猿投の森づくりの会・公式ブログ

猿投の森づくりの会は、公益社団法人 日本山岳会 東海支部内のグループです。愛知県瀬戸市と豊田市にまたがる猿投山の西麓の森で、森の保全や有効利用を目的に活動しています。

東大演習林

定例作業報告(東大演習林)

日 時:2024年2月20日(火)
天 候:晴れたり曇ったり
場 所:東大演習林
参加者:7名(うち1名見学者)

 前日からの雨も上がり、季節外れの暖かい陽気となる。
 今日は、入会希望のAさんが東大演習林作業を見学したいとのことで参加された。W代表が作業の解説や施設の案内などをし、枝葉の片付けなど軽作業も体験してもらった。

 間伐は2班に分かれての作業で、昼過ぎに22、23年度分全ての間伐を完了した。きれいに整理整頓された林内には陽が届くようになり明るい森になった。

 リーダーGさんから、今回の間伐完了につき
・形状比は目標値70よりまだかなり大きいですが強間伐による不具合を避けた結果です。
・Srは超過密から過密に近づいていますが適正にはまだなっていません。
・適正密度に近づけるためには10年後くらいに再間伐する必要があるでしょう。
との見解が寄せられた。

 間伐作業完了後、全員で来年度間伐区域の境界確認と下見を行ったが、殆どの作業現場が斜面となるため、安全への十分な配慮が必要だと感じた。
 次回はこの区域の毎木調査をすることにして本日の活動を終えた。


定例作業報告(東大演習林)

日 時:2024年1月16日(火)
天 候:晴れ時々曇り
場 所:東大演習林
参加者:5名

今日の作業でこの区域の間伐が終わるかどうかの状況で活動開始。沢をはさんだ両岸で間伐作業を進めていくが、右岸は傾斜がきつく足場が悪い。対岸に向けてたおした木が橋のように中間が浮き、枝払い、玉切りなどの後処理が大変だったり、ロープが沢の水に浸かったりと悪条件ではあったものの作業は順調にはかどった。対岸の作業班も徐々に近づき、残り本数が少なくなったことを実感する。

午後からは、寒いため昼の休憩を短くし、その分活動を早めに終えることにして早々に体を動かした。作業は順調に進み、結局8本残して作業終了。本日の伐倒本数は20本。
次回は、残り8本伐倒後、次の間伐予定区域を境界の確認をしながら下見の予定。
本日は朝の冷え込みも厳しく風もあり寒い活動日でした。

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定例作業報告(東大演習林)

日 時:2023年12月19日
天 候:晴れ
場 所:東大演習林
参加者:7人

今日は参加者7名を3人と4人の2組に分け作業開始。3人組は尾根の現場へ、すでに間伐はかなり進んでいるので、残りあと何本かをカウントダウンしながらの作業となり順調にはかどる。比較的細い木が多くロープ掛けをするかしないか迷う木もある。昼までに尾根上は終了、午後からは尾根斜面から沢沿いにかけての木を伐倒した。

4人組は小屋の近くの現場を担当。ここは少し太めの樹が密になっている区域で、伐倒木が小屋に当たらないよう慎重な伐倒技術が求められる。ベテラン4人が声を掛け合いながら作業が進んでいった。昼休みに東大演習林のSさんがお越しになり、玉切り材を道路脇に出しておいて欲しいとの要請があり2.1m材にして積んでおいた。

この区域の間伐は次回で終了予定です。本日の伐倒本数は21本。

晴れのよい天気に恵まれ山仕事をするには快適な活動日でした。

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定例作業報告(東大演習林)

日 時:2023年11月21日(火)
天 候:晴れ
場 所:東大演習林
参加者:5名

 今回も、これまで同様沢沿いと尾根上の2班に分かれ作業開始。どちらの区域も間伐がかなり進み樹冠も開けてきたため伐倒方向も決めやすく掛り木になる心配もあまりない。
 それぞれがロープ掛け、伐倒、枝払いなど役割分担し、チェーンソーワークの基本を再確認しながらピンポイント目標により近づくよう伐倒を心掛ける。少人数での作業は無駄なく効率的で、玉切り材の山が一段と大きくなった。

 この辺りの間伐はあと1回くらいの作業で終わりそうだが、少し奥に密で薄暗い樹林が残っているのでまだまだ気が抜けない。本日の伐倒数は18本。

 好天に恵まれ動くと少し汗ばむ気持ちのよい活動日でした。

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定例作業報告(東大演習林活動)

日時:2023年10月17日(火)
場所:東大演習林
天候:晴れ
参加者:7名

 今年度の東大演習林活動が始まった。
 まず、グループ長Gさんの提案で演習林での伐倒ルール確認のため、Iさんがデモンストレーション伐倒を行い全員で手順と安全を確認した。その後沢沿いと尾根の2班に分かれて昨年林分調査した区域で作業開始。

