日時:9月10日(火)快晴
人工林グループ
参加者:7名
本日は暑い中での作業でした。音楽祭の準備作業に山岳会の方々が来られ林道その他の整備作業があり、人工林Gから3名がそちらに参加しました。他の4名は10月からの新しい場所での間伐作業に先立ち、その区域の確定とプロット調査を行いました。この調査結果を元に県との打ち合わせを行い間伐許可を受ける予定です。
第6次協定区域作業計画図に線引きされた3ーb(3はローマ数字)区域の外周を周り、おおよそその外周ある数本のヒノキに目印の黄色のテープを巻きました。そのあと区域内の混み具合の平均的な場所で、隣り合うように2箇所プロット場所を選定し調査を行いました。中心木を中心に釣竿を使い5.64mの半径で円を描き、その円内にある植栽木(ヒノキ)の胸高直径を順番に測ります。そのうちの曲がっていて不良木と思われる1本を伐採し、その長さを測定するとともに年輪を数えます。そうすることにより100平方メートル内のヒノキの本数と胸高直径と樹高とを知ることができます。
それらの数値からその区域(林分)の平均的な形状比、樹間距離、幹距比Srがわかります。基本的には形状比70%、幹距比Sr20%、材積間伐率30%を目標に間伐しますが、森の状況によってはそれにこだわりません。ここは70年生のヒノキの人工林で、過去に間伐された形跡があり比較的まばらな状態で、またそれぞれの木はすでに収穫期に達していて貴重な資源と感じられました。したがって、ここでの間伐は大径のものは対象から除き、不良木を中心に整理伐を行うことになるでしょうから、間伐率はかなり低めになると思います。現場は30度以上の傾斜地で足場が良くないところですので、安全優先で作業を行う必要があります。