっていました。来年は花も見たいものです。シロダモの木の実は今回、初めて見たような気がします。来年度はこの時期に木の実の観察もテーマに入れたほうが良さそうです。
最後にシラカシ広場でそれぞれ拾ってきたお気に入りの落ち葉の同定を行い、観察会を終えました。
□観察できたもの
◆同定した落ち葉

ナツヅタ イロハモミジ コバノガマズミ ヤマザクラ ウワミズザクラ オオウラジロノキ ミヤマガマズミ ミズキ オオカメノキ コウヤミズキ タカノツメ アベマキ クリ ウスノキ ガンピ ホオノキ ヒメヤシャブシ
◆木の実・草の実
ムラサキシキブ ヤブムラサキ ナツフジ アオツヅラフジ ネムノキ ウリカエデ コツクバネウツギ ツクバネウツギ コバノガマズミ ミヤマガマズミ ナツハゼ エゴノキ タニウツギ オオウラジロノキ ソヨゴ ヒサカキ アズキナシ シロダモ ウスノキ フユイチゴ ヘクソカズラ チゴユリ ツルリンドウ イタドリ スルガテンナンショウ

観察会風景落ち葉の絨毯
風景
葉っぱシロダモ
                                                                       シロダモ
コシアブラ
コシアブラ






第79回山路の森自然観察会報告

日 時   平成29年10月21日(土)  天気  雨
 
テーマ   木の実、草のタネ
 
参加者   6名
 
コース   三又広場 → 北歩道 → WC → ツクバネ群生地 → 
 
         →三又広場
 
 今朝は雨具の支度をして山路に向かう。 21号台風が近づいているた
め雨が続きます。ゲートに着くとコミニティチャンネル「そらまめ」さんの
スタッフさんが1人待っていました。
雨の中やってきた観察会の人達と三又広場に集合して観察会は始
まりました。
 
歩き始めてすぐにオオウラジロのりんごにそっくりな木の実が落ちていま
した。私たちは美味しいと言いながら食べました。(ほんとは渋かったけど)
 
時々山道に赤い実が落ちていました。
アズキナシの実、アオハダの実、雨に濡れて赤く光って美しい。
 
あらあら、サワガニもお出まし、カエルも目の前に飛んできました。
サワガニは赤くて目立ちますが、カエルは枯れ葉と同じ色、何処へ行った
のか分からなくなりました。
 
雨の森でも、なかなか楽しい観察会になりました。
ただし足元には充分気を付けて歩きました。
 
さすが雨の中野鳥の声は聞くことができませんでした。
次回はお天気になりますように・・・・・
 
」  アケボノソウ アキノキリンソウ  コウヤボウキ  ノコンギク
     ヒヨドリソウ  ヤクシソウ   
」  オオウラジロノキ  ガマズミ  アオハダ  アズキナシ 
     シロモジ  ヤブムラサキ  ツクバネ  ツルリンドウ  ゴンズイ  
 
 PA170002ツクバネ(ビャクダン科PA170003アズキナシの実
ツクバネ      アズキナシ  
PA170004オオウラジロの実PA170012コウヤボウキ
オオウラジロノキの実     コウヤボウキ
PA170018ツルアリドウシ実PA170019アケボノソウ(リンドウ科
ツルアリドウシの実        アケボノソウ




第78回 山路の森定例観察会報告

日時  平成29年9月16日(土)   天気 雨
テーマ 秋の野草
参加者 11名
コース ゲート前 ---  林道 --- 大曲がり--- 林道 --- シラカシ広場
 
 大型の台風18号が九州に接近中のために朝から雨模様でしたがそれにもめげず常連11名でゲート前から出発しました。
    林道両側にはテーマにふさわしい秋の野草たちが雨に濡れていっそう美しくけなげに咲いています。森の音楽祭準備の除草作業で残しておいて欲しい植物に黄色のテープでマーキングしながら林道を歩いていきました。
    この季節にはキク科の植物が数多く見られます。秋分の日を間近に控え花盛りのシュウブンソウ、煙草のキセルの雁首に横向きに咲く花が似ていることから名付けられたガンクビソウ、ノコンギク、シラヤマギク等、清楚な花たちです。アサギマダラが吸蜜にやってくるヒヨドリバナも咲き始めました。
    昨年の音楽祭の鑑賞中この蝶が会場で舞っていて感激しました。今年もこの森で何頭も見られることを期待しています。
    ヌスビトハギ、キンミズヒキ、イノコズチ、ササクサ等の花期が終わり果実が目立つようになりました。これらは衣服に取り付くので厄介者ですがしたたかに子孫を残そうとしているのです。
    タデの仲間も小さな桃色の花を付けています。中でもママコノシリヌグイは愛らしい花ですが茎には下向きのトゲをびっしり付けています。漢字で書けば「継子の尻拭い」と継子いじめの象徴のよう。ヘクソカズラ、オオイヌノフグリ同様、可愛い花にもかかわらず可哀想な名前の植物の一つです。
    大曲がりのヌルデに奇妙な虫こぶがいくつも出来ています。これはヌルデミミフシといいアブラムシの仲間が作ったもので、中は空洞になっており、壁に貼り付いた粒々にはよく見ると手足があります。この虫こぶにはタンニンが多く含まれ、昔はお歯黒の原料として用いられたそうです。
    自然観察グループは植物保護のために、杭を打ち、ロープを張り、名札を付ける作業をしてきました。しかし今回の観察会で数カ所、ロープが無くなっているのを発見しました。数日前の下見時にはあったのに、、、理由も分からず困惑しています。
 雨のなかの林道歩きでしたが秋の訪れを満喫し、正午頃解散しました。
 
上記以外に開花していた植物:
ヤブタバコ、ダイコンソウ、マルバノホロシ、イヌコウジュ、
ヒメジソ、ボントクタデ、イヌタデ、ハナタデ、ヤブラン、
オトコエシ、ツユクサ、ゲンノショウコ、キツネノマゴ、
アレチヌスビトハギ、ヒメキンミズヒキ、アメリカセンダングサ、
ナキリスゲ、カゼクサ、アシボソ、ササガヤ等 
12
シラヤマギク   ママコノシリヌグイ
34
ヌルデミミフシ   ミズタマソウ
56圧縮1
サワガニ  観察風景






 
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