 伐倒予定の赤いテープが巻かれた木を、ロープ掛け、伐倒、枝払い、ロープ回収などの役割を交代しながら伐採作業を進めた。この区域は比較的細い木が多く、幹は枝が枯れ上がり状態で樹冠長も短いため、枝払い玉切りなどの処理もあまり手間が掛からず作業は順調にはかどった。林内も次第に明るくなり青空もよく見えるようになった。
 また、沢沿いの伐倒予定の木に鳥の巣があったため残すことにした。

 久しぶりの東大演習林作業でしたが、天候にも恵まれ森の中での気持ちのよい
活動日となりました。本日の伐倒本数は18本。

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定例作業報告

日時:2023321()
場所:東大演習林
参加者:6
  今日は曇り空の中、東大演習林本年度最後の間伐作業となる。
6名が尾根と沢沿いの現場に分かれて作業開始。尾根の現場は比較的平坦で細めの樹木が多く伐倒作業も順調に進む。
   グループ長Gさんは、調査表の信頼性を高めるためとして伐倒した木の樹高と直径を測定し追加資料として集めていく。
沢沿いの現場では伐った木が、樹木から樹木に這い渡る蔓に掛り、なかなか倒すことが出来ず悪戦苦闘する。
午後からは、林内を見栄えよく整理した方よいとのWさんの意見で沢を跨いで掛り木になっている傾斜木2本の処理を行うも、足場が悪く苦労するがなんとか処理完了。この時点で予報通り雨が降り始めたため本年度の作業はここで終了。本日の伐倒本数は14本。
   一区切り付いた林内は玉切りした材が整然と山積みされ見通しもよくなり10月から続いた間伐の成果が認められる。作業面でも「ロープを掛けて伐倒する」という手順が徹底されるようになった。皆さんの頑張りで無事、本年度の東大演習林間伐を終了しました。
   本年度実績 間伐対象木163本 本年度伐倒数88本 残り75本 ]

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定例作業報告

日時:2023221()

場所:東大演習林

参加者:6名 

今日の参加者は6名。GさんとIさんが境界線付近の樹木を再調査。

残り4名が2名ずつ2班に分かれ作業開始。これまでの指導の成果で

ロープワークなどの技術レベルが向上し効率よく作業が進むようにな

り、上を見上げると青空がよく見えるようになった。

再調査が終わったIさんが3月にチェーンソー講習を受けるとのこと

で実際にチェーンソーを使って木を切る体験をした。

昼から沢班が三叉のヒノキの伐倒に挑戦。箒のように枝が上に向かっ

て広がっているため掛り木となるも、折り返しの位置を替えるなど苦

労して倒すことが出来た。やはり掛り木の処置は冷静な判断が大切だ

と思う。

本日の伐倒本数は18本。

日差しはあるものの北風が吹き動きを止めると寒い活動日でした。

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定例作業報告

日時:2023117()

場所:東大演習林
参加者:7
  本日の演習林間伐は7名で2班に分かれて作業開始尾根班は久しぶり参加のOさんを含め3名がロープ掛け、伐倒、枝払い、玉切り作業をローテーションしながら、お互いに作業内容を確認し合い効率よく作業を進めていく。
  沢沿い班は4名で、前回と同じく人工林グループ長Gさんが指導役となり目標へ正確に伐倒するための、受け口の作り方、追い口の入れ方等を指導。
  倒した後は切り口を見ながら皆で意見を出し合い、よい点、改善点を検証していく。
  こうしてひとつひとつ手順を確認しながら丁寧に伐ることで伐倒技術が向上し掛り木も少なくなり、より安全な間伐作業が実現すると思います。
  本日の伐倒本数は19本。林内のあちこちに玉切り材が整理して山積みされ、間伐が進んでいることがよく分かるようになってきた。
  晴天に恵まれ気持ちのよい活動日でした。

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定例作業報告

日 時:20221220()
場 所:東大演習林
参加者:6
   冷え込みが厳しく、路面凍結の恐れがあるとの判断でリーダーGさんから集合時間を1時間遅らすとの連絡があり10:30集合になる。これからの季節はこの様な面での安全配慮も必要になると実感する。
   本日の作業は前回と同じく尾根上と沢沿いの2班に分かれて行うことに。
   尾根班は伐倒役2名がロープ掛け、伐倒、枝払い、玉切り作業を交互に行い、作業支援役のIさんがその時々の状況を判断しながら手際よくロープ掛け、掛け替え、回収、材の整理などをすることで間伐作業がはかどった。
   沢沿い班は、リーダーGさんが指導役となりロープワーク、ピンポイントへの倒し方など基本的な伐倒技術を指導しながらの間伐作業となる。
  「原則ロープを掛けて伐倒する」を実践するには誰もが同レベルの伐倒技術を修得する必要があり、今後も皆が意見を出し合いながらレベルアップを計ることが大切だと思います。集合時間が遅くなったものの、昼食時間を30分短縮したりで実質の作業時間は通常と殆ど同じで、本日の伐倒本数は15本。間伐が進むにつれ、林内にも日が入る様になり明るくなってきた。                           

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定例作業報告

日 時:1115()
場 所:東大演習林
参加者:7
   前回までに予定地のプロット調査、毎木調査、選木は済みで「伐る木」には赤テープが巻いてあり伐倒を待つばかり。
   今年度より、人工林グループ長のGさんの提案により各人の役割分担を明確にし、作業面ではこれまで各人バラバラで作業をしていたのを2班に分け班単位で協力し合い、倒す木には原則ロープを掛けて伐倒することに決まりました。これは狙った方向へ安全に正確に倒すために必要な基本手順の一つです。

   いよいよ南の尾根上と北の沢沿いに分かれ間伐作業の開始。過密気味の林内から上を見上げると樹冠に覆われ、どの方向に倒しても掛り木になる状況の中、班内で手分けして作業することで思いのほか作業ははかどりました。
   今年度から2名の女性会員Nさん、Iさんが新たに参加されました。両名とも森林作業への興味と熱意は相当で今後が楽しみです。晩秋の晴天に恵まれ、森の中で心地よい汗をかいた1日でした。

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定例作業報告

日時:10月18日(火)
場所:東大演習林
参加者:8名

本日は22年度の間伐予定地の選木と毎木調査を実施した。
先月は区域の確認とプロット調査を実施したが、その結果に基づき「残す木」の選木を行なった。
中心木から4mの竿を振り回し、その範囲内に幹距比と密度管理図から求めた「残す木」の本数分を選木し、その他を「伐る木」として赤テープを巻いた。この作業を順次全域で実施した。
その後全数の胸高直径を測定し、胸高直径ごとに「残す木」と「伐る木」を別々にカウントし集計した。
これらのデータをパソコンのソフトに入力し、現況と間伐後の形状比、幹距比Srや本数間伐率、材積間伐率等を求めた。

プロット調査で求めた幹距比Sr等と密度管理図から「残す木」の本数を決めたが、「伐る木」は小径の劣勢木が中心となることから、材積間伐率は小さくなる傾向にある。そのため目的の材積間伐率より小さくなり、追加で「伐る木」を選木する結果となった。追加で「伐る木」の選木を行い、再度パソコンで再計算し修正した。今後の課題となった。
材積間伐率が30%未満にしなくてはいけないので、結果は間伐後でも過密の状態にある。
毎木調査の結果(一部)は表のとおりである。

承認を頂いた上でこの結果に基づき次回からは間伐作業に入ります。基本を守り、安全第一にやっっていきます。
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定例作業報告

9月20日(火)晴れ時々曇り
参加者:4名 場所:東大演習林
 台風14号が日本を縦断し、前日は実施するかどうかNHK、天気jp、ウエザーニュースの各天気予報と睨めっこ。それによると、20日朝方には東海地方から去り、8時から10時以降は晴れマーク、降水量0、降水確率0、風速は2mから5mの予報。夕方に、集合時間を少しずらして実施連絡を行った。  
   実施して正解であった。当日は台風一過で雨風もない穏やかな状態で、心配した地盤の緩みもなく普段通りの作業ができた。作業内容はプロット調査まず間伐区域0.57haの周囲の確認。きつい傾斜面もあったがコーナーごとに目印のテープを巻いていった。その後間伐区域の内比較的傾斜の緩い場所0.15haを選定し、今年度の間伐エリアにした。
  このエリアの2か所でプロット調査を行った。その結果の一部は添付表の通り。
    形状比は104とかなり細長く、平均樹幹距離は1.77m、幹距比は11.3と超過密の状態であった。
    地表には昼間でも日光が届かず草本類はなかった。10月から来年3月までにこの区域の間伐を実施し地表に陽が射す明るい森にしたい。
⭕️プロット調査記録1[147168] 2

定例作業報告

日時:3月15日(火) 晴れ
場所:東大演習林
参加者:6名
   今年度最後の作業日でした。伐倒本数は20本、今年度累計131本。前年度からの累計243本。
傾斜中腹から四方を見渡すと、伐る木と選定した印である赤テープが巻かれた木は見当たらず、間伐完了とした。
間伐結果は表1、表2の通り。本数間伐率で50.6%、材積間伐率で20.4%の間伐を行った結果、形状比が100だったのが83.2となり細長い木が減少し、幹距比が11.2から15.9になり混雑ぶりがかなり改善されたことがわかる。
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   最初ここの樹齢95年のヒノキ人工林を案内されたときには、鬱蒼とした暗い森だなという印象を受けたが、この2年間の成果として林床に木漏れ日が当たる森になったなと感じる。

   今回はNさんに径が30cmほどの中径木に挑戦してもらった。伐倒方向を確認し、その方向に赤の印を立てた。受け口の作成後ツルの幅位置に印をつけ、追い口のラインをけがき、そのラインに沿って追い口を入れる。前もって掛けていたロープを引き伐倒した。周りを木に囲まれ、重心の逆方向という難しい木であったが、かかり木になることなく見事赤い印の上に倒れた。
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見事赤い印の上に倒れた
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木漏れ日の入る林床となった

定例作業報告

日 時:2月15日 曇り
場 所:東大演習林
参加者:6名
   新型コロナウイルスのまん延防止等重点措置の期間延長がされているなか、Nさんの初参加もあり6名の参加者となった。
   ここの小班での作業は2年目になる。毎木調査を実施した急斜面より上側の主要区域では、総本数480本のうち間伐予定本数が257本(本数間伐率53.5%、材積間伐率29.9%)であったが、今までの間伐累計本数は1年目では112本、2年目では先月までに86本、合計198本となり、残り間伐予定本数が59本であった。
  本日25本間伐したことにより2年目111本となり残り34本となった。上を見上げるとかなり空隙ができ明るい森になったと実感できる。
  急斜面より下側の未調査部分では未着手で暗いままである。
  作業もあと1日となった。
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定例作業報告

日 時:1月18日(火) くもり
場 所:東大演習林
参加者:6名
夜明け前に小雪、寒い朝で凍結を心配したが道路は普段どおりであった。作業を始める頃には特に寒いということもなく、硬くなった体をラジオ体操でほぐし作業を開始した。
DSC00762.jpegラジオ体操
ラジオ体操
 今日は新人のEさんが参加され、伐採の準備や伐採後の整理を行ってもらった。
基本的に2?3人で組み、かかり木にならないようにピンポイントで伐倒方向を決めたあとロープを掛け、受け口をその方向に正確に合わせて作り、ツルが平行で所定の厚さになるように追い口を切る、という基本を心がけて作業を進めた。その結果順調に伐倒することができた。
DSC00772.jpeg作業風景DSC00765.jpeg作業風景
作業風景
 基本を心がけるとかかり木になることもなく、またかかり木になっても牽引等により容易に処理することができる。ピンポイントに木が倒れた時にはやったーという気持ちになる。その基本を守らないとかかり木になったときに大変苦労することになる。
本日の伐倒本数は20本でした。
DSC00784.jpeg作業を終え撤収
作業を終え撤収

定例作業報告

日時:12月21日(火)晴れ
場所:東大演習林
参加者:5名
ラジオ体操、朝礼のあと、以下の方法で伐倒の基礎を再確認した。
まず、選木された立木がいかにスムーズに倒れてくれるかの伐倒方向の見定めを行い、その方向の離れた位置に黄テープの目印を取り付けた。この伐倒方向の設定が一番重要で、特に密集した立木の中では、いかにかかり木にならないようにするか、そのための大事な作業となる。

 次に倒す木のできるだけ高い位置へのロープかけ、そのロープの他方側を安全側に方向変換するための滑車の取り付け、そしてそのロープを牽引するためのプラロックの取り付けを行った。
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変形もやい結び
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ロープかけ
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滑車で方向転換

 次に、受け口を直径の1/4以下の深さで作った(小さめにしておくと修正が可能)。45°斜め切りと水平切りが交わってできる会合線が、水平でかつ伐倒方向(目印の方向)に対して90°になっているかを確認する。今回はレーザーポインタ を取り付けたL型定規を会合線に当ててレーザー光を目印方向に照らし、目印に当たるかどうかで確認した。今回は1回目の受け口作成で目印に当てることができた。もしずれていた場合は受け口を修正して再度確認する。この方向設定をちゃんと行っておくことが非常に大切である。
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受け口斜め切り
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受け口水平切り
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レーザーポインタで受け口の方向確認

 次に、ツルの幅が樹径の1/10より少し大きめになるように両側の位置にチョークで縦線を入れる。追い口を、受口の水平切りより少し上側で水平に切り込んでいく。縦線手前まで切り込んでいくと平行なツルができる。
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追い口
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ツル間際までの追い口

 そのあと伐倒者は退避位置まで移動してロープを牽引するよう指示を出す。プラロックで牽引する。重かったら追い口を少し深くして再度牽引する。今回は強い力ではあったが、立木は見事に周りの枝葉をかき分けながら目印の位置へ倒れていった。チームワークで基本どおりに行った結果、目指す方向へ伐倒することができることができた。
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プラロックで牽引
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目印(黄テープ)方向へ倒れた

このあと各自間伐作業に入った。伐倒本数は9本であった。

定例作業報告

11月16日(火) 晴れ
場 所:東大演習林
参加者:8名

 ラジオ体操で体をほぐした後間伐作業に入った。ここのヒノキは樹齢95年だけあって樹高はかなりあるが、樹齢の割には細いためしなやかである。その上密になっているため樹冠が互いに接しており、どの方向に倒してもかかり木になる可能性がある。かかり木になるとプラロックを使いロープで引いてもしなってしまい容易に外れない、そんな状態のなか37本を伐採した。他にアカマツの枯死木が倒れかかっており伐採した。
 ここ72林班い1小班での2年目の今年度は10月が20本であったから合わせて57本となった。前年度の112本を合わせるとトータルで169本となる。間伐対象が257本の予定であるから残り88本となった。あと4回の作業日があるのでクリアできそうである。
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定例作業報告

10月19日(火)くもり
参加者:7名
場所:東大演習林
予報では朝からくもり、3時以降に小雨であったが予想ぴったり。作業が終了し車を出そうとしたころ小雨が降り出した。
まず今期最初の日なので駐車スペースの草刈りから始め、5、6台の駐車スペースを確保した。
その後間伐作業を開始。樹齢95のここのヒノキは樹高がある上混んでいるので、樹冠同士が干渉しており、かかり木になる傾向がある。いったんかかり木になるとしなるため処理に苦労する。
本日の伐倒本数は20本でした。そのうちの1本の年輪を調べると、50超まではいびつながら成長を続けているが、そのあとは成長がほとんど止まっているように見える。混みすぎて日が当たらなくなり成長が衰えたのだろうか。
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定例作業報告

3月16日(火)
場所:東大演習林
参加者:6名

 今季最後の東大演習林での作業でした。体温チェック等新型コロナ対策をしっかりしつつ作業を始め、伐倒本数は30本でした。今季累計で112本になりました。
ここでの伐倒予定本数は来期までの2年間で257本。1年目は約44%で終わったことになります。今期は、10月プロット調査、11月毎木調査で、伐採日は12、1、2、3月の4回でした。来期は10月から3月までの6回の伐採日になりますので、残り145本は予定通り終わりそうです。ただこれ以外にも下側区域に10本余り伐倒予定のものがありますので、これも含めて来期完了予定です。
 帰り際、間伐後の林内を見渡し、まだまだ伐るのがいっぱいあるな、来月からしばらくなくなるんだ、10月からまた頑張りましょうと皆で話しました。
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定例作業報告

2月16日(火)曇り
参加者:6名
 天気予報では雨も止み午前中から曇りの予報であったが、作業開始のころは微雨、しばらくするとみぞれ、あられとなり、直ぐに止んだ。体温チェックの結果はみんなOK。ラジオ体操の後朝礼、みな離れて作業を開始すると体も温まり、上着を一枚脱ぐ。
 本日の伐倒本数は、大小合わせて30本でした。作業の中で感じたことは、中径以下の木は普通より軽いなということ。枝が樹高の10%くらいしかついていない木が多く、水分の吸い上げ量が少ないからかなと思う。
 切り株の年輪を数えてみると、少なくとも90はカウントできた(資料によると樹齢95)
 終礼では、周りを見回し、作業をやったところはそれなりに明るくなったな、でもまだまだたくさんあるね、と声が聞こえた。
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定例作業報告

1月19日(火)晴れ

場所:東大演習林

参加者:4名

新型コロナウイルスの緊急事態宣言が発令されて中止もありかなとも思いましたが、東大の方から予防対策の文書での提出依頼があり、添付ファイルのとおり提出すると同時に、「体調不良とか、・・・少しでも不安の要素のある方はご欠席ください。」との文言をつけて配信しました。

コロナウイルスは心配ですが、森の中は距離を取り、近くてもマスクを着用すれば安全ではないかと思います。4名の参加で、初めに体温測定結果を申告してもらい、全員36.0°ー36.6°と平熱でした。消毒液で手と道具を除菌した後、互いに遠く離れて作業を行いました。

除伐本数は18本。まだまだ切る木は沢山あり、かかり木にならないようにするにはどうすればいいかなど、頭を悩ませながらも楽しんで作業をしました。

ここの木は樹齢95歳なので樹高は高いが、密集しているので枝葉が上側一割くらいしかついていないのが多く、かなりしなります。上空では風も強く、かかり木になった木が、その処理の準備をしている最中に自然に倒れるというヒヤリハットがありました。人は離れていたので良かったのですが、風の強い時は注意を要します。

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東大コロナ

定例作業報告

日時:12月15日(火)曇り少しみぞれ
場所:東大演習林
参加者:6名
 気温は3乃至4℃、時折みぞれ混じりの微雨もあったが、森の中は問題なく作業ができた。作業を始めるとぽかぽかと温まり汗ばむほどであった。今日から本格的間伐作業の始まり、伐採本数は小径も含め34本であった。昼の休憩を短くし2時で終了。
 猿投山の上の方ではほんのりと白く雪化粧していた。
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定例作業報告

11月17日(火)晴れ 
場所:東大演習林 
参加者:8名 
 
 前回に続いて間伐区域内の森林調査を行いました。前回は2カ所でのプロ
ット調査でしたが、今回は選木(伐採する木を選ぶ)と、区域内のヒノキの
全てのカウントとそれらの胸高直径の測定をおこない現況密度調査をしまし
た。参加者が8名でしたので、それぞれ記録係1、測定係2の3名のチーム
を2班つくり、選木に苦心しながらも作業を進め、予定より早く終了するこ
とができました。残りの時間で和気あいあい休憩場所をつくり、ミーティン
グをしました。  ここの区域は樹齢95年のヒノキの人工林ですが、植栽木が混み合ってい
て林内は暗く林床にも光がほとんど届かない状態で、大木になって立派な木
になっているものもある一方、競争に負けて成長が止まり細いままのものや
立ち枯れになったもの、また隣同士近すぎて変形したものなど不良木が目立
ちました。  区域のなかの道路寄りに急斜面があるが、その上側は比較的緩斜面で、調
査はその急斜面より上側全域で行ないました。選木および測定の結果は、総
本数480本、切る木と選木した本数は257本、本数間伐率53.5%、材積
間伐率29.9%となり、今後検討を行う予定です。前回のプロット調査の結果
に比べ今回の調査では予想外に不良木が多くあったため、間伐率が大きく
なっています。
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定例作業報告

日時:10月20日(晴れ)
場所:東大演習林
参加者:6名
   今季東大演習林での最初の作業日です。久しぶりにT嬢も参加されました。
 まず1時間ほど路肩の駐車スペースの草刈りを行った後、東大から示された目印に従い作業区域の再確認を行なった。Y氏の提案で区域の角ごとに2重黄色テープ、途中に1重黄色テープを巻いて誰でもわかるようにした。午後からは上下2カ所のプロット調査を行なった。中心木を中心に釣竿で半径5.64mの円を描き、その100㎡内のヒノキの胸高直径を測ったあと、不良木と劣勢木を中心に除伐対象の選木を行なった。また、樹高はプロット内ではほとんど同じであることが観測でき、それぞれのプロットで1本ずつ伐倒しその長さを実測した。
 下側のプロット1では、本数は16本で胸高直径は16cmから42cmであった。樹高は22.5m。除伐対象を6本とした。上側のプロット2では、本数は18本で胸高直径は10cmから36cmであった。樹高は21.0m。除伐対象を8本とした。下側のほうが土壌が肥えており成長が大きいようだ。樹齢95年とのことであるが、胸高直径は10cmから42cmと大小があり、立派に成長したものもあるが細い木が多々あった。この測定データを元に、材積間伐率、形状比、樹幹距離、幹距比Srを算出し検討の上今後の間伐の参考にしたいと思います。

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IMG_2326 20201020人工林
IMG_2339 20201020人工林

定例作業報告

3月17日(火)晴れ
場所:東大演習林
参加者:6名
 今期最後の作業日でした。天気にも恵まれ、また参加者もハッスルされて計67本の伐採でした。今期6回の作業日のうち最初の日は調査で、残り5日の間伐での累計では143本となりました。

 今期の作業区域72林班い11小班では、堰堤を延長したラインの下側と、その上側とで植栽木ヒノキの成長具合が異なるため、下側(0.23ha)と上側(0.11ha)とに分けて毎木調査を行い、順番として下側を優先的に間伐してきました。結果として間伐した範囲は、下側の範囲のうち後で植栽されたと思われる小木の一部分を除く残り多数部分と、上側の範囲のうち下側に連続する一定範囲の部分となり、一応間伐を終了することができました。上側の成長の遅い小径木や曲がったりした不良木が多く含まれた一部分が残りました。

 面積的には下側で除いた部分と、上側で間伐した一定範囲の部分とはほぼ同じくらいかなと思われます。下側範囲の毎木調査では、現況本数359本中143本を伐採すると、本数間伐率39.8%、材積間伐率29.8%という数値になり、またその場合、形状比は間伐前91.6から間伐後86.9、幹距比は間伐前は16.4から間伐後は21.4という数値でした。今回の間伐実績は、この毎木調査とは若干条件が異なりますが、間伐本数は同じであり、面積的にもほぼ同じとすれば、そんなに大きな違いはないのではないかと思われます。間伐後の状態を観察したとき、適当に陽が差し込む明るい森になったのではないかと、みんなで感じていました。
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定例作業報告

2月18日(火)曇り
人工林G
場所:東大演習林
参加者:3名

 本日はやむを得ない事情により参加できない方が数名おられ、どうなるかと心配でしたが3名の参加があり無事実施できました。時折り雪がひらひらと落ちてくるも、そう寒いという感じはなく、むしろ作業を始めると汗ばんできて上着を1枚2枚と脱いでいきました。
 作業は楽しく、1本倒すごとに空が大きく開け、森が明るくなっていきます。満足です。
チェーンソー2台、小径木も含め合計31本を伐倒し、ほぼ玉切りまで行うことができました。今期はあと一回、下側の堰堤までの区域(下区域)はなんとかクリアできるかなと思います。

定例作業報告

人工林グループ
日時:1月21日(火) 晴れ
場所:東大演習林
参加者:7名

 先月と違って本日は天気も良く、また参加者も7名と強者が揃い、チェーン
ソー6台がフル稼働し伐倒本数が42本(累計79本=下側区域予定間伐本数111
本の71%)となりました。混み合った木々の間、かかり木にならないよう段取り
を考え、またかかり木をどううまく処理するか頭を使い作業を進めました。
この残りと上側区域(区域は狭く ヒノキは細く不良木が多い)とを合わせた
量が今後の間伐予定量です。
 別に本数を競っているわけではありませんが、 今日の伐倒本数が多いのは、
ここは樹齢22年と若く手頃な大きさのヒノキであり、足場も比較的良い状態
だからでしょう。足場が急斜面で樹齢70年以上の県有林に比べたら安全にき
こりが楽しめます。
(以下数値が並びますが目安として記しておきます。)
 この現場は72林班い11小班です。比較的なだらかな下側と斜面が多い上側で
は木の成長が違い、それぞれでプロット調査、毎木調査を行なっており、現在
は下側の区域で作業を行なっています。
 実は当初の下側区域での伐る木を選ぶ選木調査の結果では、材積間伐率29.
8%、本数間伐率39.8%と良い数値になっていたのですが、幹距比が21.4(平均
樹間距離3.3m、上層木平均樹高15.4m)となり20をオーバしていました。そこ
で幹距比を20以下にするために見直して伐る木を32本減らして111本にした結
果、材積間伐率21.8%、本数間伐率30.9%、幹距比19.6(平均樹間距離3m、上
層木平均樹高15.3m)となりました。
 しかしながら、今日の間伐の結果、間伐後の混み具合の状態がほぼわかるよ
うになったのですが、見た感じとしてはまだ混み過ぎのようであり、材積間伐
率が21.8%と低いこともあり予定間伐本数を増やすことも検討する必要がある
かなと思います。

定例作業報告

人工林グループ

日時:12月17日(火)(曇り時々小雨)

場所:東大演習林

参加者:4名

 参加者は天気がイマイチでしたので少な目でした。

 天気予報では9時からは曇りということでしたが微雨。

9時半スタートしましたがすぐに曇り空になり作業には支障ありませんでした。

しかし、昼食後は雲行きが怪しくなり作業は切り上げて、茶店でのミーティン

グに変更しました。

本日は、現場も平らなところも多く作業がやり易く、午前中にヒノキ合計15

本の伐倒及び玉切り、整理をしました。

定例作業報告

日時:11月19日(火) 晴れ
場所:東大演習林
参加者:6名
 前回の毎木調査(胸高直径測定)及び選木(伐る木と残す木の選別)の結果では、下側区域(道路側から堰堤までの区域)においては、本数間伐率39.8%、材積間伐率29.85となり良い数値となったが、幹距比Srが21.4となり基準20をオーバーしていた。そのため20以下になるように伐る木の本数を32本減らし111本とし、選木の修正を行った。これによりSrは19.5となる。
 本日の伐倒本数は22本でした。この場所は平坦地と緩斜面の場所のため移動が楽で、またヒノキの樹齢が22年と若く、径も14cmから18cm前後のものが多いため間伐もやりやすく、楽しく作業をする事ができました。
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定例作業報告

10月15日(火)晴れ
人工林グループ
参加者:6名
 前回のプロット調査(プロット1区域とプロット2区域)に続き本日は選木と毎木調査です。
まず、前回プロットした調査表に従い、プロット1区域100平方メートルで間伐する木13本を選別し赤テープを巻き、間伐後のイメージを掴みました。
(本数間伐率45%、容積間伐率30%としたときの100平方メートル当たりの現況本数29本、間伐本本数13本、幹許比16.4) 
その後、プロット1区域とプロット2区域の2グループに分かれ、それぞれで選木と胸高直径の測定を行い記録しました(総数約750本)。
プロット1区域では調査表より若干少ない本数間伐率になり、その他の数値にもよりますが若干の見直しで済むだろうという結果になりました。
プロット2区域では、プロットした箇所とその他の箇所(急斜面が多い)との地形の違いにより、前者の成長具合に比べ、後者の成長具合がかなり劣っていることがわかりました。そのため、プロット2区域でのプロット調査表は、プロット区域周りでは適用できてもその他の箇所では適用できません。その他の区域では間伐というより劣勢木の整理伐として取り組むのが良いのではないかと思います。
次回は見直しを行なった上で間伐ないし整理伐をスタートしたいと思います。
20191015東大定例1
20191015東大定例2

定例作業報告

9月17日(火)晴れ

場所:東大演習林

参加者:5名

 本日は10月からの間伐作業に先立ち森林調査を行いました。

 まずは路肩の草刈りをおこない車5ー6台分の駐車スペースを確保しました。そのあと作業区域境界の確認とプロット調査です。東大のI主任も来られ区域について説明を受けました。北側は道路、西側は昨年度の作業区域との境界、東側は水路、南側はウラジロが茂っている手前まで。南側に向かって進むとなだらかな傾斜から途中で勾配がきつくなり、かん木も多く歩きにくくなり、ウラジロが出現します。ヒノキの林もほぼ途切れそこが境界だろうと判断できます。境界のポイントごとに位置を記録しました。

 ここのヒノキの人工林は樹齢22年で混んでいて暗く間伐の時期です。下側の平坦な部分と中腹より上側の傾斜部分では幹の大きさが異なり、上に行くほど小さくなっています。また、前者では樹冠が覆いかぶさり暗い森となっていて、低木も下草もほとんど生えていませんが、後者では成長が遅かったせいか陽が地表に届き、混んでいるにもかかわらず低木は豊かです。しかしシダ類は多少あるが草本は殆どない。

 プロット調査は、別々に現況密度調査をするために、下側の平坦な部分と中腹より上側の傾斜部分の2箇所に分けて行いました。100平方メートル当たりの本数はそれぞれ29本、34本となり、先先週測定した県有林の70年ヒノキの人工林の数値と比べると約3倍の本数でびっくりしました。20190917定例甚句林1
20190917定例人工林2


定例作業報告

1月15日(火)曇り後小雨
人工林グループ
作業場所:演習林
参加者:6名
 本日は新たにT嬢が参加されました。チェーンソーは全くの初めてとのことですが、Wさんの指導のもと玉切りから最終的には立木の伐採まで挑戦されました。なかなか堂に入った姿で、これからもどんどん参加いただきたいですね。
 夕方から雨予報でしたが1時半過ぎにポツンと降りどうなるかと心配しましたが、あとはなんとか持ってくれて、作業には影響ありませんでした。
 本日の伐採本数は22本でした。従って、この区域(72林班い10小班)での作業は、2017年9月からスタートし、2回のプロット調査のあと、雨天中止を経て12月から今回までの9回の間伐作業により、978本あったヒノキの人工林(0.57ha)において、計359本(間伐予定のもの352本と追加7本)を間伐しました。これで進捗率は100%となり完了しました。間伐率等をまとめると表の通りです。材積間伐率30%目標として間伐したところ結果は29.9%、形状比(目標70)83.6、幹距比(目標20%)19.5%となりました。形状比は年数が経てば直径が大きくなり70に近くづくと思われます。
 伐採後の処理もYさんやIさんがしっかり行い整然ときれいに整理されました。斜面上部から間伐した場所を見下ろすと、すっきりとした様子に、この2年間でここまでよくやったなと感慨深いものがありました。みなさんご苦労様でした。この日は曇りでしたが、晴れの日には木漏れ日が地表を射しまばゆい光景になるだろうなと思いました。今は下の方の地表には草本類がほとんどありませんが、何年か経つと緑豊かなところになることを期待しています。
 来年度10月からの演習林での間伐作業は、ここの東側に隣接する5年ほど植林が遅い人工林の予定です。
 次回2月は山桜フィールドの整地作業の予定です。
20190115東大1
20190115東大3
20190115東大4
20190116東大2


東大演習林 定例作業報告

12月18日(火)晴れ
人工林グループ 参加者:6名
 本日の伐採本数は68本でした。内訳は伐採予定のもの(赤テープ)61本、伐採予定外のもの(テープなし)7本。(伐採予定外とは、予定の伐採後も混んでいて伐採した方が良いと判断されたもの。)従ってこの区域(72林班い10小班)での昨年度からの間伐累計は伐採予定のもので332(339)本となりました。間伐予定本数は352本ですので進捗率は約94%、残り伐倒本数は20本(予定)となりました。伐採後の処理もYさん、Iさんによりしっかりやっていただき、きれいに整理されました。(前回の間伐累計は257本と報告しましたが正しくは271本でした。訂正します。)
 本日は一人で20本近く伐採されたWさんのおかげで予定以上の伐採本数が達成できました。次回1月は残りの伐採と、残っている整理作業をおこない、この場所での間伐作業は終了の予定です。
2月山桜フィールドの整地作業の予定です。
         20181218東大演習林1 (2)
20181218東大演習林2
20181218東大演習林3

定例作業報告

11月20日(火)晴れ
人工林グループ
作業場所:演習林
参加者:6名
 本日の伐採本数は43本。この区域(72林班い10小班)での昨年度からの間伐累計が257本となりました。間伐予定本数は352本ですので進捗率は約73%、残り伐倒本数は95本(予定)となりました。このペースで行くと、雨天中止がない限り今期中にはこの場所での作業は予定より早く終了しそうです。
20181120東大演習林ss


定例作業報告

10月16日(火)曇り
人工林グループ
作業場所:東大演習林
参加者:5名
 5月以来5ヶ月ぶり、演習林の前回と同じ場所で、参加者計5名、午前中4名、午後4名での作業でした。久しぶりの間伐で皆さん、楽しみながらも汗をかき張り切って、トータルで30本の伐倒でした。写真は作業後一息ついているところです。
20181016東大演習林
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